ストレートネックが引き起こす身体の倦怠感!!身体全体に及ぼす悪影響について解説

2024年10月6日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供してます。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

ストレートネックがもたらす身体の倦怠感について

 

スマートフォンやパソコンを使う時間が増えたことで、姿勢に問題を抱える人が急増しています。その中でも特に問題視されているのが、ストレートネックです。ストレートネックとは、首の自然なカーブが失われ、首が真っ直ぐな状態になることを指します。

この状態がくと、肩こりや頭痛などの一般的な症状に加え、慢性的な倦怠感が現れることがあります。

今回は、ストレートネックがどのように倦怠感を引き起こし、体全体にどのような悪影響を与えるのかを徹底解説します。さらに、その改善策についても詳しく説明していきます。

 

ストレートネックとは?

ストレートネックは、頚椎が正常な前弯カーブを失い、首がまっすぐになる状態を指します。通常、首は自然なカーブを持っており、これが体の負担を分散させています。

ですが、ストレートネックではそのカーブが消失し、首の筋肉や骨に過度な負担がかかるため、姿勢の崩れやさまざまな不調が現れることになります。

 

ストレートネックを引き起こす原因について

✅長時間のデスクワークやスマホの使用

✅姿勢の悪さ(猫背や前かがみの姿勢)

✅加齢による骨の変形や筋力低下

✅交通事故などによるむち打ち症

これらの要因が首の骨に負担をかけ、ストレートネックを引き起こすことが知られています

 

ストレートネックが引き起こす倦怠感とは?

ストレートネックの症状としてよく知られているのは、首や肩の痛み、頭痛、めまいなどですが、倦怠感も見逃せない重要な症状です。

では、なぜストレートネックが倦怠感を引き起こすのでしょうか?

 

1. 血流の悪化

ストレートネックになると、首や肩周りの筋肉が緊張しやすくなり、その結果、血流が悪化します。首には多くの血管が通っており、脳に酸素や栄養を送り込む役割を果たしています。

しかし、ストレートネックによって筋肉が硬直すると、血管が圧迫され、脳への血流が低下します。

この状態が続くと、脳が十分な酸素を得られず、倦怠感や集中力の低下を引き起こすことがあります。

 

2. 自律神経の乱れ

首には、体全体の機能を調節する自律神経が通っています。ストレートネックになると、首周辺の筋肉や骨が自律神経を圧迫し、バランスが乱れることがあります。

自律神経が乱れると、体は常に緊張状態に入り、リラックスできなくなるため、慢性的な倦怠感や睡眠障害が生じやすくなります。

特に、ストレートネックが自律神経に与える影響は大きく、体の各部位にまで影響を及ぼします。

例えば、消化機能が低下し、疲労が溜まりやすくなるなど、全身に悪影響が広がることがあります。

 

3. 筋肉の過剰な緊張

ストレートネックの状態では、首や肩の筋肉が常に負担を受けています。その結果、筋肉が過度に緊張し、慢性的な筋疲労が蓄積されます。

この筋肉の緊張が続くと、体はリラックスできず、長時間休んでも疲れが取れないと感じることが多くなります。

 

ストレートネックが体全体に与える悪影響

ストレートネックが首や肩だけでなく、全身にどのような悪影響を与えるのかを詳しく見ていきましょう。

 

1. 頭痛・めまい

ストレートネックにより首の筋肉が緊張すると、頭痛やめまいが頻繁に発生します。これは、首周辺の筋肉が脳への血流を妨げることによるもので、緊張性頭痛と呼ばれるタイプの頭痛が多く見られます。

 

2. 肩こり・背中の痛み

首のカーブが失われると、その影響は肩や背中にも広がります。肩こりや背中の痛みは、ストレートネックの代表的な症状であり、特にデスクワークやスマホを使う時間が長い人に多く見られます。長時間の同じ姿勢がこれらの症状を悪化させ、体全体に影響を及ぼすことがあります。

 

3. 腰痛

ストレートネックが体全体のバランスを崩すと、腰痛を引き起こすことがあります。首の不自然な姿勢は、背骨全体に負担をかけるため、腰の筋肉にも影響を与えます。このため、ストレートネックの改善が必要な場合、姿勢全体を見直すことが重要です。

 

4. 呼吸が浅くなる

ストレートネックの影響で姿勢が悪くなると、胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなることがあります。浅い呼吸は酸素の供給を妨げ、結果として倦怠感を引き起こします。十分な酸素が取り込めないと、体の回復力も低下し、疲れやすくなります。

 

ストレートネックによる倦怠感を改善する方法

ストレートネックによる倦怠感やその他の体調不良を改善するためには、いくつかの対策が効果的です。以下では、その具体的な方法を紹介します。

1. 正しい姿勢の維持

ストレートネックを改善するために、まず重要なのが正しい姿勢を意識することです。スマートフォンやパソコンを使う際には、画面を目の高さに合わせ、首を下に向けすぎないようにしましょう。また、デスクワーク時には、背筋を伸ばし、肩が前に出ないように注意しましょう。

2. 適度な運動

ストレートネックの改善には、首や肩周りの筋肉を柔軟に保つ運動が効果的です。首のストレッチや肩甲骨を動かす運動を取り入れることで、筋肉の緊張を和らげ、血流を促進させることができます。定期的な運動は、疲労回復や倦怠感の軽減にもつながります。

3. 正しい枕の選び方

寝ている間もストレートネックに配慮した正しい枕を使うことが重要です。自分の首に合った高さの枕を選ぶことで、首の負担を軽減し、リラックスした状態で睡眠をとることができます。特に形状記憶枕や頸椎サポート枕がおすすめです。

 

まとめ

ストレートネックは、首や肩の痛みだけでなく、全身にさまざまな悪影響を及ぼします。特に倦怠感は、日常生活の質を大きく低下させるため、早期の対策が重要です。

正しい姿勢や生活習慣の改善、適切な寝具の使用、そして必要に応じて専門的なケアを取り入れることで、ストレートネックによる不調を改善し、より健康的な生活を送ることが可能です。

ストレートネックや体の倦怠感でお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

ストレートネックになると睡眠の質が低下する?正しい寝具の選び方について解説

2024年10月6日

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ストレートネックと睡眠の関係について

スマートフォンやパソコンの長時間使用、姿勢の悪化により、ストレートネックに悩む方が急増しています。ストレートネックは肩こりや頭痛などを引き起こすだけでなく、睡眠の質を低下させる原因にもなり得ます。

睡眠は体をリセットし、健康を維持するために非常に重要な時間です。そのため、ストレートネックによって睡眠に支障が出ると、日常生活のパフォーマンスや健康にも大きな影響を与えてしまいます。

この記事では、ストレートネックがどのように睡眠に悪影響を与えるのか、そして睡眠の質を向上させるための正しい寝具の選び方について詳しく解説します。

 

