胸郭出口症候群ってどんな症状が出る?首から肩にかけての痛みや腕がしびれる場合は要注意!?

2024年04月19日

 

まつお鍼灸整骨院では、胸郭出口症候群でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

「胸郭出口症候群」という言葉を聞いたことはありますか?

 

この症候群は、首や肩がこって痛くなったり、腕や背中がだるく感じたりする症状が現れることがあります。

 

特に、肩こりや重いものを持ち運ぶことが多い方、腕を上げて作業することが多い方などは、胸郭出口症候群にかかりやすいと言われています。

 

胸郭出口症候群についてまとめてみましたので。胸郭出口症候群でお悩まされている方は、ぜひご一読ください。

胸郭出口症候群とは?

胸郭出口症候群は、上腕や肩の運動や感覚に深くかかわる神経や動脈が障害を受けることで、肩、腕、手のしびれや痛み、手が動かしにくいなどの症状がでてきます。

 

肩こりや首の痛みなどの症状が自覚されることもあります。この症候群はなで肩の女性に多く見られますが、筋肉を鍛えた男性にも発症するケースもあります。

 

また普段の日常生活での動作が発症に関与していることから、健康的な生活スタイルを確立することが重要です。この病気は自覚症状が強くでることもありますので適切な施術や周囲のサポートも大事になってきます。

 

胸郭出口症候群の病態と原因について

首には食道や気管・神経・血管・筋肉などの多くの組織が集まっています。腕へとつながっていく神経や血管は胸郭出口と呼ばれる所を通って腕へ向かって走行します。

 

腕神経叢は胸郭出口を通る重要な神経であり、鎖骨下動脈や鎖骨下静脈は主要な血管です。胸郭出口にはいくつかの狭い場所が存在して神経や血管が圧迫されることがあります。

 

このような状態になると胸郭出口症候群が発症します。胸郭出口症候群は3つの箇所のいずれかに起因する場合があります。

 

胸郭出口症候群は、首から腕の方へ向かって

斜角筋症候群

肋鎖症候群

小胸筋症候群

の3つの箇所で神経や血管が圧迫されることで生じます。

 

①斜角筋症候群

斜角筋症候群は、首の前にある斜角筋という筋肉による症状です。斜角筋は前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋に分かれており、前斜角筋と中斜角筋の間には間隙があります。

 

腕神経叢と呼ばれる神経がこの間隙を通っており、手を挙げる動作をする時にこの間が狭くなり神経が圧迫されることで症状がでてくるといわれています。

 

②肋鎖症候群

首から出た神経は前斜角筋と中斜角筋の間を通って鎖骨と第一肋骨の間を通る肋鎖間隙を通ります。

 

この肋鎖間隙は隙間が狭いため神経の通り道が狭くなります。なで肩の女性は肋骨と鎖骨が近く肋鎖間隙が狭くなって神経を圧迫されるリスクが高くなると言われています。

 

③小胸筋症候群

小胸筋症候群は過度な肩甲骨の上方向への回旋や肩甲骨の前方への過剰な引き込みなどが原因で、小胸筋が過緊張し神経が圧迫されることが原因と言われています。

 

そのため、つり革を持ち上げるような肩を上げる動作や、ベンチプレスのように重いものを持ち上げる動作、そして猫背の姿勢で長時間座るなどの姿勢が続くことでこの症状が起こると言われています。

 

この症状は、運動選手や肉体労働者だけでなく、デスクワークの多い人や、スマートフォンやタブレットを長時間使用する人などにも起こりやすいとされています。

 

胸郭出口症候群は長時間の不良姿勢・ストレスや睡眠不足、なで肩や重いものを持つ習慣などが重なっていくことで発症しやすくなります。

 

胸郭出口症候群の症状としては、首や肩、腕にしびれや痛みがでてくることがあります。

 

これらの神経症状は手先や体幹にも広がることがあり、持続すると筋力の低下や巧緻性の低下、握力の低下などの運動機能にも影響を及ぼすことがあります。

 

血管の症状としては、血行障害が引き起こされることもあります。血行障害が痛みや感覚障害を誘発することもあります。

 

胸郭出口症候群になるとどんな症状がでる?

・つり革につかまったり、ドライヤーで髪を乾かすときなど腕を同じ位置で長時間保持すると手がしびれる

・常に腕や手にだるさを感じ、手先が冷たく感じる

・腕や指先に疼痛があり、安静時でも腕や指に違和感がある

 

胸郭出口症候群は、手や腕のしびれ、冷感、違和感を引き起こす病気で、特に手を上にあげている状態が続く場合に発症しやすいとされています。

 

女性のなで肩の方や、重い荷物を運んだり、腕を上げて作業することが多い職業の方に発症しやすいとされています。

 

しかし、この症状は頚椎椎間板ヘルニアや手根管症候群と似た症状を引き起こすことがありますので鑑別が必要です。

 

姿勢不良・首の歪みが良くなることで胸郭出口症候群は解放へ向かう

まつお鍼灸整骨院では、胸郭出口症候群の原因は普段の姿勢の悪さや生活習慣、それによる頚椎のゆがみ背骨の歪みや関節の動きの悪さ、そして循環不良による筋肉の凝り固まりと考えています。

 

初めに、様々な側面からお身体の問題点を確認し、関節の動きや筋力の検査、姿勢分析などを行います。そこで、あなたの症状の原因を共有し、最適な施術方法を組み立てていきます。

 

背骨の矯正を行うことで、骨格・筋肉・神経機能・関節可動域などを正常化し、症状を緩和していきます。

 

もし、胸郭出口症候群でお悩みの方は、お気軽にまつお鍼灸整骨院にご相談ください。私たちは、あなたの身体の不調を取り除くだけでなく、根本的な原因を解消して、健康的な生活を取り戻すお手伝いをいたします。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

 

テニス肘は肘の外側が痛くなる!?痛みの部分や原因・症状・日常生活での注意点について!!

