頚椎ヘルニアの人は注意して!!頚椎ヘルニアの人がやってはいけないことについて解説!!

2024年05月19日

まつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は頚椎ヘルニアの人がやってはいけないこと、注意することについて解説していきます。

当院には頚椎ヘルニアで来院される方も多くおられます。比較的症状の軽い方から、しびれの強い方、手に力が入りにくくなっている方、指の細かい動作がしづらくなっている方まで症状はさまざまです。

頚椎ヘルニアの症状はとても辛いものがありますが、日常生活での習慣でさらに悪化させてしまうこともあります。

頚椎ヘルニアの症状を悪化させないためにも普段の生活にも気を付けることが大事です。

頚椎ヘルニアとは

頚椎椎間板ヘルニアとは、7つある頚椎の間にあるクッション状の椎間板の中心に存在するゲル状の髄核が外に飛び出してしまった状態を指します。

この飛び出した髄核が神経を圧迫することで、さまざまな症状が引き起こされます。ヘルニアとは飛び出すということを意味します。

正常な頚椎は生理的に前弯カーブをしていますが頚椎ヘルニアの人は頚椎のカーブが消失していたり(ストレートネック)、頚椎が後湾していたり、頚椎が大きく歪むことによって椎間板に負担がかかってヘルニアになっているケースがほとんどです。

 

頚椎ヘルニアの症状について

頚椎ヘルニアでは、主に手の痛みやしびれ、動かしにくさ、力が入りにくさといった症状が現れます。ヘルニアの位置によって痛みやしびれが出る場所が異なり、首筋や肩甲骨の周りに痛みを感じることもあります。

その他にも、目の奥の痛み・眼精疲労や目の充血・耳鳴り・めまいやふらつき・自律神経症状なども出てくることもあります。

 

頚椎ヘルニアでやってはいけないこと

頚椎ヘルニアの症状に悩む方はとても多くて、日常生活で避けるべき姿勢や動作があります。

重い物を持ち上げる

重い物を持ち上げるとき、首や背中に過度な負担がかかります。特に頚椎ヘルニアの場合、重い物を持ち上げることは症状を悪化させるリスクが高いです。代わりに、膝を曲げて腰を使って持ち上げる方法を心がけましょう。

長時間のデスクワーク

長時間のデスクワークは首や肩に負担がかかります。定期的に休憩を取り、ストレッチや軽い運動をすることで血行を促進し、症状の悪化を防ぎます。理想的には、1時間に1回は立ち上がって体を動かしたりストレッチを行うようにしましょう。

不適切な枕の使用

睡眠時に使用する枕が首に合わないと、頚椎に負担がかかりやすくなります。自分の首に合った枕を選び、適切な高さと硬さを確認しましょう。頚椎ヘルニアに適した枕は、首の自然なカーブをサポートし、負担を軽減します。

無理な運動やストレッチ

激しい運動や無理なストレッチは、頚椎に過度な負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。特に、首を後ろに倒したり首に負担がかかる動きは避けるようにしましょう。

不良姿勢

悪い姿勢は頚椎に余計な負担をかけ、症状を悪化させる原因となります。デスクワークやスマートフォンの使用時には、正しい姿勢を意識し、首や肩の位置を適切に保つようにしましょう。背筋を伸ばし、肩をリラックスさせることがポイントです。

首のマッサージ

頚椎ヘルニアの症状がある場合、自己流の首のマッサージは避けた方が良いです。適切な知識がないままに首をマッサージすると、症状を悪化させる危険があるので注意が必要です。

コンタクトスポーツ

コンタクトスポーツとは、身体同士が直接接触するスポーツのことを指します。例えば、ラグビー、アメリカンフットボール、サッカー、バスケットボールなどが含まれます。首や背中に強い衝撃が加わることが多く、その衝撃が頚椎に直接的な負担をかけるため、ヘルニアの症状を悪化させる可能性があります。

自転車などでの転倒

自転車やスケートボード、スキーなどでの転倒による首への衝撃も症状を悪化させるリスクを伴います。転倒すると、首に急激な力が加わり、既に傷ついている椎間板や神経にさらなるダメージを与える可能性があります。特に頚椎に影響が及ぶと、症状が著しく悪化することがあります。

 

頚椎ヘルニアの人がやってはいけないことまとめ

頚椎ヘルニアの症状を悪化させないためには、日常生活での行動に気をつけることが重要です。重い物を持ち上げることや長時間のデスクワーク、不適切な枕の使用、無理な運動やストレッチ、不良姿勢、自己流のマッサージは避けましょう。

正しい知識を持ち、症状を悪化させないために早めに施術を行っていくことも大事になってきます。

 

頚椎ヘルニアでお悩みの方はお気軽にご相談くださいね

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献