坐骨神経痛はお尻が痛くなる?坐骨神経痛を改善・予防するための効果的な座り方は!?
2023年12月17日
坐骨神経痛を抱える人たちの多くは、座っているときに膝から下がしびれや痛みを感じ、座ることが苦痛になることがあります。
ですが、正しい座り方を実践することで、坐骨神経痛の予防や改善につながることがあります。
この記事では、正しい座り方について解説し、坐骨神経痛を抱える方々の座り方改善の参考にしていただければと思います。
坐骨神経痛とは?原因や症状について
坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫されたり損傷を受けたりしたことによって、腰や臀部、大腿裏面から下脚部、足にかけての痛みやしびれ、刺すような痛みが生じます。
坐骨神経痛の主な原因は、以下のようなものがあります。
①腰椎椎間板ヘルニア
脊椎の椎間板が変形・脱出し、坐骨神経を圧迫することが原因となることがあります。
②脊柱管狭窄症
脊柱管内のスペースが狭くなり、坐骨神経を圧迫することが原因となることがあります。
③脊椎の変形・変性
脊椎が変形・変性し、坐骨神経を圧迫することが原因となることがあります。
④筋肉の緊張
腰や臀部の筋肉が緊張・痙攣し、坐骨神経を圧迫することが原因となることがあります。
⑤外傷・事故
外傷や事故によって坐骨神経が損傷し、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。
坐骨神経痛の主な症状は、腰や臀部から下肢にかけての痛み、しびれ、刺すような痛みなどがあります。
また、歩行困難や足の力が入らなくなることがあります。症状の程度は個人差がありますが、患者さんの生活に大きな影響を与えることがあります。
坐骨神経痛を予防・改善する正しい椅子の座り方
坐骨神経痛の改善には、正しい椅子の座り方が重要です。以下に、坐骨神経痛の改善に効果的な正しい椅子の座り方をいくつか紹介します。
①足を床にしっかりつける
座っているときには、足を床にしっかりつけるようにしましょう。足が浮いていると、腰や脚に負担がかかり、症状が悪化することがあります。
②背中を伸ばす
椅子に座るときには、背中を伸ばし、正しい姿勢を保つようにしましょう。背中が丸まっていると、腰に負担がかかり、症状が悪化することがあります。
③膝と腰の高さを揃える
椅子に座ったときには、膝と腰の高さを揃えるようにしましょう。膝が高くなりすぎると、腰に負担がかかり、症状が悪化することがあります。
④肘を90度に曲げる
デスクワークをするときには、肘を90度に曲げてキーボードやマウスを操作するようにしましょう。肘が伸びすぎると、肩や首に負担がかかり、症状が悪化することがあります。
⑤頻繁に姿勢を変える
椅子に座っているときには、長時間同じ姿勢を続けないようにしましょう。30分おきに立ち上がり、ストレッチをしたり、歩いたりすることで、筋肉の疲れを軽減し、症状の改善につながります。
以上のように、正しい椅子の座り方を実践することで、坐骨神経痛の改善につながることがあります。ですが、症状がひどい場合や長期間続く場合には、適切な施術を行うことをおすすめします。
坐骨神経痛を予防・改善する正しい床の座り方
坐骨神経痛を予防・改善するためには、正しい床の座り方を実践することが大切です。以下に、坐骨神経痛の予防・改善に効果的な正しい床の座り方をいくつか紹介します。
①クッションを使う
硬い床に座ると、腰や尾骨に負担がかかり、痛みが生じることがあります。そこで、クッションや座布団を使って、床に座ったときの負担を軽減しましょう。
②膝を曲げる
床に座るときには、膝を曲げて座るようにしましょう。膝が伸びていると、腰に負担がかかり、痛みが生じることがあります。
③背筋を伸ばす
床に座ったときには、背筋を伸ばし、正しい姿勢を保つようにしましょう。背中が丸まっていると、腰に負担がかかり、症状が悪化することがあります。
④頻繁に姿勢を変える
長時間同じ姿勢を続けると、筋肉の疲れがたまり、症状が悪化することがあります。そこで、30分おきに立ち上がり、ストレッチをしたり、歩いたりすることで、筋肉の疲れを軽減しましょう。
⑤腰を支える
床に座るときには、腰を支えるクッションや枕を使うことで、腰にかかる負担を軽減することができます。
坐骨神経痛の人が日常で気を付けること
坐骨神経痛の人が日常生活で気を付けることは以下の通りです。
①正しい姿勢を保つ
姿勢が悪いと、腰に負担がかかり、坐骨神経痛を引き起こす原因になることがあります。そのため、正しい姿勢を保つように心がけましょう。座るときは背筋を伸ばし、立つときは肩を開いて、胸を張るようにします。
②運動をする
坐骨神経痛の人でも、運動は欠かせません。腰周りの筋肉を鍛えることで、腰への負担を軽減することができます。ただし、激しい運動は避け、軽いストレッチや散歩、水泳など、身体に負担の少ない運動を選ぶようにしましょう。
日常生活での注意点
日常生活でも、坐骨神経痛に配慮した行動を心がけましょう。例えば、重い荷物を持ち上げるときは腰を曲げず、膝を曲げて力を入れるようにします。
また、長時間同じ姿勢でいることを避け、30分おきに立ち上がってストレッチをしたり、歩いたりするようにします。
食生活に気を配る 食生活にも気を配ることで、坐骨神経痛を予防することができます。カルシウムやビタミンDを多く含む食品を摂取することで、骨の健康を保ちます。
また、過剰な体重は腰に負担をかけるため、食事にも気を遣い、適度な体重を維持するようにします。
以上のように、坐骨神経痛の人が日常生活で気を付けることは、正しい姿勢の保持、適度な運動、注意点の実践、そしてバランスの良い食生活などが挙げられます
坐骨神経痛の座り方・予防まとめ
坐骨神経痛の方には、以下のポイントがおすすめです。
まず、正しい姿勢を心掛けましょう。座る場合は、椅子や床に座っても背中を伸ばし、腰を立てて座るようにしましょう。
長時間座りっぱなしは避け、30分ごとに立ち上がって軽いストレッチや運動をすることも大切です。また、重いものを持ち上げるときは、腰に負担をかけないように注意しましょう。
身体を冷やさないようにし、寒さ対策もしっかりと行いましょう。さらに、適度な運動は筋力をアップさせるためにも必要です。
まつお鍼灸整骨院では、坐骨神経痛の施術も得意としています。坐骨神経痛でお悩みの方はぜひご参考にしてください。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校
茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
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