坐骨神経痛でお悩みの方必見!!良い座り方とダメな座り方について解説

2025年05月25日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、坐骨神経痛でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

✅長時間座っているとお尻から足が痛くなる

✅デスクワーク中に足がしびれてくる

✅姿勢を変えたくても、どれが良い姿勢かわからない

そんな“坐骨神経痛”によるツライ痛みやしびれ、もしかすると日々の座り方が原因かもしれません。

この記事では、

・坐骨神経痛を悪化させる「ダメな座り方」

・痛みを軽減する「良い座り方」

・デスクワーク・車・自宅での座り方の注意点

について分かりやすく解説します。

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは、腰から足先まで伸びている太くて長い末梢神経「坐骨神経」が、何らかの原因で圧迫・刺激されることで起こる痛みやしびれの総称です。

この神経は、腰椎から骨盤・お尻・太ももの裏・ふくらはぎ・足先へと広く枝分かれして分布しており、そのどこかで圧迫が起きると、広範囲にわたって症状が現れるのが特徴です。

よく見られる症状:

✔お尻から太もも、ふくらはぎ、足先へと広がる痛み(放散痛)

✔長時間座っている、あるいは長く歩くと痛みやしびれが悪化する

✔足の感覚が鈍くなる・力が入りづらくなるなど、感覚異常や運動障害

✔腰〜お尻にかけてズーンと重だるい感覚が続く(鈍痛や違和感)

 

主な原因疾患には以下が挙げられます:

・腰椎椎間板ヘルニア:飛び出した椎間板が神経を圧迫

・腰部脊柱管狭窄症:神経の通り道が狭くなり、慢性的に圧迫される

・梨状筋症候群:お尻の奥にある梨状筋が硬くなり、坐骨神経を圧迫する

これらの原因によって、神経の走行に沿って痛みやしびれが起こるため、単なる腰痛とは違う辛さがあるのが坐骨神経痛の特徴です。

なぜ「座り方」で症状が悪化するのか?

坐骨神経は、お尻(骨盤〜梨状筋周辺)を通って脚に伸びています。
そのため、座っている姿勢によって神経が直接圧迫されやすくなるのです。

悪い座り方を続けると:

✔お尻や太ももの筋肉が固まる

✔骨盤の傾きが強くなり、腰椎の負担増

✔神経の走行にねじれや圧迫が生じ、痛み・しびれ悪化

「座っているだけで悪化する」という悪循環に陥る可能性があります。

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坐骨神経痛を悪化させる“ダメな座り方”とは?

①背中を丸めて猫背になる

✔骨盤が後傾し、腰の自然なカーブが消失

✔坐骨神経の通り道を圧迫しやすい

✔腰椎椎間板に負担が集中する

→ 一番多い、でも一番危険な姿勢!

 

②足を組んで座る

骨盤が左右非対称に傾き、神経の通りが悪くなる

筋肉のバランスが崩れて片側だけに痛みが出やすくなる

→慢性化・再発リスクが高くなります

 

③柔らかすぎるソファに深く沈んで座る

骨盤が潰れ、支える力が低下

腰の安定性がなくなり、神経への圧迫を増やす

→リラックスのつもりが悪化の原因に…

坐骨神経痛に“良い座り方”とは?

①骨盤を立てて座る(坐骨で座る)

骨盤の真ん中にある“坐骨”(座ったときに椅子に触れる骨)にしっかり体重を乗せることで、骨盤が自然な位置に立ち、腰のS字カーブを保ちやすくなります。

背中が丸くなる“骨盤後傾”の姿勢では、坐骨神経に余計な負荷がかかってしまいます。

お尻の下に硬めのクッションや骨盤サポートクッションを使うと、姿勢が安定しやすくなります。


②両足は床にしっかりつけ、ひざ・股関節は90度

椅子の高さを調整し、足の裏が浮かないようにすることが大切です。

  • 足を組むと骨盤がねじれてしまい、神経や筋肉に左右差が出てしまうためNG。

  • 股関節と膝関節が90度になる高さに調整し、左右均等に体重が乗るように意識しましょう。

    → 足の緊張が抜け、ふくらはぎや太ももへの過剰な負担も軽減されます。


③椅子に深く腰かけ、背もたれに軽くもたれる

椅子には浅く腰かけるのではなく、深く座り、お尻全体を背もたれに近づけるようにします。

背中全体で寄りかかるのではなく、**骨盤を支点に“腰を起こす感覚”**が重要です。

→ 腰と背中の間にクッションや丸めたタオルを挟むと、骨盤が安定して反り腰・猫背の予防にもなります。

座り方別:シーンごとのアドバイス

●デスクワーク中

  • 1時間に1回は立ち上がって体を動かす(筋肉や神経の圧迫を防ぐため)

  • モニターの高さを目線と同じかやや下に設定して、前かがみ姿勢を防止

  • 腰をサポートするクッションやランバーサポートの使用もおすすめです

→ 長時間の作業でも、神経の圧迫や筋肉の硬直を防ぐことができます


●車の運転中

  • 背もたれは**やや立て気味(100〜110度)**に設定

  • 腰とシートの隙間にタオルや腰枕を挟んで骨盤の角度を安定させる

  • 長距離の場合は1〜2時間おきに休憩して軽く歩く

→ 腰やお尻の圧迫時間を減らすことで、神経への刺激を抑えることができます


●自宅のソファでくつろぐとき

  • 柔らかすぎるソファは骨盤が後傾しやすく、坐骨神経痛を悪化させやすいため注意

  • 座るときは、背もたれ+腰にクッションを挟む

  • 足元に台やクッションを置いて足の高さを少し上げると、体の安定感が増します

→ 骨盤を立てたまま座ることができ、無理のない姿勢が保てます

まとめ|“座り方の見直し”が、坐骨神経痛の改善への第一歩

坐骨神経痛は、日常の「座り方」によって症状が大きく左右されます。

実は、長時間のデスクワークやテレビ視聴、運転など、「何気ない座り方のクセ」が、神経の圧迫や筋肉の緊張を強めてしまう原因になっていることが多くあります。

特に以下のような座り方は、坐骨神経痛を悪化させやすいと言われています:

・片側に体重をかけた「横座り」や「お姉さん座り」

・背もたれに寄りかかって骨盤が後傾する「だらっと座り」

・脚を組むクセがある

・長時間、同じ姿勢を続ける

こうした姿勢では、骨盤が歪んだ状態で固まり、坐骨神経の通り道に慢性的な圧力がかかるため、痛み・しびれ・だるさなどの症状が慢性化しやすくなります。

逆に言えば、正しい座り方を意識するだけでも、神経や筋肉への負担が軽減され、症状の緩和につながることもあります。

ポイントは:

✔骨盤を立てて座る(お尻の“坐骨”で座る)

✔背筋を伸ばし、肩が内に入らないようにする

✔両足の裏を床にしっかりつける

✔長時間同じ姿勢にならないよう、1時間に1回は立ち上がって体を動かす

「いつの間にかクセになっていた悪い座り方」に気づいたら、今この瞬間から“良い姿勢”へ切り替える意識を持つことが大切です。

姿勢が変われば、神経への圧迫が減り、血流が改善し、筋肉のバランスも整っていきます。

結果として、「痛みが軽くなってきた」「しびれが気にならなくなった」と感じる方も多くいらっしゃいます。

小さな意識が、大きな変化につながります。普段の座り方も少し意識をしてみてください。

 

 

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整骨院でも労災は使えるの?知らないと損する正しい知識と申請の流れ

2025年05月25日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、仕事中の事故やケガでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

✔仕事中にケガをしたけど、整骨院でも労災は使えるの?

