ストレートネックでお悩みの方必見!!ストレートネックはどの位の期間で良くなる?
2024年03月21日
まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックの症状に悩む方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
『ストレートネックは本当に良くなるの?良くなるのにどのくらいの期間がかかるの?』
今回は、ストレートネックはどのくらいの期間で良くなるのか?というテーマでお話していきます。
当院では実際に、レントゲンでストレートネックが元の状態に戻っているのか、ビフォーアフターの写真も撮っていますのでそれも元に解説していきます。よかったら参考にしてください。
ストレートネックとは?
ストレートネックとは、正常な首のカーブが失われて、まっすぐになってしまった状態のことです。ストレートネックになると、首の筋肉や神経に負担がかかり、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。
ストレートネックの原因
✅スマホやパソコンなどの長時間の使用による姿勢の悪化
✅長時間のデスクワークや勉強による首の固まり
✅枕の高さや硬さが合わないことによる睡眠の質の低下
✅ストレスや緊張による首の筋肉の緊張
ストレートネックの症状
✅首や肩のこりや痛み
✅頭痛やめまい
✅目の疲れやかすみ
✅耳鳴りや聴力の低下
✅呼吸困難や動悸
✅不眠や倦怠感
✅集中力や記憶力の低下
✅気分の落ち込みやイライラ
ストレートネックは、放置すると悪化する可能性がありますので、早めに対策をとることが大切です。
では、ストレートネックの回復期間はどのくらいなのでしょうか?
ストレートネックは良くなるのにどのくらいの期間がかかる?
ストレートネックの回復期間は、個人差がありますが、一般的には、3ヶ月〜6ヶ月程度が目安になります。
ただし、ストレートネックの程度や原因、施術の頻度や個人の体質・生活習慣などによっても大きく変わってきますのであくまで目安になります。
ストレートネックが治るのには個人差がある
ストレートネックの改善には、症状の重さ(程度)、原因、個人の体質や生活習慣 など、さまざまな要素が関係しています。それぞれの要因が回復期間にどのように影響するのか、詳しく解説します。
1. ストレートネックの程度
ストレートネックの進行度合いは、軽度・中度・重度の3段階 に分類されます。
軽度のストレートネック
特徴: 首のカーブがやや失われている状態
主な症状: 軽い首のこり、肩こり、疲労感
回復の目安: 3ヶ月程度
軽度のストレートネックは、まだ関節の動きが比較的良好であり、筋肉や靭帯の柔軟性も保たれているため、適切な施術を受けることで早期の改善が期待できます。
ただし、姿勢の悪化が続くと徐々に中度・重度へと進行する可能性があるため、早めのケアが重要です。
中度のストレートネック
特徴: 首のカーブが完全に消失している状態
主な症状: 首や肩のこり、頭痛、腕のしびれ、姿勢の悪化
回復の目安: 3~6ヶ月程度
中度のストレートネックになると、頚椎の可動域が狭まり、血流や神経の流れが悪くなります。
これにより、頭痛やしびれなどの神経症状が出ることもあります。改善には、継続的な施術と日常の姿勢改善が必要になります。
重度のストレートネック
特徴: 首のカーブが逆方向に後弯している状態
主な症状: 頭痛、慢性的な肩こり、めまい、吐き気、手のしびれ、頚椎ヘルニアのリスク増大
回復の目安: 6ヶ月以上
重度のストレートネックでは、首の関節や椎間板に大きな負担がかかり、骨の変形や椎間板の圧迫が進行しているケースも多く見られます。
さらに、神経が圧迫されることで手のしびれや痛みが生じることがあり、放置すると頚椎ヘルニアに進行するリスクが高まります。良くなるのに長期間の施術と生活習慣の見直しが不可欠です。
一般的に、ストレートネックの程度が重くなるほど回復に時間がかかる ため、症状が軽いうちに適切な対応をすることが大切です。
2. ストレートネックの原因
ストレートネックの原因は 生活習慣や身体のクセによるものが多い ですが、その他にも 枕の不適合やストレス、加齢など さまざまな要因が関係しています。
✅姿勢の悪化
スマートフォンの長時間使用や、デスクワーク時の猫背姿勢がストレートネックの主な原因です。
✔長時間の前傾姿勢(スマホ首)
✔肩をすくめた姿勢(ストレスによる緊張)
✔椅子の座り方が悪い(骨盤の後傾による猫背)
このような姿勢を続けることで、首の前側の筋肉が硬くなり、首の自然なカーブが失われやすくなります。
✅首の筋肉のこわばり(緊張)
首や肩の筋肉が硬くなると、頚椎が動きにくくなり、ストレートネックの悪化につながります。
✔長時間の同じ姿勢(デスクワーク・車の運転など)
✔冷えやストレスによる血流不足
✔運動不足による筋肉の衰え
