その首の痛みは頚椎ヘルニア初期症状かも?見逃してはいけない3つのポイントについて解説!!

2024年05月11日

まつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

もし以下のような首の症状に悩まされているなら、頚椎椎間板ヘルニアが原因かもしれません。

「首が痛い。ただの寝違えかな?」

「手にしびれを感じる…」

頚椎椎間板ヘルニアになると、激しい痛みが現れることがあり、場合によっては手のしびれや手の細かい動作が困難になることもあります。

頚椎ヘルニアは痛み止めの薬や日常生活での負担軽減によって症状が改善されることもありますが、悪化してしまうと日常生活に支障をきたし、手術が必要になるケースもあります。

この記事では、頚椎ヘルニアにおける初期症状の3つの兆候その放置によるリスクについて詳しく解説します。

頚椎ヘルニアとは?

頚椎ヘルニアは、首の骨と骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することによって発症する疾患です。この状態は、首や肩の激しい痛み、手足のしびれや力の低下など、日常生活に支障をきたす様々な症状を引き起こすことがあります。

頚椎ヘルニアになる原因

姿勢の問題

長時間の前かがみの姿勢や、頭を前に突き出すような姿勢を続けることで、頚椎に過度の圧力がかかり、椎間板が圧迫されることがあります。

急激な動作

急激な首の動きや重い物を持ち上げることによって、頚椎に負荷がかかり、椎間板が損傷を受けることがあります。

年齢

年齢の増加に伴い、椎間板の水分が減少し、柔軟性が低下することで、椎間板の破損が起こりやすくなります。

 

頚椎椎間板ヘルニアの初期に見られやすい3つの症状

✅首の痛み

頚椎ヘルニアの最も一般的な初期症状は、首の痛みです。この痛みは、首の後ろ側に集中することが多く、首を動かすと痛みが増すことがあります。寝違えたと思っても、痛みが長引く場合は頚椎ヘルニアの可能性があります。

✅手のしびれや感覚の低下

頚椎ヘルニアが神経を圧迫すると、手足にしびれや感覚の低下が現れることがあります。特に、手の指や腕にこのような症状が現れることが多いです。PC作業などで長時間同じ姿勢を保つ人は、この症状に注意が必要です。

✅筋力の低下

頚椎ヘルニアが進行すると、影響を受けた神経によって制御される筋肉の力が弱まることがあります。手に持ち物を落としやすくなったり、腕を上げる動作が難しくなったりすることも、頚椎ヘルニアのサインです。

頚椎ヘルニアの初期症状に気づいたら、早期に適切な施術を受けることで、症状の悪化を防ぎ、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

 

初期段階で放置するとと何が起こるか

神経障害

神経を圧迫し続けると、腕や手のしびれや痺れが悪化し、さらに筋力低下や手の細かい動作がしずらくなってきます。そうなると、日常生活に支障をきたします。

慢性的な痛み

首のヘルニアになると、慢性的な首や肩の痛みが発生します。この痛みは日常生活に影響を与え、睡眠障害なども引き起こすことがあります。

手術の必要性

頚椎ヘルニアは症状が悪化し、保存的な治療が効果的でない場合、最終的には手術が必要になることがあります。手術はリスクが伴うため、できるだけ早期に適切な治療を受けることが重要です。

 

ストレートネックは頚椎ヘルニアになるリスクを高める

ストレートネックは長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などが原因で首の骨がまっすぐになってしまう状態です。ストレートネックになると、頚椎に大きな負担がかかります。

ストレートネックが頚椎ヘルニアのリスクを高める理由は、頚椎のカーブが失われることにより、椎間板に均等に負荷がかからなくなることが挙げられます。

通常、頚椎の正常なカーブは、体重や頭部の重量を分散し、椎間板への圧力を軽減する役割を果たしています。ですが、ストレートネックの場合、この役割が十分に果たされず、椎間板の一部に過度の圧力がかかってしまいます。

結果として、椎間板が圧迫され、変形し、ヘルニアを引き起こす可能性が高まります。ヘルニアは、椎間板の柔らかい内部物質が外側に漏れ出し、周囲の神経を圧迫する状態です。この圧迫が炎症や痛みを引き起こす原因となるのです。

 

頚椎椎間板ヘルニアはレントゲンで分かるのか?

レントゲンでは、頚椎ヘルニアかどうかはわかりません。頚椎ヘルニアの有無を確認するには、MRI撮影が必要です。

 

頚椎ヘルニアの初期症状・まとめ

頚椎椎間板ヘルニアは時に自然に痛みが軽減することもありますが、ある日突然痛みが悪化し、辛い神経症状を引き起こすこともあります。

重症化すると手術が必要な場合もありますので、早期に適切な施術を行うことが大切です。

もし「首の痛み」「手の痛み・痺れ」「手に力が入りにくくなってきた」などの症状を感じた場合は、早めに施術を行っていくことが大切です。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献