シーバー病とは?成長期のかかとの痛みについて徹底解説

2025年12月11日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、シーバー病でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

シーバー病(踵骨骨端症)とは?

シーバー病とは、成長期の子どもに多く見られる「かかとの痛み」の代表的な疾患です。正式名称は「踵骨骨端症」といい、踵の骨の成長軟骨に繰り返しの負担がかかることで炎症が起こります。

特に小学校高学年〜中学生の男子に多く、サッカー・バスケットボール・陸上など、走ったりジャンプしたりするスポーツをしている子どもに発症しやすいのが特徴です。

シーバー病の主な原因について

1. 成長期特有の構造

成長期のかかとは「踵骨骨端核」という軟骨部分がまだ完成しておらず、骨よりも柔らかい状態です。この部分に繰り返し衝撃が加わると、炎症が起こりやすくなります。

2. アキレス腱の牽引力

ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)はアキレス腱を介してかかとに付着しています。スポーツによるジャンプやダッシュのたびに、このアキレス腱が強く引っ張られ、かかとの成長軟骨を刺激します。特に筋肉が硬い子どもでは、引っ張る力が強まり、発症リスクが高まります。

3. 過度な運動量・練習環境

連日の練習、硬いグラウンド、クッション性の低いシューズなども原因の一つです。十分な休養やストレッチが取れないまま練習を続けると、かかとへの負担が蓄積しやすくなります。

4. 扁平足や足首の歪み

足のアーチが崩れると、衝撃吸収がうまくできず、踵骨へのストレスが増します。足首のねじれ(過回内)も炎症を悪化させる原因になります。

電話でお問い合わせ

LINEでお問い合わせ

シーバー病の症状

  • かかとの後ろや下の部分が痛む
  • 走ったりジャンプすると痛みが強くなる
  • 朝の一歩目でかかとがズキッとする
  • 腫れや熱感を伴うことがある
  • 両足同時に痛みが出ることもある

痛みの程度は日によって変動し、「練習中は痛いけど休むと楽になる」というケースも多く見られます。しかし放置すると、かばうような歩き方が癖づき、膝・腰など別の部位に痛みが広がることもあります。

放置するとどうなる?

成長が終われば自然に落ち着くケースもありますが、放置すれば痛みが慢性化し、スポーツ活動に支障をきたします。また、炎症部位が硬くなったり、アキレス腱の柔軟性が低下したりして、再発しやすくなるのも特徴です。

特に「痛みを我慢して練習を続けている」場合、歩き方や姿勢が歪み、成長期の骨格バランスにも悪影響を与えかねません。

セルフチェック

  • かかとを押すと強い痛みがある
  • つま先立ちすると痛む
  • ジャンプやランニングで痛みが出る
  • アキレス腱を伸ばすと違和感がある
  • 片足立ちでバランスが取りにくい

これらのうち2つ以上当てはまる場合は、シーバー病の可能性が高いと言えます。自己判断せず、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

改善のためのアプローチ

1. 安静と負担軽減

まずは運動量を減らし、かかとへの負担を軽減することが最優先です。痛みがある時期は無理に走ってはいけません。

2. アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ

硬くなったふくらはぎの筋肉を緩めることで、かかとへの牽引力を減らせます。 壁に手をついて片足を後ろに伸ばし、かかとを床につけたまま軽く体重をかけるストレッチが効果的です。

3. インソール(足底板)の使用

扁平足やアーチの低下がある場合、インソールを使用することでかかとへの負担を分散できます。特に成長期の子どもは、足の形に合わせたサポートが有効です。

4. 骨格・姿勢の調整

シーバー病は足だけの問題ではありません。骨盤や背骨の歪み、下肢のアライメントが関係していることも多いです。全身のバランスを整えることで、再発防止にもつながります。

日常生活での注意点

  • 硬い床で裸足で走らない
  • 運動前後のストレッチを徹底する
  • クッション性のある靴を選ぶ
  • 冷やしすぎず、温めて血流を促す
  • 痛みがあるときは無理に我慢しない

また、痛みが引いても再発を防ぐためには、筋肉の柔軟性と正しい姿勢づくりを維持することが大切です。

まとめ

シーバー病は、成長期の子どもに起こる障害です。 放置しても自然に治ることはありますが、痛みが続く場合は早期対応が肝心です。 姿勢・骨格・筋肉バランスを整えることで、再発しにくい状態になります。

「運動のたびにかかとが痛い」「練習を休むと楽になるけど再発する」――そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

ホームページはこちら

 

ブログの記事一覧はこちら

 

参考文献
日本整形外科学会

アクセスについて