ストレートネックが睡眠に与える影響

首の緊張と不自然な姿勢

ストレートネックは、首の前弯カーブが失われ、首がまっすぐな状態になることを指します。この状態では、首や肩周りの筋肉に余計な負担がかかり、日中はもちろん、夜間の睡眠時にもその影響が続きます。

例えば、ストレートネックの人が仰向けで寝ると、首のカーブが不自然になりやすく、首や肩に圧力が集中しやすくなります。

これにより、筋肉が緊張し、夜間に何度も目が覚めてしまったり、朝起きた時に首や肩が痛むということが起こりやすくなります。

また、ストレートネックの人は、首のサポートが不十分な枕や寝具を使うと、さらに姿勢が悪化し、快適な睡眠を得ることが難しくなります。

このため、ストレートネックに対応した正しい寝具を選ぶことが、睡眠の質向上のために非常に重要です。

 

睡眠中の呼吸の影響

ストレートネックによる姿勢の崩れは、首や肩だけでなく、呼吸にも影響を与えることがあります。

特に、仰向けで寝る際に首が十分にサポートされていない場合、気道が圧迫されやすくなり、いびき無呼吸症候群を引き起こす可能性があります。

呼吸が妨げられると、体が十分な酸素を取り込むことができず、結果的に浅い眠り途中で目が覚めるなどの問題が生じます。

呼吸がスムーズに行われないことで、深い眠りに入ることができず、朝になっても疲れが取れないと感じることが多くなります。このような睡眠障害を避けるためにも、正しい寝具の選び方が重要です。

 

疲労回復が遅れる

良質な睡眠は、体と心をリフレッシュし、日中の活動で溜まった疲労を回復するために不可欠です。

ですが、ストレートネックにより睡眠の質が低下すると、疲労が十分に回復せず、慢性的な疲れや倦怠感が残ることがあります。

さらに、睡眠の質が悪いと、自律神経のバランスが崩れ、ストレスが増大し、さらに首や肩の緊張を助長するという悪循環に陥る可能性もあります。

 

ストレートネックに適した寝具の選び方

ストレートネックによる睡眠トラブルを改善するためには、寝具、特にマットレスの選び方がポイントです。以下では、ストレートネックに適した寝具の選び方について詳しく説明します。

枕の選び方

ストレートネックの人にとって、枕の選び方は睡眠の質を左右する最も重要な要素です。適切な枕を選ぶことで、首を正しい位置にサポートし、首や肩の緊張を軽減できます。

1. 高さが調節できる枕

ストレートネックの方には、高さを調整できる枕が特におすすめです。首の前弯が少ないため、通常の高い枕では首が過度に曲がり、負担がかかってしまいます。

そのため、低めの枕や、自分に合った高さに調整できるタイプを選ぶことがポイントです。

自宅で試す際には、仰向けに寝た時に頭が自然な位置に収まり、首が無理に曲がらない状態を確認してください。また、横向きで寝る場合も、首と肩のラインが水平になるような高さを選ぶことが大切です。

 

2. 形状記憶枕

形状記憶枕は、頭や首の形に合わせてフィットするため、ストレートネックの人にとって非常に効果的です。頭を適切に支えながら、首の自然なカーブをサポートしてくれるため、首や肩にかかる負担が軽減され、睡眠中の姿勢が安定します。

 

3. 頚椎サポート枕

頚椎サポート枕は、特に首の部分をしっかりと支える形状になっているため、ストレートネックの方には非常に効果的です。

首の下にフィットし、頭から首、肩にかけてバランスよく体を支えることで、首や肩の筋肉がリラックスし、筋肉の緊張を和らげることができます。

 

マットレスの選び方

次に、マットレスの選び方についても重要なポイントを押さえましょう。マットレスが体全体を支える役割を果たしているため、ストレートネックの方が適切なマットレスを選ぶことで、首の状態だけでなく、全身の疲れを軽減することが可能です。

1. 適度な硬さ

ストレートネックの方には、適度な硬さのマットレスがおすすめです。あまりに柔らかいマットレスでは体が沈み込んでしまい、首や背骨が不自然な角度で曲がってしまいます。

逆に、硬すぎるマットレスは体のカーブにフィットせず、腰や肩に負担がかかります。

体圧分散性に優れた、適度な硬さのマットレスを選ぶことで、体全体が均等にサポートされ、首や背骨に負担がかからない寝姿勢を保つことができます。

 

2. 高反発マットレス

高反発マットレスは、寝返りがしやすく、体全体をバランスよく支えてくれるため、ストレートネックの方にもおすすめです。

寝返りを打つことで、体全体の血流が良くなり、筋肉の緊張が緩和されるため、朝起きた時の首や肩の痛みを軽減できます。

 

寝るときの姿勢の工夫

寝具を選んだ後も、正しい寝姿勢を意識することが重要です。ストレートネックの方には、特に仰向け横向きの姿勢がおすすめです。

 

仰向け:首の下に適度なサポートがある枕を使用し、首が自然なカーブを保つようにします。また、膝の下にクッションを入れると、腰への負担が軽減され、全身のリラックス効果が高まります。

横向き:横向きで寝る際には、肩幅に合わせて枕の高さを調整し、首と背骨が一直線になるようにします。また、膝の間にクッションを挟むことで、骨盤や腰への負担が軽減され、リラックスした状態で眠ることができます。

 

まとめ

ストレートネックによる睡眠の質低下は、首や肩の緊張や姿勢の乱れが主な原因です。これを改善するためには、適切な枕やマットレスを選ぶことが重要です。特に、自分に合った寝具を見つけることで、首の負担を軽減し、質の高い睡眠を手に入れることができます。

もし寝具を変えてもなかなか身体がスッキリしないという方はストレートネックの施術が必要な場合もありますので一度ご相談ください。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

手のシビレの原因は手根管症候群によるものか?頚椎の神経圧迫からおこるのか?鑑別が大事

2024年10月6日

まつお鍼灸整骨院では、手のしびれでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

手のしびれの原因は?

手や腕にシビレを感じた場合、その原因は一つではありません。特に手根管症候群と頚椎の神経圧迫から起こるシビレは、似たような症状を呈するため、適切な施術を行うにはその違いを正確に理解し、鑑別することが重要です。

本記事では、手根管症候群と頚椎の神経圧迫によるシビレの違い、そしてそれぞれに応じた治療方法について詳しく解説します。

 

シビレのメカニズム

シビレとは、体の一部が感覚を失ったり、ピリピリとした異常感覚が現れる状態を指します。主に神経の圧迫や損傷が原因で起こり、特に感覚神経に何らかの異常が生じることで発生します。

神経は、脳からの指令を体の各部位に伝達する重要な役割を担っています。神経の障害が発生すると、適切な信号が伝わらなくなり、その結果としてシビレや痛み、さらには運動障害が生じることがあります。

シビレの原因としては、以下のようなものが挙げられます。

末梢神経の圧迫(例:手根管症候群)

脊髄や神経根の圧迫(例:頚椎症、椎間板ヘルニア)

血行不良(例:糖尿病による神経障害)

シビレが起こるメカニズムを理解した上で、次に具体的な症例である手根管症候群と頚椎からの神経圧迫によるシビレについて見ていきます。

 

手根管症候群によるシビレ

手根管症候群とは?