2024年04月17日

 

まつお鍼灸整骨院では、テニス肘でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

テニス肘は外側上顆炎ともいわれて、肘の外側に痛みを感じる比較的一般的な疾患です。その名の通りテニスプレイヤーに多く見られるイメージがありますが、実際はテニスをしていない人でも発症します。

本記事では、テニス肘の原因から症状、さらには日常生活での予防や対処法について解説していきます。

 

テニス肘の原因について

テニス肘の主な原因としては、肘の外側にある筋肉や腱に対する過剰な負荷が挙げられます。この過剰な負荷は、テニスやゴルフのようなスポーツだけでなく、長時間のパソコン作業や細かな作業からも生じることがあります。

特に、同様の動作の反復により肘の外側の腱に微細な損傷が蓄積され、最終的に炎症を引き起こすことが痛みにつながります。

 

テニス肘の症状について

テニス肘になると、最も顕著な症状として肘の外側に痛みが発生します。この痛みは徐々に悪化する傾向があり、特に以下のような動作をした際に痛みが顕著になることがあります。

✅物を持ち上げる動作

✅物を握りしめる動作

✅手を伸ばしたり、曲げたりする動作

✅手を振るような動作

✅ペッボトルのふたを開ける時に痛みが出る

このような動作の時に痛みが見られる際はテニス肘の可能性があります。

 

テニス肘はどのくらいで良くなるのか?

テニス肘の回復期間は、一般的に、適切な休息と適切な施術を受けた場合、数週間から数ヶ月で良くなってきます。ですが症状が重い場合や、早期に適切な施術を受けなかった場合には、完全に回復するまでに半年以上かかることもあります。

 

テニス肘に効果のあるストレッチ方法

1. 前腕のストレッチ

やり方

肘を伸ばして手のひらを上にした状態で手を前に出します。反対の手を使って、伸ばした手の指先を下に向けて軽く引っ張ります。このポジションを15〜30秒キープし、反対側も同様に行います。

効果: 前腕の筋肉を伸ばし、緊張を和らげます。

 

2. 肘の伸展ストレッチ

やり方:

肘を伸ばして手のひらを下に向けます。片手の指先を下に向けて、もう片方の手で軽く押し下げます。この状態を15〜30秒キープし、反対側も同様に行います。

効果:前腕の伸筋の緊張を和らげます。

 

テニス肘は冷やすのか?それとも温めるのか?

テニス肘の症状が始まったばかりの時期、炎症が激しい初期段階では、痛みと腫れを抑えるためにアイシングで冷やします。冷やすことで血管を収縮させることで炎症を軽減し、痛みを和らげる効果があります。氷嚢を薄いタオルでくるんで、一日に数回、各回約15分間患部に当てましょう。ただし、氷を直接肌に当てると凍傷の恐れがあるため注意が必要です。

炎症が落ち着いたら「温める」

炎症が落ち着き、痛みが緩和してきたら、今度は温めていきます。温めることで血流が良くなり、筋肉や腱の柔軟性が向上します。

 

サポーターも効果的

肘の痛みが強い場合はサポーターも効果的です。サポーターの効果について説明します。

圧迫と支持

テニス肘サポーターは、腕の外側に圧迫をかけることで、腱や周辺の組織に対する負担を軽減させます。

 

安定性の向上

サポーターをすることで関節の安定性を向上させるのに役立ちます。これにより、テニス肘からの回復中や日常生活やスポーツの活動中に、関節の安定性が確保され、再発のリスクが軽減されます。

 

予防効果

テニス肘の再発を防ぐためにも、サポーターの使用が有効です。適切なサポーターを使用することで、腕の筋肉や関節をサポートし、負担を軽減することができます。

 

サポーターは、症状の軽減から回復の促進、再発の防止まで、様々な効果をもたらします

 

日常生活での注意点について

テニス肘の予防と、既に発症してしまった場合の症状悪化を防ぐためには、日常生活においていくつかの注意が必要です。

適切な休息の確保

痛みを感じたら無理をせず、肘を休ませることが非常に重要です。無理をして使用し続けると、症状が悪化する恐れがあります。

 

ストレッチ

ストレッチを定期的に行うことで柔軟性を高め、肘への負担を軽減し、再発や悪化を防ぐことができます。

 

作業環境の見直し

特にデスクワークが多い場合、キーボードやマウスの位置を調整することで、肘への負担を軽減することができます。

 

テニス肘は適切な施術を行うことで早期に回復することができます。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

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参考文献

歩きはじめに膝の内側が痛むのは変形性膝関節症?痛みの原因や症状・施術方法について!!

2024年04月16日

まつお鍼灸整骨院では、膝の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は膝の痛みで最も多い、変形性膝関節症について痛みの原因や症状・日常生活での注意点などの記事を書きました。

変形性膝関節症による膝の痛みでお悩みのかたは参考にしてください。

 

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症は一般的に加齢に伴って発生し、60歳以上の人に多く見られます。

膝の関節軟骨が徐々に損傷し、炎症や痛みを引き起こす疾患です。関節軟骨は、骨同士が滑らかに動くためのクッションの役割を果たしていますが、この軟骨が摩耗することで、骨同士が直接触れ合い、痛みや関節の変形を引き起こします。

変形性膝関節症の症状について

変形性膝関節症の主な症状には、以下のようなものがあります:

①関節の痛み

膝の内側や前面、後面で痛みを感じることがあります。痛みは活動時に増すことが一般的で、長時間の歩行や運動後にも悪化することがあります。

 

②関節のこわばり

膝関節が固く感じられることがあり、朝起きたり長時間の静止後に特に顕著です。

 

③関節の腫れ

膝周辺に腫れや炎症が生じることがあります。

 

④関節の変形

進行した変形性膝関節症では、関節の変形が見られることがあります。例えば、膝のO脚変形が現れることがあります。

 

重症な場合には、関節置換手術(人工関節置換術)が必要となることもあります。

 

変形性膝関節症は温めるそれとも冷やす?

変形性膝関節症は状態によって温めたほうが良いとき時、冷やした方が良い時があります。

①温める(温熱療法)

温めることにより、筋肉の緊張をほぐし、血液循環を促進することができます。温めることによって、筋肉のこわばりや関節のこわばりを和らげ、痛みを軽減する効果があります。特に朝起きた時や長時間の静止後に関節がこわばっている場合に有効です。

慢性的な膝の痛みには温めたほうが良いです。

②冷やす(冷却療法)

冷やすことにより、炎症を抑え、腫れや痛みを軽減することができます。急性の炎症や怪我に対して効果的であり、関節の腫れや痛みを和らげる効果があります。特に動かした後や腫れがある場合は冷やした方が良いです。

 

一般的には、急性の炎症や腫れがある場合には冷却療法を、筋肉のこわばりや関節のこわばりがある場合には温熱療法を行うとよいです。

 

変形性膝関節症の日常生活の注意点について

①適切な体重維持

過体重や肥満は膝関節への負担を増加させるため、関節の痛みや炎症を悪化させる可能性があります。適切な体重を維持することで、関節にかかる負荷を軽減できます。

 