特に、筋肉が硬くなった状態が続くと、頚椎の可動域が制限され、ストレートネックの改善が難しくなります。
✅枕の不適合
✔高すぎる枕 → 首が前に押し出されるため、ストレートネックが悪化
✔低すぎる枕 → 首を支えるサポートがなく、筋肉に負担がかかる
自分に合わない枕を使用していると、睡眠中にも首に負担がかかり、ストレートネックの改善を妨げる要因となります。
✅ストレスや緊張
ストレスが続くと交感神経が優位になり、首や肩の筋肉が過度に緊張して血流が悪くなります。
✔仕事や人間関係のストレス
✔睡眠不足
✔精神的な緊張(緊張型頭痛)
これらの影響で、筋肉がこわばり、ストレートネックが改善しにくくなります。
✅加齢による影響
年齢を重ねると、頚椎の関節や椎間板の変性が進みます。
✔椎間板がすり減ることで首のクッション機能が低下
✔頚椎の変形が進み、ストレートネックの状態が固定される
加齢による骨の変性が進んでいる場合は、改善により長い時間が必要となることが多いです。
3. 個人の体質や生活習慣
ストレートネックの回復には、個人の体質や生活習慣 も大きく影響します。
✅️体質による影響
✔首の筋肉がもともと弱い人 → 頭の重さを支えにくく、ストレートネックが悪化しやすい
✔関節や椎間板の変形が進んでいる人 → 回復に時間がかかる
✅️生活習慣による影響
✔ストレスが多い人 → 筋肉の緊張が続き、首の柔軟性が失われる
✔睡眠不足の人 → 自律神経の乱れがストレートネックの回復を遅らせる
✔食生活が乱れている人 → 筋肉や骨の健康に必要な栄養素が不足し、回復が遅れる
まつお鍼灸整骨院では多くのストレートネックの施術実績があります
今まで多くのストレートネックの施術を行ってきましたが、ストレートネックの改善には個人差があり、いくつかの要因が関係しています。特に、以下の3つの要素が大きく影響します。
1. 年齢
ストレートネックは、一般的に年齢が若いほど早く改善できる傾向があります。若い方ほど筋肉や関節の柔軟性があり、骨の変性も少ないため、適切な施術を受けることで比較的スムーズに改善していきます。
一方で、年齢を重ねると筋肉の柔軟性が低下し、関節の可動域も狭くなるため、改善に時間がかかることがあります。
2. 積み重ねてきた年月
ストレートネックの状態が長年続いていると、それだけ首周りの関節や筋肉に負担が蓄積されています。
長期間にわたり不良姿勢を続けていると、頚椎の動きが制限され、骨の変性(骨棘の形成など)が起こることもあります。
このような状態になると、首の可動域が狭まり、施術の効果が出るまでに時間がかかることが多くなります。
そのため、ストレートネックはできるだけ早期に対処することが重要です。
3. 施術の頻度
ストレートネックを改善するには、継続的な施術が必要になります。施術の頻度が高いほど、関節の可動域を正常に戻しやすくなり、筋肉のバランスも整いやすくなります。
しかし、施術の間隔が空きすぎてしまうと、元の悪い姿勢に戻りやすくなり、改善が遅れる原因になります。
適切な施術頻度を守ることで、より効果的にストレートネックを改善できます。
ストレートネックが悪化するとどうなるのか?
ストレートネックを放置すると、頚椎にかかる負担が増加し、やがて「頚椎ヘルニア」になるリスクが高まります。
頚椎ヘルニアになると、首の痛みだけでなく、腕や手のしびれ、筋力低下などの神経症状が現れることがあります。
また、首周りの血流が悪くなることで、頭痛やめまい、自律神経の乱れといった症状を引き起こす可能性もあります。
そのため、ストレートネックは放置せず、早めに施術を受けることが重要です。
ストレートネックの改善には時間がかかることもありますが、適切な施術と姿勢の見直しを続けることで、症状の軽減や根本的な改善が期待できます。
少しでも首の違和感や痛みを感じたら、できるだけ早く対処することが大切です。
ストレートネックはどのくらいの期間で良くなるのか?まとめ
ストレートネックの回復期間は、個人差がありますが、一般的には、3ヶ月〜6ヶ月程度が目安になります。
ただし、これはあくまで目安であり、ストレートネックの程度や原因、改善方法や効果、個人の体質や生活習慣などによって、変わる場合があります。
一般的には、ストレートネックの程度が重いほど、原因が多いほど、適切に施術を行わないほど、良くなるまでの期間も長くなります。
ストレートネックは、放置すると悪化する可能性がありますので、早めに対策をとりましょう。この記事が、皆さんの健康に役立てば幸いです。
ストレートネックでお悩みの方はお気軽にご連絡くださいね。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校
茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
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