手根管症候群は、手首の内側にある「手根管」というトンネルの中を通る正中神経が圧迫されることで、手や指にシビレや痛みが生じる疾患です。特に親指から薬指にかけてのシビレが特徴的で、手の握力の低下や細かい動作が困難になることもあります。

 

手根管症候群の原因

手根管症候群の原因には以下のようなものがあります。

手首の酷使

パソコン作業やスマートフォンの長時間使用、手作業などで手首を酷使すると、手根管内の圧力が高まり、正中神経が圧迫されます。

 

ホルモンの変化

妊娠中や更年期に見られるホルモンバランスの変化が、手根管内の組織に影響を与え、症状を引き起こすことがあります。

 

外傷や炎症

骨折や打撲による外傷、あるいは関節リウマチなどの炎症性疾患も手根管症候群のリスクを高めます。

 

手根管症候群の症状

手根管症候群の主な症状は次の通りです。

指や手のシビレ

特に親指、人差し指、中指、薬指のシビレが強く出ます。小指には通常症状が現れません。

 

夜間の症状の悪化

夜間や朝方にシビレや痛みが強くなることが多いです。手を振ることで一時的に改善することもあります。

 

握力の低下

進行すると、手の握力が低下し、物を持つ力が弱くなります。細かい作業やペンを持つといった動作が困難になります。

 

母指球筋の萎縮

正中神経の長期的な圧迫により、親指の付け根の筋肉が萎縮し、見た目でも異常が確認されることがあります。

 

頚椎の神経圧迫によるシビレ

頚椎の役割とシビレの関係

頚椎は7つの椎骨で構成され、神経が肩や腕、手に信号を送っています。頚椎の問題、特に神経が圧迫されることで、肩から腕、手、さらには指先にかけてシビレが広がることがあります。

 

頚椎の神経圧迫が原因のシビレの主な疾患

頚椎椎間板ヘルニア

椎間板が変性し、神経を圧迫することで、首の痛みや肩、腕、手にかけてシビレが発生します。

 

頚椎症

頚椎が加齢や姿勢の悪さにより変形し、神経を圧迫することでシビレや痛みが生じる疾患です。頚椎症性神経根症とも呼ばれます。

 

脊髄圧迫(脊髄症)

頚椎の脊髄自体が圧迫されることで、四肢にシビレや麻痺が現れる重篤な状態です。歩行障害やバランスの喪失も進行することがあります。

 

頚椎の神経圧迫によるシビレの特徴

肩から腕にかけてのシビレ

神経の圧迫によって、首から肩、腕、さらには指先にシビレが広がります。

 

首の動きに伴う痛みやシビレの悪化

首を動かすことで痛みやシビレが増強することが多く、特に後屈や側屈(首を後ろや横に傾ける動作)で症状が強く出ることがあります。

 

肩こりや首の痛み

首の問題が原因で肩こりや首の痛みが強く現れることがよくあります。

 

手根管症候群と頚椎神経圧迫によるシビレの鑑別ポイント

手や腕のシビレが手根管症候群によるものか、頚椎の神経圧迫によるものかを判断するためには、以下の鑑別ポイントを参考にすることが重要です。

 

シビレの範囲

手根管症候群

親指、人差し指、中指、薬指の一部がシビレの対象となり、小指には通常影響がありません。

 

頚椎の神経圧迫

シビレは肩から腕、さらには手の全体、特に小指にまで及ぶことが多いです。

 

発症状況

手根管症候群

長時間の手作業や、夜間に症状が悪化しやすいです。

 

頚椎の神経圧迫

首を特定の方向に動かすとシビレや痛みが増すことがあり、特に首を後ろに傾けた際に症状が強くなることがあります。

 

その他の症状

手根管症候群

握力の低下や手の筋肉(母指球筋)の萎縮が進行することがあります。

 

頚椎の神経圧迫

肩や首の痛み、さらには頭痛が併発することが多いです。脊髄が圧迫されている場合、歩行障害や四肢の動作不良が見られることもあります。

 

 鑑別方法

手根管症候群

ティネル徴候(手首を叩くとシビレが増す)やファーレンテスト(手首を曲げて一定時間保持するとシビレが強くなる)で判断が行われます。

 

頚椎の神経圧迫

画像診断(X線、MRI)やスパーリングテスト(首を特定の方向に動かして神経の圧迫を確認)を用いて判断されます。

 

まとめ

手や腕のシビレは、手根管症候群によるものか頚椎の神経圧迫によるものかを正確に鑑別することが重要です。シビレの原因を正しく特定することで、適切な施術を受けることができ、早期回復にもつながってきます。

手のしびれでお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

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経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

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ストレートネックの影響で顎関節症になる?首と姿勢・顎関節の関係性について解説

2024年10月5日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回はストレートネックと顎関節の関係について解説していきます。

パソコンやスマートフォンの長時間使用による姿勢の乱れが原因で首の自然なカーブが失われる「ストレートネック」になっている人が増えていて、肩こりや頭痛などを引き起こす原因となっています。

ですが、肩こりや頭痛だけでなくてストレートネックが「顎関節症」の原因となる可能性があることをご存知でしょうか?

この記事では、ストレートネックが顎関節症に与える影響や、その関係性について詳しく解説していきます。

 

ストレートネックとは?

ストレートネックとは、正常な頚椎のカーブが消失し、首がまっすぐな状態のことを言います。頚椎は通常、前弯していることで頭の重さを分散し、姿勢のバランスを保っています。

ですが、長時間の不良姿勢やデスクワーク、スマートフォンの過度な使用により、首が前に突き出る姿勢が続くと、頚椎のカーブが崩れ、ストレートネックの状態になります。

ストレートネックは、首や肩の筋肉に大きな負担をかけ、血流や神経の流れを悪化させるため、肩こりや頭痛、さらには腕や手の痺れなどの症状を引き起こすことがあります。

 

顎関節症とは?