✔病院以外でも労災申請ってできるの?

こうした疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

実は、整骨院でも条件を満たせば労災保険を使った治療が可能です。ですが、制度をよく知らずに健康保険で通院してしまい、本来補償されるはずの医療費や休業補償を自費でまかなってしまっているケースも少なくありません。

この記事では、整骨院で労災が使える条件・正しい申請の流れ・注意点・よくある誤解について、わかりやすく解説します。

労災保険とは?整骨院でも使えるの?

**労災保険(労働者災害補償保険)**は、労働者が「業務中」や「通勤中」にケガ・病気になった場合に適用される補償制度です。

多くの人が「労災=病院・整形外科」と思い込みがちですが、整骨院でも労災保険を使った施術を受けることができます。

整骨院で労災を使える具体的なケース

✔工場勤務中に腰を痛めた

✔通勤途中で転倒して足を捻挫した

✔荷物を持ち上げた際に肩を痛めた

✔介護業務中に腰に負担がかかった

✔デスクワークで頚・肩の痛みが慢性化した

このような「業務や通勤に起因する負傷」は、整骨院でも労災扱いが可能です。

労災申請の基本的な流れ(整骨院の場合)

【整骨院で労災を使うには?】スムーズに治療を受けるための4ステップ

① まずは「労災が使えるかどうか」を確認

怪我や痛みが、

・仕事中(業務中)

・通勤中

に起きたものであれば、労災保険が使える可能性があります。
※私用中のケガや、寄り道中の事故などは対象外になることもあるためご注意ください。

② 会社に「労災で治療を受けたい」と伝える

労災を使うには、会社の同意や手続きが必要です。まずは総務担当の方に、「整骨院で労災治療を受けたい」と伝えてください。

③ 必要な書類の準備

整骨院で保険扱いの治療を受けるには、会社から発行される労災の申請書類が必要です。
状況に応じた書類を記入し、整骨院に提出してください。

※多くの整骨院では、必要な書類のフォローや記入方法のサポートも行っています。わからないことがあれば気軽にご相談ください。

④ 整骨院での治療スタート

書類の提出が完了すれば、労災保険を使って自己負担なしで治療を受けることができます。

よくある誤解と注意点

「病院じゃないと労災は使えない」→ 誤り

整骨院でも労災取扱いが可能です。

「とりあえず健康保険で通って後から労災に切り替えればいい」→ 原則NG

健康保険と労災保険は併用できません。先に健康保険で通ってしまうと、労災申請が受け付けられないこともあります。

「会社に迷惑をかけたくないから自己負担でいい」→ もったいない!

労災は労働者の“権利”です。制度を正しく使うことで、あなたの健康も、将来の仕事の継続性も守られます。

 

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整骨院での労災治療のメリット

✔ 予約制だから待ち時間が少ない

当院は完全予約制のため、病院のように長時間待たされることがなく、スムーズに施術が受けられます。


✔ 姿勢や身体の使い方までしっかり見てもらえる

痛みの原因が「姿勢のクセ」や「日常動作の偏り」にある場合、骨格や筋肉バランスをチェックした上で、根本原因にアプローチします。姿勢・歩き方・立ち方など、業務復帰後も再発しにくい身体の使い方までアドバイスしてもらえます。


✔ マッサージ・矯正など手技中心の施術

整骨院では、国家資格を持つ柔道整復師による“手技療法”が中心。筋肉の緊張を緩めたり、背骨・骨盤などのバランスを整えることで、早期の回復・再発予防に効果的です。


✔ リハビリ的なアプローチも可能

「今の痛みを取る」だけでなく、再び仕事に戻れる体を作るための施術や運動指導も可能です。動作指導・ストレッチ・軽負荷トレーニングなど、復職後を見据えたケアが受けられるのも整骨院の強みです。


✔ 整形外科との併用も可能

病院でレントゲンやMRIなどの検査を受け、診断をもらった上で、整骨院でリハビリを継続するケースも増えています。痛みの原因がはっきりしている分、整骨院でのアプローチもより的確になります。

まとめ|整骨院でも労災は使える!正しい知識と早めの相談がカギ

「仕事中にケガをしてしまったけど、どこに相談すればいいのかわからない」

「病院よりも通いやすく、相談しやすい整骨院で治療を受けたい」

そんな不安をお持ちの方は、まずは整骨院に相談することが第一歩です。

整骨院で労災保険を使うには、いくつかの手続きが必要ですが、専門知識がなくても問題ありません。

たとえば、

  • 労災申請の方法がわからない

  • 会社にどう伝えればいいのか不安

  • すでに健康保険で通い始めてしまったけど切り替えたい

こうしたお悩みに対しても、当院では丁寧にサポートさせていただいています。

ご本人の状況や勤務内容を確認した上で、適切な対応をご案内いたします。必要書類の準備や、会社への説明の仕方なども含め、初めての方でも安心してご相談いただけます。

「このケースは労災になるのかな?」と思ったら、まずはお気軽に当院までご相談ください。

 

 

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参考文献
日本整形外科学会

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朝起きた時に身体が痛いのはなぜ?原因と対策について解説!!

2025年05月24日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、身体の不調でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

✔朝起きると首や肩、腰が痛い…

✔寝ている間に何が起きてるの?

そんなお悩み、ありませんか?

朝の痛みは一時的なものと思いがちですが、実は“体の不調のサイン”であることが少なくありません。 この記事では、朝起きたときに体が痛む主な原因と、その対策についてわかりやすく解説します。

朝起きて体が痛い原因とは?

1.睡眠中の姿勢の悪さ

寝ている間の姿勢が悪いと、筋肉や関節に過度な負担がかかり、痛みやこわばりの原因になります。

✔うつぶせ寝:首や腰に負担大

✔高すぎる枕:首〜肩の緊張を引き起こす

✔横向きで丸まりすぎる:背骨や骨盤にねじれ

 

2.寝具が合っていない

マットレスや枕が自分の体に合っていないと、圧迫や沈み込みによって血流や神経の圧迫が起こりやすくなります。

✔柔らかすぎるマットレス:腰が沈んで反り腰に

✔固すぎる敷布団:肩や骨盤に圧力集中

 

3.筋肉の疲労・緊張の蓄積

日中のデスクワークや運動不足、スマホ姿勢などで筋肉が慢性的に硬くなっていると、睡眠中にうまく緩まず、朝に強張りや痛みを感じやすくなります。

✔寝る前までスマホ・PC作業をしている

✔運動不足で筋肉の柔軟性がない

 

4.自律神経の乱れ

ストレスや不規則な生活により自律神経が乱れると、睡眠の質が低下し、体の回復機能が働きにくくなります。

✔寝つきが悪い/眠りが浅い

✔夜中に何度も目が覚める

✔起きてもスッキリしない

 

5.寒暖差・冷え

エアコン・気温の変化によって体が冷えると、血流が悪くなり、筋肉や関節のこわばりが出やすくなります。 特に冬場やクーラー下での睡眠は要注意。

放っておくとどうなる?

