【茨木市の50代・女性・メニエルの症例】2年前からの耳鳴りと回転性のめまいが良くなった例

2024年12月22日

まつお鍼灸整骨院では、めまいでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回はメニエルの症例についてご紹介します

【主訴】

2年前から始まった右耳の耳鳴りと回転性めまい。繰り返される症状に苦しみ、耳鼻科へ行き薬を続けるも効果が薄いため、違う方法でのアプローチをしたいということで来院されました。

 

【初回来院時】

患者様は、2年前からメニエール病と診断され、右耳の耳鳴りや回転性めまいといった症状を繰り返していました。

特に2か月前から症状が悪化し、耳に水が詰まったような感覚と共に回転性のめまいが頻発。症状は週に1~2回起こり、日常生活にも支障をきたしていました。

病院での検査の結果、内リンパ液の異常が原因であることが示唆され、薬の服用をしていましたが大きな変化は見られず不安が募る日々だったとのことです。

今回、症状の軽減を目的に来院されました。

患者様の身体状態としては、右肩が前上方に巻き込んでおり、右頚肩部の筋肉が顕著に緊張しているのが確認されました。

また、目の動き検査では軽い気持ち悪さがあり、三半規管に負担がかかりやすい状態が見受けられました。

【検査結果】

・上部頚椎後弯

・アトラスアングル3°

・C5骨棘変性

・L5PRS

・R-PI

レントゲンの結果、上部頚椎の後弯が見られました。

患者様の姿勢には、右肩の巻き込みと頭部の前方傾斜が見られ、この歪みが首や肩周辺の筋肉の緊張を増加させ、自律神経のバランスを崩している可能性が考えられました。

また、上部頚椎に可動制限が確認され、この部位は自律神経やリンパ液の循環、耳の機能にも影響を及ぼす可能性があります。

さらに、目を動かすと軽いめまいが見られ、内耳の三半規管や平衡感覚への負担がめまいの引き金となっていることが示唆されました。

加えて、右側の頚肩部の筋肉が緊張しており、左側とのバランスが崩れ、血流やリンパ液の流れを妨げている可能性が考えられました。

【施術内容】

施術では、特に問題のあった上部頚椎の調整を中心に行いました。また、胸椎や右肩甲骨の動きを改善することで、全体的なバランスを整えました。

最初の2週間は週2回のペースで施術を行い、2回目の施術後にはめまいが起きても吐き気のような気持ち悪さはなくなりました。

4回目の施術終了時には、耳鼻科で「右耳の聴力が回復しつつある」と言われたそうです。

その後は週1回のペースで施術を継続。天候など気圧の影響か一時的にめまいが出たものの、吐き気や耳のつまり感は減少。

3か月が経過した時点で、耳のつまり感があってもめまいは起こらなくなり、症状は安定しました。以降は月1回のメンテナンス施術に移行し、現在は日常生活に支障がなく過ごされています。

 

【患者さんのコメント】

2年前からのメニエール病で日常生活がままならず、耳鼻科で薬を飲み続けても効果がなく、途方に暮れていました。

カイロプラクティックの施術を受けるのは初めてで、半信半疑でしたが、施術を受けるたびに体が軽くなるのを感じました。特に施術後は耳のつまり感が減り、めまいが出る頻度も徐々に少なくなりました。

施術を始めて2か月ほどで、耳鼻科の先生にも『聴力が良くなっている』と言われ、とても驚きました。

今ではめまいを気にせず旅行や仕事を楽しめるようになり、本当に感謝しています。これからもメンテナンスを続けて健康を維持していきたいです。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

メニエール病は内耳のリンパ液の問題が原因と言われていますが、自律神経や姿勢の影響も見逃せません。

この患者様の場合、上部頚椎の問題が大きく、自律神経のバランスを乱していたことも原因の一つでした。

症状を繰り返す場合、身体全体のバランスを整えることも重要です。今回のケースでは上部頚椎を中心に調整した結果、症状を軽減することができました。

同じようにメニエール病でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

当院の施術があなたの健康回復のお手伝いをできるかもしれません。

【茨木市の40代・女性・頭痛の症例】後頭部から左側頭部にかけての頭痛が良くなった例

2024年12月22日

まつお鍼灸整骨院では、頭痛でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は、後頭部から左側頭部にかけての頭痛が良くなった症例をご紹介します。

【主訴】

2週間前から左側頭部から後頭部にかけてズキズキする痛みを感じ、頭を動かすと痛む状況が続きました。首全体や両肩のこりがひどく、頭痛が増すと吐き気を伴うこともある。

 

【初回来院時】

患者様は2週間ほど前から、後頭部から左側頭部にかけてズキズキする頭痛を訴え、頭を動かすと痛みが増す状態でした。

特に1週間前から症状が悪化し、首全体と両肩のひどいこりを伴い、吐き気がすることもありました。また、夜間には頭が締め付けられるような痛みを感じるとのことでした。

数年前の交通事故でむち打ちになり、首や肩のこりが慢性化しており、その影響が現在の症状に繋がっている可能性もあると推測されました。

病院でCT検査を受けたものの脳に異常は見られなかったので、まずは頚椎の問題を疑いました。

首から肩にかけて強いこりが特に左側に集中しており、肩甲骨内側の緊張も顕著でした。首の前後運動や側屈で痛みを訴え、左回旋の制限が見られました。

胸鎖乳突筋と上部僧帽筋の筋力低下が確認され、左側にはトリガーポイントが見られました。この部位の痛みが主訴と一致しており、筋肉の緊張型頭痛の兆候がみられました。

 