顎関節症は、顎の関節や筋肉に痛みや不調が生じる状態のことを言います。

具体的には、口を開け閉めする際の顎の痛みカクカクという音、あるいは口が開けにくいといった症状が現れることが多いです。

主な原因としては、ストレスや歯ぎしり、食いしばり、不良な歯並び、姿勢の乱れなどが挙げられます。

顎関節は、首や肩の筋肉とも密接に関わっているため、首の姿勢や緊張状態が顎関節に影響を与えることがあります。

ストレートネックと顎関節症がどのように関係しているのか、次に詳しく見ていきましょう。

 

ストレートネックと顎関節症の関係

首と顎は繋がっている

首と顎は解剖学的に密接に繋がっています。顎関節は耳のすぐ前に位置し、その周りには多くの筋肉や靭帯が存在します。

これらの筋肉は、頚椎とも連動しており、首の状態が顎関節に影響を及ぼします。

ストレートネックになると、頚椎の自然なカーブが失われ、首周りの筋肉が緊張します。

これが結果的に、顎関節に痛みや不調を引き起こし、顎関節症の発症リスクを高めるのです。

 

姿勢が顎関節に与える影響

ストレートネックは、頭が前に突き出た姿勢(前頭位)を引き起こします。この姿勢は、顎に大きな負荷をかける原因となります。

特に、下顎が後ろに押されるような形になるため、顎関節が適切に動かなくなり、これが長期化すると顎関節症が発症することがあります。

また、ストレートネックによって首の筋肉が緊張すると、血流やリンパの流れも悪くなり、顎関節周りの筋肉も緊張することで顎関節の炎症や痛みを引き起こす要因となります。

 

呼吸の影響も顎に関与

ストレートネックによって姿勢が崩れると、呼吸の質も低下します。特に、胸郭が圧迫されて浅い呼吸になりやすく、結果的に顎周りの筋肉が過度に緊張します。

顎の筋肉が硬直することで、歯ぎしりや食いしばりといった無意識の顎関節に対するストレスが増え、顎関節症が悪化することもあります。

 

顎関節症に関係する筋肉について

顎関節症に関係する筋肉は、主に咀嚼筋と呼ばれる顎を動かすための筋肉です。これらの筋肉に緊張や異常があると、顎関節に影響を及ぼし、顎関節症の症状(痛み、口の開閉の制限、顎のカクカク音など)を引き起こすことがあります。

顎関節症に関連する主な筋肉は以下の筋肉があります。

1. 側頭筋(そくとうきん)

頭部の側面に位置し、顎を引き上げる働きをしています。側頭筋が緊張すると、頭痛やこめかみ付近の痛みを引き起こすことがあります。

2. 咬筋(こうきん)

頬骨の下に位置し、顎を上下に動かして噛む役割を担います。咬筋の緊張が強いと、噛み合わせの問題や顎の痛みが生じることがあります。

3. 外側翼突筋(がいそくよくとつきん)

顎を前方に動かす筋肉で、顎関節の関節円板を動かす重要な役割があります。この筋肉が過剰に働くと、顎の関節に負担がかかり、関節円板の位置がずれて顎関節症を悪化させることがあります。

4. 内側翼突筋(ないそくよくとつきん)

外側翼突筋とともに顎を動かす筋肉です。この筋肉が緊張すると、下顎を側方に動かす際に痛みが生じやすくなります。

これらの筋肉がストレスや姿勢の悪さ、噛み締めなどで緊張すると、顎関節に影響を与え、顎関節症を引き起こす要因となります。

 

まとめ

ストレートネックと顎関節症は、首と顎の筋肉や姿勢の関連性から密接な関係があります。ストレートネックが原因で顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあるため、早めの対策が必要です。

正しい姿勢を意識し、首や肩の負担を減らすことで顎関節の予防にもつながります。

ストレートネックや顎関節症でお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

ストレートネックは美容にも影響する!?顔のたるみやむくみの原因と改善策について解説

2024年10月5日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

ストレートネックと顔のたるみやむくみの関係について

スマートフォンやパソコンの長時間使用によってストレートネック(スマホ首)になる人が増えています。

ストレートネックは首や肩の痛みだけでなく、美容にも悪影響を及ぼすことがあるということをご存知でしょうか?

特に顔のたるみむくみは、ストレートネックが原因で悪化することがあります。

この記事では、ストレートネックが引き起こす美容面の問題や、その改善方法について詳しく解説していきます。

 

ストレートネックとは?

ストレートネックは、首のカーブがなくなり、真っ直ぐになっている状態のことを言います。

通常、頚椎は生理的な前弯カーブがありますが、このカーブがクッションの役割を果たして、頭を支えています。

ですが、スマートフォンを長時間使用する際に、下を向く姿勢が続くと、首のカーブが少しずつ失われ、ストレートネックになります。

ストレートネックは、単なる首の問題ではなく、全身に影響を与えることもあります。首や肩のコリ、頭痛、疲れやすさなどの症状に加えて、自律神経の乱れや美容面にも悪影響を及ぼすことがあります。

 

ストレートネックが美容に与える影響

1. 顔のたるみ

ストレートネックになると、首周りの筋肉が過度に緊張し、その結果としてリンパや血液の流れが滞りやすくなります。

これにより、顔に必要な栄養素や酸素が十分に供給されなくなるため、顔のハリが失われ、たるみが発生しやすくなります。

さらに、ストレートネックの姿勢自体が、顔のたるみを悪化させる原因にもなります。首が前に突き出た状態が続くと、下顎や首の筋肉が緊張し、顔の輪郭が崩れやすくなります。

特に、ほうれい線やフェイスラインのたるみが目立ちやすくなります。

 

2. 顔のむくみ

ストレートネックが引き起こすもう一つの美容問題が、顔のむくみです。

首の筋肉が緊張していると、首周りのリンパの流れが悪くなり、体内に余分な水分がたまりやすくなります。

これにより、特に朝起きた時に顔がむくみやすくなるという症状が現れます。

顔がむくむと、フェイスラインがぼやけて見え、全体的に顔が大きく見える原因となります。

また、むくみは長期間続くと、皮膚が弛んでさらにたるみを引き起こすこともあります。

 

3. 肩こり・首のコリが顔色に影響する

ストレートネックによって首や肩の筋肉が硬直すると、血液やリンパの循環が悪くなり、顔全体に影響が及びます。

顔色が悪くなったり、肌のトーンがくすんで見えることが多く、若々しい印象から遠ざかってしまいます。

くすみやたるみの原因は、直接的には肌の問題ではなく、首や肩の状態が大きく関わっていることもあります。

 

ストレートネックを改善することで美容効果を得る方法

ストレートネックを放置しておくと、上記のような美容面での影響がでる可能性があります。

ですが、日常生活で少しの工夫を取り入れることで、ストレートネックを改善し、顔のたるみやむくみの解消に繋がることがあります。

以下に、その具体的な改善策を紹介します。

 

