頚椎ヘルニアを軽く見てはダメ!放置して悪化する人の共通点!!

2025年06月1日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「首が痛いけど、まぁそのうち治るだろう」

「しびれはあるけど、我慢できるし大丈夫」

そうやって頚椎ヘルニアの症状を放置してしまっていませんか?

頚椎ヘルニアは、放っておくと後々症状が悪化することがあります。初期の段階では軽い肩こりや手のしびれから始まり、やがて強い痛みや筋力低下、最悪の場合は手術や日常生活に支障をきたすケースもあります。

この記事では、頚椎ヘルニアを放置して悪化させてしまう人に共通すること、そして悪化を防ぐために今日からできる具体的な対策を、解説していきます。

頚椎ヘルニアとは?

頚椎ヘルニアとは、首の骨と骨の間にある椎間板の中にある髄核が外に飛び出し、神経を圧迫することで、首の痛み・肩こり・腕や手のしびれ・筋力低下などを引き起こす疾患です。

原因は以下のようなものがあります:

✔長時間のデスクワーク

✔姿勢不良(ストレートネック・猫背)

✔加齢による椎間板の変性

✔スマホの使いすぎ

頚椎ヘルニアを放置するとどうなる?

症状を放置すると、以下のように悪化するケースがあります。

● 痛みやしびれが慢性化

首や肩だけでなく、腕・指先までしびれや痛みが広がり、慢性神経痛となって日常動作に支障をきたします。

● 筋力の低下・握力の低下

物をつかみにくくなったり、ペンや箸がうまく使えなくなったりするほどの機能障害が出ることもあります。

● 自律神経への影響

首の神経は自律神経とも深く関係しています。ヘルニアによる圧迫が進むと、めまい・耳鳴り・不眠・動悸・吐き気など全身症状が現れることも。

● 最終的には手術のリスクも

保存療法で改善しない場合は、手術が必要になるケースもあります。

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頚椎ヘルニアを放置して悪化させる人の共通点とは?

1. 「そのうち良くなるだろう」と軽視している

首や肩の痛み・しびれを「疲労が溜まっただけ」「寝違えかな」と思い込み、様子見のまま数週間~数ヶ月も放置してしまう方が非常に多いです。

しかし、ヘルニアによる神経の圧迫は、自然に完全に元に戻ることは少なく神経にかかるストレスが続くほど回復しにくくなると言われています。

特に注意したいのは、

✔朝起きたときに痛みやしびれが強い

✔デスクワークやスマホ操作で悪化する

✔一定の姿勢を取ると症状が強くなる

といった場合は、早期の評価・処置が必要です。

 

2. 痛みを「市販薬・湿布」で済ませようとする

市販のロキソニンや湿布で一時的に痛みをごまかしながら生活している方も多くいらっしゃいます。

しかし、薬や湿布は**「炎症を抑える・痛みを感じにくくする」だけで、神経圧迫そのものは解決しません**。

そのため、

✔痛みが引いたと思って無理をする

✔しびれが残ったまま放置してしまう

✔動かさなくなり、筋力や柔軟性が低下して悪化する

という悪循環に陥りやすくなります。

 

3. 姿勢や生活習慣を変えようとしない

ヘルニアの根本原因のひとつが「姿勢の崩れ」です。特に現代人に多いのが、以下のような姿勢です:

✔ストレートネック(首の自然なカーブが失われ、真っ直ぐになる)

✔猫背(胸が閉じて肩が前に出る)

✔頭が前に突き出る姿勢(スマホ首)

このような姿勢は、首の椎間板に常に負荷がかかる状態をつくります。正しい姿勢に戻さない限り、症状の根本的な改善は見込めません

また、仕事や生活の中で長時間同じ姿勢をとる習慣がある場合、意識して小まめな休憩やストレッチを取り入れることが非常に重要です。

 

4. 我慢強く、忙しすぎる人

とくに男性・働き盛りの40〜60代に多いのが、

「痛くても仕事を休めない」

「通院する時間がない」

「病院が嫌い」

「多少の痛みなら我慢できる」

といったパターンです。

痛みやしびれを感じながら無理を重ねることが、結果的に神経症状を長引かせ、慢性化させてしまう最大の要因です。

また、ストレスや睡眠不足も、首まわりの筋肉を緊張させ、改善を妨げる要素となります。

今日からできる!頚椎ヘルニア悪化を防ぐ対策

1. 姿勢の見直し

  • デスクワーク中はモニターの高さを目線に合わせる
  • 背もたれを使って骨盤を立て、頭が前に出ないように意識する

2. 枕の高さを調整

  • 高すぎる枕は首を圧迫します。低反発で首を支える形状の枕を選びましょう。

3. 首・肩まわりのストレッチ

  • 1日3分の簡単な首・肩・肩甲骨体操で筋肉の緊張をほぐすだけでも効果あり

4. スマホ・PC時間の制限

  • 1時間に1回は休憩を入れ、身体を動かすようにしましょう

まとめ|「たかが首の痛み」と放置しないこと

頚椎ヘルニアは、放置すればするほど悪化しやすく、最終的には手術や生活にも支障がでてくる疾患です。

「手がしびれる」「首を反らすと痛い」「肩こりが治らない」といった症状があれば、早く改善していくことが大切です。

症状が軽いうちに正しい施術を行えば、手術を避け、症状を改善できる可能性も十分にあります。

頚椎ヘルニアを甘く見ずに、できるだけ早く施術を行っていくことが大切です。

 

 

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首が原因で自律神経が乱れる?不眠・めまい・動悸の関係とは?

2025年05月31日

まつお鍼灸整骨院では、自律神経の不調でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「寝つきが悪い」「めまいが続く」「急に動悸がする」こうした症状に悩まされていませんか?病院で検査を受けても「異常なし」と言われ、原因がわからず困っている方も多いはず。

実は、これらの不調は 首の歪み が原因かもしれません。

首は頭と体をつなぐ重要な部位であり、自律神経と密接に関係しています。頚椎の歪みや筋肉の緊張が、自律神経のバランスを乱し、不眠・めまい・動悸といった症状を引き起こすことがあります。

本記事では、「首の歪みと自律神経の関係」「なぜ不眠・めまい・動悸が起こるのか」について詳しく解説します。

1. 首と自律神経の関係とは?

