頭痛持ちでも諦めないで!!緊張頭痛・片頭痛・群発頭痛は頚椎へのアプローチで良くなる!!

2024年03月10日

 

まつお鍼灸整骨院では、頭痛で悩む方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は頭痛について。当院で最も多い症状が頭痛です。

片頭痛・群発頭痛・緊張型頭、この3つがいわゆる『頭痛もち』と言われる頭痛になります。

専門的には機能性頭痛と呼ばれています。頭の血管の収縮や拡大が引き金となって起こるものや、心身のストレスによるものなど原因は様々です。それぞれについて解説していきます。


片頭痛

頭の片側や両側がズキズキ、ガンガン吐き気を伴うような頭痛が一定の期間をおいて繰り返します。月に1~2回、多いときは週に2~3回発作的に強い頭痛が起こります。

脈を打つような痛みで、身体を動かすと痛みがひどくなり、悪心・おう吐を伴ったり、音や光に敏感になります。20~40代の女性に多くみられるのが特徴です。

 

群発頭痛

激しい痛みが片側の目の奥に起こります。

『目の奥をえぐられるような』『柱に頭をぶつけたくなるような』激しい痛みが片側の目の奥に起こるのが特徴です。

涙が出て目が充血し、鼻水がでるなどの症状を伴います。多くの場合は年に1~2回、期間は1~2ヶ月、毎日のように激しい頭痛が繰り返し起こります。

 

緊張型頭痛

肩や首すじのこりとともに、頭が締め付けられるような痛みが起こります。毎日のように起こる頭痛ですが、片頭痛や群発頭痛と比べるとそれほど強い痛みではなく、仕事や日常生活ができなくなるようなことはありません。

精神的、肉体的どちらのストレスも引き金となり、多くの場合『頭に輪をはめてしめつけられるような』頭痛を引き起こします。

 

頭痛の多くは首周りの筋肉が原因になって起こることが多いです。精神的な頭痛においても首周りの筋肉が緊張することによって自律神経のバランスが乱れて起こるといったことも関係してきます。

ですので首の施術を行うと精神的なストレスも緩和されて頭痛が軽減することも良くあります。

次に危険な頭痛について。こんな場合はすぐに病院へ行きましょう。

クモ膜下出血

クモ膜下出血は、脳の表面にあるクモ膜下腔に出血が起こる病態のことを指します。この状態は、一般に脳の血管の破裂や損傷によって生じます。

頭をバットで殴られたような痛み、さらに吐き気や嘔吐を伴う症状がでます。

 

髄膜炎

髄膜炎は、脳や脊髄の周囲にある髄膜の炎症を指す病気です。この炎症は通常、ウイルスや細菌などの感染症によって引き起こされます。

頭全体、特に後頭部が強く痛み、身体を動かすと痛みが増します。そして38~39℃の熱がでるような症状がでます。

 

脳出血

脳出血は、脳内の血管が破裂し、血液が脳の組織に流れ込む状態を指します。

頭痛や吐き気に伴って手足がしびれて、感覚が鈍ったり動かせなくなります。意識がぼんやりとしてろれつが回らないような症状がでてきます。

 

脳腫瘍

脳腫瘍は、脳内にできる異常な腫瘍であり、神経組織やその周辺組織から発生することがあります。これらの腫瘍は、脳の正常な機能を妨げる可能性があり、時には命に関わる深刻な状態を引き起こすことがあります。

頭全体や一部の重い感じや鈍痛が徐々に悪化していき、吐き気がないのに突然吐くような症状がでる

 

慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫は、頭部外傷などによって硬膜下に血液がたまり、徐々に症状が進行する状態を指します。この状態は、急性硬膜下血腫とは異なり、症状がゆっくりと進行する特徴があります。

1~2ヶ月ほど前に頭を強く打った覚えがあり、頭痛の他に手足の麻痺や尿失禁などがあるような症状が起こります。

緊張頭痛・片頭痛・群発頭痛は頚椎へのアプローチで良くなる

首周りには表層の筋肉から深層の筋肉、小さないろんな筋肉が集まっています。特に頭痛の場合は深層の筋肉に対してしっかりとアプローチしていくことが大事です。

 

特に深層部の筋肉は

大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋などがあります。特に後頭部の頭痛に関してはこの深層の筋肉が関係していることが多いです。

その他にも首には、板状筋や肩甲挙筋、斜角筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋など多くの筋肉がありますが特に斜角筋と胸鎖乳突筋は頭痛にも関係している場合も多いです。

 

首からつながっている筋肉は背部にもつながっていますので、脊柱起立筋や菱形筋などもアプローチが必要な場合が多いです。

頭痛と言っても人によっていろいろですが多くの場合は、頚椎のゆがみを改善し、首周りの筋肉のアプローチをしていくことで良くなっていくケースがほとんどです。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会