「朝だけ痛いから大丈夫」と思っていると、その油断が思わぬ体調悪化の引き金になることがあります。

実は、朝の痛みというのは「その時間にだけ出る痛み」ではなく、**体にすでに何らかの不具合が起きている“初期サイン”**であることが多いのです。

✔日中も痛みが続くようになる

最初は「起きた直後だけ痛い」「動けばマシになる」と感じていても、放っておくと筋肉や関節のこわばりが慢性化し、日中の動作でも痛みを感じるようになります。

特に立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢が長く続く環境では、可動域の低下や慢性的な疲労感に悩まされやすくなります。

 

✔姿勢が崩れ、慢性的な肩こり・腰痛に

朝の体の痛みをかばうような動作や姿勢を取り続けることで、次第に骨盤のゆがみや背骨のS字カーブが崩れ、猫背や反り腰などの不良姿勢が定着してしまいます。

この結果、肩こりや腰痛が慢性化し、疲労が取れにくい体質へと変わってしまうこともあります。

 

✔自律神経の不調や倦怠感にもつながる

寝起きの痛みがあるということは、睡眠中に体がしっかりリラックスできていないサインです。
これが続くと、交感神経が過剰に働いたままになり、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

・朝起きてもスッキリしない

・眠りが浅い・途中で目が覚める

・常にだるい、疲れが取れない

といった症状に心当たりがある場合は、単なる筋肉や関節の問題ではなく、全身の調整が必要な段階に来ている可能性があります。

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朝の体の痛みを軽減するための対策

1.寝具の見直し

枕の高さは「首の自然なカーブ」に合っているか確認

マットレスは硬さが適度で、寝返りが打てるものを選ぶ

2.寝る前のストレッチ

首・肩・背中・股関節を軽く伸ばすだけでも、筋肉の緊張が緩みます

ストレッチ+深呼吸で副交感神経が優位に

3.就寝1時間前から“スマホ断ち”

ブルーライトは交感神経を刺激して睡眠の質を下げます

間接照明に切り替えるのも効果的

4.湯船につかる習慣

シャワーではなく38〜40℃のお湯に10〜15分

血流が促進され、筋肉がほぐれやすくなります

5.日中の姿勢・体の使い方を見直す

長時間座りっぱなしを避け、1時間ごとに軽く体を動かす

デスクワーク中の姿勢(猫背・ストレートネック)に注意

整体や整骨院でできるケアとは?

✔背骨・骨盤のゆがみの調整

✔筋肉の緊張を緩める手技

✔姿勢や寝具のアドバイス

朝の痛みの原因が「ゆがみ」や「筋膜の緊張」だったというケースは非常に多いです。 「毎朝痛い」「起きるのがつらい」と感じている方は、専門家のチェックを受けてみることをおすすめします。

まとめ|朝の体の痛みは、体からの“サイン”かもしれません

朝起きたときに体が痛い、だるい、動きづらい…。その不調は、ただの「寝疲れ」ではなく、体が発している重要なサインかもしれません。

実際、朝の体の痛みやこわばりは、

✔寝ている間の姿勢のクセ(無意識のうつ伏せ・バンザイ寝など)

✔枕やマットレスが体に合っていない

✔筋肉の柔軟性不足・筋膜の緊張

✔日中の姿勢不良や運動不足

✔ストレス・自律神経の乱れによる睡眠の質の低下

など、複数の要因が重なって起きているケースがほとんどです。

そのまま放置してしまうと…

✔日中の活動にも影響し、仕事や家事のパフォーマンスが落ちる

✔痛みが慢性化して、姿勢のゆがみ・筋力低下の悪循環に陥る

✔寝ても疲れが取れない「不調体質」に変わってしまう恐れも

だからこそ、大切なのは“朝の痛み”を我慢するのではなく、生活習慣そのものを見直して、体を整えることです。

具体的には:

寝具の見直し(枕の高さ・マットレスの硬さなど)

→ 自分に合った寝具は、睡眠中の筋肉の緊張を和らげてくれます。

寝る前のストレッチ

→ 緊張した筋肉を緩め、副交感神経が働きやすい状態を作ります。

姿勢改善・生活リズムの見直し

→ 日中の猫背や反り腰などがある場合、夜間の負担が倍増します。日中の姿勢改善も重要です。

必要に応じて専門家のチェックを受ける

→ 整体・整骨院などで骨格や筋膜のバランスを整えることで、朝の不調が大きく改善することもあります。

「朝がつらい」は、あなたの体が発する“静かなSOS”です。我慢するのではなく、今のうちからケアを始めて、毎朝すっきり目覚める体をつくっていきましょう。

 

 

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これって労災になるの?よくある質問に整骨院の院長が答えます!!

2025年05月24日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、仕事中の事故やケガでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

✔仕事中に腰を痛めたけど、これって労災?

✔通勤中のケガも労災に入るの?

整骨院には、こうした“労災になるのかどうか”に関するご質問が寄せられます。

実際、多くの方が労災の制度について誤解していたり、知らないまま健康保険を使って損をしているケースが少なくありません。

この記事では、整骨院に寄せられる「これって労災になるの?」という質問に、お答えします。

Q1. デスクワークで首や肩がガチガチ。これも労災になるの?

A:業務との因果関係が認められれば、労災になる可能性があります。

たとえば、

  • 長時間のパソコン作業で肩・首に負担がかかっている
  • 過去に上司から整形外科の受診を勧められた
  • 作業環境が劣悪だった(椅子や机が合わないなど)

こういった背景がある場合、「職業病」的に認められるケースもあります。

Q2. 朝、会社に行く途中に転倒してケガ。これって労災?

A:はい、「通勤災害」として労災の対象になります。

労災=「仕事中だけ」と思われがちですが、実は出勤・退勤中のケガや事故も労災保険の対象です。これを「通勤災害」と言い、以下のようなケースが該当します。

✅ 通勤災害のよくある事例

  • 駅の階段で滑って転倒し、足首を捻った

  • 自転車通勤中に車と接触して転倒した

  • 自宅から職場へ向かう途中でつまずいて転倒し、膝を強打

  • バスや電車内で急ブレーキにより転倒、むち打ち症状が出た

通勤災害として認められるには、**「通勤途中でけがをした」**ことがポイントです。

例えば、寄り道や私用で大きくルートを外れていた場合は対象外となることもあります。

Q3. 重い荷物を持ち上げたときにギクッと腰が…労災?

A:はい、「業務災害」として認められる典型的な労災です。

特に、

  • 作業中に明確なきっかけがあった
  • 会社内で第三者に目撃されている

など、「発生の事実」と「業務との関連性」があると判断されやすいです。

Q4. 労災にしたら会社に迷惑がかかりそう…

A:いいえ、ご安心ください。労災保険の利用は“労働者の権利”であり、会社に経済的な負担や不利益は基本的にありません。

労災保険は、従業員が仕事中や通勤中にケガをした際に補償するための公的な保険制度です。

保険料はすでに事業主(会社)が毎月支払っているものであり、労働者が申請しても企業側の支払いが増えることはありません。

◆ よくあるご不安:「会社に迷惑がかかるのでは?」

  • ✅ 労災を使ったら会社の保険料が上がる?

    → **上がりません。**労災保険は健康保険と異なり、原則として事業主の負担が個別に増えることはない制度です。

  • ✅ 労災を使うと会社に面倒をかけてしまう?

    → **基本的な手続きはご本人が行います。**必要な書類(様式16号の5など)も整骨院で案内可能です。

  • ✅ 労災と健康保険、どちらを使うべき?

    労災に該当するケースでは健康保険を使うべきではありません。

    (健康保険を誤って使うと、後日返金が必要になることもあります)

◆ 申請をためらうことで起こるリスク

労災で対応すべきケガを健康保険で処理してしまうと、あとになってトラブルになることも…。

「あとから痛みが出てきた」「会社にバレたくないから…」と申告しないまま治療を続けると、保険の適用が難しくなる可能性もあります。

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Q5. 病院じゃないとダメ?整骨院でも労災使えるの?

A:はい、整骨院でも労災対応は可能です。

整骨院=保険適用できない、と思われがちですが、国家資格(柔道整復師)を持つ施術者が対応する場合、労災保険を利用して治療を受けることができます。

特に、通勤途中や仕事中の捻挫・打撲・挫傷・むち打ちなどは、整骨院でも対応可能なケースが多くあります。

◆ 労災で整骨院に通うには?