【検査結果】

・ストレートネック

・C5P

・3D-R4°

・A.P

・骨盤R+

 

レントゲンと姿勢検査の結果、ストレートネックが見られました。左側の胸鎖乳突筋および上部僧帽筋に強い緊張が見られ、これに伴うトリガーポイントが痛みの主な原因であることが判明しました。

また、左回旋の可動域が特に制限され、前後の動きでも痛みが増加しており、肩甲骨周囲の筋肉の緊張がこれを悪化させていることが確認されました。

さらに、左側の胸鎖乳突筋と上部僧帽筋に筋力低下が見られ、これが姿勢の歪みや筋肉への過剰な負担に繋がっていると考えられました。

加えて、3年前の交通事故の影響により慢性的な首から肩の筋緊張が続いていることも関係して、緊張型頭痛とトリガーポイントによる関連痛が主な原因であると判断しました。

 

【施術内容】

筋肉の緊張を緩和し頭痛の根本原因にアプローチするため、左側の胸鎖乳突筋および僧帽筋のトリガーポイントに対してトリガーポイント療法を実施し、初回施術後には肩こりと頭痛が大幅に緩和しました。

さらに、ストレートネックの矯正と関連するサブラクセーションを特定してアジャストを行い、筋肉の緊張を緩和し可動域を改善していきました。

施術は初めは週1回のペースで行いました。忙しい仕事の合間に症状が再発することもありましたが、全体的に安定した状態を保つことができ、現在ではメンテナンス施術を継続し健康な状態を維持しています。

 

【患者さんのコメント】

2週間前から続いていた頭痛が施術をしてもらってとても頭が軽くなりました。それまで肩や首が常に重く、頭痛薬を手放せない状態だったのですが、薬を飲まずに過ごせるようになりました。

特に仕事中は頭を動かすだけで痛みがありましたが、それも気にならなくなりました。施術後は肩や首が軽く、頭の締め付け感がなくなったのを感じました。

仕事が忙しいときに少し痛みが戻ることはありますが、ここに通えばすぐに良くなるので安心しています。以前の交通事故からの慢性のこりも軽減し、本当に感謝しています。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

今回のケースは、頚椎の歪みと筋緊張型頭痛およびトリガーポイントによる関連痛が主な原因でした。

トリガーポイントは筋肉の深部で痛みを引き起こすことがあり、特に緊張型頭痛では非常に多い要因です。

これに加えて、3年前の交通事故による頚椎の歪みやサブラクセーションが根本的な問題となっていました。

当院の施術では、筋肉の調整だけでなく関節の根本的な問題にアプローチします。今回のケースも、最初の施術で効果を感じられ、その後の施術でさらに安定した状態を維持することができました。

症状が軽減しても、定期的なメンテナンスが再発の予防になります。当院では、患者様一人ひとりに最適な施術プランを提供し、サポートしています。

お身体のことで気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

【茨木市の20代・女性・手のしびれの症例】首のこりとシビレが良くなった例

2024年12月17日

まつお鍼灸整骨院では、首のコリ・手のしびれでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は首のコリからおこる手のしびれが良くなった例をご紹介します。

 

【主訴】

茨木市の20代・女性。首のコリと手のしびれに加え、全身の疲労感や頭痛に悩まされる。

 

【初回来院時】

患者様は最初、肩こりの症状で近くの整骨院に通っていましたが、徐々に症状が悪化し、首のコリや手のしびれ、さらに全身の疲労感や頭痛にまで広がりました。

4年前に病院で検査を受けたものの、異常は見つからず、原因が分からないまま日々を過ごされていたとのことです。

昨年の秋頃からは原因不明の微熱や喉の痛みが続き、全身の不調がピークに達しました。病院や整骨院での施術でなかなか良くならず、どこに相談すべきか迷われていましたが、知人の紹介で当院にご来院されました。

初回来院時には目の奥の痛みや慢性的な疲労感が全身に現れ、身体も辛そうな感じが見られました。

 

【検査結果】

・C4P

・C6-7狭小

・CR-L4°

・頚椎カーブ減少

・L-PI-EX

 

レントゲン検査および触診の結果、頚椎に明らかな歪みが見られました。この歪みが神経を圧迫し、手のしびれや全身の疲労感を引き起こしている可能性があると判断しました。

また、歪みにより血流が阻害され、肩や首のコリ、さらには頭痛を悪化させていることが考えられました。

さらに、姿勢検査では肩甲骨の左右差や骨盤の歪みも確認され、全身のバランスが崩れていることが判明しました。

これらの要因が複合的に患者様の不調を引き起こしていると考えられました。

患者様には、これらの状態とその影響について詳しく説明し、全身のバランスを整える施術計画を立てました。

 

【施術内容】

初回の施術では、頚椎の歪みを調整し、神経の圧迫を軽減させることに注力しました。また、肩や首の筋肉の緊張を緩めるための筋膜リリースを行い、全身の血流を促進しました。

血流が良くなることで施術後すぐに首や肩周辺の負担が軽減され、変化を実感することができました。

その後の施術では、骨盤や背骨の歪みを整え、全身のバランスを根本的に改善するためのアプローチを継続的に行いました。

特に、しびれの原因となる神経圧迫を解消するため、C4の矯正と腰椎・骨盤の調整を行いました。

施術のたびに患者様の症状は軽減され、頭痛やめまい、しびれの頻度が徐々に減少しました。

 

【患者さんのコメント】

最初は肩こりから始まった不調が、首や手のしびれ、頭痛にまで広がり、長年悩んでいました。病院や整骨院ではなかなか良くならず、どうすれば良いのか分からなくなっていました。

初回の施術後、自宅に帰ると今まで感じたことのない眠気に襲われ、体が緩んでいく感覚がありました。

その後、首や肩がとても軽くなり、毎日のように続いていた頭痛がすっと消えました。施術を重ねるごとに、めまいやふわっとした不安定感もなくなり、体全体が軽くなっている感じでした。

卒業旅行での長時間のフライトも快適に過ごせ、旅行中も体調が良く、思い切り楽しむことができました。

頭痛やめまいに悩まされることなく日々を過ごせるようになり、安心しています。本当にありがとうございました!