自律神経は、私たちが意識しなくても内臓の働き・血圧・体温・呼吸などを24時間調整してくれています

「交感神経(活動・緊張)」と「副交感神経(休息・回復)」の2つがあり、状況に応じてバランスを取りながら体を最適な状態に保っています。

なぜ首が自律神経に大きな影響を与えるのか?

① 頚椎には自律神経の通り道がある

首の中には脳と体をつなぐ神経系が走っており、特に首の左右にある星状神経節や頚神経節といった重要な神経の中継ポイントが集中しています。

この神経節が圧迫・刺激されると、交感神経が過剰に興奮し、全身のバランスが崩れてしまうのです。

② 首の筋肉の緊張は血流障害を引き起こす

首・肩まわりの筋肉(特に胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋など)が慢性的にこって硬くなると、自律神経やその周辺の血管を圧迫し、血流が悪化します。

これにより、脳への酸素供給が滞ったり、老廃物の排出がうまくいかなくなり、神経が正常に働きにくくなるのです。

③ 首の歪みは神経伝達に悪影響を与える

姿勢の崩れやストレートネック、頚椎のズレがあると、脳から体への神経信号の伝達がうまくいかなくなります

これは、パソコン作業やスマホ操作などによる「前傾姿勢・長時間の同一姿勢」によって、無意識のうちに悪化するケースが多いです。

④ 精神的ストレスが首に影響し、さらに自律神経を乱す

精神的なストレスを受けると、無意識に首や肩に力が入り、筋肉がこわばりやすくなります。この緊張状態が長引くと、首の可動域が狭くなり、血流や神経の流れが悪化します。

また、ストレスによって交感神経が過剰に働くと、首の筋肉もさらに硬直し、“悪循環”に陥ります

ストレスと首、自律神経は相互に影響し合っているのです。首の歪みを整えることは、単に姿勢をよくするだけでなく、神経の働きにも関係してきます。

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2. 首の歪みが引き起こす不調

① 不眠(寝つきが悪い・眠りが浅い)

交感神経が優位な状態が続くと、脳が興奮し、寝つきが悪くなります。また、睡眠の質が低下し、夜中に何度も目が覚めたり、朝起きたときに疲れが残ることもあります。

首の歪みが原因で不眠が起こるメカニズム

・頚椎の歪み → 脳への血流低下 → 眠りが浅くなる

・交感神経の過活動 → リラックスできない → 寝つきが悪くなる

・首の筋肉の緊張 → 枕が合わないと感じる → 寝返りが多くなる

 

② めまい(ふらつき・耳鳴り)

首の歪みが原因で 内耳の血流が低下 すると、平衡感覚を司る神経が正常に働かなくなり、めまいや耳鳴りが生じます。

めまいが起こる原因

・首の歪み → 内耳の血流不足 → 三半規管が乱れる

・頚椎の圧迫 → 脳への酸素供給低下 → 立ちくらみ・ふらつき

特に、 ストレートネック の方は、頚椎が前方に傾くことで血流が滞りやすく、めまいが慢性化することがあります。

 

③ 動悸(心臓がドキドキする・息苦しい)

交感神経が過剰に働くと、心拍数が上がりやすくなります。その結果、 急に心臓がドキドキしたり、息苦しくなったり することがあります。

首の歪みが動悸を引き起こす理由

・交感神経の興奮 → 心拍数の上昇

・首の筋肉の緊張 → 横隔膜の動きが悪くなり、呼吸が浅くなる

・血流悪化 → 酸素不足で息苦しさを感じる

まとめ

不眠・めまい・動悸といった症状が続く場合、その原因は 首の歪みにあるかもしれません。

首には 自律神経をコントロールする交感神経節が集中 しており、頚椎が歪むことで交感神経が過剰に働き、不眠・めまい・動悸などの不調を引き起こします。

こうした症状を根本から改善するには、 首の歪みを正しく整えることも重要です。当院では、レントゲン分析をもとにした頚椎専門の施術を行い、自律神経の乱れを根本から改善するサポートをしています。

自律神経の不調でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

 

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パソコン作業で手首が痛い…腱鞘炎は労災扱いになるの?

2025年05月31日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、仕事中の事故やケガでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「キーボードやマウス操作で手首が痛くなってきた…」

「整形外科で“腱鞘炎”と言われたけど、これって労災になるの?」

そんな疑問を抱えたまま、痛みを我慢して仕事を続けていませんか?

実は、パソコン業務による腱鞘炎も、労災として認められるケースがあります。

この記事では、腱鞘炎が労災になる条件、申請の流れ、整骨院での施術対応などを詳しく解説します。

腱鞘炎とは?

腱鞘炎は、筋肉と骨をつなぐ腱が通過する「腱鞘(けんしょう)」というトンネル状の組織で炎症が起こる疾患です。腱と腱鞘の間に摩擦が繰り返されることで、腱が腫れたり、腱鞘が厚くなって通り道が狭くなり、動かすたびに痛みや違和感が生じるようになります。

特に発症しやすい部位は手首や指で、以下のような動作が原因になります:

✔長時間のパソコン作業(キーボードのタイピングやマウスの使用)

✔スマートフォンの操作(親指の使いすぎ)

✔楽器の演奏や調理、介護などの反復動作を伴う仕事や作業

✔産後や更年期など、ホルモンバランスの変化によって腱や腱鞘が炎症を起こしやすくなることもあります

特に“手をよく使う人”に多く見られるため、「職業病」のように慢性化するケースもあります。

症状としては、手首の痛み・腫れ・動かすと引っかかる感覚・指の曲げ伸ばしのしづらさなどがあります。

パソコン作業による腱鞘炎は労災になる?