1. 正しい姿勢を意識する

ストレートネックを予防・改善するために、正しい姿勢を意識することが何より重要です。

特に長時間座るデスクワークや、スマートフォンを使う際には、次のポイントを押さえておきましょう。

 

デスクワーク時の姿勢

椅子に深く腰掛け、背筋をまっすぐに伸ばしましょう。モニターの高さは目線と同じ高さに設定し、首を前に傾けることなく作業ができるようにします。定期的に席を立ち、軽く首や肩を動かすことも効果的です。

 

スマートフォンの使い方

スマホを見るときは、できるだけ顔の前に持ち上げ、首を前に突き出さないようにします。また、長時間同じ姿勢を続けないよう、こまめに休憩を取ることも大切です。

 

2. 首と肩のストレッチを行う

ストレートネック改善には、首と肩のストレッチが効果的です。緊張した筋肉をほぐし、リンパの流れを促進することで、むくみやたるみの解消にも繋がります。

以下は、自宅やオフィスでも簡単にできるストレッチの一例です。

 

首の前後ストレッチ

座った状態で、頭を前にゆっくりと倒し、首の後ろの筋肉を伸ばします。次に頭を後ろに反らし、首の前側をストレッチします。それぞれ10秒程度保持し、無理のない範囲で行いましょう。

 

肩甲骨回し

両手を肩に置き、肩甲骨を意識して大きく円を描くように回します。前回しと後ろ回しをそれぞれ5回ずつ行うことで、肩周りの緊張を和らげます。

 

3. 適度な運動

ウォーキングやストレッチ: 日常的に適度な運動を取り入れることで、首や肩の筋肉がリラックスしやすくなり、むくみやたるみの改善にも効果が期待できます。

 

4. 枕や寝具の見直し

就寝時の姿勢も、ストレートネックの改善には重要です。枕や寝具を見直すことで、首のカーブをサポートし、寝ている間に首に負担をかけないようにしましょう。

低めの枕を使用する: 高すぎる枕は首に負担をかけ、ストレートネックを悪化させる原因となります。適度な高さの枕を選び、首が自然なカーブを保てるように調整しましょう。

 

まとめ

ストレートネックは放っておくと首や肩の問題だけではなくて美容面でも大きな影響を与える可能性があります。顔のたるみむくみを引き起こす原因にもなるため、早めに対策を行ってくことが大切です。

日常生活の中で正しい姿勢を心がけ、ストレッチなどを取り入れることで予防することも大切です。

ストレートネックや顔のむくみ・たるみなどでお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

30代でも五十肩・肩関節周囲炎になるのか?猫背と肩の可動域の関係と予防方法について解説

2024年09月27日

まつお鍼灸整骨院では、五十肩に悩む方々へ向けて、役立つ情報を提供していきます。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の治療経験に基づいて、記事にまとめています。

五十肩(肩関節周囲炎)は、一般的には40代後半から50代にかけて発症することが多い疾患です。

ですが、最近では30代でも五十肩を発症するケースが増えてきています。その原因の一つとして、「猫背」や「姿勢の悪さ」が挙げられます。

この記事では、30代で五十肩を発症する原因や猫背と肩の可動域の関係について詳しく解説します。

 

五十肩とは?

五十肩は、肩関節周辺の炎症や拘縮によって肩の動きが制限され、痛みを伴う状態です。特に肩を上げたり、後ろに回したりする動作が困難になるのが特徴です。

正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩の関節や腱、筋肉に炎症が生じている状態を指します。

多くの方は40代から50代にかけて発症しやすく、肩の柔軟性の低下や筋肉の衰えが原因となることが多いですが、最近では30代でも発症するケースが増えてきています。

 

30代でも五十肩になる原因

30代で五十肩を発症する原因として、以下の要因が考えられます。

1. 姿勢の悪さ(猫背)

長時間のデスクワークやスマホの使用により、背中が丸まりやすくなり、猫背の姿勢が定着している人が増えています。猫背になると、肩甲骨の動きが制限され、肩周りの筋肉や関節に過剰な負担がかかるため、30代でも肩関節のトラブルが生じやすくなります。

2. 肩の柔軟性や筋力の低下

現代の生活習慣では、肩を大きく動かす機会が減少しています。その結果、肩の関節や筋肉が硬くなりやすく、若い世代でも肩の柔軟性や筋力が低下することが五十肩の原因となります。

3. ストレスや生活習慣

不規則な生活やストレスも、肩周りの筋肉に緊張を引き起こしやすいです。特にストレスによって肩をすくめるような姿勢が続くと、肩甲骨周りの可動域が狭くなり、肩関節に負担がかかります。

 

猫背が肩の可動域に与える影響

猫背の姿勢は、肩関節や肩甲骨に大きな影響を与えます。通常、肩甲骨は腕を上下左右に自由に動かすための土台となっていますが、猫背になるとこの土台がうまく機能しなくなり、肩の動きが制限されます。

肩甲骨の動きが制限される

猫背になると、肩甲骨が前方に引き出され、背中が丸まる状態になります。この状態では、肩甲骨が十分に回転や上下動できず、肩関節の動きが制限されます。そのため、腕を上げたり後ろに回したりする動作が難しくなります。

肩周りの筋肉が拘縮する

猫背によって肩が前方に引っ張られると、肩周りの筋肉も緊張しやすくなります。特に、僧帽筋や肩甲挙筋、大胸筋、棘下筋などの筋肉が硬直し、血流が悪くなり、肩の柔軟性が低下します。これが五十肩のリスクを高める要因となります。

猫背を改善して五十肩を予防する方法

猫背による肩の可動域の制限を防ぎ、五十肩を予防するためには、姿勢を改善してくことが重要です。ここでは、日常的に取り入れられる猫背改善のための予防方法を紹介します。

1. デスクワーク時の姿勢改善

デスクワークが長時間に及ぶと、自然と背中が丸くなりがちです。椅子に深く座り、腰をしっかりと背もたれに預けることで、自然な姿勢を保ちやすくなります。モニターの高さや位置も調整し、画面を見上げたり見下ろしたりしないように心がけましょう。

2. ストレッチやエクササイズ

猫背改善のためには、肩甲骨周りを柔らかくするストレッチやエクササイズが有効です。特に、肩甲骨を内側に寄せる運動や背中を伸ばすストレッチを日常的に行うことで、肩の可動域が広がります。たとえば、バンドを使った「肩甲骨エクササイズ」や「胸開きストレッチ」などが効果的です。

3. 正しい呼吸法を意識する

猫背の人は呼吸が浅くなりがちです。腹式呼吸を意識することで、体幹が安定し、姿勢が改善されやすくなります。腹式呼吸は、横隔膜をしっかり使うため、肩や首の緊張を和らげる効果もあります。

 