労災保険を整骨院で使うためには、以下の手続きが必要です。

  1. 事業主の押印がある労災申請書を整骨院に提出

  2. 初診時に「労災での治療を希望する」と申告する

  3. 治療内容・施術証明をもとに整骨院側が申請手続きを行う

Q6. すでに健康保険で通ってるけど、実は仕事中のケガだった…切り替えできる?

A:はい、状況によっては労災への切り替えが可能です。

はじめは「仕事とは関係ない」と思って健康保険を使っていたけれど、後から「勤務中のケガだった」「実は通勤中の事故だった」と気づくケースは少なくありません。

このような場合でも、一定の条件を満たせば、健康保険から労災への切り替えが認められることがあります。

◆切り替えのために必要なポイント

以下の条件をクリアしていれば、労災申請が通る可能性があります:

医療機関(整骨院や病院)が労災申請に同意している

会社(事業主)が「業務中または通勤中のケガ」として認めている

すでに保険者(健康保険組合等)に「労災であること」を報告・訂正できる状態である

※ただし、すでに支払い済みの医療費や給付がある場合は、後日調整が必要になるケースもあります。

◆切り替えは早く行うことが重要です。

労災への切り替えは「後から気づいても遅くない」と思われがちですが、通院から時間が経つほど申請は難しくなるため、なるべく早めの対応が大切です。

「もしかして仕事中のケガだったかも…」と思った時点で、まずはご相談ください。

まとめ|労災かどうか悩んだら、整骨院に相談を!

「これって労災になるの?」と迷った時点で、一度相談することが大切です。

労災は、大きなケガだけでなく、日常業務・通勤中の些細な不調にも適用される可能性があります。

まつお鍼灸整骨院では、

  • 労災申請のサポート
  • 状況確認と評価
  • 施術から復職までのケア

までトータルに対応できる体制を整えています。

まずは「これ、労災ですか?」と、気軽に聞いてください。あなたの体と権利を守る一歩になるかもしれません。

 

 

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若年性ヘルニアとは?若い年代にも増えている?原因や特徴について!!

2025年05月23日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「ヘルニアって年配の人がなるものじゃないの?」

そう思っていませんか?

実は近年、**10代後半〜30代の若い世代でも椎間板ヘルニアを発症するケースが急増しています。**これは「若年性ヘルニア」と呼ばれ、これまで中高年に多かった疾患のイメージを覆す新たな健康問題となっています。

この記事では、若年性ヘルニアの特徴・原因・症状・見逃しやすいサイン・早期対応の重要性を徹底解説。スマホ世代・座り仕事が多い若年層こそ知っておきたい内容を、プロの視点からわかりやすくお届けします。

若年性ヘルニアとは?

若年性ヘルニアとは、10代〜30代の若年層に発症する椎間板ヘルニアの総称です。

椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある“クッション”の役割をしている椎間板の中心にある髄核が外に飛び出し、神経を圧迫する状態を指します。特に腰部(腰椎椎間板ヘルニア)や頚部(頚椎椎間板ヘルニア)に発症するケースが多く、神経の圧迫によって痛み・しびれ・筋力低下などの症状が現れます。

若年層にヘルニアが増えている理由とは?

以下のようなライフスタイルの変化が、若年性ヘルニア増加の背景にあると考えられています:

1. スマホやゲームによる長時間の前傾姿勢

  • ストレートネックや猫背が定着し、首〜腰への負担が慢性的に増大

2. 運動不足

  • 背骨や骨盤を支える筋肉(体幹)が弱く、椎間板への負荷がかかる

3. 長時間の座位(デスクワーク・オンライン授業)

  • 腰部の血流が悪化し、椎間板が変性しやすくなる

4. 急激な運動・無理なトレーニング

  • スポーツ中の過負荷やフォームの崩れによる発症も多い

若年性ヘルニアの特徴と注意すべき症状

若年性の場合、「ヘルニアかも」と疑われにくく、発見が遅れるケースもあります。

以下のような症状がある場合は、早めのチェック・受診が重要です:

✔首や腰が常に重だるい

✔手足にしびれがある(左右どちらかに偏っている)

✔お尻〜太もも、ふくらはぎ〜足先にかけて電気が走るような痛み

✔朝起きた時に腰や首が固まって動かしづらい

✔長時間同じ姿勢を続けると痛みやしびれが強まる

✔筋力が落ちた感じがする(物が持ちづらい・踏ん張れない)

 

「肩こりだと思っていたら頚椎ヘルニアだった」

「筋肉痛かと思っていたら腰椎ヘルニアだった」

といった見落としは少なくありません。

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放置するとどうなる?

若いからといって「そのうち治るだろう」と痛みや違和感を放置していると、実は以下のような深刻な問題へと発展する可能性があります。

痛みやしびれが慢性化し、集中力が低下

初期は疲れや筋肉の張りに思えても、神経や筋肉への圧迫が続くことで、痛みやしびれが慢性化します。勉強や仕事に集中できなくなり、メンタル面にも悪影響が出ることもあります。

 

姿勢が崩れ、自律神経や内臓機能にも影響

痛みをかばって姿勢が歪むと、背骨や骨盤がゆがみ、自律神経が乱れます。これにより、胃腸の不調・冷え・ホルモンバランスの乱れなど、全身の機能低下が起きるリスクも。

 

筋力低下が進み、日常動作やスポーツにも支障が出る

動かすことを避けているうちに、筋力が低下していきます。すると、階段の上り下りや立ち座りなどの日常動作、またスポーツパフォーマンスにも悪影響が及びます。

 

ヘルニアによる神経圧迫が続けば、症状悪化のリスクも

椎間板ヘルニアなどが関係している場合、神経への圧迫が長引くと、しびれや筋力低下が進行することも。手術を検討しなければならなくなるケースもあります。

 

「若いから大丈夫」と油断せず、早めのケアが大切です。不調を感じた時点で、正しい姿勢や生活習慣を見直し、必要に応じて専門機関でのチェックを受けるようにしましょう。

若年性ヘルニアを予防・改善するには?

● 姿勢の見直し

  • スマホやPC使用時は、頭が前に出すぎないよう意識する
  • 骨盤を立てて座る、椅子の高さ・モニター位置を調整

● 適度な運動と体幹トレーニング

  • ウォーキング・プランク・ストレッチなどで柔軟性と筋力を養う

● 長時間同じ姿勢を避ける

  • 1時間に1回は立ち上がる、軽く背伸びをする

● 正しいフォームで運動・筋トレを行う

  • 無理な負荷よりも正しい動作が最優先

● 痛み・しびれがある場合は早めの専門受診

  • まずは整形外科などで検査を受ける

まとめ|若年層こそ「ヘルニア予備軍」に要注意!

「若いから大丈夫」は非常に危険です。

姿勢の乱れ、運動不足、スマホ依存など、若年層ならではの生活習慣が、知らないうちに椎間板へ大きな負担をかけています。

だからこそ、

「なんか腰がだるい」

「手足がしびれる」

「姿勢が崩れている気がする」 といった小さなサインを見逃さず、体の声に耳を傾けることが何より大切です。

若年性ヘルニアは、正しい知識と早めの対処で十分に改善が期待できます。少しずつでも今日からできるケアを始めてみましょう。

 

 

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膝の裏側が痛い…その原因は?見逃されやすい6つの疾患について!!

2025年05月22日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、膝の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「立ち上がるときに膝の裏が痛い」

「歩いていると膝の後ろが突っ張る感じがする」

「膝の裏に違和感があって正座や階段がつらい…」

こうした症状でお悩みの方も多いのではないでしょうか?