結論から言うと、パソコン作業や反復的な手作業による腱鞘炎は、条件を満たせば「業務災害」として労災認定される可能性があります。

労災と認められるための主な条件

以下の条件がそろっていると、労災認定の可能性が高くなります。

① 長時間・長期間にわたる反復動作があった

例:毎日8時間のパソコン入力やマウス操作

同じ動作を繰り返す作業(書類整理、レジ業務、製造ライン作業など)

作業負荷が明らかに高いと判断できる状況がある

② 業務内容と症状との間に因果関係がある

実際に行っている仕事内容と、発症部位や症状が一致していることが重要です。

たとえば、「キーボード入力中心の業務」で「手首や親指の腱鞘炎」を発症していれば、因果関係は強いとされます。

③ 医師(整形外科など)による診断がある

自覚症状だけではなく、専門医の診断書や意見書が必要です。

仕事との関連性についても、医師の所見があるとよいです。

④ 発症の時期やきっかけが明確である

「いつから、どんな動作で、どのように痛くなったか」を説明できることが大切です。

例:「〇月×日頃から入力中に右手首が痛くなり、その後悪化した」など、具体的な経緯が説明できること

腱鞘炎は「職業病リスト」にも明記されている

厚生労働省が定める「職業性疾病の一覧(いわゆる職業病リスト)」の中にも、反復運動による上肢障害として腱鞘炎が記載されています。

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労災申請の流れ

1. 会社に相談

→ 「業務中に手首が痛くなった」「腱鞘炎と診断された」などを伝える。

2. 労災申請書の準備

→ 会社から申請書もらう。初診の病院名・整骨院名を記載。

3. 労災対応の整骨院を受診

→ 書類を持参し、施術スタート。院によっては申請書類の記入サポートあり。

注意点:「健康保険との併用」はNG

腱鞘炎が業務による反復動作(パソコン作業・手作業など)で起きた可能性がある場合

最初に健康保険で医療機関を受診してしまうと、あとから「労災に切り替えたい」と思っても認められにくくなるケースがあります。

なぜなら、労災保険と健康保険は原則併用できず、同一の負傷に対しては“どちらか一方のみ”の使用が認められているためです。

そのため、腱鞘炎が仕事に起因しているかもと少しでも感じた時点で、「これは労災に該当するかもしれないので、労災で診てもらいたい」と最初に伝えることがとても大切です。

早期に申告すれば、整骨院でも必要な申請サポートや手続きを受けることができます。判断に迷う場合も、まずは労災取扱いの整骨院へ相談することをおすすめします。

腱鞘炎は労災扱いになるのか?まとめ

パソコン作業が原因で手首が痛くなった場合、それは、仕事によって蓄積された負担によるものかもしれません。

「仕事中に痛くなった」

「マウス操作が続くとズキズキする」

「湿布を貼っても良くならない」

このような症状がある場合は、早めに整骨院または整形外科で相談し、「労災」として施術を行うことも可能です。

わからないことがあればお気軽にご相談ください。

 

 

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仕事中に腰を痛めた!労災として整骨院で対応してもらえるの?

2025年05月30日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、仕事中の事故やケガでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「仕事中に重い荷物を持ち上げた瞬間、腰に激痛が走った」

「介護や配送の現場で中腰作業が続き、腰に限界がきた」

こんな経験はありませんか?

腰の痛みは、我慢しながら仕事を続けると悪化しやすく、再発のリスクも非常に高い部位です。だからこそ、仕事中のケガは“労災保険”を活用して、適切な治療を受けることがとても大切です。

この記事では、仕事中に腰を痛めたときに労災が使える条件や、整骨院での対応、申請の流れ、注意点までを詳しく解説します。

労災保険とは?整骨院でも使えるの?

労災保険(労働者災害補償保険)とは、業務中や通勤途中に発生したケガや病気に対して、治療費や休業補償を行う制度です。

意外と知られていませんが、整骨院でも労災保険を使って施術を受けることが可能です。

整骨院で労災が適用されるケースとは?

腰のケガは、整骨院で対応する労災案件の中でも特に多い部位のひとつです。重い物を持つ・中腰姿勢を繰り返す・長時間座る・滑って転倒するなど、日常の業務中に自然と発生しやすく、明確に「業務が原因」とされやすいため、労災として認められやすい傾向があります。

■ 労災が認められやすい事例

1. 倉庫内作業中に重量物を持ち上げて腰を負傷したケース

重い荷物の持ち運び中に腰をひねったり、急に力を入れたことでギクッときた場合などが該当します。このような「急性腰痛(ぎっくり腰)」は、その場の作業内容や状況を記録しておくと、業務起因性が証明されやすくなります

2. 介護施設で利用者を抱えた際に腰を痛めたケース

介護現場では、利用者の移乗や体位変換の際に無理な姿勢をとりやすく、腰に大きな負担がかかる場面が頻繁にあります。このような「突発的な動作」による腰の痛みも、業務上の負傷として労災に認定されやすい代表例です。

3. 工場勤務中に床で滑って転倒し、腰を強打したケース

作業場の床が濡れていたり、滑りやすい環境で足を取られて転倒し、尻もちをつくような形で腰を打った場合も明確な「災害性」があり、労災認定の可能性が高くなります。

4. 長時間の中腰作業や運転で、慢性的な腰痛が悪化したケース

業務で継続的に中腰姿勢を強いられたり、運送業で長時間同じ姿勢で座り続けるなどの積み重ねにより、もともとあった軽度の腰痛が悪化したケースも、「反復性の負荷による職業病」として労災が認定されることがあります。

■ ポイントは「業務起因性」の明確さ

上記のようなケースが労災として認められるかどうかは、**その痛みが業務とどれだけ明確に関係しているか(=業務起因性)**にあります。逆に、プライベートでの出来事や元々あった慢性的な腰痛と判別がつきにくい場合は、労災認定が難しくなることもあります。

労災を使って整骨院に通うまでの流れ

① 会社に報告する

腰を痛めたら、まずは速やかに直属の上司または人事担当者に報告しましょう。

② 労災申請書類を用意

職場から用紙をもらいます

③ 労災取扱いの整骨院を選ぶ

すべての整骨院が労災に対応しているわけではありません。「労災保険対応可能かどうか」事前に確認しましょう。

④ 書類を持参して通院開始

提出後は、基本的に自己負担なし(0円)で施術が受けられます。

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整骨院で受けられる施術内容とは?

✅急性腰痛(ぎっくり腰)への手技療法・アイシング・固定

✅慢性腰痛に対する骨格・骨盤調整、筋膜リリース

✅姿勢改善の指導や、再発防止の生活指導

などの施術を行います。

また、再発リスクの高い仕事環境での体の使い方まで指導も行います。

注意点:労災と健康保険の併用はできない

腰を痛めた際、よくある誤解が「とりあえず健康保険で通って、後から労災に切り替えよう」というもの。

これは原則NGです。

一度健康保険で通院を始めると、後から労災に変更できないケースがほとんどです。したがって、少しでも業務中の負傷の可能性があるなら、最初から労災申請を視野に入れるべきです。

よくある質問Q&A

Q. 仕事中にぎっくり腰。これって労災?

→ はい、業務内容や発生状況が明確であれば労災として認められます。

Q. 整形外科と整骨院の併用は可能?

→ 原則、労災では併用が可能ですが、事前に医師の同意や労基署の確認が必要な場合もあります。

Q. 会社が労災申請を拒否したら?

→ 最寄りの労働基準監督署に相談を。労災は労働者の権利です。

まとめ

仕事中の腰の負傷は、放っておくと慢性化・再発・悪化のリスクが高い症状です。

そして、整骨院でも労災を使って治療を受けられるということを、もっと多くの人に知っていただきたいと思います。

痛みを感じたら我慢せず、

✅会社に報告

✅申請書を用意

✅労災対応の整骨院へ

この3ステップを踏むだけで、自己負担なく、適切なケアを受けられます。

腰のケガは早期対応が大事になってきます。

 

 

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【整形外科と整骨院の違い】労災治療を受けるならどっちがいい?