五十肩になると早目の段階で施術を行うことが大切

五十肩の施術では、猫背や肩の可動域の制限を改善するために、骨格や筋肉のバランスを整えていくことが重要です。特に、肩関節と同時に肩甲骨や胸椎の可動性を高めることで、肩関節の動きを改善し、五十肩の症状を回復させていきます。

1. 姿勢の矯正

猫背の根本的な原因となる骨盤や背骨の歪みを矯正することで、正しい姿勢を取り戻します。背骨や肩甲骨の動きを改善し、肩関節への負担を軽減します。

2. 肩甲骨周りの筋肉の緊張を緩和

肩甲骨周りの筋肉の緊張を和らげていきます。これにより、肩関節の可動域が広がり、肩の動きがスムーズになります。

3. 全身のバランスを整える

肩の痛みや可動域の制限は、肩自体の問題だけでなく、全身のバランスの乱れが影響していることがあります。肩関節だけでなく全身の骨格や筋肉のバランスを整え、五十肩の根本的な原因にアプローチします。

 

まとめ

30代でも五十肩になる可能性は誰でもありますが、その原因として「猫背」や姿勢の悪さが関与していることが多いです。

猫背が肩の可動域に影響を与え、肩関節の動きが制限されることで、肩周りに負担がかかりやすくなります。正しい姿勢や日常的なストレッチ、定期的な運動を取り入れることで、五十肩を予防することもできます。

普段から良い姿勢を心掛け、適度な運動を行うことで肩の柔軟性を保つようにしましょう。

 

投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校 茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

【茨木市の30代・男性・腰椎ヘルニアの症例】腰のヘルニアで繰り返すぎっくり腰が良くなった例

2024年09月25日

 

まつお鍼灸整骨院では、腰椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は腰椎ヘルニアの症例についてご紹介します。

【主訴】

茨木市の30代・男性。20代の頃に腰椎椎間板ヘルニアを経験し、それ以降頻繁にぎっくり腰を繰り返す。肩こりもあり雨の日には頭痛がでる

 

【初回来院時】

20代で腰椎椎間板ヘルニアを発症し、その後も断続的に腰痛を抱えていました。特にぎっくり腰を繰り返し、長時間の座位や前かがみの姿勢を取ると、腰痛が強く出ることが多かったとのことです。

以前に整形外科を受診した際には「椎間板ヘルニアは治らない」と言われ、以来、マッサージや整体などで一時的に痛みを和らげてきたものの、だましだまし生活していました。

さらに、最近では天候の変化によって頭痛も出ることがあり、一度みてほしいとのことで当院に来院しました。

問診と触診では、腰だけでなく、肩や首にも強い張りがあり、全身的な筋緊張が強く見られ、姿勢も腰をかばうような姿勢をとっていました。

 

【検査結果】

・頚椎カーブ減少

・FLEXC5ロック

・腰椎カーブ減少

・L4-5 椎間板狭小化

・右骨盤+

 

まず、レントゲン・姿勢分析を行ったところ、骨盤が右側に傾き、腰椎に過度の負担がかかっていることが確認されました。特に立位時の姿勢で骨盤の歪みが顕著で、歩行時のバランスも崩れていました。

レントゲン検査では、腰椎の第4・第5椎間板の狭小化が見られました。

腰椎の可動域テストでは、前屈と後屈で痛みが強く、特に前屈時に痛みがみられました。また、神経学的な検査では、右脚に軽度のしびれがみられました。

さらに、天候による頭痛や肩こりが頻発しているため、頚椎の状態も確認したところ、首の生理的湾曲が失われており、ストレートネックの兆候が見られました。

 

【施術内容】

初めは週2回の施術を続けていきました。腰椎椎間板ヘルニアによる痛みを緩和するため、まず骨盤矯正を行い、骨盤の歪み、腰椎のアライメントを整えることを中心に施術を行っていきました。

骨盤のバランスと腰椎のアライメントを調整することで、腰椎への負担を軽減し、筋肉の過緊張も緩和することができます。腰椎の可動域を広げるために矯正テクニックを用いて、腰椎の動きを改善しました。

特に前屈時に負担がかかっている部分にアプローチし、痛みを和らげるための施術を重点的に行いました。

首や肩にも痛みがあり頭痛も見られたので、ストレートネックの矯正も行っていき全身のバランスを整えていきました。

また、腰部の深部の筋肉にアプローチしながら、筋肉の緊張を取り除いていきました。

 

【患者さんのコメント】

20代で椎間板ヘルニアをやってから、何度もぎっくり腰を繰り返していて、正直もう良くならないと思っていました。

整形外科でも『治らない』と言われていたので、痛みと一生付き合っていく覚悟でいましたが、ここに来て腰だけでなく、首や肩までしっかりみてもらったことで、全身のバランスが悪かったんだなと実感しました。

特に、腰痛だけでなく雨の日にひどくなる頭痛もつらかったんですが、施術を受けてから天気が悪くても体が重たく感じることがなくなりました。

腰痛も以前ほど感じなくなり、ぎっくり腰も頻度が減ったので、もっと早く来ればよかったと思っています。自宅でできるエクササイズも教えてもらい、再発を防ぐために頑張っています。

 

【院長コメント】

今回のケースは、腰椎椎間板ヘルニアの影響で、ぎっくり腰や慢性的な腰痛、さらに天候による頭痛で悩んでおられました。

腰椎椎間板ヘルニアは一度発症すると完治は難しいとされますが、適切な施術とセルフケアを行うことによって、症状を軽減することができるので、放置していてはいけません。

特に、骨盤の歪みや腰椎のアライメントが腰痛の悪化に大きく関与しており、骨盤矯正と腰椎の可動域改善を進めることで、痛みを緩和し、ぎっくり腰の再発を予防しました。

また、天候による頭痛や肩こりについても、首の状態が影響していたため、頚椎の矯正を行い、全身のバランスを整えていきました。

腰痛も全体的なバランスを整えていくことがとても大事です。今後も定期的なケアを行っていければと思います。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

【茨木市の30代・女性・首の痛みの症例】朝起き上がれない程の首の痛みが良くなった例

2024年09月22日

 

まつお鍼灸整骨院では、首の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は朝起き上がれない程の首の痛みが良くなった症例をご紹介します。

 

【主訴】

茨木市の30代・女性。数か月前から朝起き上がれないほどの首の痛みを訴えて来院

 

【初回来院時】

以前から肩こりや首の痛みはあったもののここ半年程、だんだんと首の痛みが強くなってきて、最近は朝起きるのが辛いほど首が痛くなってきたとのこと。首の痛みで日常生活や仕事にも影響が出ている状態でした。