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

この患者様は、長年続く全身の不調で大変お困りでしたが、施術を行っていく中で大きな変化が見られ、頚椎の歪みが主な原因だったことがわかりました。

当院では、症状の根本原因を特定するためにレントゲン検査を行い、全身のバランスを整える施術を心掛けています。

趣味の旅行にも行けるようになり、日常生活も問題なく回復されたことを大変嬉しく思います。しびれや頭痛、全身の疲労感は、施術を行っていくことで改善が見込めます。

首のコリやシビレなど同じようなお悩みを抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください。健康的で快適な日常を取り戻すお手伝いを全力でさせていただきます!

【茨木市の50代・男性・めまいの症例】長年続くめまい・ふらつきが良くなった例

2024年12月16日

まつお鍼灸整骨院では、めまい・ふらつきでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は長年続いていためまい・ふらつきが良くなった例をご紹介します。

 

【主訴】

茨木市の50代・男性。長年続くめまいやふらつきに加え、肩こりや頭痛・腰痛も気になることが増えてきた

 

【初回来院時】

何年も前からめまいやふらつきを繰り返し、年々症状が悪化していました。日常生活に支障が出るときもあり、電車に乗るだけで気分が悪くなり、パソコン画面を見ただけでも吐き気を感じることもありました。

脳CT検査では異常は見つからず、服薬や電気治療、マッサージでその場しのぎの対処を続けていましたが、根本的な改善は見られませんでした。

また、肩こりや頭痛、腰痛も慢性化しており、日々ストレスが溜まる一方だったと話されていました。患者様は友人から当院の施術を紹介されご来院されました。

初回来院時には、長期間にわたる症状について詳しくお聞きして後日レントゲン検査を行うことにしました。

 

【検査結果】

・上部頚椎後弯

・C4P

・C4-5-6骨棘変性

・腰椎カーブ減少

・L4-PRI

 

レントゲン検査の結果、頚椎の明らかな歪みが確認されました。通常、頚椎は前方にカーブしていますが、後方に逆カーブしていました。これがめまいやふらつき、さらには肩こりや頭痛の原因となっている可能性があると判断しました。

頚椎の歪みの影響で頚椎周辺の神経が圧迫され、平衡感覚を司る内耳への血流も悪くなっている状態だと考えられました。

また、歪みによる血流の滞りが頭痛や肩こり・腰痛まで引き起こしている可能性も高く、全身のバランスを整えることが重要であると判断しました。

 

【施術内容】

初回の施術では、まず頚椎の可動域を回復させることを目的に、全身の骨格バランスを整える施術を行いました。

C4の矯正を行うことで首の可動域が良くなり、施術直後に首が軽くなったと実感されました。

2回目以降は、頭痛やめまいの頻度を減らすため、頚椎の安定性を高める施術を継続的に行いました。また、肩こりや腰痛の緩和のため、骨盤や胸椎の歪みを調整し、全身のバランスを整えるアプローチを行いました。

3ケ月ほど経つと、頭痛とめまいが大幅に軽減。日常生活においてもあまり気にならないくらいまでになりました。

その後、間隔をあけながら継続していくことにより、良い状態を維持できるように目指しました。

 

【患者さんのコメント】

長年、めまいやふらつきに悩まされてきましたが、こちらでの施術を受けることで大きな変化を実感しました。

施術をしていく中で首がスムーズに動くようになり、驚きました。そして、3か月程経つ頃には頭痛とめまいがかなり楽になり、日常生活での不安が少なくなりました。

2回目のレントゲン撮影で、後ろ向きに歪んでいた頚椎が正常に戻っているのを見たときは、本当に驚きました!これまでにない大きな変化を実感できています。

肩こりや腰痛も楽になり、日々の体調が明らかに良くなりました。仕事で忙しい中でも施術を続けたいと思っています。ありがとうございます。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

めまいやふらつきは、耳鼻科へ行っても原因が分からないことが多く、適切な施術が行われないまま薬だけ飲み続け長期間苦しむ方も少なくありません。

この患者様の場合、頚椎の歪みが神経圧迫や血流障害を引き起こし、症状を悪化させていたと考えられます。

当院では、レントゲンを用いて歪みを正確に把握し、根本原因を解消する施術を行っています。めまいやふらつきの症状だけでなく、身体全体のバランスが整い、日常生活の質が向上したことを大変嬉しく思います。

めまいやふらつきでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。当院では、あなたの健康を全力でサポートしていきます。

頭痛にロキソニンが効かないはなぜ?原因と対処方法について詳しく解説!!

2024年12月15日

まつお鍼灸整骨院では、頭痛でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

ロキソニンは、一般的な鎮痛剤として多くの人に利用されており、頭痛にも効果が期待される薬です。ですが、ロキソニンを服用しても頭痛が軽減されない、あるいは効果が薄いと感じる方も少なくありません。

この記事では、なぜロキソニンが効かないのか、その原因と対処法、さらに他の方法について詳しく解説していきます。

ロキソニンとは?