2025年05月30日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、仕事中の事故やケガでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「仕事中にケガをしたけど、整形外科と整骨院、どっちに行けばいいの?」

「労災保険を使いたいけど、病院と整骨院の違いがよくわからない…」

そんな悩みをお持ちの方へ。

実は、労災保険を使って治療を受ける場合、整形外科と整骨院のどちらを選ぶかで、受けられる治療内容や回復のスピードに差が出ることがあります。

この記事では、整形外科と整骨院の違いをわかりやすく解説し、労災治療を受ける上でのメリット・デメリット、上手な使い分け方を紹介します。

労災治療における「整形外科」と「整骨院」の役割の違い

● 整形外科とは

整形外科は、医師が診察・診断・投薬を行う医療機関です。レントゲンやMRIなどの画像検査や診断を行います。

整形外科の特徴:

・診断書の発行が可能

・レントゲン、MRIなど検査が受けられる

・投薬や注射に対応

・労災の「初期診断」に必要なケースが多い

 

● 整骨院とは

整骨院は、国家資格「柔道整復師」が手技療法を中心に、施術を行います。

整骨院の特徴:

・骨格・筋肉のバランスを整える施術が専門

・マッサージ・ストレッチ・テーピングなどに対応

・リハビリ的ケアや日常動作の改善アドバイスが受けられる

 

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労災治療で選ぶならどっちがいい?|目的別の使い分け

【整形外科がよいケース】

・骨折・脱臼・靭帯損傷など重度の外傷

・レントゲンやMRIによる検査が必要な場合

・労災保険の初期診断・診断書の提出が必要な場合

・薬や注射による炎症・痛みの強い症状への対処

 

【整骨院がよいケース】

・慢性的な腰痛・肩こり・手首の痛みなど

・病院では「異常なし」と言われたが不調が続くケース

・リハビリ的なケアを受けたいとき

・手技療法で筋肉や骨格のバランスを整えたい場合

・長時間の通院が必要なケース(予約制で待ち時間が少ない)

実は「併用」もできる!整形外科と整骨院のベストな方法

労災保険では、整形外科と整骨院の併用も可能です。

例:

初期診断は整形外科 → 画像検査・診断書をもらう

継続治療・リハビリは整骨院で対応

こうすることで、早期回復が可能になります。

注意点:どちらに通う場合も「労災申請が先」

よくある間違い:「とりあえず健康保険で通って、後から労災に切り替えればいい」はNG

仕事中や通勤中のケガで整骨院に通院する際、「まずは健康保険で通って、あとから労災に切り替えればいい」と考えてしまう方も多いですが、これは原則として認められていません。

なぜなら、労災保険と健康保険は、“併用できない”制度だからです。

労災が適用されるべきケガで健康保険を使ってしまうと、後から労災に切り替えようとしても、

✔保険者(協会けんぽや組合)に返金を求められる

✔整骨院で支払った自己負担分が戻ってこない

✔労働基準監督署から追加書類を求められ、手続きが複雑になる

などのトラブルや煩雑な手続きが発生する可能性があります。

通院の際は「最初に労災申請」を!

そのため、仕事中・通勤中のケガで整骨院に通う場合は、必ず最初の時点で「労災を使いたい」と伝えることが重要です。

✔整骨院が労災対応しているか確認

✔会社に申請書を依頼

✔書類を持参して、正しく労災として施術を受ける

この流れを踏むことで、自己負担なしで安心して治療に専念することができます。

もし「すでに健康保険で通い始めてしまった」という場合でも、状況によっては早期であれば対応できるケースもあります。

その際は、なるべく早く労災対応の整骨院へご相談ください。

まとめ|労災治療で後悔しないために、整形外科と整骨院を正しく使い分けよう

労災でのケガ・不調は、「どこに通うか」で回復の早さや満足度が大きく変わります。

✔画像検査・診断・医療処置が必要なら【整形外科】

✔体のバランスを整える施術やリハビリを受けたいなら【整骨院】

そして最も大切なのは、どちらを選ぶにしても、早めに申請・相談することです。

整骨院でも、労災の対応や申請サポートをしてくれる院がありますので、まずは一度ご相談ください。

正しく治療を受けて、早期に復帰できる体を取り戻しましょう。

 

 

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【茨木市 コロナワクチン後遺症】2年以上続いた頭痛・めまい・倦怠感が軽減した例

2025年05月30日

「茨木市でワクチン接種後の後遺症にお悩みの方へ」

今回は、【茨木市にお住まいの30代の男性】がワクチン接種後に続く頭痛・めまい・手足の痛み・倦怠感といった不調に悩まれ、当院の施術を受けて少しずつ日常生活へ復帰できるようになった実際の症例をご紹介します。

同じような後遺症に悩む方にとって、改善の一歩となる情報になれば幸いです。

【主訴】

ワクチン接種後から続く頭痛・めまい・手足の痛み・強い倦怠感などの体調不良

【初回来院時】

コロナワクチンを受けてから約2年間、全身にさまざまな症状が出現。「頭痛」「めまい」「四肢の痛み」「重度の倦怠感」によって、通勤すら困難な状態が続いていました。

複数の医療機関で血液検査・MRI・などを受けたものの異常はなく、最終的には「自律神経失調症」と診断され、明確な治療法もないまま悩んでおられました。

その後、在宅勤務へ切り替えたものの、長時間のPC作業や運動不足でさらに首の痛みが悪化し、外出もままならない日々に。調べていくうちに「ストレートネックと自律神経の関係」に気づき、当院にご相談いただきました。