仕事中もデスクワークや長時間の座位によって首の痛みが悪化し、集中力が続かない状態でした。

肩や背中にもコリや張りを感じていて、首だけでなく上半身全体に広がる疲労感があり姿勢も悪くなっているのが気になっていました。

過去に他の整骨院やマッサージを受けたものの、痛みが一時的に緩和されるだけで、根本的な改善には至っていないということで、当院に来院されました。

 

【検査結果】

・アトラスアングル3度

・頚椎後弯

・C6P

・腰椎カーブ減少

・骨盤WPI

 

レントゲン・姿勢の検査結果では、頚椎の後弯がみられ伸展時に痛みが出る状態でした。首の前傾が強く、この状態が原因で、首から肩にかけての筋肉が過度に緊張している状態でした。

頚椎が後弯していると頭をしっかりと支えることができなくなるので筋肉の緊張だけではなくて椎間板や関節にも大きな負担がかかってきます。

施術は頚椎の後弯を戻すことを中心に腰椎や骨盤など全体的なバランスを整えていく必要があると判断しました。

 

【施術内容】

週1回の施術で頚椎の後弯を改善することを重点に置いて施術を行っていきました。C6頚椎の矯正を行い、同時に頚椎周辺の筋肉のスリリースを行い筋肉の緊張を軽減させていきました。

首の前傾が強く、この姿勢が首や肩の不調の根本原因の一つであるため、胸椎や肩甲骨周りのバランスを整えることで、姿勢を改善して、骨盤や腰椎の歪みを調整して全身のバランスを整え、頚椎への負担を軽減することも行っていきました。

また、施術効果を持続させるために、セルフケアとして首や肩のストレッチや姿勢を改善するエクササイズを指導し、日常生活での姿勢改善と再発予防を行いました。

 

【患者さんのコメント】

朝起きあがれない程の首の痛みで悩んでいました。施術前にきちんと症状の説明をしてくれて、レントゲンを撮って方針を決めてくれるので安心して施術を受けることができました。

施術を何回か受けていくうちに朝起きる辛さがなくなり姿勢もよくなったのがわかりました。

半年たって首はもちろん肩や背中などの痛みがなくなりました。

仕事の都合でキャンセルや時間の変更などをお願いするときも快く対応いただき通院する負担が軽くなりました。

現在の状態を分かりやすく説明していただき自分でも状態が良くなっているのを実感できました。

 

【院長コメント】

今回のケースは、慢性的な首の痛みがり、負担がだんだんと積み重なっていくうちに首の痛みが強くなってきました。

レントゲン検査では、頚椎の自然なカーブが失われており後湾していたので首から肩にかけての筋肉の緊張が強く、これが首の痛みの原因であることがわかりました。

頚椎が後弯すると腰椎で補正するので骨盤もゆがみ姿勢も悪くなっていきます。

今回は数回の施術で朝の痛みが軽減し、その後も定期的なメンテナンスを行うことで、肩や背中の痛みも解消され、施術も計画通りに行っていくことができたので早く良くなっていったと思います。

今後もセルフケアを続けていただき、良い状態を維持していきましょう。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

 

更年期障害の原因や症状について詳しく解説!!更年期障害に整体は効果があるのか?

2024年09月22日

まつお鍼灸整骨院では、更年期障害でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています

今回は更年期障害についての原因や症状について解説していきます

更年期障害とは

更年期障害は、閉経前後の女性が主に経験する体の不調を指しますが、実は男性もなる可能性があるため、性別を問わず注意が必要です。

女性の場合、エストロゲンというホルモンが急激に減少することで引き起こされる一方、男性の場合は加齢に伴うテストステロンの減少が主な原因です。

このホルモンバランスの変化によって、自律神経の乱れや精神的な不安定さが引き起こされ、さまざまな不調が現れます。

 

更年期障害は女性だけでなく男性もなる

更年期障害は「女性特有のもの」と思われがちですが、男性も更年期障害になる可能性があります。

男性の更年期障害(いわゆる「男性更年期障害」)は、40代から50代以降に発生し、体内のテストステロンが減少することで、身体的な疲労感、感情の不安定さなどが現れることがあります。ホルモンの低下は、仕事や家庭生活にも影響を及ぼすこともあります。

原因更年期障害の主な原因は、性ホルモンの急激な減少にあります。以下に、男女別に原因をまとめます。

女性の場合:

閉経前後にエストロゲンというホルモンが急激に減少します。エストロゲンは、女性の生理周期だけでなく、自律神経や骨の健康、心臓や血管の機能などにも深く関わっています。そのため、このホルモンバランスの変化が身体全体に大きな影響を与えます。

男性の場合:

加齢とともにテストステロンという男性ホルモンが減少します。テストステロンは筋肉や骨の強化、精神的な安定をサポートする重要なホルモンです。これが減少すると、身体的な疲労や精神的な不調が表れることが多くなります。

症状について更年期障害の症状は、身体的なものから精神的なものまで幅広く、個人差がありますが、以下が代表的な症状です。

 

身体的症状:

発汗やホットフラッシュ(顔や体が急に熱くなる)

めまい、動悸

関節や筋肉の痛み

疲労感、倦怠感

体重増加、代謝の低下

 

精神的症状:

イライラや不安感

不眠や睡眠の質の低下

集中力の低下、記憶力の減退

抑うつ状態

 

これらの症状は、ひどくなると日常生活に大きな支障をきたすこともあります。

 

更年期障害に整体はどのような効果があるのか?

更年期障害に対する治療法としては、医療機関ではホルモン療法や漢方薬などが一般的ですが、整体を行うことも以下のような効果が期待できます。

 

1. 自律神経の調整

更年期に入ると、エストロゲンなどのホルモンの分泌が大きく減少します。このホルモンの急激な変化は自律神経にも影響を与え、不眠、ほてり、発汗、情緒不安定といった症状を引き起こします。

整体でのアプローチで、特に首や背骨のゆがみを調整することで、神経の通りを良くし、自律神経の働きを正常化させることを目指します。

自律神経が安定することで、更年期特有の心身の不調が軽減され、ホルモンバランスが乱れても身体がその影響に適応しやすくなります。

 

2. 筋肉と関節の緊張緩和

更年期障害では、ホルモンの変動により筋肉や関節の緊張が高まり、こわばりや痛みが生じることがよくあります。これは血行不良や代謝の低下によるものです。

整体を行うことで、筋肉や関節の柔軟性を高め、血液循環を促進させることで、痛みの原因となる緊張を緩和します。

骨盤や背骨のゆがみを調整し、全身の筋肉や関節が本来の位置に戻ることで、体内の負担が軽減され、結果として痛みやこわばりが改善されることが期待できます。

 

3. リラクゼーション効果

更年期障害の症状の一つに、精神的なストレスや不安感があります。ホルモンバランスの乱れにより、情緒が不安定になることがよくあります。

整体を行うことで、全身の血流を促し、筋肉の緊張をほぐすことで、リラクゼーション効果が得られます。このリラックス状態は、ストレスの軽減に直結し、精神的なバランスを保つのにも効果があります。