膝の痛みといえば「前側(膝のお皿まわり)」をイメージされる方が多いかもしれませんが、膝の裏側に起こる痛みも意外と多く、しかも見落とされやすいのが特徴です。

この記事では、膝の裏側の痛みの原因として考えられる6つの代表的な疾患とその見分け方、そして早期対応の重要性についてわかりやすく解説します。

膝の裏側が痛い原因は?代表的な6つの疾患

① ベーカー嚢腫

膝の裏に“水がたまって”膨らんだような症状が出る疾患です。関節内に炎症があると、滑液(関節液)が後方に流れ出し、膝裏に嚢胞(のうほう)ができて腫れることで痛みや圧迫感が起こります。

主な症状:

✔膝裏が腫れている

✔曲げ伸ばしで突っ張る感じがある

✔歩くと膝裏に違和感・重だるさ

ポイント:

筋肉の張りと思って放置 → 嚢腫が大きくなり、神経や血管を圧迫するリスクあり

 

② 膝窩筋炎

膝裏にある小さな筋肉「膝窩筋」が炎症を起こす状態です。 登山・階段・ランニングなどで負担がかかると、筋肉や腱が過剰に緊張して痛みが出ます。

主な症状:

✔階段の下りで膝裏がズキッと痛む

✔スポーツ中に急に膝裏が痛くなる

✔走った後に違和感が続く

ポイント:

無理にストレッチやマッサージをすると悪化するケースも

 

③ 半月板損傷【特に後方】

膝関節のクッションである半月板の「後ろ側」が損傷すると、膝の裏側に痛みやひっかかり感が出ることがあります。 加齢・スポーツ・交通事故などが原因で生じやすく、40代以降に多く見られます。

主な症状:

✔膝裏の奥に痛みがある

✔曲げた状態から立ち上がるときに強い痛み

✔膝が“引っかかる”ような感覚がある

注意点:

レントゲンには映らないため、MRIでの精密検査が必要

 

④ 靭帯損傷(特に後十字靭帯)

膝の安定性を保つ靭帯が損傷すると、膝の裏側や内側に痛みや不安定感が出ることがあります。 スポーツでの接触や転倒、急な動きによる損傷が主な原因です。

主な症状:

✔膝裏に痛みがあるとともに“ぐらつき”を感じる

✔急な方向転換やジャンプの着地で痛みが悪化する

✔腫れや熱感が出ることも

注意点:

靭帯損傷は放置すると膝の変形や将来的な不安定性につながります

 

⑤ 変形性膝関節症

膝関節の軟骨がすり減ることで、骨と骨がぶつかり痛みが生じる慢性疾患です。 通常は膝の前や内側に痛みが出ることが多いですが、進行すると膝裏にまで痛みが広がることもあります。

主な症状:

✔膝裏が重だるく、立ち上がりがつらい

✔歩きはじめに痛みがあるが、動くと軽くなることも

✔膝に水がたまる・腫れる

注意点:

高齢者や膝に過度な負担がかかっている方に多い

 

⑥ 筋膜の癒着・骨盤の歪みからくる関連痛

骨格のゆがみや筋膜の硬さが原因で、直接的な膝の異常がなくても膝裏に痛みが出ることがあります。 とくに骨盤の歪みや足の筋膜の癒着があると、膝裏の筋肉に不自然な緊張がかかり、慢性的な違和感や痛みに発展することも。

主な症状:

✔痛みの部位が毎回少しずつズレる

✔姿勢によって痛みの強さが変わる

✔マッサージしてもすぐ戻る

見逃されやすいポイント:

レントゲンやMRIで異常が出ず「異常なし」と言われることが多い

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放置するとどうなる?

膝裏の痛みを「たいしたことない」「そのうち治るだろう」と安易に放置してしまうと、実はさまざまな**“二次的トラブル”**へとつながるリスクがあります。特に以下のようなことには注意が必要です。

● 関節の可動域が徐々に狭くなる

膝の裏側に痛みがあると、無意識のうちに膝をしっかりと曲げ伸ばししなくなり、関節まわりの筋肉・靭帯・関節包が硬くなっていきます。こうした状態が続くと、本来の可動域が徐々に狭まり、しゃがむ・階段を下りる・正座するといった日常動作が困難になっていきます。

 

● 歩き方が崩れ、股関節・骨盤・腰にも悪影響

膝裏に違和感があると、痛みを避けるために足を引きずったり、重心を片側に偏らせた歩き方になりがちです。この“かばう姿勢”が続くことで、

  • 骨盤が歪む

  • 股関節に負担が集中

  • 腰に過剰な緊張が生まれる

といった状態が連鎖的に起こり、膝だけでなく、身体全体のバランスが崩れてしまいます。

 

● 炎症が慢性化し、水がたまりやすくなる

膝関節の中で炎症が長期間続くと、関節包内に滑液(関節の潤滑液)が過剰に分泌され、**「関節水腫(=膝に水がたまる状態)」**になりやすくなります。水がたまると膝が腫れて動かしづらくなり、さらに筋力低下や可動域制限が進行するという悪循環に陥ります。

 

● 「かばう生活」は体のゆがみを加速させる

膝をかばう姿勢を無意識に続けていると、

  • 片足に偏った立ち方・歩き方

  • 腰や背中の筋肉の過緊張

  • 肩の高さや背骨のラインの左右差

といった全身のゆがみを引き起こす要因にもなります。その結果、「今までなかったはずの腰痛・股関節痛・肩こり」が出てくるというケースも非常に多いです。

膝裏の痛みは、軽視せず、早めに適切な評価と対策を行うことが大切です。原因が明確であれば、施術によって早期改善が期待できます。放置するのではなく、しっかりとケアしていきましょう。

自分でできるセルフチェックと対処法

膝裏の痛みや違和感を感じたときは、次のポイントを意識してチェックしてみましょう。

● 正座やしゃがみ動作で膝裏が突っ張るか

→ 膝関節を深く曲げたときに、後ろ側が引っかかる・突っ張る・圧迫感がある場合は、関節や筋肉に負担がかかっているサインです。

● 膝裏に腫れや熱感がないか手で触れてみる

→ 軽く膝裏を触れて、片側だけ明らかに腫れている・熱を持っているといった症状があれば、炎症や「ベーカー嚢腫」の可能性もあります。

● 歩行や階段の上り下りで痛みが出るタイミングを確認

→ 「階段を下ると痛い」「立ち上がるときに痛みが走る」など、特定の動作で痛みが強くなる場合は、半月板や膝裏筋(膝窩筋)などの関与が疑われます。

違和感が続く、または徐々に悪化しているように感じる場合は、早めに専門機関で診てもらうようにしましょう。

まとめ|「膝の裏が痛い」は、放置せずまずチェックを!

膝の裏側の痛みにはさまざまな原因が隠れており、単なる筋肉痛とは限りません。

「なんとなく変だな」と思ったときこそが、体からのサインです。

ベーカー嚢腫・膝窩筋炎・半月板損傷・靭帯損傷・変形性膝関節症・筋膜の癒着など、早期に対処することで回復も早く、再発も防ぎやすくなります。

まずは自分の膝裏の痛みがどこから来ているのか、知ることが大切です。

 

 

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参考文献
日本整形外科学会

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自律神経失調症の症状をチェックリストで確認!あなたはいくつ当てはまる?

2025年05月21日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、自律神経の乱れでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

✔なんとなく体調が悪いけど、病院では“異常なし”と言われた

✔だるさ・頭痛・不眠・イライラ…どこに相談すればいいかわからない

そんなお悩みを抱えていませんか?

