足底筋膜炎は踵が痛くなる!?痛みの部分や原因・症状・日常生活での注意点について!!

2023年12月17日

足の裏や踵が痛くなる足底筋膜炎は比較的よくみられる疾患です。足の裏が痛くなると歩くのが困難になりますし、痛みが強いケースは長引いたり、日常生活にも支障をきたすこともあります。

 

足の裏の痛みでお悩みの方は、この記事を読んで少しでも参考にしてください。

 

見出しタイトル

・足底筋膜炎とは?

・足底筋膜炎の原因は以下のようなものが挙げられます

・足底筋膜炎の症状について

・足底筋膜炎の良くなるまでの期間

・足底筋膜炎を軽減させるためには?マッサージは効果的?

・足底筋膜炎で気をつけること

・全体のバランスを良くすることで足底筋膜炎は軽減する

 

足底筋膜炎とは?

足底筋膜炎は、足底にある「足底筋膜」に炎症が起こる疾患です。主にかかとから足指の付け根にかけての痛みが特徴的で、特に初期段階では朝起きたときや長時間歩いたあとなどに痛みを感じることが多いとされています。

 

足底筋膜炎の原因としては、過剰な運動や肥満、高いアーチの靴を履くなどが挙げられます。治療法としては、足底筋膜を伸ばすストレッチや、足底に負担をかけないような靴の選択、炎症を抑えるための薬物療法などがあります。

 

足底筋膜炎の原因は以下のようなものが挙げられます

 

過剰な運動や負荷

足底に長時間の負荷をかけたり、運動量を急に増やしたりすることで、足底筋膜が炎症を起こすことがあります。

 

足の形や動作の問題

扁平足や高アーチ、O脚などの足の形の問題や、歩行時に足首を内側に捻るなどの動作の問題がある場合、足底筋膜に負担がかかり、炎症を引き起こすことがあります。

 

靴の問題

適切でない靴を履いたり、古くなった靴を使い続けたりすることで、足底に負担がかかり、足底筋膜炎を引き起こすことがあります。

 

年齢や体重

年齢とともに筋肉や脂肪の量が減少し、足底に負荷がかかりやすくなるため、足底筋膜炎を発症するリスクが高まります。

 

生活習慣の問題

過剰な立ち仕事や、長時間の座り仕事など、足底に負荷がかかり続ける生活習慣が原因で足底筋膜炎を発症することがあります。また、肥満や喫煙などもリスクの一つとして挙げられます。

 

足底筋膜炎の症状について

足底筋膜炎の主な症状は、足底部に痛みを感じることです。痛みは、通常、かかとの付け根の内側にある足底腱膜に沿って広がります。

この痛みは、しばしば起床時に最も激しくなり、しばらくすると緩和することが多いです。

また、長時間の立ち仕事や歩行後にも痛みが増すことがあります。足底筋膜炎の症状は、時にはしびれや痺れを伴うこともあります。

 

足底筋膜炎の良くなるまでの期間

足底筋膜炎の治療期間は症状の重さや個人差によって異なりますが、軽度の場合であれば数週間で改善することがあります。

 

しかし、重症化している場合や慢性的な症状がある場合は、良くなるまでに時間がかかることもあります。治療には継続的なケアや運動療法、ストレッチ、靴の調整、体重の管理なども必要となります。

 

足底筋膜炎を軽減させるためには?マッサージは効果的?

足底筋膜炎の痛みを軽減するためには、炎症を抑えるために冷やすことが効果的です。炎症が落ち着いた後には、筋肉の緊張をほぐし血流を良くするために温めることも効果的です。

 

足底筋膜炎の場合、適切なマッサージは効果的であることがあります。マッサージによって筋肉や軟組織を緩めることで、痛みや不快感を軽減し、炎症を緩和する効果が期待できます。

 

ただし、強い力で揉んだり、痛みが強いところに無理に圧力をかけたりすると、かえって炎症を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。適切な方法で行う場合は、症状の改善に役立つことがあります。

 

自己判断でのマッサージはかえって症状を悪化させる恐れがあるため気をつけましょう。

 

足底筋膜炎で気をつけること

足底筋膜炎を予防するためには、以下の点に気をつけることが重要です

①適切な靴を履くこと

フィット感があり、アーチサポートがある靴を履くようにしましょう。また、古くなった靴は交換しましょう。

②足を休めること

長時間の立ち仕事や歩行は避け、足を休める時間を作りましょう。

③ストレッチを行うこと

足の筋肉を柔らかくするために、足首やふくらはぎのストレッチを行いましょう。

④体重の管理をすること

過剰な体重は足に負担をかけるため、体重の管理にも注意が必要です。

足底筋膜炎が発症して痛みが続く場合は、早めに適切な施術を受けることが重要です。自己判断でのケアは避けて専門家に相談しましょう。

 

全体のバランスを良くすることで足底筋膜炎の痛みは軽減する

まつお鍼灸整骨院では姿勢の改善も行いながら足底筋膜炎の症状へアプローチをしていきます。姿勢の改善が足底筋膜炎にどのように関連しているかを説明します。

①正しい姿勢による負担の分散

正しい姿勢を保つことにより、体重や負荷が均等に足や足底にかかるようになります。姿勢が悪いと、体重の一部が特定の部位に集中し、足底に過剰な負荷がかかる可能性があります。正しい姿勢を保つことで、足底への負担を均等に分散させ、足底筋膜炎の症状を軽減することができます。

②適切な姿勢による筋肉のバランス

正しい姿勢は、筋肉のバランスを促進します。姿勢が悪いと、特定の筋群が過剰に緊張し、他の筋群が弱まる場合があります。この筋肉の不均衡は、足底筋膜にも影響を与える可能性があります。適切な姿勢を保つことにより、筋肉のバランスが整い、足底への負担を軽減することができます。

③姿勢の改善による身体の調整

姿勢の改善は、身体の骨格や関節の正しい位置への調整にも関与します。特に、脊椎や骨盤の位置やバランスが重要です。正しい姿勢を保つことで、骨格や関節の適切な位置に戻し、足底の負担を軽減することができます。

ただし、足底筋膜炎の症状を改善するためには、姿勢の改善だけでなく、適切な施術やケアも重要です。

足底筋膜炎の症状に悩んでいる方は、一度ご相談ください。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会