ストレートネックは長時間の不良姿勢やデスクワーク・事故によるむち打ちなどが原因でおこる!?

2024年03月30日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

ストレートネックは長時間の不良姿勢やデスクワーク・事故によるむち打ちなどが原因でおこる!?

ストレートネックにになる原因や予防方法について解説していきます。

ストレートネックについて

ストレートネックとは、通常、首にある自然な前方カーブ(頚椎の生理的前弯)が失われたり、減少した状態を指します。人間の首は、正常な状態では軽く前方にカーブしており、このカーブがあることで頭の重さを効果的に支え、衝撃を吸収することができます。

ですが、長時間のデスクワーク、スマートフォンの使用など、前かがみの姿勢が続くことによって、この自然なカーブが失われ、首が真っ直ぐになることで、ストレートネックとなります。

 

ストレートネックになる一番の原因

ストレートネックになる一番の原因は前かがみの姿勢やうつむきの姿勢などを長時間続けるような生活習慣にあります。

ストレートネックや肩こりの原因のほとんどはここからきていると言ってもいいと思います。

✅普段の生活で前かがみの姿勢やうつむきの姿勢の時間がどのくらい多いですか?

✅パソコンの画面に向かっている時間が長くないですか?

✅休みの日にスマホを長時間使用していませんか?

✅長時間車の運転をしていませんか?

✅うつむいて読書などをしていませんか?

 

一日のほとんどの時間を前かがみやうつむきの姿勢で過ごしているという人もいるのではないでしょうか?そういう毎日の習慣、積み重ねがストレートネックを生み出す原因となっているのです。

 

特にパソコン作業を長時間続けていると、座りっぱなしの状態でだんだんと前かがみの姿勢やうつむき姿勢になってしまいます。

 

特にノートパソコンなど画面の高さが低いと目線が下向きになってしまって前かがみやうつむきになりがち、ひどくなると猫背になって顎を突き出すような姿勢で作業をしている人もいると思います。

 

このように前かがみやうつむき姿勢を長時間続けると、首や肩の筋肉がつねに緊張している状態になりコリが悪化してしまいます。

 

この状態を毎日積み重ねることによって、ガチガチになった筋肉に頚椎が引っ張られるような状態になり頚椎のカーブが徐々に消失していくのです。

ストレートネックは基本的には急になることはありません。長い時間ををかけてなっていくことがほとんどですが、急に仕事など生活習慣が変わって1日中、下を向いて仕事をしたりしていると、数か月ほどでなってしまうこともあります。

ストレートネックが引き起こす問題

首や肩の痛み: 頚椎のカーブが失われることで、首や肩に過度な負担がかかり、痛みの原因となります。

頭痛: 頚椎に負担がかかると頭痛を引き起こすことがあります。

手のしびれ: 頚椎の神経圧迫により、手や腕にしびれがでてきます。

姿勢の悪化: ストレートネックになると全体的な姿勢の悪化にもつながります。

 

ストレートネックの発生過程

ストレートネックは、突然発生するわけではなく、一般的には長年にわたる姿勢の蓄積によって徐々になってくることがほとんどです。しかし、生活習慣が急激に変化し、例えば長時間下向きでの作業が増えた場合、数ヶ月の短期間で発症するケースも見られます。

さらに、交通事故などのむち打ち外傷が直接的な原因となる場合もあります。

 

ストレートネックは男性と女性どちらが多い?

一般的に女性は男性に比べてストレートネックになりやすい傾向にあります。これは、女性が一般的に筋肉量が少なく、頚椎への負担が大きくなりやすいからです。

特に、首が細く長い人は、肩や首への負担が大きくなり、ストレートネックになりやすいです。

 

男性でもストレートネックの人がの増加

ですが最近では、男性でもストレートネックに悩む人が増えています。デスクワークやスマホが原因になりますが特に首や肩、腰に疲れを感じやすい人は、ストレートネックの可能性があります。

 

ストレートネックの予防と改善方法

正しい姿勢を心がける

座っている時や立っている時には、背骨が自然なカーブを保つように意識し、肩をリラックスさせることが重要です。また、スマートフォンやパソコンを使用する際には、画面を目線の高さに保ち、下を向かないようにしましょう。

定期的に体を動かす

特に首や肩周りの筋肉を中心に、定期的なストレッチを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、血流を良くすることができます。簡単なストレッチでも効果的であり、日常生活に取り入れやすいです。

適切な枕

睡眠中の姿勢もストレートネックの予防には重要です。頭と首を適切にサポートし、自然なカーブを保つことができる枕を選ぶことが良いです。

ストレートネックにならないためには普段の生活習慣からの見直しが大切です。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会