【検査結果】

・頚椎カーブ減少

・3D-R6°

・C6骨棘変性

・腰椎過前弯

・前傾骨盤

姿勢分析とレントゲン評価の結果、明らかなストレートネック(頚椎前弯の消失)が確認されました。

特に上部頚椎(C1~C2)周囲に可動制限があり、頚椎のアライメント不良により自律神経への影響も出ている可能性が考えられました。

また、背中の上部(胸椎)にも後弯が強く、巻き肩・頭部前方偏位の姿勢が長時間にわたり維持されていたことで、呼吸の浅さや筋緊張が慢性化していた可能性がありました。

これらの複合要素が、症状にも関連していたと考えられます。

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【施術内容】

施術はまず、C5のアジャストを行い、ストレートネックの改善を行いました。同時に上部頚椎(C1・C2)のアプローチも行い、自律神経の調整も行いました。

背中の可動性を取り戻すため、胸椎・肩甲骨周囲の筋膜リリースも行いました。施術は週1回のペースから始め、状態を見ながら段階的に頻度を調整しました。

初回〜数回では大きな変化はなかったものの、3ヶ月あたりから「寝つきが良くなった」「疲労感がマシになった」との実感が出てきました。

大きな変化はありませんが、少しずつ良くなっている傾向がみられ、その後は通勤が可能となり、半年後には現場復帰できるまでに回復されました。

【患者さんのコメント】

某流行り病の予防お注射を受けてから2年以上、頭痛やめまい、手足の痛みなどあらゆる症状で悩んでおりました。

どんな検査を受けても異常は無く、医師から自律神経失調症と言われておりました。 体調の不調から通勤が厳しくなり、1年ほど在宅ワークで引きこもりのPCに向き合う生活となりむしろ症状が悪化しました。

新たな症状も出てきましたが、どんなに病院に行っても原因は分からないし直す手段もありませんでした。 そんな時、自律神経関係を調べていたところ、ストレートネックということも知り、気になったので家の近くでみてもらえそうなところを探していたところ、まつおさんを見つけました。

PCやスマホばかりの生活だったので首の状態は良くはないだろうなとは思っておりました。

レントゲンで確認してもらい、 やはりストレートネックでした。 半年以上お世話になっており、完全にはまだ治っていないものの、以前のように日常生活が難しい状況ではなく、仕事は現場復帰(出勤)できるくらいまでにはなりました。

元々の体調不良に加え、ストレートネックがトドメを刺したのかなと思っており、それが施術で良くなっていき、症状も少し軽減されているのかな?思っています。

先生も受付の方も非常に親切で心の支えにもなっております。 本当にありがとうございます。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

【院長コメント】

今回のようなケースは、いろんな要素が重なり症状を引き起こしていたと考えられます。

医療機関では「異常なし」とされて、特別な治療法もなく辛かったと思います。

ストレートネックや頚椎の歪みは、交感神経の過緊張を引き起こし、自律神経のバランスを乱す一因となります。

また、長期間の在宅勤務やPC作業による姿勢の悪化も、症状を慢性化させてしまいます。

当院では、骨格の歪みを整えることで神経の働きを良くし、身体が本来持つ回復力を引き出すことを目的としています。

今回のケースは、すぐに大きな変化が出たわけではありませんが、継続的な施術によって少しずつ日常を取り戻されました。

今後も少しずつ良くなるようにメンテナンスも行っていきましょう。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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労災保険と健康保険の違いとは?整骨院で使うときの注意点まとめ

2025年05月29日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、仕事中の事故やケガでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「整骨院での治療に保険を使いたいけど、労災と健康保険ってどう違うの?」

「うっかり間違えると、自己負担が増えるって本当?」

そんな疑問を持つ方のために、この記事では“労災保険”と“健康保険”の違いについて解説し、整骨院での使い方や注意点もわかりやすくまとめます。

労災保険とは?

労災保険(労働者災害補償保険)は、業務中や通勤中のケガ・病気に対して、治療費や休業補償を行う国の制度です。

主な特徴:

✔対象:業務災害(仕事中)・通勤災害(通勤途中)

✔医療費:自己負担0円

✔申請方法:事業主の証明と、所定の申請書提出が必要

✔保険料:全額事業主が負担(労働者の負担はなし)

健康保険とは?

健康保険は、日常生活での病気やケガに備える医療保険制度で、全国民が加入しています。

主な特徴:

✔対象:私生活でのケガや病気

✔医療費:原則3割自己負担(一部2割・1割)

✔利用可能な施設:病院・クリニック・整骨院など

申請不要(保険証を提示するだけ)

労災保険と健康保険の違い

整骨院に通う際、よくある疑問のひとつが「労災保険と健康保険って何が違うの?」という点です。実は、**この2つの制度は目的も申請方法もまったく異なります。**以下で詳しく解説します。

■ 対象となるケガの違い

まず、労災保険と健康保険では「どんなケガが対象になるのか」が異なります。

・労災保険は、仕事中や通勤中に起こったケガや病気が対象です。たとえば、職場で物を運んでいて腰を痛めた、通勤中に転倒して膝を打ったなどの場合です。

・一方、健康保険は、私生活中のケガや病気(自宅で転倒、運動中のケガなど)が対象になります。


■ 費用の負担割合

費用面でも大きな違いがあります。

・**労災保険は原則「自己負担なし(0円)」**で施術を受けられます。

・**健康保険では原則「3割負担」**となります。残りの7割を保険者(健康保険組合など)が負担します。


■ 申請の有無

・労災保険を使う場合は、所定の申請書の提出が必要で会社から発行してもらう必要があります。

・一方、健康保険を使う場合は保険証を提示するだけでOKなので、手続きは簡単です。

■ 整骨院での取り扱いについて

・労災保険は、対応可能な整骨院でのみ使用可能です。すべての整骨院が労災を扱っているわけではないので、事前確認が重要です。

・健康保険も整骨院で使うことはできますが、**原因をきちんと申告する必要があります。**

■ 誰が費用を負担するのか?