まず、ロキソニンという薬について理解しておきましょう。ロキソニンは、非ステロイド性抗炎症薬の一つで、炎症を抑え、痛みを軽減する効果があります。

市販薬としても入手可能で、頭痛、腰痛、歯痛、生理痛など幅広い痛みに対して使われています。主成分はロキソプロフェンナトリウムで、痛みの原因となる物質「プロスタグランジン」の生成を抑えることで、痛みや炎症を和らげます。

ロキソニンの作用機序

ロキソニンは、プロスタグランジンという物質の生成を抑えることで、痛みや炎症を軽減します。プロスタグランジンは体内で炎症や痛みを引き起こす役割を持っていますが、ロキソニンはその生成を阻害することで痛みを感じにくくさせます。

しかし、頭痛の原因がプロスタグランジンによる炎症でない場合や、ロキソニンが十分に効かない特定の状況では、期待した効果を得られないことがあります。

ロキソニンが効かない理由

ロキソニンが頭痛に効かない場合、いくつかの要因が考えられます。頭痛の種類や体質、さらには薬の使用方法など、さまざまな要因が絡み合っていることが多いです。以下では、代表的な原因を解説します。

頭痛の種類によるもの

頭痛にはいくつかの種類があり、それぞれの原因が異なるため、ロキソニンが効かない場合があります。主な頭痛の種類は次の通りです。

緊張型頭痛

首や肩の筋肉が緊張して血流が悪くなり、痛みが生じるタイプの頭痛です。多くの場合、慢性的に続くことがあり、ストレスや姿勢の悪さが原因となります。この場合、筋肉の緊張を解消しない限り、ロキソニンなどの鎮痛剤では十分な効果が得られないことがあります。

片頭痛

片頭痛は脳の血管が拡張し、その周囲の神経が刺激されることで起こる頭痛です。ズキズキとした脈打つような痛みが特徴で、光や音に敏感になることが多いです。片頭痛はプロスタグランジンの作用だけではなく、セロトニンなど他の神経物質も関与しているため、ロキソニンが効きにくいことがあります。

群発頭痛

群発頭痛は、目の周りや片側のこめかみが非常に強く痛む頭痛で、ロキソニンなどの鎮痛剤がほとんど効果を示さない場合が多いです。このタイプの頭痛は原因が神経や血管の異常に関連しているため、ロキソニンで症状を抑えることは難しいです。

薬の耐性

ロキソニンを長期間にわたって使用している場合、身体が薬に対して耐性を持ち、効果が薄れてくることがあります。

これは、鎮痛薬の長期使用が体内での反応を鈍くするためです。そのため、以前は効果があったものの、同じ量では効果が感じられなくなるケースも見られます。

適切な使用方法でない場合

ロキソニンは通常、食後に服用することが推奨されています。これは、空腹時に服用すると胃に負担をかけやすく、胃腸障害を引き起こすリスクがあるためです。

しかし、食後すぐに頭痛が出現する場合、タイミングを見計らって服用するのが難しいこともあります。また、服用間隔や一日の摂取量が適切でない場合、効果が十分に発揮されないこともあります。

体質的な要因

個々の体質によっても、ロキソニンが効かない場合があります。例えば、胃腸が弱い人や、NSAIDsに対してアレルギーがある人では、ロキソニンの効果が十分に現れないことがあります。

加えて、肝臓や腎臓の機能が低下している場合、薬の代謝や排出がスムーズに行われず、効果が出にくくなることもあります。

ロキソニンが効かない場合の対処法

ロキソニンが効かない場合には、次のような対処法を考える必要があります。まず、頭痛のタイプを見極め、根本的な原因にアプローチすることが重要です。

頭痛の原因に応じた方法

ロキソニンが効かない頭痛の原因を特定し、それに応じた適切な治療を行うことが効果的です。

片頭痛の場合

片頭痛にはトリプタン系薬剤が有効です。トリプタンは、セロトニン受容体に作用し、血管の拡張を抑え、痛みを和らげます。また、片頭痛の発作を予防するために、生活習慣の見直しやストレスの管理も重要です。

緊張型頭痛の場合

緊張型頭痛には、ストレッチやマッサージなど、筋肉の緊張を和らげる方法が有効です。また、ストレス管理や姿勢の改善も予防につながります。

群発頭痛の場合

群発頭痛は、酸素吸入療法や、特定の処方薬を用いた治療が推奨されます。群発頭痛は非常に痛みが強いため、まずは診察を受けることが重要です。

生活習慣の改善

頭痛は生活習慣とも密接に関わっているため、日常の習慣を見直すことも有効です。

睡眠の質を高める

十分な睡眠が取れていないと、頭痛のリスクが高まります。特に片頭痛持ちの方は、規則正しい睡眠習慣を心がけることが大切です。

ストレス管理

ストレスは頭痛の大きな原因にもなるのでストレスをためないようにすることも大事です。

姿勢の改善

デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると、筋肉が緊張しやすくなり、緊張型頭痛の原因となります。定期的に身体も動かし、姿勢を正すことが予防につながります。

まとめ

頭痛に対してロキソニンが効かない理由は、頭痛の種類、薬に対する耐性、適切な服用方法の問題、そして体質的な要因など、さまざまです。

重要なのは、自分の頭痛の原因を正確に把握し、適切な方法を選ぶことです。ロキソニンが効かないからといって放置してはいけません。

特に、頭痛が長引いたりしている場合は検査を行うことも重要です。頭痛に悩んでいる方は、この記事を参考にしてみてください。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

 

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参考文献

 

膝の内側が痛むのは何が原因?症状別に考えられる疾患について詳しく解説!!