②適度な運動

適度な運動は関節の可動域や筋力を維持するために重要です。ただし、関節への負荷を考慮して適切な運動を選びましょう。低負荷な運動や水中運動、自転車乗りなど、関節に負担の少ない運動を取り入れるとよいでしょう。

 

③適切な姿勢と体の使い方

正しい姿勢や体の使い方を意識することも重要です。正しい姿勢を保つことで、膝関節にかかる負荷を適切に分散させることができます。また、膝を過度に負荷するような動作やポジションは避けるようにしましょう。

 

④適切な靴の使用

足や膝に適した靴を選ぶことも重要です。クッション性のある靴や膝への負荷を軽減するための特殊なインソールを使用することがあります。

 

変形性股関節症へのアプローチ方法

①正しい姿勢

背骨の矯正によって、正しい姿勢を維持することが大事です。正しい姿勢は、体重や負荷の適切な分散を助け、関節への負担を軽減します。特に、膝は体重を支える主要な関節の一つであり、正しい姿勢を保つことで膝への負担を均等に分散させることができます。

 

②骨盤の調整

背骨の矯正は、骨盤の位置やバランスを調整する効果もあります。骨盤の傾きや歪みがあると、脚の長さや歩行パターンにも影響を与えることがあります。正しい骨盤の位置を取り戻すことで、脚の負担や歩行時のバランスを改善し、膝への負担を軽減することができます。

 

③筋肉の調整

変形性膝関節症は膝周囲の筋肉にも影響を与えます。体の歪みは、膝を支える筋肉にも影響を及ぼし、膝の負担を増大させます。背骨の矯正によって筋肉のバランスが改善されると、膝への負担が軽減されます。

変形性膝関節症の施術は膝だけではなくて身体全体的なバランスを整えていくことが大事になってきます。変形が強くなってくると歩く、立ち上がるなどの日常生活動作が辛くなってきて日常生活にも支障をきたしてきますので早めに予防を行っていくことが大事になってきます。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

耳鼻科へ行っても原因不明の耳鳴りはもしかしたらストレートネックかも?頚椎の歪みが原因?

2024年04月13日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

耳鳴りとストレートネックの関係性について

耳鳴りで悩んでいる人も多いと思います。でもその原因が特定できない…そんな方がほとんどではないでしょうか?

耳鼻科へ行っても耳鳴りの多くは特に異常なしと言われることが多いです。薬だけ処方されてなかなか耳鳴りが良くならない・・・

でも実は、思いもよらない原因が隠されているかもしれません。それが「ストレートネック」です。首の歪みが耳鳴りを引き起こす可能性があるのです。

この記事では、ストレートネックと耳鳴りの関係について解説します。

 

ストレートネックとは?

ストレートネックとは、本来前方にカーブしているはずの首の骨(頚椎)が、真っ直ぐになってしまう状態を指します。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、不適切な姿勢が続くことでなることがほとんどです。ストレートネックになると様々な問題を引き起こす原因となります。

 

耳鳴りの原因と首の関係性

首は頭と体を繋ぐ重要な部位であり、多くの神経と血管が密集しており、この部分に問題が生じると耳鳴りを引き起こすことがあります。具体的には、首の筋肉の緊張や姿勢の悪さが血流や神経の働きを妨げ、それが耳鳴りの原因となることがあります。

耳鳴りの原因はいろいろありますが、耳自体に問題がない場合は以下のような原因が考えられます。

頚椎の歪み: 頚椎の歪みや緊張は、血流や神経伝達に影響を与え、耳鳴りを引き起こすことがあります。

咬筋の異常: 顎関節症や歯ぎしりなどで咬筋が過度に緊張すると、耳に近い部位に影響を及ぼし、耳鳴りを引き起こすことがあります。

全身の筋肉バランスの乱れ: 背中や肩の筋肉の緊張が、血流や神経の流れを悪化させ、耳鳴りにつながることがあります。

 

首が原因で起こる耳鳴りの特徴

姿勢依存性

長時間同じ姿勢を取っていた後や、特定の姿勢で耳鳴りが悪化する

 

首の動きによって耳鳴りがする

首を動かすと耳鳴りの音量や音質が変わる

 

特定の場所を抑えると耳鳴りが増減する

特定の点を押すと耳鳴りが増減する場合

 

これらの特徴が見られる場合、首の状態が耳鳴りに影響している可能性があります。

 

首が原因の耳鳴りへの対処法

良い姿勢を心がける

長時間のデスクワークなどで不自然な姿勢を取り続けると、首への負担が大きくなります。背筋を伸ばし、パソコンやスマホの画面は目線の高さに保つなど、良い姿勢を心がけましょう。

 

首のストレッチ

首の筋肉が緊張すると、血流や神経の働きが悪くなります。日常的に首のストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしましょう。

 

適切な枕を選ぶ

睡眠中も首への負担を軽減するために、自分の首に合った枕を選ぶことが重要です。枕が高すぎると首が前に出すぎ、低すぎると後ろに下がりすぎるため、首に負担がかかります。

 

ストレートネック、そしてそれによる耳鳴りの改善には、生活習慣の見直しが欠かせません。特に、スマートフォンやパソコンの使用姿勢に注意し、長時間同じ姿勢でいることを避けるようにしましょう。定期的にストレッチを行い、首や肩の筋肉をほぐしてあげることも大切です。

 

もしかしたら耳鳴りの原因はストレートネックかも?ストレートネックのセルフチェック

自分で簡単にできるストレートネックの確認方法があります。壁に背を向けて立ち、かかと、臀部、肩、頭が壁に触れるようにします。この時、首の後ろに手の平がスッと入る程度のスペースがあれば正常です。

しかし、スペースがほとんどない場合は、ストレートネックの可能性があります。あくまでセルフチェックになりますので、詳しく知りたい方は専門家へご相談ください。

 

首の矯正で耳鳴りが改善される理由

首の矯正によって首の歪みが改善されると、圧迫されていた血管や神経が解放され、正常な機能を取り戻します。これにより、耳への血液の流れが改善され、耳鳴りが軽減します。また、首周りの筋肉のバランスも整い、首のコリも軽減します。

 

まとめ

耳鳴りは、首の歪み、ストレートネックが原因で引き起こされることがあります。首の歪みを改善していくことで耳鳴りの改善が期待できます。

耳鳴りは、内耳や聴覚系統に何らかの異常がある場合、または全く異なる体の部位に原因がある場合にも生じることがあります。まつお鍼灸整骨院での耳鳴りへのアプローチでは、耳鳴りの原因を体全体のバランスの観点から捉え、施術を行っていきます。

耳鳴りでお悩みの方はお気軽にご相談くださいね

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

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茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

 

産後の育児でストレートネックにならないために!!抱っこの時に気を付けることは?

