自律神経失調症の人はストレートネック?ストレートネックと自律神経の関係と改善方法を解説!!

2024年03月22日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックの症状に悩む方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は、ストレートネックと自律神経失調症の関係性についてお話ししたいと思います。

自律神経とストレートネックは関係ないと思っている方も多いと思いますが、実は大きく関係しているケースが多いです。

自律神経失調症は病院へ行っても原因がわからないケースがほとんどです。ですが、今まで自律神経失調症の方を多く見てきましたが、首に問題があるケースがほとんどです。

ストレートネックとは?

ストレートネックとは、正常な首のカーブが失われて、まっすぐになってしまった状態のことです。ストレートネックになると、首の筋肉や神経に負担がかかり、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。

ストレートネックの原因

✅スマホやパソコンなどの長時間の使用による姿勢の悪化

✅長時間のデスクワークや勉強による首の固まり

✅枕の高さや硬さが合わないことによる睡眠の質の低下

✅ストレスや緊張による首の筋肉の緊張

✅加齢による首の関節や椎間板の変形

 

ストレートネックの症状

✅首や肩のこりや痛み

✅頭痛やめまい

✅目の疲れやかすみ

✅耳鳴りや聴力の低下

✅呼吸困難や動悸

✅不眠や倦怠感

✅集中力や記憶力の低下

✅気分の落ち込みやイライラ

これらの症状は、自律神経失調症とも重なるものが多いです。では、ストレートネックと自律神経失調症の関係はどのようなものなのでしょうか?

ストレートネックと自律神経失調症の関係とは?

自律神経とは、心臓や血管、内臓、汗腺などの働きを調節する神経のことです。

自律神経は、交感神経と副交感神経の二つに分かれいて、交感神経は緊張や興奮の状態に、副交感神経はリラックスや回復の状態に体を切り替えます。

自律神経は、通常は環境や状況に応じてバランスよく働きますが、ストレスや生活習慣の乱れなどによって、そのバランスが崩れてしまうことがあります。これが自律神経失調症です。

自律神経失調症になると、体の機能が正常に働かなくなり、さまざまな不調や症状を引き起こします。

自律神経失調症の症状は、個人差がありますが、以下のようなものがよく見られます。

✅冷えや発汗の異常

✅血圧や脈拍の乱れ

✅消化器系の不調

✅免疫力の低下

✅睡眠障害や疲労感

✅不安や抑うつ

✅ホルモンバランスの乱れ

ストレートネックと自律神経失調症の関係は、首の神経と自律神経のつながりにあります。首には、自律神経が多く集まっています。ストレートネックになると、首のカーブが失われて、首に負担がかかり神経の働きも低下します。

これによって、自律神経の働きが乱れて、自律神経失調症の症状を引き起こす可能性があります。

また、ストレートネックによって、首や肩の筋肉が緊張して、血流が悪くなると、脳への酸素や栄養の供給が不足します。これも、自律神経のバランスを崩す要因になります。

逆に、自律神経失調症になると、ストレートネックの原因や症状にも影響を与えます。例えば、自律神経失調症によって、ストレスや緊張が増えると、首の筋肉が硬くなって、ストレートネックを悪化させます。

また、自律神経失調症によって、睡眠の質が低下すると、首の回復力が低下して、ストレートネックを改善しにくくなります。

つまり、ストレートネックと自律神経失調症は、相互に影響し合う関係にあると言えます。

ストレートネックと自律神経失調症の改善方法は?

ストレートネックと自律神経失調症の改善方法は、以下のようなものがあります。

✅姿勢の改善

スマホやパソコンの使用時間を減らしたり、画面の位置や高さを調整したりして、首に負担のかからない姿勢を心がけましょう。

また、デスクワークや勉強の合間には、首のストレッチやマッサージを行ったり、歩いたりして、血流を促進しましょう。

✅枕の選び方

枕の高さや硬さは、個人の好みや体型に合わせて選ぶことが大切です。一般的には、横向き寝の場合は、肩と耳の高さに合わせた枕がおすすめです。仰向き寝の場合は、首のカーブに沿った枕がおすすめです。また、枕の素材も、通気性や吸湿性の良いものを選ぶと快適です。

✅ストレスの解消

ストレスは、自律神経のバランスを崩す大きな要因です。ストレスを溜め込まないように、趣味やリラックスできることを見つけて行うことも大切です。

✅生活習慣の見直し

自律神経のバランスを整えるためには、規則正しい生活習慣が大切です。特に、睡眠は自律神経のリセットになりますので、質の良い睡眠をとることを心がけましょう。

睡眠の質を高めるためには、就寝前には刺激の強いものを避けたり、寝室を暗くして快適にしたりすることがおすすめです。

また、食事や運動も自律神経に影響しますので、バランスの良い食事を摂ったり、適度な運動を行ったりすることも大切です。

まとめ

ストレートネックと自律神経失調症は、相互に影響し合う関係にあります。ストレートネックになると、自律神経の働きが乱れて、さまざまな不調や症状を引き起こします。

逆に、自律神経失調症になると、ストレートネックの原因や症状にも影響を与えます。ストレートネックと自律神経失調症の改善方法は、姿勢の改善、枕の選び方、ストレスの解消、生活習慣の見直しなどがあります。

ストレートネックと自律神経失調症は、放置すると悪化する可能性がありますので、早めに対策をとりましょう。

自律神経失調症でお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会