2024年12月15日

まつお鍼灸整骨院では、膝の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

膝の内側の痛みについて

膝の内側に痛みを感じる場合、その原因は複数考えられます。スポーツによる外傷、長年の酷使による軟骨の摩耗、さらには日常生活の癖が引き起こす筋肉のアンバランスなど、膝の内側に負担がかかる理由はさまざまです。

この記事では、膝の内側に痛みをもたらす代表的な原因を挙げて説明します。

 

1. 内側側副靱帯(MCL)損傷

【概要】

内側側副靱帯(MCL)は、膝の内側を安定させるための重要な靱帯です。サッカーやバスケットボールなど、急激な方向転換を伴うスポーツで損傷しやすい部位です。膝の外側からの衝撃が原因となり、内側の靱帯が過剰に引き伸ばされて痛みが発生します。

【症状】

膝内側の鋭い痛み

腫れや内出血

膝の不安定感、特に方向転換時の痛み

 

2. 内側半月板損傷

【概要】

内側半月板は、膝のクッションとして機能し、関節の安定を保つ役割を果たしています。しかし、膝をひねったり、体重をかけたまま急に動かしたりすると、半月板に亀裂が入ることがあります。

【症状】

膝の内側に深部の痛み

膝を曲げ伸ばしするときの「クリック音」や引っかかり感

長時間の座位後に立ち上がる際の痛み

 

3. 変形性膝関節症

【概要】

変形性膝関節症は、加齢や長年の負担により、関節軟骨が摩耗することで発症します。特に膝の内側は外側に比べて負担が大きいため、内側に痛みが出ることが多いです。

【症状】

歩行時の膝の内側の痛み

朝起きたときや長時間座った後のこわばり感

関節の腫れ、変形が見られる場合も

 

4. 鵞足炎(がそくえん)

【概要】

膝の内側にある筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)が鵞足(がそく)と呼ばれる部分に集まります。この部位が炎症を起こすと膝内側に痛みが発生します。ランニングや登山のような膝を多用する運動が原因となることが多いです。

【症状】

膝の内側下部に局所的な痛みと圧痛

運動後の痛みの増加

朝起きた直後のこわばり感

 

5. O脚による膝への負担

【概要】

O脚は、膝の内側に過剰な負担をかける姿勢の一つです。この負担が長期間にわたり続くと、内側の靱帯や軟骨が慢性的にダメージを受け、痛みを引き起こすことがあります。

【症状】

歩行時や階段を下るときの膝内側の痛み

日常動作での軽度から中程度の痛み

 

6. 膝の内側の痛みを予防するための生活習慣

6-1.筋力をつける

膝周囲の筋肉を強化することは、膝関節への負担を軽減するために非常に重要です。特に、大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)とハムストリングス(太ももの裏の筋肉)を鍛えることで、膝の安定性を高めることができます。

スクワットやレッグプレスなどの筋力トレーニングは効果的ですが、過度な負荷を避けるため、フォームに注意し無理のない範囲で行いましょう。また、ストレッチを取り入れることで筋肉の柔軟性を維持し、関節の動きをスムーズにすることができます。

 

6-2. 正しい姿勢の維持

日常生活での姿勢を見直すことは、膝の負担を減らすためにはとても重要です。歩行時には背筋を伸ばし、体重を均等に両脚で支えることを意識しましょう。

また、座る際には深く腰掛け、足を地面に平らにつけることで膝への過剰なストレスを回避できます。長時間の座位や立位は膝に負担をかけやすいため、適度に姿勢を変えたり、ストレッチを取り入れることも重要です。

悪い姿勢を続けると膝の内側に偏った負担がかかり、痛みや変形性膝関節症のリスクが高まる可能性があるため、普段から姿勢を意識しましょう。

 

6-3. 体重管理

体重が増えると、膝にかかる負担も比例して増大します。特に階段を上り下りする際には、体重の3~4倍の力が膝にかかるとされています。

そのため、適正体重を維持することは膝の負担軽減にはとても大切です。

また、運動を通じて筋肉量を増やし、基礎代謝を高めることも効果的です。体重管理ができると膝への負担が軽減し、痛みの予防だけでなく、全身にも良い影響を与えます。

 

6-4. クッション性の高い靴の使用

足に適した靴を選ぶことは、膝の健康を守るうえで非常に重要です。特に、クッション性の高い靴は膝への衝撃を吸収し、関節の負担を和らげる効果があります。

靴底が滑りにくく、足をしっかりサポートするデザインのものを選ぶと良いでしょう。ランニングシューズやウォーキングシューズは、膝をサポートする機能が充実しているため、普段履きとしてもおすすめです。

また、靴が古くなりクッション性が低下すると膝への負担が増えるため、定期的に買い替えることを忘れないようにしましょう。

 

7. まとめ

膝の内側に痛みを感じた場合、その原因は多岐にわたります。早目の段階で適切な施術を受けることが、症状の悪化を防ぐためには不可欠です。

また、日常生活での適切なケアや予防策を取り入れることも大切です。

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、膝の痛みに対する施術も行っています。膝の痛みでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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肩こりに磁気ブレスレット・ネックレスなどの健康グッズは効果があるのか?