2024年04月10日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

産後の育児でストレートネックにならないために!!抱っこの時に気を付けることは?

産後の育児は女性にとって非常に負担が大きく、特に抱っこの動作は首に大きな負担をかけ、ストレートネックの症状を引き起こしてしまうことがあります。

そこで、このページでは産後の育児や抱っこの際にストレートネックの方々が注意すべき動作などについて詳しく説明させていただきます。

 

ストレートネックについて

ストレートネックとは、本来あるべき首の自然なカーブが失われてしまい、首が真っ直ぐになってしまう状態を指します。正常な首は、正面から見た場合には真っ直ぐですが、横から見た場合には前方に軽くカーブしているのが理想です。

このカーブがあることで、頭の重さを支えることができて、衝撃を吸収する役割を果たしています。

 

産後のママは抱っこで首に負担がかかりやすい

産後のママにとって、赤ちゃんを抱っこすることはても大切な時間だと思います。ですが、長時間抱っこし続けることで知らず知らずのうちにママ自身の体に負担をかけることがあります。

特に、抱っこするときは下を向く時間が長くなるので「ストレートネック」にならないために注意が必要です。

 

今回は、産後のママが抱っこでストレートネックにならないために気を付けるべきポイントをご紹介します。

 

正しい抱っこの姿勢を心がける

赤ちゃんを抱っこする際は、まず自分の姿勢を正すことから始めましょう。背筋を伸ばし、両足は肩幅程度に開いて立つことが基本です。赤ちゃんを抱くときは、赤ちゃんの重さを腕だけで支えるのではなく、体全体でバランス良く支えるようにしましょう。

また、長時間同じ姿勢で抱っこすることは避け、時々姿勢を変えることも大切です。

 

できるだけ身体に近づけて抱っこする

赤ちゃんを抱っこする際には、できるだけママの身体に近づけて抱くことが大切です。これにより、赤ちゃんの重心がママの体の中心に近くなり、腕や肩への負担が軽減されます。

抱っこする際は、赤ちゃんの背中を手でしっかりと支え、お尻をもう一方の手で支えることで、安定感を増すことができます。

 

こまめに姿勢を変える

長時間同じ姿勢で赤ちゃんを抱き続けると、特定の筋肉に過度の負担がかかります。これを防ぐためには、こまめに姿勢を変えることが重要です。たとえば、抱っこの手を定期的に交代したり、座って抱っこする際にはクッションを使用して腕の高さを調整したりすることで、負担を分散させることができます。

 

腕や肩のストレッチを行う

抱っこは特に腕や肩に負担がかかりやすいため、普段からストレッチをすることでできるだけ負担をためないようにすることが大事です。

簡単なストレッチを続けるだけでも筋肉の緊張を和らげ、ストレートネックを予防する効果が期待できます。

 

適度な休息を取る

特に産後の体は回復の途中でもあるので、無理は禁物です。可能な限り、抱っこ以外の時間はしっかりと休息を取り、体を休めるようにしましょう。

 

抱っこひもの活用

長時間の抱っこには、抱っこひもの使用を検討しましょう。正しく使用することで、ママの体への負担を軽減し、赤ちゃんも安定した姿勢でいられます。

抱っこひもを選ぶ際は、自分の体型に合ったものを選び、正しい装着方法を学ぶことが重要です。

 

定期的なチェックとケア

もし首や肩に違和感を感じたら、それはストレートネックのサインかもしれません。早めの対応も大事になってきます。整体など定期的なご自身の身体もケアしてあげることもよいと思います。

 

産後のママが抱っこでストレートネックにならないためには、日々のちょっとした心がけが重要です。

 

産後の育児において、首への負担が最も大きいのは、おそらく抱っこです。 授乳時やお子さんが泣いている時、場合によっては一日中抱っこしているときもあると思います。 首には腕や手で重たい物を持つと大きな負担がかかります。

 

当然ですが、首への荷重が重ければ重いほど、首や肩周辺の疲労がたまり、血行も悪くなり筋肉も緊張してしまいます。 短期間ならば単なる筋肉痛で済むかもしれませんが、産後のお母さんの場合は抱っこの負担が長期間続くことになります。

 

このような首への負担が長期間続くと、ストレートネックの方の症状が悪化し、首の骨の変形がさらに重症化する可能性もあります。

 

その結果、頚椎症や頚椎ヘルニアなど神経圧迫の原因になる可能性もあるため、できれば抱っこを過度にすることは控えることも必要だと思います。

 

まとめ

産後の育児で首に負担がかかるのは避けることはできないですが、少しでも工夫することで負担は軽減することはできます。

自分で予防できるところは気を付けながら、定期的にご自身の身体もケアしてあげることも必要だと思います。

 

産後の育児で首の不調が気になる方はお気軽にご相談くださいね。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

 

首が太いのは気のせい?もしかしたらストレートネックで首がむくんでいるのが原因かも?

2024年04月9日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

首が太いのはストレートネックのせい?というテーマでお話していきたいと思います。まずはストレートネックについて簡単に説明していきます。

ストレートネックについて

ストレートネックとは、正常な首のカーブが失われて、まっすぐになってしまった状態のことです。頭の重さは約6キロほどあるといわれています。

首が真っ直ぐの状態になると頭を支えるクッションの役割ができなくなってしまい、首の筋肉や神経、血管に負担がかかり、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。

 

ストレートネックで首がむくむことがある?