さらに身体がリラックスすることで、心身ともにリフレッシュでき、施術後の気分が明るくなる効果も期待できます。

 

4. 血行促進と代謝の向上

更年期においては代謝が低下しやすく、冷えやむくみが現れることがあります。整体を行うことによって筋肉や関節が正しい位置に戻ることで、血流が促進され、新陳代謝が向上します。

これにより、身体の冷えやむくみが改善されるだけでなく、内臓機能が活性化され、エネルギー代謝も良くなります。

特に血行が良くなると、酸素や栄養素が体全体に効率よく行き渡り、疲労感やだるさも解消しやすくなります。

 

5. 姿勢の改善

更年期障害は、姿勢の悪化にもつながりやすく、肩こりや腰痛がひどくなることがあります。

姿勢を矯正することで、体全体のバランスが整い、身体にかかる負担を軽減します。これにより、肩や腰の痛みが軽減され、日常生活の質も向上します。

姿勢が改善されると、呼吸が深くなり、酸素の取り込みも増え、気分がリフレッシュされる効果も期待できます。

 

まとめ

更年期障害は、男女ともにホルモンバランスの変化によって引き起こされる多様な症状が特徴ですが、整体で体を整えることによって症状を和らげる効果があります。

まつお鍼灸整骨院では自律神経の調整や筋肉・関節の緊張緩和、ストレス軽減、血行促進など、身体全体のバランスを整えることで、更年期特有の不調を改善し、快適な日常生活をサポートします。

更年期障害でお悩みの方はお気軽にお問い合わせくださいね

 

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その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

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【FN美容鍼】鍼の本数が少なくても最大限の効果が出る理由について詳しく解説

2024年09月21日

まつお鍼灸整骨院では、美容鍼についての役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

美容鍼の鍼の本数が少なくても効果が出る理由について詳しく解説

まつお鍼灸整骨院で行っているFN美容鍼は少ない本数でもしっかりと効果がでるので患者さんから非常に人気のあるメニューです。

美容鍼は、顔に鍼を刺すことで、美容やアンチエイジングを目的とした施術法です。顔の皮膚や筋肉に細い鍼を刺すことで血行を促進し、肌のハリや弾力を向上させる効果が期待されます。

内側から健康的な美しさを引き出すことで、顔だけでなく全身のバランスも整えるため、体全体に良い影響を与えると言われています。

鍼治療と言えば、多くの鍼を使用して広範囲を施術するイメージが強いかもしれません。ですが、当院で行う美容鍼は少ない本数でもしっかりと効果が実感できます。

その理由を神経へのアプローチや生理的な反応を通して解説していきます。

 

美容鍼の基本メカニズム:鍼が肌に与える影響

美容鍼は、皮膚や筋肉に鍼を刺入することで肌の自然な修復力を引き出す施術です。顔にあるツボ(経穴)を刺激することで、血行が促進され、細胞の新陳代謝が活性化される結果、しわやたるみが改善される効果が期待されます。

主な効果としては、以下が挙げられます

・リフトアップ

筋肉や皮膚のたるみを引き締める効果が期待されます。

・しわやたるみの改善

コラーゲンの生成を促進し、しわの改善に寄与することがあります。

・血行促進

血液循環を改善し、くすみの解消や顔のトーンアップに役立ちます。

・むくみの軽減

リンパの流れを促進し、むくみを軽減することができます。

・ニキビや肌荒れの改善

鍼施術により皮膚の代謝を高め、トラブル肌の改善を助けることもあります。

 

顔面神経へのアプローチ

顔面神経の役割

美容鍼が少ない本数で効果を発揮する理由のひとつに、顔面神経へのアプローチがあります。顔面神経は顔の表情筋を支配し、表情の形成や筋肉の収縮に深く関わる神経です。

顔面神経は非常に広範囲に影響を及ぼし、顔全体にわたって多くの枝を持つため、少数の鍼であっても特定のポイントに刺すことで、広範囲にわたって効果が得られます。

顔面神経に沿ったツボを適切に刺激することで、局所的な効果ではなく、顔全体の表情筋に働きかけ、リフトアップやしわ改善の効果を引き出します。これは、鍼が特定の神経経路を介して伝達され、皮膚や筋肉全体に影響を与えるためです。

 

少ない本数でも効果的な理由

経絡とツボの関係

東洋医学において、体内には「経絡」と呼ばれるエネルギーの通り道があり、その経絡に沿って「ツボ」(経穴)が存在します。

これらのツボを的確に刺激することで、全身の気の流れを整え、体調を改善することができます。美容鍼では、顔の経絡やツボに鍼を打つことで、少数の鍼で全体的な効果をもたらすことが可能です。

特定のツボを刺激することで、他の部位にも効果が波及するため、広範囲に鍼を打つ必要がなく、少ない本数で効果を引き出せるのです。

 

少数の鍼で得られる美容効果

血行促進とリンパの流れを改善

顔のツボに鍼を打つことで、顔全体の血行が促進されるだけでなく、リンパの流れもスムーズになります。これにより、老廃物が効率的に排出され、むくみが取れてすっきりとした印象の顔になります。少数の鍼でこれを実現できるのは、顔全体の血流やリンパの流れが改善されるためです。

神経系の反応

少ない本数の鍼で効果を得るもう一つの理由は、神経系の反応を最大限に活用することにあります。顔には多くの神経が集中しており、少数の鍼でもこれらを的確に刺激することで、肌や筋肉が反応します。

この神経の活性化により、肌のハリや弾力の向上、しわの軽減など、さまざまな美容効果が得られるのです。

 

効果的な美容鍼の施術を受けるために

施術者の技術も重要

美容鍼は、施術者の技術も効果に影響を与えます。的確なツボへのアプローチが行われることで、顔全体に自然な刺激が広がり、持続的な効果を得ることができます。

鍼の太さや刺入の深さも考慮

さらに、鍼の本数だけでなく、鍼の太さや刺す深さ、角度なども効果に影響します。

顔面神経を刺激して血流を効率よく刺激するため、少ない本数でも肌に負担をかけずに最大限の効果を発揮します。

 

まとめ

当院で行うFN美容鍼は、少ない本数でも顔面神経や経絡、ツボを適切に刺激することで、リフトアップやむくみ・しわ・肌のトーンアップなどの美容効果が期待できます。

ポイントは、鍼の本数ではなく、神経や経絡へのアプローチ方法です。

美容鍼に興味がある方は、お試しもやっていますのでお気軽にお問い合わせくださいね。

 

美容鍼のお試しは初回1980円で受けて頂くことができます。男性でも受けて頂くことができますのでお気軽にお問い合わせくださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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