その症状、もしかすると自律神経失調症かもしれません。この記事では、あなたの不調が自律神経と関係しているのかを確認できるチェックリストと、見落とされがちな症状・原因・対処法までわかりやすく解説します。

自律神経とは?

自律神経とは、私たちの体のあらゆる機能を24時間365日、無意識のうちにコントロールしている神経系です。心臓を動かしたり、呼吸を整えたり、体温を調節したり、内臓を働かせたりと、**生命維持に欠かせない機能を司る“神経の司令塔”**のような存在です。

自律神経は、次の2つに分類されます。

● 交感神経

「アクセル」の役割を果たす神経で、日中の活動時・緊張・ストレスの場面で優位になる神経です。

● 副交感神経

「ブレーキ」の役割を持ち、夜間や休息時・食後などリラックスした状態で優位になる神経です。消化・吸収・回復・睡眠など、身体の修復やエネルギーの補給を促します。

この2つの神経は、場面に応じて自動的に切り替わることで、体のバランスを保っています。

交感神経と副交感神経が適切にスイッチし合うことで、私たちは健やかに活動し、しっかり休むことができるのです。

しかし現代人の生活は、

✅常に時間に追われるストレス

✅夜遅くまでのスマホ・PC使用

✅睡眠不足や不規則な生活リズム

✅猫背やストレートネックなどの姿勢不良

✅運動不足・栄養の偏り

などにより、交感神経が過剰に働き、副交感神経がうまく機能しない状態に陥りやすくなっています。

この自律神経のバランスの乱れによって起こる、さまざまな体と心の不調が「自律神経失調症」と呼ばれる状態です。

症状は多岐にわたり、

✅倦怠感・疲労感が取れない

✅めまい・動悸・息切れ

✅胃腸の不調(便秘・下痢・食欲不振)

✅不眠・眠りが浅い

✅頭痛・肩こり

✅イライラ・不安感・落ち込み

など、“原因不明の不調”として悩まされる方が非常に多いのが特徴です。

【チェックリスト】あなたはいくつ当てはまる?

以下の項目に3つ以上当てはまる方は、自律神経の乱れが疑われます。

▼ 身体的な症状

□朝起きるのがつらく、疲れが抜けない

□肩こり・首こりが慢性的に続いている

□動悸や息苦しさを感じることがある

□めまいやふらつきが起きる

□手足が冷えやすい、あるいはほてる

□腹痛や下痢・便秘を繰り返す

□頭痛が続いているが、検査では異常がない

□睡眠が浅く、夜中に目が覚める

 

▼ 精神的・感情的な症状

□理由もなく不安になったり、イライラする

□気分が沈みやすい/やる気が出ない

□集中力が続かない

□ちょっとしたことが気になって落ち着かない

□人混みや騒音に敏感になった

 

▼環境や生活への影響

□天気や気圧の変化で体調を崩しやすい

□以前よりも疲れやすく、回復に時間がかかる

□緊張するとお腹が痛くなる/汗をかく

□人前に出ると動悸がする、息苦しくなる

 

▼当てはまった数が多い方へ

1〜2個:注意。ストレスや生活習慣を見直すタイミングかも。

3〜5個:要注意。自律神経が乱れているサインです。

6個以上:慢性化の恐れあり。早めの対策を!

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なぜ自律神経が乱れるのか?

●主な原因は以下の5つ

✔精神的ストレス:人間関係・仕事・家庭のプレッシャー

✔不規則な生活:夜更かし・スマホ・食生活の乱れ

✔姿勢の悪さ:猫背・ストレートネックによる首への負担

✔運動不足:血流が悪くなる

✔気候や環境の変化:寒暖差・湿度・気圧の変化など

特に最近では、「首のゆがみ」「姿勢の悪さ」が原因で、首への負担から自律神経の乱れに直結しているケースが急増しています。

放っておくとどうなる?

✔慢性的な体調不良(だるさ・頭痛・胃腸の不調など)

✔精神面の不安定(うつ症状やパニック傾向)

✔社会生活への支障(仕事や家事への集中力低下)

✔自律神経が乱れたまま数年放置 →「自律神経失調症」に進行

自律神経を整えるにはどうすればいい?

✔まずは生活習慣の見直しから

・朝は太陽の光を浴びてリズムを整える

・1日10分でもよいので散歩や軽い運動を

・深呼吸やストレッチで副交感神経を優位に

・湯船につかってリラックスする時間を確保

・スマホ・PC時間を減らして“首”を守る

✔姿勢・首のゆがみのチェックも忘れずに

自律神経は、**首〜背骨を通って全身へと枝分かれしていく神経系の中枢ルート**を通じて働いています。つまり、首や背骨は“自律神経の中心”のようなもの

このルートがスムーズに保たれていることが、自律神経の正常な働きにつながります。

しかし、以下のような姿勢の乱れがあると——

✅首が前に出る(スマホ首・ストレートネック)

✅肩が内巻きになる(巻き肩)

✅背中が丸まる(猫背)

これらは、頚椎(首の骨)〜胸椎(背中の骨)のカーブを崩し、自律神経の働きを悪くする原因となります。

その結果、自律神経の働きが乱れ、以下のような不調が出やすくなるのです

✅動悸・息切れ

✅胃腸の不調(便秘・下痢)

✅頭痛・めまい・耳鳴り

✅不眠・倦怠感・情緒不安定

特にストレートネックの状態では、首まわりの筋肉や神経が常に緊張状態となり、副交感神経の働きが低下しやすく、交感神経ばかりが優位になってしまいます。これが、リラックスできない・眠れない・常に焦燥感があるといった“自律神経の乱れ”へとつながっていくのです。

まとめ|気になる症状は“自律神経”かも?

「なんとなく体調が悪い」「でも病院では異常がない」——

こうした状態が続くと、「自分の気のせいなのかな?」「誰にも理解してもらえない」と不安を感じてしまう方も少なくありません。

ですが、安心してください。“異常なし”=問題がない、ではありません。自律神経のように“機能的な不調”は検査ではわからないのです。

しかし、体が出している不調のサインには必ず“理由”があります。今回のチェックリストにいくつも当てはまった方は、自律神経のバランスが乱れている可能性が非常に高いといえます。

自律神経はストレス・睡眠不足・姿勢の乱れ・内臓疲労・運動不足など、生活習慣のちょっとした乱れの積み重ねで簡単に崩れてしまうものです。

でも逆に言えば、生活リズムを整えたり、姿勢を意識したり、軽い運動をするだけでも、ゆっくりと自律神経は整い、体は確実に回復へ向かっていきます。

大切なのは、「早めに気づいて、小さなケアを始めること」。あなたの不調は、“気のせい”でも“年のせい”でもありません。

正しい知識と習慣の見直しが、元気な毎日への第一歩になります。

 

 

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日本整形外科学会

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片方だけ肩がこるのはなぜ?左右差が起こる原因について解説!

2025年05月20日

まつお鍼灸整骨院では、首の痛みや肩こりでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

✅なぜかいつも右肩だけがこる…

✅左肩の張りがひどい…

と感じたことはありませんか?