ストレートネックになると、首が太く見えることがあります。これは、首がむくんでいるからというのが一つの理由です。首がむくむというのは、首の周りに水分が溜まって、腫れてしまうことです。

首がむくむ原因としては、以下のようなものが考えられます。

血液循環の低下

ストレートネックになると、首の血管が圧迫されて、血液循環が悪くなります。血液循環が悪くなると、首の周りに老廃物が溜まりやすくなります。また、血液循環が悪くなると、首の周りの細胞に酸素や栄養素が十分に届かなくなります。これらのことが、首のむくみの原因となります。

 

リンパ液の滞留

ストレートネックになると、首のリンパ管も圧迫されて、リンパ液の流れが悪くなります。リンパ液とは、細胞間の隙間にある液体のことで、老廃物や免疫細胞などを運ぶ役割をしています。リンパ液の流れが悪くなると、首の周りに老廃物や水分が溜まりやすくなります。これも、首のむくみの原因となります。

 

筋肉の緊張

ストレートネックになると、首の筋肉が常に緊張した状態になります。筋肉が緊張すると、筋肉の細胞が収縮して、細胞内の水分が外に出やすくなります。この水分が首の周りに溜まることで、首がむくむことがあります。また、筋肉が緊張すると、筋肉の代謝が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。これも、首のむくみの原因となります。

 

首がむくむと、首が太く見えるだけでなく、首の動きが制限されたり、痛みやしびれを感じたりすることもあります。首のむくみは、ストレートネックの症状の一つとして捉えられることが多いですが、実は、首のむくみがストレートネックの原因になることもあります。

首がむくむと、首の周りに水分や老廃物が溜まって、重さが増します。この重さが首にかかることで、首のカーブが減少し、ストレートネックになりやすくなります。

また、首がむくむと、首の筋肉が硬くなり、首のカーブを保つ力が弱くなります。これも、ストレートネックになりやすくなります。

つまり、首がむくむと、ストレートネックになりやすくなるという悪循環が起こるのです。

首のむくみを解消する方法

姿勢を改善する

首のむくみを改善するために最も重要なのは、正しい姿勢を維持することです。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、首が前方に突き出る傾向があります。このような姿勢は首の筋肉を緊張させ、むくみを引き起こす原因となります。

日常生活で意識して姿勢を正し、背中をまっすぐに保つことが重要です。デスクワークをする際には、適切な高さの椅子やデスクを使い、スマートフォンを使う際には、顔を下に向けずに目線を上げるように心がけましょう。

 

マッサージ

首のむくみを解消するには、首の筋肉やリンパ管を刺激して、血液循環やリンパ液の流れを良くすることが効果的です。自分で行うこともできますが、自分で行う場合は、首の後ろから耳の下にかけて、やさしくさするだけでもよいです。

 

ストレッチ

首のむくみを解消するには、首の筋肉をほぐして、首の可動域を広げることも効果的です。そのため、首のストレッチを行うことがおすすめです。首のストレッチは、首を左右に回したり、前後に曲げたり、傾けたりするだけでもよいです。首のストレッチは、朝起きたときや、長時間同じ姿勢でいたときなどに行うと良いでしょう。

 

枕の見直し

首のむくみを解消するには、睡眠中の首の状態にも気を付けることが重要です。そのため、枕の高さや硬さを見直すことがおすすめです。枕が高すぎると、首が曲がりすぎて、首の血管やリンパ管が圧迫されてしまいます。枕が低すぎると、首が伸びすぎて、首の筋肉が緊張してしまいます。枕の高さは、横になったときに、首と背中のラインがまっすぐになるくらいが理想です。枕の硬さは、首のカーブに沿って支えてくれるくらいが理想です。

 

首のむくみを解消することで、ストレートネックの予防や改善にもつながりますし首が太く見えるのを防ぐだけでなく、ストレートネックや頭痛、肩こりや腰痛の予防や改善にも効果があります。

まとめ

首がむくんでいるのはなかなか自分では気づかないことがほとんどですが、ストレートネックになると首がむくんでくることがあります。ですがストレートネックが良くなってくるにつれて血液の流れも良くなり首のむくみもなくなってきて首が細くなってきます。

首が太い原因はもしかしたらストレートネックが原因かもしれません。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

ストレートネックでお悩みの方はこちら

 

参考文献
日本整形外科学会

 

ストレートネックと頭痛の関係について!!頭痛の原因と予防方法について解説

2024年04月8日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

今回は、ストレートネックと頭痛の関係についてお話ししたいと思います。

当院にはストレートネックによる首の痛みや肩こりで来られる方がとても多いのですが、ストレートネックになると、首の筋肉や神経に負担がかかり、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。その中でも、特に多いのが頭痛です。

 

ストレートネックは、本来緩やかに曲がっている頚椎(首の骨)が真っすぐになる状態を指します。頚椎は7個あって、通常であれば頚椎はやや前方へ緩やかにカーブを描いており、首や肩の筋肉と共に頭を支えています。

 

ですが、スマートフォンなどを使用して長時間うつむいた姿勢が続くと、本来のカーブが失われた状態になります。ストレートネックは、悪い姿勢が続くことが原因で首の骨が真っすぐ固まった状態を指します。

 

ストレートネックによる頭痛の原因

ストレートネックと頭痛の関係は、主に以下の5つに分けられます。

筋肉の緊張

ストレートネックになると、首の筋肉が常に緊張した状態になります。その結果、筋肉の血流が悪くなり、酸素や栄養素が不足します。また、筋肉の緊張は、頭部や顔面の筋肉にも影響を与えます。これらの筋肉の緊張が、頭痛の原因となります。

 

神経の圧迫

ストレートネックになると、首の骨が正常な位置からずれて、神経を圧迫することがあります。特に、後頭神経という、頭部の感覚を担う神経が圧迫されると、頭痛が起こりやすくなります。このような頭痛は、後頭神経痛と呼ばれます。

 

血液循環の低下

ストレートネックになると、首の筋肉が硬くなり血流も悪くなります。その結果、頭部への血液循環が低下し、頭部の酸素や栄養素の供給が不十分になります。また、血液循環が悪くなることで頭痛がでやすくなります。

 

自律神経の乱れ

ストレートネックになると、首の神経や血管に影響を与えることで、自律神経のバランスが崩れることがあります。自律神経は、心臓や血管、内分泌などの働きを調節する神経です。自律神経の乱れは、ホルモンバランスなどに影響を与え、頭痛を引き起こすことがあります 。

 

姿勢の悪化

ストレートネックの原因の一つは、姿勢の悪さです。長時間同じ姿勢でいたり、前かがみになったり、首を曲げたりすることで、首のカーブが失われてしまいます。そのため、姿勢を正すことが、ストレートネックの予防や改善に重要です。姿勢の悪化は、首の筋肉や神経、血管に負担をかけて、頭痛を引き起こすことがあります 。

 

ストレートネックと頭痛の対策について

ストレートネックと頭痛の対策は、以下のようなものがあります。

ストレッチ

首の筋肉をほぐすことで、筋肉の緊張や血流の改善に効果的です。首を左右に回したり、前後に曲げたり、耳を肩に近づけたりするなどのストレッチを、毎日数分間行いましょう。デスクワークの多い方は1時間に1回はストレッチを行い身体を動かすようにしましょう。

の高さを調整する:

枕の高さがあってないケースもあります。枕は高すぎても低すぎても良くありません。首の負担を軽減するために適切な枕を選ぶことも大切です。

マッサージ

首や頭部の筋肉をマッサージすることで、筋肉の緊張や血流の改善に効果的です。自分でマッサージする場合は、軽くさするだけでも大丈夫です。かえって強い刺激で押したりもんだりするのはかえって悪化させる場合があるので気を付けましょう。

姿勢の改善

ストレートネックの原因の一つは、悪い姿勢です。長時間同じ姿勢でいたり、前かがみになったり、首を曲げたりすることで、首のカーブが失われてしまいます。そのため、姿勢を正すことが、ストレートネックの予防や改善に重要です。座るときは、背筋を伸ばし、肩を下げ、顎を引きましょう。また、パソコンやスマホなどの画面を見るときは、目線と同じ高さに設置し、首を曲げないようにしましょう。

 

ストレートネックと頭痛の関係とは?原因と対策についてまとめ

ストレートネックと頭痛の関係について、原因と対策を解説しました。ストレートネックは、首の筋肉や神経、血管に負担をかけて、頭痛を引き起こす可能性があります。

まずはストレートネックにならないように普段からの姿勢を気をつけたり、ストレッチ、適度な運動などの予防が大切になってきます。ストレートネックと頭痛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

当院ではレントゲンに基づいた骨格矯正で頚椎の歪みやストレートネックの施術を専門としています。整形外科や整骨院・整体などでなかなか状態が良くならなかった方も多く来院されます。

ストレートネックは悪化すると首の痛みや頭痛だけではなくて手の痺れなども出てくるリスクもありますのでできるだけ早い段階で施術を行っていくのが大切になってきます。

もしストレートネックや頭痛でお悩みの方がおられましたらお気軽にご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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ストレートネックの症状を悪化させないために!!デスクワーク時の正しい座り方について解説

2024年04月8日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

ストレートネックの方からよく、普段のよい座り方について聞かれることがあります。

デスクワークが続くと、つい姿勢も悪くなりがちで正しい姿勢がわからず気がつけば猫背になっている人も多いと思います。

 

今回はストレートネックの症状を悪化させない正しい座り方について解説していきたいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

 

ストレートネックとは?

ストレートネックとは、首の骨が本来あるべき前弯がなくなり、まっすぐになってしまった状態のことです。

スマートフォンやパソコンの長時間使用が原因で起こりやすいと言われています。ストレートネックは、首の痛みや肩こり、頭痛などの症状を引き起こしてしまいます。

 

また、放っておくと頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症などになるリスクも高まります。

ストレートネックを予防・改善するためには、普段からできるだけ正しい姿勢を保つことが大切です。

 

デスクワーク時の姿勢のポイント

デスクワークは、ストレートネックの原因の一つです。長時間同じ姿勢でパソコンを操作すると、首に負担がかかり、筋肉が硬くなり、頚椎も変形してきます。

デスクワーク時の姿勢に注意することで、ストレートネックの予防にもなります。デスクワーク時の姿勢のポイントは次の通りです。

 

・パソコンの画面は目の高さに合わせる画面が低すぎると首を下げて見ることになり、首に負担がかかります。画面が高すぎると首を上げて見ることになり、首の後ろの筋肉が緊張します。画面は目の高さかやや下になるように調整しましょう。

 

・パソコンの画面は目から40~60cmの距離に置く。画面が近すぎると目が疲れやすくなり、画面が遠すぎると目がピントを合わせるのに苦労します。画面は目から40~60cmの距離に置くのが理想的です。また、画面の明るさやコントラストも調整して、目の疲れを軽減しましょう。

 

・イスの高さは自分の身長やデスクの高さに合わせて調整することが大切です。イスが高すぎると肩が上がり、首や肩に負担がかかります。イスが低すぎると背中が丸まり、姿勢が悪くなります。イスの高さは、座った時に足が床につき、膝と股関節が直角になるくらいが目安です。また、背もたれは自分の背中にフィットするように調整しましょう。

 

・机の高さも自分の身長やイスの高さに合わせて調整することが大切です。机が高すぎると腕が上がり、首や肩に負担がかかります。机が低すぎると前のめりになり、姿勢が悪くなります。机の高さは、座った時に肘が机につき、肘と肩が直角になるくらいが目安です。また、キーボードやマウスは自分の手の届く範囲に置きましょう。

 

・デスクワークは長時間同じ姿勢で作業をすることになりますが、それは首や肩にとって非常に負担が大きくなります。そのため、デスクワーク時には定期的に休憩を取ることが大切です。休憩時には、イスから立ち上がって体を動かしたり、首や肩のストレッチをしたりしましょう。休憩の頻度は個人差がありますが、一般的には1時間に10分程度が目安です。休憩を取ることで、首や肩の筋肉の緊張をほぐし、血流を改善することができます。

 

では、ストレートネックの人がデスクワーク時に注意したい楽な正しい座り方とはどのようなものでしょうか?実は、人によって楽な姿勢は異なります。大きく分けて、次の二つのタイプがあります。

座ったときに背中を軽く丸めて猫背のような姿勢で座るのが楽な人

座ったときに背筋をピンと伸ばした姿勢で座るのが楽な人

この二つのタイプに合わせて、椅子や机の高さ、パソコンの画面の位置などを調整することが大切です。それでは、それぞれのタイプにおすすめの座り方を見ていきましょう。

 

猫背の姿勢が楽な人の場合

猫背の姿勢が楽な人は、椅子は高めで机は低めに設置すると良いでしょう。これは、下を向く動作に関しては、猫背のように体を丸めた姿勢の方が首への負担が少ないからです。首だけを単独で下を向いてしまうと、過度な負担がかかってしまいます。

 

椅子の高さは、座ったときに足の裏がしっかりと床につく程度にします。机の高さは、座ったときに肘が机に乗るか乗らないかくらいの高さにします。パソコンの画面の位置は、目線より少し下になるようにします。画面との距離は、画面の対角線の長さの1.5倍から2倍くらいにします。

 

このようにすると、首の角度が自然に下がり、首の骨のカーブを保ちやすくなります。ただし、あまりにも下を向きすぎると、首の前側の筋肉が伸びすぎて痛くなる可能性がありますので、適度に休憩をとって首を動かすようにしましょう。

 

背筋をピンと伸ばした姿勢が楽な人の場合

背筋をピンと伸ばした姿勢が楽な人は、椅子は低めで机は高めに設置すると良いでしょう。これは、真正面を見る動作に関しては、背筋を伸ばした姿勢の方が首への負担が少ないからです。首だけを単独で上を向いてしまうと、過度な負担がかかってしまいます。