2024年12月11日

まつお鍼灸整骨院では、肩こりでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

肩こりで悩んでいる人はとても多いと思います。特にデスクワークやスマートフォンの使用によって、肩や首に負担がかかり、慢性的な肩こりを感じている人は多いでしょう。

中には、肩こりに効果があるといわれる磁気ブレスレットやネックレスなどを付けている人をよく見ますが本当に効果があるのでしょうか?

この記事では、磁気ブレスレットやネックレスの効果、その有効性について、個人的な意見ですが解説していきたいと思います。

磁気ブレスレット・ネックレスの効果

2-1. 科学的根拠

磁気ブレスレットやネックレスが肩こりに対して効果があるかどうかについては、実際のところ見解はさまざまです。

一部では、磁気治療が血行を改善し、痛みを軽減するという結果が報告されています。しかし、他では、プラセボ効果以上の有効性は見られないということも報告されています。

肯定的な意見

ある研究では、磁石が肩こりや筋肉痛に対して有効であるとされており、特に慢性的な肩こりに悩む方に対して、血流の改善が確認されたと報告されています。

否定的な意見

一方で、磁気製品が直接的に血行を改善するという証拠が不足しているとの見解もあり、プラセボ効果が大きい可能性が指摘されています。

2-2. プラセボ効果の影響

プラセボ効果とは、実際には施術効果がないにもかかわらず、「効果がある」と信じることによって状態が改善されることをいいます。

磁気ブレスレットやネックレスが肩こりに効くと信じることで、実際に症状が軽減されたように感じることも多く報告されています。

心理的な効果

磁気製品を使用することで、「肩こりが良くなる」という期待感から、精神的にリラックスし、それが肩の緊張を和らげるという側面も考えられます。

磁気ブレスレット・ネックレスのメリットとデメリット

磁気ブレスレットやネックレスは手軽に使用できるアイテムですが、そのメリットとデメリットを理解しておくことが重要です。

3-1. メリット

簡単に使用できる

ブレスレットやネックレスを身につけるだけで良いため、特別な手間をかけることなく使用できるのは大きなメリットです。

長期間使用できる

磁気製品は、一度購入すれば長期間使用することが可能です。

副作用がない

薬や医療行為とは異なり、体に負担をかけることなく肩こりの改善が期待できるため、誰でも気軽に試すことができます。

3-2. デメリット

効果に個人差がある

科学的に効果が証明されていない部分もあり、個人によって感じる効果には大きな差があります。

即効性がない

効果を感じるまでに時間がかかることが多く、すぐに肩こりを解消したい場合には向いていないことがあります。

価格が高い場合がある

磁気製品の中には高額なものも多く、コストパフォーマンスが合わないと感じる人もいるかもしれません。

磁気ブレスレット・ネックレスは試す価値があるか?

磁気ブレスレットやネックレスは、手軽に購入でき、つけるだけで肩こりを軽減できる可能性があるため、興味を持つ人も多いでしょう。ですが、実際に試す価値があるかどうかは、個々の状況や期待する効果によって異なります。

5-1. 試す価値がある場合

軽度の肩こりで困っている人

磁気ブレスレットやネックレスは、軽度の肩こりを持つ人にとって有効かもしれません。血行促進や筋肉の緊張を軽減する効果が期待できるため、症状がそれほど深刻でない場合には効果が得られる可能性があります。

副作用のない方法を試したい人

薬に頼りたくないという人にとって、磁気製品は手軽に試せるものになります。また、ストレスなく日常生活に取り入れることができます。

長期間使っても構わない人

磁気製品の効果が現れるまでには時間がかかる場合があります。長期間使用することで、効果を実感できる可能性もあるため、長期間使用できる人には適しているかもしれません。

5-2. 試す価値が薄い場合

一方で、次のような人にとっては、磁気ブレスレットやネックレスはあまり効果は期待できないかもしれません。

即効性を求める人

磁気ブレスレットやネックレスは、即効性が期待できるものではありません。短期間で肩こりの痛みを解消したいという場合には、他の方法を検討する方が良いでしょう。

深刻な肩こりや他の健康問題を抱えている人

深刻な肩こりや、頚椎ヘルニアなど痛みが強い場合、効果を得ることは難しいです。

まとめ

肩こりに対する磁気ブレスレットやネックレスの効果については、個々の感じ方や症状によって異なります。特に軽度の肩こりや血行促進を目的とする人にとっては有効なアイテムになる可能性があります。

一方で、頚椎ヘルニアなどの痛みやシビレを伴うものや即効性を求める場合には、効果が感じられない可能性が高いと思います。

磁気ブレスレットやネックレスを試す際には、効果が感じられるまでに時間がかかることや、プラセボ効果の影響もあることを理解することが大切です。

あくまで個人的な意見ですが肩こりに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

【茨木市の40代・男性・むち打ちの症例】首の痛みと右腕のしびれが良くなった例

2024年12月11日

まつお鍼灸整骨院では、むち打ちによる首の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は交通事故によるむち打ちの症状が良くなった例をご紹介します。

 

【主訴】

茨木市の40代・男性。交通事故によるむち打ちが原因で首の痛みと右腕のしびれにより来院。土踏まずの痛みも時々ある

 

【初回来院時】

過去に何度も交通事故によるむち打ちを経験されており、慢性的な首や肩の痛みを抱えていました。

これまでは施術で一時的に痛みが軽減していたので、特に痛みを感じるときのみ通院されていました。

ある朝、突然の首の痛みで目が覚め、首を動かすことができなくなり、右腕にしびれが発生。これまでとは明らかに違う強い痛みのため、すぐに来院されました。

初回来院時、首や背中の張りが極端に強く、寝違いのような症状で痛みのため首の可動域がほとんどありませんでした。

 