・労災保険の場合は国(または雇用主)が全額負担します。

・**健康保険の場合は本人の自己負担+保険者(健康保険組合など)**が費用を負担します。

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整骨院で保険を使うときの注意点

1. 同じケガで“労災と健康保険”を併用するのはNGです

労災保険と健康保険は、それぞれの目的が異なります。

労災は「仕事中・通勤中のケガや病気」に対して使う制度であり、健康保険はあくまでも「私生活中のケガや病気」に使うものです。

そのため、同じケガに対して両方の保険を併用することはできません。

 

2. 「とりあえず健康保険で治療を開始」はできません

「会社に言いにくいから」「手続きが面倒そうだから」と、はじめに健康保険で通い始めてしまう方が非常に多いのですが、これは非常にリスクがあります。

なぜなら、あとから労災に切り替えるのが難しくなるケースが多いからです。

一度健康保険を使用すると、労災保険の対象ではなくなってしまうことがあるため、少しでも「仕事中や通勤中のケガかもしれない」と思ったら、必ず最初の段階で「労災を使いたい」と整骨院に申し出ることが重要です。

 

3. 労災の手続きには「会社の協力」が必要です

労災で整骨院に通うためには、職場での手続きと書類の準備が必要になります。「口頭での申告だけ」ではなく、きちんと職場に報告し、必要な手続きを踏むことが前提となります。

「手続きが大変そう…」と不安になる方もいらっしゃいますが、

最近では整骨院側で書類の書き方や提出方法をサポートしてくれるところも増えています。
当院でも、初めての方でも安心して申請できるよう、サポート体制を整えています。

 

4. どの整骨院でも労災が使えるわけではありません

整骨院で労災保険を使うには、国家資格(柔道整復師)を持ち、労災対応の届出を行っている院であることが必要です。

中には「労災保険を取り扱っていない整骨院」もあるため、事前に「この整骨院で労災は使えますか?」と確認しておくと安心です。

まつお鍼灸整骨院では、労災保険の取り扱い実績も豊富にあり、書類サポートや会社との連携も可能です。

通院にあたって不安な点があれば、まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問(Q&A)

Q. 労災か健康保険かわからないときはどうする?

→ まずはケガの発生状況を整理。「業務中・通勤中」なら労災の可能性が高いため、会社や整骨院に相談を。

Q. 会社にバレたくないから健康保険で済ませたい…

→ 労災は労働者の権利。健康保険で申請すると、後々トラブルになることも。

Q. すでに健康保険で通っているけど労災だったかも?

→ 早急に整骨院と会社に相談を。状況によっては切り替えできる場合もあります。

まとめ|保険の違いを理解して、損をしない選択を

整骨院での治療において、労災と健康保険の違いを正しく理解しておくことは非常に重要です。

・業務中・通勤中→ 労災保険が使える(自己負担ゼロ)

・プライベート中のケガ→ 健康保険(自己負担あり)

もし労災の可能性が少しでもあるなら、最初の段階で「労災申請」を意識して整骨院に相談することが、最大のポイントです。

労災についてわからないことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

 

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【高槻市 頚椎ヘルニア】首から右腕への痛みとしびれが良くなった例

2025年05月28日

【高槻市で頚椎ヘルニアでお悩みの方へ】

今回は、【高槻市にお住まいの40代の男性】が頚椎ヘルニアの症状でお困りになり、当院の施術を受けて症状が良くなった実際の症例をご紹介します。

同じような症状で悩んでいる方は、ぜひご参考になさってください。

【主訴】

数年前から続く首から右腕への痛みとしびれ、病院で頚椎ヘルニアと診断されリハビリを続けるも症状が悪化。

【初回来院時】

数年前から首から右腕にかけて痛みとしびれがあり、昨年秋に病院で「頚椎ヘルニア」と診断されました。その後、整形外科でリハビリを受けたり、整骨院で施術を受けたりしましたが、期待していた改善は得られず、逆に症状が悪化。日常生活にも支障をきたし、不安な日々を過ごされていました。

はり治療も試み、2回目の施術で多少しびれが軽減しましたが、それ以降は良くならず、「これ以上よくなることは難しいのでは」と半ば諦めかけていたそうです。

そんな中、職場の方から当院を紹介され「少し遠いけれど、状態が良くなるなら…」と来院されました。

【検査結果】

・頚椎カーブ減少

・アトラスアングル10°

・C5-6狭小

・3D-L5°

・L4-5骨棘変性

レントゲン検査では、頚椎(C5〜C6)に椎間板の狭小がみられ、ここでヘルニアによる症状がでていると判断しました。さらに、頚椎全体の配列が乱れており、本来あるべき前弯が失われ、ストレートネックに近い状態になっていました。

神経学的検査では、右腕にかけての軽い知覚鈍麻(触覚が鈍い)と、筋力検査において右側の握力低下が見られました。

可動域検査では、特に首の右回旋(右に振り向く動き)と後屈(後ろに反らす動き)に大きな制限と痛みがあり、ヘルニア部位への負担が明らかでした。日常的な動作でも症状が再現されることが多く、生活の質が著しく低下している状態でした。

これらを総合的に判断し、頚椎の歪みと神経圧迫が根本原因であると判断しました。

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【施術内容】

施術ではまず、神経圧迫を取り除くことを最優先に考え、頚椎の歪みを矯正していきました。特に、C5〜C6にアプローチしていきました。

次に胸椎(背中上部)にも軽度の可動制限が見られたため、胸椎の矯正も行いました。これにより首だけにかかっていた負担を軽減させていきました。

筋肉アプローチとしては、後頭下筋群や斜角筋群といった、ヘルニアの影響を受けやすい筋肉に対して筋膜リリースを行い過剰に緊張して神経を圧迫している筋肉を緩め、血流と神経の流れを促進しました。

施術後、まず首の可動域が大幅に改善し、「右側へ首を向けるのが楽になった」との実感を得られました。さらに、数回の施術後には右腕のしびれが消失。以後、症状の再発もなく順調に回復へと向かっています。

【患者さんのコメント】

数年前から首から右腕にかけて痛みとしびれがあり、病院で頚椎ヘルニアと診断されてからずっと悩んできました。整形外科や整骨院にも行きましたが、改善するどころか逆に悪化…。正直、治ることを半分諦めかけていました。

そんな時、職場の方からこちらを紹介され、思い切って通うことを決めました。初回の施術後、あれだけ辛かった首の動きがスムーズになり驚きました。そして、2回目の施術後からは、ずっと悩んでいた右腕のしびれがピタッと消えたのです!

今までどこに行っても変わらなかったのに、こちらでは数回で変化を実感できました。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

【院長コメント】

今回のケースは、頚椎ヘルニアによる神経根症状のケースでした。頚椎の歪みが神経に圧力をかけ、首から腕にかけて痛みやしびれを引き起こしていたと考えられます。

頚椎ヘルニアは、単に局所をマッサージするだけでは根本改善には至りません。神経の流れを良くするために、的確な矯正が必要不可欠です。

頚椎ヘルニアによって影響を受けた筋肉にアプローチを行い、全身のバランスを整えることも非常に重要です。

今回のように、頚椎専門施術により、手術をせずに症状が改善するケースも多くあります。もし頚椎ヘルニアでお悩みの方がいらっしゃいましたら、諦めずにご相談ください。きっと力になれるはずです!