一般的に肩こりは両肩に現れるものですが、「片方だけが異常にこる」というケースは意外と多いものです。

この左右差が生まれる原因には、日常の動作や体のバランス、生活習慣が大きく関わっています。本記事では、片方だけ肩がこる原因を詳しく解説していきます。

片方の肩こりが起こる主な原因

肩こりに左右差が生まれる理由は、いくつかのパターンに分けられます。知らないうちに体へ負担をかけていることもあるため、普段の生活習慣を確認してみましょう。

1.体の使い方の偏り

私たちは日常の動作の中で、無意識に利き手や利き足を多く使っています。そのため、片側の筋肉ばかりが緊張し、結果として肩こりの左右差が生まれることがあります。

日常生活での影響

バッグを片方の肩にばかりかける

スマホをいつも同じ手で持つ

マウスを使う側の腕を常に動かしている

横座りや脚を組むクセがある

例えば、仕事で長時間マウスを使う人は、利き手側の肩や腕の筋肉が常に緊張している状態になります。これが続くと、左右の筋肉のバランスが崩れ、片方の肩だけに負担がかかりやすくなります。

2.姿勢の歪み

肩こりにおいて、姿勢の乱れは大きな影響を与えます。特に、以下のような姿勢を長時間続けていると、片側の筋肉に負担がかかりやすくなります。

よくある姿勢のクセ

片方の肩が下がっている(骨盤の歪み)

首が片側に傾いている(スマホ首)

デスクワーク時に片側へ重心をかけて座る

例えば、骨盤が左右どちらかに歪んでいると、体のバランスを取るために肩の高さも変わります。結果として、片方の肩にだけ負担がかかり、筋肉が緊張しやすくなるのです。

また、スマホを見る際に首を傾けるクセがある人も要注意です。長時間の使用で、片側の肩や首の筋肉が硬くなり、肩こりの左右差を引き起こします。

3.内臓の影響

肩こりは、筋肉だけでなく内臓の状態とも深く関わっています。特に、内臓に負担がかかると、その影響が神経を通じて特定の筋肉に現れることがあります。

内臓と肩こりの関係

右肩のこり → 肝臓・胆のうの負担

左肩のこり → 胃・膵臓の不調

例えば、アルコールや脂っこい食事を多く摂ると、肝臓が疲労しやすくなります。すると、神経を介して右肩や右首周辺の筋肉が緊張し、右肩だけがこるようになります。

また、暴飲暴食やストレスで胃が弱っていると、左側の肩や背中に影響が出ることがあります。肩こりと内臓の不調は一見関係なさそうに思えますが、密接なつながりがあるのです。

4.精神的ストレス

ストレスが原因で肩こりが悪化するケースも珍しくありません。特に、無意識のうちに肩に力が入りやすい人は、片側だけ筋肉が緊張しやすくなります。

ストレスが関係する肩こりの特徴

✅仕事中や考え事をしているときに片方の肩が上がる

寝ても疲れが取れず、特定の肩が張る

精神的に緊張すると肩こりが悪化する

デスクワークなどで集中しているときに、知らず知らずのうちに片方の肩をすくめるクセがついていることがあります。これが続くと、片側の肩だけがこりやすくなるのです。

5.事故やケガの影響

過去に肩や首、背中をケガしたことがある場合、その影響が肩こりに残ることがあります。例えば、交通事故によるむち打ちや、スポーツでの肩の負傷などが原因となることがあります。

事故・ケガによる肩こりの特徴

以前ケガした側の肩だけがこる

特定の動きをすると痛みを感じる

筋肉の柔軟性が低下している

このような場合、筋肉や関節の動きが制限されているため、無理に動かそうとすると余計に負担がかかり、肩こりの左右差が生まれることがあります。

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片方だけ肩がこる場合の注意点

体の使い方のクセを見直す

日常の動作や仕事環境を振り返り、片側だけに負担をかけるクセがないか確認しましょう。

姿勢を整える

デスクワークやスマホの操作時に、首や肩が傾いていないか意識することが重要です。

ストレスを溜め込まない

ストレスによる筋肉の緊張を防ぐため、リラックスする時間を意識的に作ることが大切です。

過去のケガの影響をチェックする

以前のケガが原因で肩こりが悪化していないか、専門家に相談するのも一つの方法です。

まとめ

片方だけ肩がこる原因には、体の使い方や姿勢のゆがみ、内臓の不調、ストレスの偏り、過去のケガの影響など、実にさまざまな要素が関係しています。

たとえば、

✅カバンをいつも同じ肩にかけている

✅デスクワークで利き手側ばかり使っている

✅スマホを見る姿勢が偏っている

こうした日常のちょっとしたクセが、左右どちらかの筋肉にだけ負担をかけ、片側だけの肩こりを引き起こすことがあります。

また、内臓の不調(肝臓・心臓など)や、ストレスが特定の側に筋緊張を生みやすいというケースもあります。

「いつも同じ側ばかりこる」「特定の動作で肩がつらい」と感じる場合は、まず日常の動作や姿勢を意識して見直してみることが大切です。

原因に気づければ、ストレッチや生活習慣の改善など、より効果的な対策が見えてくるはずです。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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肩こり・猫背・頭痛…ランドセルが引き起こす“姿勢トラブル”の実態とは?

2025年05月19日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、身体のことでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

ランドセル症候群という言葉を知っていますか?

✔小学校に入ってから、なんだか子どもの背中が丸くなった気がする…

✔帰ってくると“肩が痛い”って言うけど、小学生で肩こり?

✔勉強中の姿勢も悪く、すぐ頭が痛くなるみたい…

そんなお悩みを持つ保護者の方も少なくありません。実はそれ、ランドセルによる“姿勢トラブル”が原因かもしれません。

この記事では、なぜランドセルが体に負担をかけるのか?を専門的な視点からわかりやすく解説します。

そもそも「ランドセル症候群」とは?

ランドセル症候群とは、重いランドセルを毎日背負うことで、子どもの体にさまざまな不調が現れる状態を指す言葉です。

医学的な正式名称ではありませんが、近年、よく使われるようになってきています。

主な症状は以下の通りです

✔肩こり・首こり

✔頭痛・めまい

✔猫背・巻き肩

✔背中・腰の痛み

✔集中力低下・疲れやすい

子どもは「だるい」「なんとなくしんどい」としか言えないことが多いため、見逃されやすいのが特徴です。

小学生のランドセル、実はかなり重い!

文部科学省の調査によると、小学1〜2年生のランドセルの平均重量は約4〜6kgと言われています。これは、体重25kg程度の子どもにとって、体重の20〜24%に相当する重さです。

たとえば、体重60kgの大人に当てはめると、毎日12〜15kgの荷物を背負って登下校するようなもの

しかも子どもは、学校の行き帰りだけでなく、登校中に階段を上がったり、休み時間に教室の移動もあるなど、予想以上に動き回っています。

さらに重要なのは、成長期の子どもは筋力や骨格がまだ完成していないという点です。

特に低学年の子どもたちは、

✔肩まわりや体幹の筋肉が発達途上

✔骨や関節がやわらかく、変形しやすい

✔姿勢を長時間保つだけの体力がない

こういった体の未成熟さがあるため、ランドセルの重さが直接「姿勢の崩れ」や「慢性的な肩こり・腰痛・猫背」につながりやすいのです。

また、最近では「体操服」「水筒」「タブレット」「上履き」「給食袋」など、ランドセル以外にも荷物が多く、実際には7kgを超えることも珍しくありません

学校に行くことが、毎日の肉体的ストレスになってしまっている子どもも多く、ランドセルの重さは“軽視できない健康課題”となりつつあるのです。

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ランドセルが姿勢に与える“3つの悪影響”

① 肩こり・首こりの原因に

ランドセルが重いと、子どもは肩をすくめて体を固定するように歩きます。
このとき首や肩周りの筋肉が過剰に働き、こわばりや血行不良が起こります。

結果として、

✔肩こり

✔首の痛み

✔頭痛

など、慢性不調が現れます。

 

② 猫背・巻き肩を助長する

重さを支えきれない子どもは、体を前に傾けて歩くようになります。
この状態が続くと、

✔背中が丸くなる(猫背)

✔肩が内側に入る(巻き肩)

✔肋骨が圧迫されて呼吸が浅くなる

→ 結果、姿勢が崩れ、集中力や学習効率にも影響が出ることも。

 

③ 頭痛・倦怠感・集中力低下

首や肩周りの筋緊張が続くと、血流が悪化し脳への酸素供給が低下します。
これにより起こりやすくなるのが、

✔頭痛

✔朝のだるさ

✔集中力の欠如

さらに、スマホ・タブレットによるストレートネックが加わると、さらに大きな負担がかかります。

親が気づくべき“姿勢トラブル”のサインとは?