【検査結果】

・C5P

・バリアブル

・頚椎カーブ減少

・L5PRS

・L-PI+

 

レントゲン検査の結果、頚椎と腰椎に大きな歪みが確認されました。特に頚椎では、事故による衝撃で通常の生理的なカーブが失われており、いわゆる「ストレートネック」の状態に近いものでした。

また、椎間関節の可動性が低下し、神経の圧迫が痛みやしびれの原因である可能性が高いと判断しました。

さらに、腰椎では左右の骨盤の高さが不均衡で、歩行時の土踏まずへの負担が大きくなっている可能性が考えられました。この状態が慢性的な腰痛や土踏まずの痛みを引き起こしていたと考えられます。

これらの結果から、痛みやしびれの症状だけでなく、身体全体のバランスを整えることが必要だと判断しました。

 

【施術内容】

初回施術では、強い痛みがある首に直接的な矯正を加える前に、まず背骨全体のバランスを整えることを重視しました。

特に腰椎から胸椎にかけての歪みを矯正し、首や肩周りの筋肉の負担を軽減する施術を行いました。これだけでも首の症状が軽減されたことが確認できました。

2回目以降の施術では、頚椎のサブラクセーションを矯正し、神経圧迫を取り除くことに注力しました。それと骨盤の歪みも調整し、土踏まずの痛みの原因となる負担を軽減する施術を継続的に行い全身のバランスを調整していきました。

 

【患者さんのコメント】

むち打ちで痛みが出るたびに先生にみてもらっていましたが、今回はこれまでと違った痛みと右腕のしびれがありました。

初めてレントゲンを撮ってみたところ、首や腰の背骨がガタガタに歪んでいることに驚きました。

施術をしてもらうと不思議と首や背中の張りが和らぎ、右腕のしびれも気が付けば消えていました。また、歩くときに感じていた土踏まずの痛みも改善し、長年の腰痛も出にくくなりました。

施術を受けた日は夜にぐっすり眠れるようになり、体全体が楽になる感覚があります。これからも体調を維持できるように通い続けたいと思います。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

むち打ちはその時は軽度の症状に見えることが多いですが、事故の衝撃が頚椎や周辺組織に与える影響は非常に大きい場合があります。

今回のケースでは、過去の事故による蓄積が重なり、今までにない首の痛みや腕のしびれが現れたと考えられます。

レントゲン検査で頚椎と腰椎の歪みが確認されたため、根本的な原因を特定し、全身のバランスを整える施術を行いました。

当院の施術は、マッサージに頼らず、歪んだ骨格を矯正し自然治癒力を高めることを目的としています。

その結果、痛みやしびれだけでなく、睡眠の質や全身の状態にも良い影響が出ることがあります。

むち打ちは時間が経つと症状が慢性化しやすいため、早期に適切な施術を受けることが重要です。当院では、一人ひとりに合わせた施術計画を立て、再発予防に努めています。

むち打ちでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。全力でサポートいたします!

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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【高槻市の40代・男性・肩こりの症例】首の痛みと肩こりがひどかったのが良くなった例

2024年12月8日

まつお鍼灸整骨院では、首の痛みや肩こりでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回はひどかった首の痛みと肩こりが良くなった例をご紹介します。

 

【主訴】

高槻市の40代・男性。首の痛みと肩こりがひどく、疲れがたまってひどくなると激痛で首が動かせないこともありました。

 

【初回来院時】

長年、慢性的な首の痛みと肩こりに悩まされていました。特に悪化した際には、首を動かすことすら困難な状態になり、頭痛や吐き気を伴うこともあり、日常生活に大きな支障をきたしているとのことでした。

これまで、整体院や整骨院でのマッサージや電気治療をはじめ、湿布や鎮痛剤なども試されてきたそうです。

一時的に症状を緩和することはあったものの、数日後には再び痛みやこりが戻るため、根本的な改善には至らず、次第に「もう治ることはないだろう」と半ば諦めていました。

仕事では長時間のデスクワークをこなすため、首や肩への負担が大きい生活環境も一因と考えられます。さらに、ストレスや睡眠不足が重なり、症状が悪化しやすい状態でした。

そんな中、知人から当院の施術を紹介され、「少しでも改善するなら」と半信半疑ながら来院されました。

 

【検査結果】

・ストレートネック

・C5ロック

・C5P

・C5-6狭小

・骨盤WPI

 

レントゲン検査の結果、ストレートネックの状態が確認されました。またC5の関節の動きが悪くなっている状態でした。

関節の動きが悪くなると神経の流れや血流も悪くなり、首の痛みや肩こり、さらには頭痛などといった症状が起こりやすくなります。

また、首や肩の筋肉の緊張が慢性的に強く、血流が滞りやすい状態も見られました。この状態では、一般的なマッサージや電気治療ではなかなか良くなりません。

肩こりは硬くなった筋肉が原因だと思われやすいですが、頚椎に問題があるケースがほとんどです。このことをしっかりと説明し理解して頂いたうえで施術を行っていきました。

 

【施術内容】

施術は、まず頚椎の歪みを整える骨格矯正を中心に行いました。特に問題のあったC5に対してアジャストを行っていき、頚椎の歪みを整え関節の可動性を広げていきました。

また、首や肩の筋肉の緊張を緩和するために筋膜リリースを併用し、血流の改善も図りました。さらに、日常生活での姿勢や習慣のアドバイスを行い、自宅でできる簡単なケア方法もお伝えしました。

施術の頻度は最初の3か月は週1回、その後は状態に応じて間隔を広げていく計画を立てました。

 

【患者さんのコメント】

長年悩んでいた首の痛みと肩こりが、施術を始めてから驚くほど改善しました。最初にレントゲンで自分の首の状態を見た時は、あまりの歪みに驚きましたが、先生の「この状態なら痛みが出て当たり前です。しっかり矯正していきましょう」という説明を聞いて、とても納得しました。

施術を続けるうちに、これまで毎日のように感じていた肩こりがほとんど気にならなくなり、首の痛みも軽くなりました。

今では、家族全員でお世話になっています。先生やスタッフの皆さんがとても親切で、通いやすい環境にも感謝しています。これからもよろしくお願いします!