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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バンザイで寝るのは良いのか?原因と身体に与える影響について

2025年05月27日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、お身体の事でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「気づいたらいつも両手を上げて寝ている…」

「“バンザイ寝”って身体に悪いの?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

寝ている間の姿勢は、意識して変えることが難しいため、毎晩無意識に「バンザイの姿勢」で眠っている人は意外と多く、そこからくる不調に悩まされているケースも少なくありません。

この記事では、バンザイで寝るクセがある原因と、それが身体に与える影響、改善のためのポイントを詳しく解説していきます。

「バンザイで寝る」とは?

仰向けで寝ているとき、両腕を頭の上に持ち上げた状態が「バンザイ寝」と呼ばれる姿勢です。

肩や背中の筋肉がリラックスできるように感じる人もいますが、実はこの姿勢には思わぬ落とし穴もあります。

なぜバンザイで寝てしまうのか?

寝ている間に両腕を上げてしまう“バンザイ寝”。無意識のうちにやっている方も多いですが、そこにはいくつかの身体的・心理的な理由が隠れています。


1. 呼吸がしづらくなっている

私たちの呼吸は、主に横隔膜と肋骨周囲の筋肉によって支えられています。しかし、デスクワークや猫背姿勢、浅い呼吸の習慣が続くと、胸郭(肋骨まわり)の柔軟性が低下し、横隔膜の動きも制限されやすくなります。

すると、体は無意識に「もっと呼吸しやすいポジション」を探します。その結果、腕を上げることで胸を自然に開き、肺が広がりやすくなる姿勢=バンザイ姿勢になるのです。

特に呼吸が浅くなっている人ほど、この傾向が強く見られます。


2. 肩や首の緊張から逃げようとしている

現代人の多くは、スマホ・パソコン作業で肩や首の筋肉が慢性的にこっています。

こうした状態では、仰向けで普通に寝た姿勢だと、肩や首の筋肉に負担が集中します。それを少しでも回避しようと、体は無意識に腕を上げ、筋肉の張力を分散させようとするのです。

つまり、**バンザイ姿勢は「筋肉の緊張から逃れるための、体なりの工夫」**ともいえます。


3. 枕の高さ・寝具が合っていない

合わない寝具は、バンザイ寝を引き起こす大きな要因です。

・枕が高すぎる → 頸椎(首の骨)が前に押し出され、首が詰まるような感覚になる

・マットレスが硬すぎる → 肩甲骨が沈まず、圧迫されて違和感が出る

これらが重なると、無意識に腕を上げて圧迫を逃そうとする反応が起きます。
体は「苦しくない」「楽な姿勢」を探し、結果的にバンザイ姿勢になるのです。


4. 習慣やクセによるもの

中には、「小さい頃からバンザイで寝ていた」「安心するからやってしまう」という人もいます。

この場合、心理的な安心感として体に定着している可能性があります。長年同じ寝方を続けていると、筋肉や関節がそのポジションに馴染んでしまい、そこから抜け出すのが難しくなることも。

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バンザイ寝が身体に与える悪影響

● 肩こり・首こりの悪化

バンザイ姿勢で寝ていると、肩甲骨が上方に引き上げられた状態になります。この姿勢では、僧帽筋や肩周囲の筋肉が常に伸ばされたままになり、さらに頭の重みを支えようと首の筋肉に過剰な負担がかかります。

その結果、就寝中に筋肉が休まるどころか緊張し続けてしまい、朝起きたときに肩こりや首の張りが強く感じられるようになるのです。

慢性化すると、頭痛や背中のこわばりなど、二次的な不調につながることもあります。

● 手のしびれや血流障害

腕を頭より上に長時間上げた姿勢は、鎖骨下動脈や腕神経叢(神経の束)を圧迫しやすくなります。これにより、次のような症状が起きることがあります:

✔寝ている間に手や腕がしびれる

✔朝起きたときに手が冷たい・だるい

✔指先に力が入りにくい

これらは、**“神経や血管が長時間圧迫されたサイン”**です。放置すると、感覚異常や慢性的な血流障害に進行する可能性もあるため、注意が必要です。

● 猫背・巻き肩

一見すると、バンザイ寝は胸が開いて良い姿勢に見えるかもしれません。しかし実際は、日中に巻き肩や猫背の癖がある人ほど、無意識に“それを補正するような寝姿勢”としてバンザイ姿勢を取りやすい傾向があります。

体は無意識にバランスを取ろうとするため、寝ている間に「巻き肩の負担を軽減する姿勢」を取ってしまうのです。

しかしこれでは根本の姿勢が改善されることはなく、逆に寝姿勢がクセを固定してしまうことになりかねません。

● 自律神経の乱れ

バンザイ姿勢で寝ると、胸や肩周りに筋緊張が残りやすく、上半身がリラックスできない状態になります。

このような状態では、交感神経(活動モード)が優位になり、本来寝ている間に優位になるべき副交感神経(リラックスモード)が働きにくくなるのです。

結果として:

✔寝つきが悪い

✔眠りが浅く夜中に何度も目が覚める

✔朝スッキリ起きられない

✔寝ても疲れが取れない

などの症状が出やすくなります。

「なんとなく眠りが浅い」「疲れが抜けない」と感じている人は、寝姿勢が自律神経の働きを妨げている可能性も考えられます。

バンザイ寝がクセになっている人への対処法

1. 枕の高さを見直す

理想は首の自然なカーブが保てる高さ。高すぎる枕はバンザイ寝の原因になります。

2. 腕を下ろしやすい寝具環境を整える

・肘の位置にタオルを置く

・横向き寝用の抱き枕を活用する → 無意識でも腕を下げた姿勢がキープできる工夫を取り入れる

3. 寝る前に胸・肩のストレッチを行う

大胸筋や肩甲骨まわりをゆるめておくと、バンザイ姿勢を取りたくなる衝動が減る

4. 自律神経を整える習慣を

・寝る前のスマホを控え、照明を暗めに

・深呼吸や腹式呼吸を数分行ってから寝る → 交感神経の高ぶりを抑えることで、自然とリラックスした寝姿勢になりやすくなります。

まとめ|バンザイ寝は体からのSOSかもしれません

バンザイで寝てしまうクセは、単なる寝相ではなく、**呼吸・筋肉の緊張・枕の不適合・自律神経の乱れなど、体が発している「隠れた不調のサイン」**かもしれません。

まずは、枕や寝具、寝る前の習慣を見直し、自然にリラックスできる睡眠環境を整えることが、改善への第一歩です。

もしバンザイ寝が続き、朝起きたときに不調がある方は、身体の歪みや緊張を整えるために、整体・整骨院でチェックを受けることもおすすめです。

 