帰宅後すぐに「疲れた」「肩が痛い」と言う

通学の短い距離でも、子どもにとってはランドセルがかなりの負担になることがあります。特に肩や首の筋肉が未発達な低学年では、重さを支えるだけで筋肉が緊張し、痛みや疲労感につながりやすくなります。

勉強中、顔が近い/背中が丸くなる

ランドセルで引っ張られた姿勢のクセがそのまま残り、勉強中も前かがみの姿勢になりがちです。猫背状態が習慣化すると、視力低下や集中力の低下にもつながる恐れがあります。

首が前に出て、頭が傾いている

これは「ストレートネック」と呼ばれる状態に近く、ランドセルの負荷に加え、スマホやタブレットの使用も影響しています。首の筋肉が常に緊張してしまい、肩こりや頭痛を引き起こす原因になります。

ランドセルをよく左右どちらかだけで持ちたがる

持ちやすい方ばかり使うクセは、体の左右バランスの崩れに直結します。骨盤や背骨のゆがみを引き起こしやすく、慢性的な姿勢不良につながります。

朝起きた時から頭痛・だるさがある

寝ている間に回復するはずの体が、実は疲れをリセットしきれていない状態。日中の過度な負担(重いランドセルや悪い姿勢)が自律神経にまで影響している可能性があります。

いますぐできる!ランドセル姿勢トラブル対策

① ランドセルの重さを見直す

✔教科書はこまめに置いてくる

✔不要なものを入れっぱなしにしない

✔軽量タイプのランドセルやサブバッグ活用も検討

 

② 肩ひもの長さ・背負い方を調整

✔肩ひもが長すぎると、背中から大きく離れて負荷が倍増

✔肩の高さに合わせてランドセルの位置は背中の中央に

✔背中にフィットするように「体に密着させる」のがポイント

 

③ 姿勢を整えるストレッチを取り入れる

✔胸を開くストレッチ

✔肩甲骨まわりのほぐし体操

※保護者が一緒に取り組むと続けやすくなります!

 

④ 子どもの「姿勢観察」を習慣に

✔勉強中、リビングでの姿勢をときどきチェック

✔スマホやタブレットの使用姿勢も注意

「いい姿勢=疲れない」を体で覚えさせることが大切

まとめ|“子どもの肩こり”は、異常ではなく“現実”

昔は「子どもに肩こりなんて…」と言われていましたが、今は違います。

✔重たいランドセル

✔デジタル機器の使用増

✔勉強時間の長時間化

これらが重なり、現代の小学生は姿勢のトラブルを抱えやすい環境にあります。

親ができることは、「気づいて、見守り、対策する」こと。毎日の通学や学習姿勢が、将来の体の発育や健康に大きく関わってくるという意識が必要です。

子ども自身は体の不調を言葉にできないこともあるため、大人が変化に気づき、適切なサポートをしていくことが、健やかな成長につながります。

ぜひ今一度、お子さんの「姿勢」と「生活環境」を見直してみてください。

 

【茨木市 頚椎ヘルニア】スノボーで転倒後に発症したヘルニアが良くなった例

2025年05月17日

【茨木市で頚椎ヘルニアでお悩みの方へ】

今回は、【茨木市にお住まいの30代の男性】が頚椎ヘルニアの症状でお困りになり、当院の施術を受けて症状が良くなった実際の症例をご紹介します。

同じような症状で悩んでいる方は、ぜひご参考になさってください。

【主訴】

スノーボード転倒後、右腕と指に広がるしびれと首を動かす際に痛みがでる。

【初回来院時】

1年程前、スノーボード中に着地に失敗し、背中から強く転倒。首と背中を強打し、一時動けないほどの衝撃でしたが、診断は打撲のみで済み、数週間後には痛みも落ち着き、転倒のことも忘れていたとのことでした。

数ヶ月後、日常生活の中で癖になっていた首を鳴らす動作をした瞬間、右腕に電気が走る感覚を覚え、それ以降、首を動かすたびに指先にしびれを感じるようになりました。

当初は「気のせいかな」と思い放置していましたが、次第にしびれの頻度が増加し、特に首を左に倒す動きで強いしびれが出るようになり、不安を感じて整形外科を受診。そこで「頚椎ヘルニア」と診断されました。

【検査結果】

・ストレートネック

・C5-6狭小

・3D-R5°

・スパーリングテスト+

・WPI

レントゲン分析を行ったところ、頚椎のカーブがなくなり、さらに全体が左側に大きく傾いている状態が確認されました。

またC5~C6間の椎間板が狭くなっており、そこから出る神経根への圧迫が、右腕から指先にかけてのしびれの原因となっていることが明らかでした。

加えて、姿勢分析では、首を支える深層筋群の筋力低下と、肩甲骨のポジション異常(巻き肩・前傾)が認められ、これらも頚椎への負担を助長している状態でした。

可動域検査では、特に左側屈(左に倒す動作)で症状が強く誘発され、神経圧迫に起因する典型的なヘルニア症状であることが再確認されました。

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【施術内容】

施術は、まず首の筋肉の過緊張を取り除くことから始め、頚椎C5と傾きを整える矯正を行いました。

同時に、肩甲骨周囲の筋膜リリースと、胸椎の可動性改善も併せて行い、首への負担を分散させるために全身のバランス調整も行っていきました。

施術開始から2か月ほどでしびれと症状の軽減が見られました。徐々に首の可動域も広がり、首を左右に倒す際の不安感や引っかかりも消失。3か月の継続治療で、右腕のしびれは完全に消失し、ボキボキと首を鳴らす癖も自然と出なくなりました。

現在は、症状再発予防のため、定期的なメンテナンスに通われています。

【患者さんのコメント】

1年前のスノーボード転倒から、まさかこんなことになるとは思いませんでした。最初はただの打撲だと思っていたのですが、数ヶ月たってから首を鳴らすたびに右腕に電気が走るようになり、だんだんと指先のしびれも出てきて、本当に不安でした。

病院で頚椎ヘルニアと診断され、ネットでいろいろ調べていた時にこちらを見つけ、「ここならもしかしたら良くなるかも!」と思い、すぐ予約しました。

レントゲンで自分の首の状態を見せてもらった時は、本当にショックでしたが、先生に「大丈夫、良くなります」と言ってもらえて、安心して施術をお任せできました。

施術を続けるうちに、徐々にしびれを感じない日が増え、3か月後には完全に痛みもなくなり、首も鳴らさなくなりました。今では快適に毎日を過ごせています。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

【院長コメント】

今回のケースはスノーボード転倒によって、首のダメージを受けその後に頚椎ヘルニアの症状がでてきた例でした。

最初の打撲時に頚椎へのダメージがあり、時間がたつにつれてをかけて症状がでてきたと考えられます。

頚椎ヘルニアは放置していると、しびれや痛みが慢性化し、日常生活に大きな影響を与えることになります。

首への衝撃によって頚椎が歪み、痛みやしびれを伴うこともありますし、放っておいて慢性化していくと頚椎ヘルニアになることもあります。

ですが、早期に施術を行うことで改善できるケースが多いです。

頚椎ヘルニアや首の痛みやしびれでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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