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

首の痛みや肩こりが長期間続くと、症状が慢性化し、「これが普通」と感じてしまう方も少なくありません。

しかし、今回のケースのように、首の骨の歪みや筋肉の緊張が原因で症状が引き起こされている場合、適切な施術を受けることで大きく改善する可能性があります。

当院では、まずレントゲン検査や姿勢分析を通じて、症状の本当の原因を突き止め、それに基づいた施術を行います。

今回の患者様も、原因をしっかりと分析した上で頚椎の矯正を続けた結果、症状が良くなっていきました。

これからもしっかりとサポートさせていただきます。首や肩の痛みにお悩みの方は、ぜひご相談ください。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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【茨木市の20代・男性・首の痛みの症例】首が痛くてポキポキ鳴らす癖が良くなった例

2024年12月8日

まつお鍼灸整骨院では、首の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は長年、首が痛くてポキポキ鳴らす癖が良くなった例をご紹介します。

 

【主訴】

茨木市の20代・男性。子供の頃から続く首の痛みと違和感、首をポキポキ鳴らす癖がずっと続く状態でした。

 

【初回来院時】

子供の頃から首に違和感がずっとあり、首を頻繁にポキポキ鳴らす癖がありました。首や肩に慢性的な痛みを抱え、いろいろとマッサージや整骨院を転々とされてきたそうです。

整形外科にも行きましたが特に問題はないとのこと。

いずれの施術も一時的には良くなるものの、根本的な改善には至りませんでした。来院のきっかけは、ご家族からの紹介でした。

初回の問診では、これまでの施術歴や症状の経緯を詳しく伺い、患者様の不安を少しでも取り除くことを心掛けました。

 

【検査結果】

・バリアブル

・頚椎カーブ減少

・C5P

・右肩下がり

・骨盤R+

 

レントゲン検査の結果、頚椎のカーブが減少し頚椎が左右に大きく曲がっている状態でした。通常、首の骨は前方に弯曲していますが、頚椎が真っすぐで、いわゆる「ストレートネック」の状態でした。

さらに、日常的に首を鳴らす癖が、関節周囲の軟部組織に負担をかけ、首が左右に曲がっている状態になっていました。

この状態を放置すると、さらなる症状の悪化が懸念されるため、早急に施術を行う必要があると判断しました。

 

【施術内容】

施術は、頚椎の歪みを矯正することを第一に考えました。初回の矯正では無理のない範囲で調整を行いました。

頚椎の矯正を進めると同時に、首周辺の筋肉の緊張を緩めるため、筋膜リリースも取り入れました。これにより、首や肩周りの血流を改善していきました。

首を鳴らす癖は、一時的に心地は良いもののやり続けることで、長期的には関節に大きな負担をかける可能性が高いとお伝えしました。

施術の頻度は、初期は週1回からスタートし、症状の改善に応じて間隔を広げていきました。

 

【患者さんのコメント】

幼い頃から首が悪く、ずっと悩まされてきました。首を鳴らす癖がやめられず、さまざまな施術を試しましたが、どれも一時的なもので、根本的な改善には繋がりませんでした。

そんな中、父からこの整骨院を勧められ、半信半疑で訪れました。初めてレントゲンで自分の首の状態を見た時は驚きました。

正常な首の状態と比べ、自分の首がどれだけ歪んでいるのかが一目で分かり、原因がはっきりしたことで不安が和らぎました。

「時間はかかるけど、必ず良くなる」と先生が言ってくれた言葉に励まされ、施術を続けることを決意しました。

2か月ほどで首を鳴らす癖が自然と減り、痛みも軽減してきたのを実感しました。今では、首の症状がほとんど気にならなくなり、日常生活が楽になりました。

これからも家族でお世話になりたいと思います!

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

首の痛みや肩こりでお悩みの方の中には、原因が分からずに長期間症状を抱えている方が多くいらっしゃいます。

今回のケースのように、首をポキポキ鳴らす習慣がある人も多いと思います。首を鳴らした時は、少し症状が和らぐ感じがしますが、やり続けるとかえって関節にも負担がかかり、変形が進み首の状態も悪くなっていきます。

頚椎の歪みが神経に影響を与え、慢性的な痛みや不快感を引き起こしているケースは少なくありません。

当院では、レントゲンで背骨の歪みを分析し、症状の原因を特定することを重視しています。今回も、原因を明確にし、それに基づいた施術計画を立てることで、症状を軽減することとができたと思います。

施術を進める中で、首を鳴らす癖が減り、痛みが軽減していったのは、施術を真剣に受けてくださった結果です。

首の痛みや肩こりにお悩みの方は、諦めずに一度ご相談ください。根本的な原因を解消し、快適な日常生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます!!

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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