 

椅子の高さは、座ったときに足の裏が床につくかつかないかくらいの高さにします。机の高さは、座ったときに肘が机より少し上になるくらいの高さにします。パソコンの画面の位置は、目線と同じか少し上になるようにします。画面との距離は、画面の対角線の長さの1.5倍から2倍くらいにします。

 

このようにすると、首の角度が自然に上がり、首の骨のカーブを保ちやすくなります。ただし、あまりにも上を向きすぎると、首の後ろ側の筋肉が伸びすぎて痛くなる可能性がありますので、適度に休憩をとって首を動かすようにしましょう。

 

まとめ

ストレートネックの人がデスクワーク時に注意したい楽な正しい座り方は、自分が楽だと感じる姿勢に合わせて椅子や机の高さ、パソコンの画面の位置を調整することです。

猫背の姿勢が楽な人は椅子は高めで机は低め、背筋をピンと伸ばした姿勢が楽な人は椅子は低めで机は高めにすると良いでしょう。

 

首への負担を減らすことで、首や肩の痛みやコリ、頭痛などの症状を予防や改善につなげることができます。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

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なぜ首の痛みや肩コリが起こるのか?首の痛みや肩がこる理由・メカニズムについて解説!!

2024年04月7日

まつお鍼灸整骨院では、肩こりでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

多くの人が抱えている悩み、肩こりについて。なぜ肩がこるのでしょうか?首の痛みや肩がこる理由・メカニズムについて解説します。

 

肩こりについて

肩こりは、多くの人が日常生活で経験するものです。これは肩や首周りの筋肉が持続的に緊張し続けることで発生します。この筋肉の持続的な緊張は、筋肉の疲労や循環不良を引き起こし、それによって痛みや不快感を感じる状態になります。

 

一般的には、筋肉疲労は激しい運動後に起こると思われがちですが、実際には長時間同じ姿勢を保ち続けることで、特定の筋肉群に対して過度な負担がかかり、疲労が蓄積することもあります。これは、特に長時間座り続ける仕事や運転といったことで起こってきます。

 

この持続的な筋肉の緊張は、筋肉内の血流を悪化させる主な原因となります。血流が悪化すると、筋肉への酸素や栄養の供給が不十分になり、さらには代謝も滞ります。これにより、肩や首の筋肉が硬くなり、こりや疲労感が生じます。こうした状態が長期にわたって続くと、筋肉内の緊張が慢性化し、肩こりが悪化してきます。

 

長時間の悪い姿勢は背骨の歪みも引き起こす

さらに、長時間にわたる不適切な姿勢は、背骨の歪みを引き起こすこともあります。背骨が歪むと、その影響で筋肉にも不自然な負担がかかり、肩こりや首の痛みが悪化する恐れがあります。

このような背骨の歪みは、単に姿勢の悪化だけでなく、身体全体のバランスを崩し、さまざまな身体的不調の根源となることも少なくありません。

 

肩こりを予防するためには、日々の生活で正しい姿勢を保つことが欠かせません。また、長時間同じ姿勢で過ごすことを避け、定期的にストレッチや適度な運動を取り入れることで、筋肉の柔軟性を維持することが大切です。

仕事中にも短い休憩を設け、簡単なストレッチを行ったり、姿勢を変えたりすることで、筋肉の緊張を解放し、血流を促進することができます。これらのことに普段からも気をつけて、肩こりの予防もしていくことが必要です。

 

『肩こり』が発生するメカニズムについて

肩や首の筋肉が緊張し続けて疲労すると血管が圧迫されそれによって血行不良が起こります。血行が悪くなると、当然その部分への酸素や栄養を運ぶことが不十分になってきます。

この血行不良が肩こりの原因となってくるのです。血行が悪くなって酸素が十分に行きわたっていないと、乳酸などの疲労物質がたまってしまいます。

 

この疲労物質が筋肉や神経を刺激して、『こり』や『痛み』としてでてくるのです。さらにそのままじっと体を動かさずにいると血液の流れはさらに滞ってしまい、筋肉に老廃物がどんどんたまってしまいます。

筋肉は動かしてポンプの動きをすることで血液の流れが施されるので、その筋肉のポンプの動きがない限り『こり』はなくなることはありません。

 

肩こりや首コリを放っておくと、『こりから痛みにかわる』という悪循環のサイクルができてしまうのです。その悪循環を日々積み重ねることによって、肩や首の筋肉がガチガチになって凝り固まりよりひどい症状へとつながっていってしまうのです。

 

頭の重さがどのくらいあるか知っていますか?

多くの人は日常生活の中であまり意識することがないかもしれませんが、私たちの頭の重さは、実は結構なものです。一般的に成人の頭の平均重量は約6.35キログラムとされています。

これは、一般的なボーリングのボール1個分の重さに相当します。想像するだけでも、その重さは決して軽いものではありません。

 

この重さを支えているのは、首と肩の筋肉です。日常生活で感じる肩こりや首の痛みは、この重い頭を常に支え続けることからくる負担が原因であることが多いです。

特に、長時間にわたってデスクワークを行う人や、スマートフォンの使用が多い人は、不自然な姿勢で頭を支え続けることが多く、筋肉への負担がさらに増大します。

 

頭の重さが6.35キロという事実を踏まえると、首や肩への負担を軽減するためには、姿勢を正しく保つことが非常に重要になります。正しい姿勢を意識することで、頭の重さを効率的に体全体で支えることが可能となり、筋肉への負担を減らすことができます。

 

この頭を首が常に支えていることになります。想像してみただけでも結構しんどいのがわかると思います。

 

ですが、いつもきちんと首の上でバランスよく支えてくれていたら良いですが、そんなことはありません。前かがみやうつむきの姿勢をとったりすると、首の筋肉にかかる負担は通常より約3倍になると言われています。

 

みなさんは一日のうち、前かがみやうつむきの姿勢をとっている時間がどのくらいありますか?