 

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知らなきゃ損!労災が適用される意外なケース5選|整骨院での対応も可能

2025年05月26日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、仕事中の事故やケガでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「これって労災になるの?」

「病院じゃないと無理でしょ?」

そう思っていたら、実は労災が適用されて、整骨院でも施術を受けられるケースが意外と多くあります。

労災保険=工事現場でのケガや重機事故だけというイメージをお持ちの方も多いですが、実際は日常的な仕事中や通勤中のケガや痛みでも、労災が認められることがあるのです。

この記事では、見落とされがちな「労災が適用される意外なケース」を5つに絞って解説し、それぞれのケースで整骨院での対応が可能かどうかについても詳しくお伝えします。

労災保険とは?

**労災保険(労働者災害補償保険)**とは、業務中や通勤中に起きたケガや病気に対して、治療費・休業補償・通院交通費・障害補償などを国が補償してくれる公的な制度です。

一般的に「労災=病院だけ」と思われがちですが、柔道整復師(国家資格)による施術を行っている整骨院でも、労災の指定を受けていれば保険の適用が可能です。

たとえば以下のようなケースも、労災の対象になる可能性があります:

・作業中に腰を痛めた

・通勤途中に転倒して膝をケガした

・職場での反復作業により肩や腕を痛めた

ただし、労災保険と健康保険は併用することができません。

そのため、もし**「仕事中にケガをしたかもしれない」「通勤中の事故で痛めた」**という場合には、最初の時点で「労災で治療を受けたい」と申告することが非常に重要です。

あとから健康保険から労災への切り替えができない場合や、払い戻しが認められないケースもあるため、判断に迷う場合でも、まずは「労災の可能性がある」と整骨院側に伝えておくことをおすすめします。

意外と知られていない!労災が適用される5つのケース

① デスクワーク中の首・肩・腰の痛み

長時間のパソコン作業で起きた首こり・肩こり・腰痛。慢性的に続いていると「ただの疲れ」と思いがちですが、業務との関連性が認められれば労災の対象になることがあります。

・整骨院での対応:◎

・姿勢・体の使い方の改善を含めたケアが可能


② 通勤中の転倒・接触事故

駅の階段で転倒、バイクや自転車通勤中の接触事故など、“通勤途中”のケガも労災の対象です。「通勤災害」として扱われ、整骨院での施術も可能です。

・整骨院での対応:◎

・転倒による打撲・捻挫・腰痛など幅広く対応


③ 重い荷物を運んだときのぎっくり腰

業務中に物を持ち上げた拍子に腰を痛めた——これは典型的な労災ケースです。 「ぎっくり腰=私的なケガ」と誤解されがちですが、作業内容との因果関係が明確なら労災が認められます。

・整骨院での対応:◎

・急性腰痛への即時対応と再発予防の指導が可能


④ 接客中の足のねんざや転倒

飲食店や販売店などで、滑って転んだ・段差につまずいたなどのケガも、**勤務中であれば労災の対象です。**軽傷でも放置せず、早めの申請を。

・整骨院での対応:◎

・足首の捻挫・膝の痛みなどに対し手技療法でケア


⑤ 慢性化した腰痛・肩こりなど反復作業による痛み

反復動作によって起きた体の痛み(たとえば、毎日荷物を運んでいて腰が痛くなった等)も、「業務起因性」が認められれば労災になります。

・整骨院での対応:◎

・慢性症状にも対応し、姿勢改善やセルフケア指導が可能

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整骨院で労災対応してもらうには?

1. 会社に「労災で整骨院に通いたい」と伝える

まずは職場に、**「仕事中(または通勤中)にケガをしたため、労災で整骨院に通いたい」**と相談しましょう。

この際、労災申請に必要な書類(様式第7号【業務災害】または様式第16号の3【通勤災害】)を会社から発行してもらいます。


2. 労災取扱いの整骨院を選ぶ

すべての整骨院が労災対応しているわけではありません。労災保険を取り扱うには、「柔道整復師(国家資格)」の在籍と、労災施術の実績が必要です。

事前に「労災対応していますか?」と確認しておくと安心です。
労災の症状や申請に詳しい整骨院を選ぶことで、スムーズに施術と手続きを進められます。


3. 申請書を持参して整骨院へ来院

会社からもらった申請書類を持って来院しましょう。多くの整骨院では、申請書の記入・提出方法についても丁寧にサポートしてくれます。

必要に応じて、会社への確認事項についてもアドバイスが受けられるため、初めての方でも安心して手続きを進められます。

初動を間違えず、しっかりと整骨院と連携することで、治療に集中できる環境が整います。
「労災になるかどうか分からない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ|「これも労災だったの?」というケースは意外と多い!

労災保険というと「工事現場での事故」や「骨折・大ケガ」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし実際には、労災は重症のケースだけに適用される制度ではありません。

日常的な業務や通勤中に起きた“よくあるケガ”でも、条件を満たせば労災保険の対象になります。

たとえば、

✔事務作業中に椅子から転倒して腰を打った

✔配送中に荷物を持ち上げてぎっくり腰になった

✔通勤途中で自転車から転倒し、手首を痛めた

✔繰り返し作業で肩や肘に痛みが出た(反復動作による負傷)

✔これらも業務災害・通勤災害として、労災保険が適用される可能性が十分にあります。

そして整骨院でも、労災の申請さえ適切に行えば、自己負担なし(0円)で施術を受けることが可能です。柔道整復師の国家資格を持ち、労災対応を行っている整骨院であれば、病院と同様に対応できます。

「これは労災になるのかな…?」と迷ったときには、まずは労災取扱いの整骨院に相談してみることをおすすめします。

知らなかったことで本来受けられる補償を逃してしまうのは、非常にもったいないことです。

困ったときは、当院でもしっかりとサポートいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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