もう薬を飲まなくてよい!!頭痛緊張頭痛・片頭痛・群発頭痛の人には共通点がある!!

2024年05月5日

まつお鍼灸整骨院では、頭痛に悩む方々へ向けて、役立つ情報を提供していきます。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の治療経験に基づいて、記事にまとめています。

どんな頭痛でお悩みですか?

頭痛といっても頻度や程度・痛みの出る場所など人それぞれだと思います。皆さんが悩んでいる頭痛とはどんな頭痛でしょうか?

✅ズキンズキンする締め付けられる

✅目の奥が痛む

✅頭が重たい

✅頭痛持ちで肩こりもある

✅時々ひどくなり薬も効かない

多くの人がいろんな頭痛の症状を訴えると思います。

頭痛で一番多いのは緊張型頭痛

慢性頭痛で一番多いのは緊張型頭痛と言われています。次に多いのは片頭痛・割合は少ないですが群発頭痛があります。

緊張型頭痛は両側性で頭の締め付け感や圧迫感あり日常的な動作では悪化しないと言われています。それに対して偏頭痛は片側性で拍動性の頭痛で、日常生活の動作で悪化することが特徴です。光や音過敏を伴います。

 

頭痛外来 などでは、偏頭痛、緊張型頭痛は別々の頭痛であると診断されてそれに対して薬が処方されることになります。

頭痛といっても様々です。頭が重く感じたり、電気が走るような痛みを感じたり、後頭部が締め付けられるような感じがあったり、ヘルメットをかぶっているような感じがあったり、またズキンズキンと脈動するような痛みが現れたりと、様々なタイプの頭痛があります。

 

その中でも、最も一般的なのが緊張型頭痛であり、これは首の歪みによる首や肩こりと関連しています。実際、肩が凝っていると頭痛を感じる人も多いのではないでしょうか?

 

頭痛持ちの人は頭周辺の筋肉が固まっている

実際、頭痛のある人は頭の周囲の筋肉(側頭筋、頚部、肩の筋肉)に強いコリや圧痛を感じることがほとんどです。なので医療機関では、筋肉の緊張を和らげる薬を処方しますが肩こりは、主に僧帽筋という筋肉の緊張によるものです。

僧帽筋は後頭部から頚椎から始まって肩関節や肩甲骨に張っている筋肉で、肩甲骨を上げたりする働きをしています。

 

普段の生活の中で座っていることが多いと座位での姿勢が体に悪影響を及ぼしますし、両腕を上げるような動作や肩を回すなどの肩甲骨を動かすような動きも少ないため、肩甲骨の動きも悪くなって僧帽筋のこりが悪化していきます。

さらに僧帽筋は後頭部に付着している部分もあるため、こりによって後頭部の重だるさを感じることもあると思います。頭の重さ6キロほどあり常に首で頭を支えています。

 

この時、常にすでに緊張を強いられている筋肉があります。それが頭半棘筋・頚半棘筋・頭最長筋・頭板状筋・頚板状筋といわれる後頭部の筋肉です。

この筋肉は頭を支えているだけでなく、頭を前に傾けたり、起こしたり 左右に傾けたりする動作に影響します。特に前傾姿勢が続くと後頭部の筋肉のが大きくなるのです。

 

普段の生活では寝ている時以外はほぼこの前傾姿勢の状態といってる人も多いと思います。これらの後頭部の筋肉の緊張が神経を刺激し頭痛が起こりやすい状態を作っているのです。

肩こりを感じている人はだいたい首こりも伴っています。自覚していなくても マッサージに行ったら凝っていると言われた人もいるのではないでしょうか?

 

一般的に、多くの人が肩こりや首こりの状態にあると見られますが、その原因は実は肩こりではなく首の凝りにあります。

首の凝りは、頭を支え続け、さらに前後左右への動きを担う後頭部の筋肉、頭半棘筋、頚半棘筋、頭最長筋、頭板状筋、頚板状筋などの首周囲の筋肉が緊張しているのです。

 

特に頭板状筋と頚板状筋という筋肉が重要であり、これらの筋肉は頭を支えたり、傾けたり起こしたりする際に働きます。

パソコンを使用したり、細かな手の動きを行ったりする際には、頭を前に傾ける姿勢をとることが一般的です。この姿勢では、頭を支えるために頭半棘筋や頚半棘筋、頭最長筋などの筋肉が緊張しますが、特に板状筋の緊張が顕著にみられることが多いです。

 

群発頭痛は耐え難い痛みがでる

群発性頭痛は慢性頭痛の中でも治療が難しいとされています。この種の頭痛は偏頭痛と同様に片側に現れ、その痛みは目の奥がえぐられるような我慢できないほどのものであり、痛みによってじっとしていられないほどの激しいものとされています。

 

群発頭痛は主に若い男性に多く見られ、発作が1〜2か月間続き、集中的に現れることが一般的です。同時に、充血した目や涙、鼻水などの頭以外の症状が見られることもあります。入浴や飲酒など、血管を拡張させる要因が引き金となるとされ、酒豪やヘビースモーカーによく見られるといわれています。

 

群発性頭痛の明確な原因は特定されていませんが、これまでの治療経験から、首の歪みによる首の筋肉の緊張が関与していることが多いです。偏頭痛と同様に、片側に症状がみられ、筋肉の緊張や圧痛がよく見られます。

 

まとめ

緊張頭痛や片頭痛・群発頭痛は頭痛の種類や痛みのでかたは違いますが、どの頭痛も首が関係しているケースが多いです。慢性的に頭痛の出る人は自分は頭痛持ちだからと諦めている人が多いですがそんなことはありません。

 

首が良くなると多くの頭痛はなくなっていくことが多いので頭痛でお悩みの方は諦めずにご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会