 

一日中パソコンの前に座って仕事をしている人も多いでしょうし、仕事が終わってもスマホやゲームなどをしている人も多いと思います。

普段の生活において前かがみやうつむきの姿勢をとっている時間が長くなったせいで首や肩のトラブルで悩んでいる人がとても多くなっています。

 

6キロもある頭を支え続けているうえに、3倍もの負担がかかる姿勢を何時間も続けていたら首のそのうち悲鳴を上げてしまいます。

このように首に負担をかける習慣を続けていたら、だんだんと頚椎のカーブが失われ、ストレートネックと呼ばれる状態になってしまいます。

 

このストレートネックになるとコリや痛みもひどくなって、首や肩・肩甲骨周辺や関節にもいろんな影響がでてきやすくなります。

そして頚椎症・さらにひどくなると頚椎椎間板ヘルニアへと移行していってしまいます。

 

首には多くの神経や血管が集まっています。筋肉の緊張や関節の問題によって、血管や神経が圧迫されると、自律神経も乱れ、頭痛・めまい・吐き気・イライラなど不定愁訴が起き、場合によっては自律神経失調症となってしまうケースもあるのです。

 

首は頭と身体をつなぐ重要な部分です。首がよくなると体全体の調子が良くなることも多いです。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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日本整形外科学会

 

間違った骨盤矯正をするとかえって骨盤がゆがむかも!!こんな骨盤矯正は要注意!!

2024年04月3日

まつお鍼灸整骨院では、骨盤矯正に関しての、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は骨盤矯正についてです。骨盤の歪みが気になる方や、骨盤矯正に興味がある方も多いと思います。

骨盤矯正は、骨盤の歪みを整えることで、腰痛や肩こり、冷え性などの体の不調や、下半身太りや姿勢の悪さなどさまざまな悩みを解消するのに効果があると言われています。

特に骨盤矯正は女性に人気の施術で、産後の骨盤矯正や骨盤矯正ダイエットなどが注目されています。

ですが、骨盤矯正は施術をするにあたって特に資格が必要なく、最近ではどこの整体院やサロンみたいなところでもやっていて誰でもできるというのが現状です。

なので素人がやっていたりするところもあるので骨盤矯正をする際は、どこでどんな施術を受けるかというのはとても重要になってきます。

場合によっては、効果がないどころか体に悪影響を及ぼす可能性もあります。骨盤矯正を受ける前に、やってはいけないことを知っておく必要があります。

今回は間違いだらけの骨盤矯正!!こんな骨盤矯正は要注意という題で記事を書いていきます。

これから骨盤矯正を受けようと思っている人、骨盤矯正を受けているけど今イチ効果がわからないという人は参考にしてもらえると嬉しいです。

骨盤がゆがむ原因について

1.姿勢の悪さ

骨盤のゆがみの主な原因の一つは、不適切な姿勢です。デスクワークやスマートフォンの使用により、前かがみの姿勢が続くことで、骨盤が後傾しやすくなります。これにより、周辺の筋肉にも負担がかかり、骨盤のバランスが崩れます。

 

2. 筋力の左右のアンバランス

筋肉の左右のアンバランスも骨盤のゆがみを引き起こす要因です。特定の筋群が弱すぎたり、逆に過剰に発達している場合、骨盤の安定性が損なわれ、歪みが生じる可能性があります。特に、腹部や背筋、大腿部の筋肉が関与しています。

 

3. 足の歪みや靴の選び方

足の歪みや適切でない靴も骨盤に影響を与えます。足のアーチが崩れると、歩行時に体重が不均等にかかり、それが骨盤に負担をかけることがあります。また、合わない靴は足の形状に合わず、姿勢を崩しやすくなります。

 

4.妊娠や出産

女性の場合、妊娠や出産も骨盤の歪みに影響を与えます。妊娠中または、出産の際に骨盤が開いて赤ちゃんが通過するため、その後も骨盤が不安定になり歪んだままの状態になることがあります。

 

やってはいけない骨盤矯正

骨盤矯正は、骨盤の歪みを整えることで、体の不調や美容の悩みを解消すると言われています。てすが、しっかりとした知識や経験も必要になってくるので、やれば何でも良いというわけではありません。

骨盤矯正を受ける前に、受ける側も少しはやってはいけないことを知っておく必要があります。

おすすめできない骨盤矯正は、以下の3つです。

1.何でも骨盤の歪みが原因にする

2.骨盤しか矯正しない

3.背骨を捻じってバキバキ鳴らす

それぞれについて解説していきます。

1.何でも骨盤の歪みが原因にする

骨盤の歪みとは、骨盤の形や位置が前後、内外にずれている状態を指します。骨盤の歪みは、外傷や筋肉のバランスの乱れ、普段の姿勢や生活習慣、妊娠や出産などによって起こると言われています。

骨盤の歪みがあると、骨盤内の臓器や神経、血管が圧迫され、さまざまな症状を引き起こすケースがあります。

骨盤の歪みを整えることでさまざまな不調が改善されるケースも多くありますが、もちろんすべての症状の原因が骨盤の歪みではありません。

 

2.骨盤しか矯正しない

骨盤を矯正する手技はいろんなものがありますが、骨盤だけを矯正するというのはあまりおすすめしません。

骨盤は脊柱や股関節と密接に関係しており、骨盤だけを矯正しても根本的な解決にはなりません。骨盤の位置や動きは、脊柱や股関節の状態に影響されます。

 

骨盤だけが歪むというケースはほとんどありませんし、骨盤だけを矯正すると、骨盤と脊柱や股関節のバランスが崩れてしまい、かえって痛みや不調を悪化させる可能性があります。

 

骨盤の歪みを改善するには、骨盤だけでなく背骨や筋肉など周りの状態もみて、全身のバランスを整える必要があります。

 

3.背骨を捻じってバキバキ鳴らす

骨盤矯正の中には、背骨を捻じってバキバキと鳴らすようなやり方をするところがあります。

これは、関節の間にある気泡がはじき出るとき音がなるもので、歪みが治るわけではありません。関節の可動域を良くする効果もありますが、やり過ぎは良くありません。

 

背骨を捻じってバキバキと音を鳴らすと、関節に過度な力がかかり、関節や靭帯を痛める可能性があります。

かえって症状を悪化させるケースもありますのでやり過ぎは良くありません。

 

間違いだらけの骨盤矯正まとめ

骨盤矯正は、骨盤の歪みを整えることでさまざまな悩みを解消できるという効果が期待できます。

しかし、骨盤矯正は資格が不要なので誰でもできるので施術を行う際は注意が必要です。

骨盤だけを矯正したり、何でも骨盤の問題にしたり、背骨を捻じってバキバキと音を鳴らすようなやり方は、おすすめできません。

骨や関節、筋肉を痛めてしまう可能性があります。

骨盤の歪みを改善するには、骨盤だけでなく、背骨や股関節、筋肉など全身のバランスを整える必要があります。

骨盤矯正を受ける際は安全で信頼できる所で行ってもらいましょう。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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