足の付け根の痛みは股関節痛?それとも腰痛?股関節の問題が原因で腰痛が起こることがある!?

2023年12月16日

 

腰痛と股関節の関連について書きました。股関節痛や腰痛でお悩みの方は参考にしていただければと思います。

 

腰痛と股関節の痛みは関連しているケースがあります。実際には股関節の問題が原因で腰痛が起こることがあります。

 

具体的には、股関節の炎症や損傷が腰部の痛みや不快感を引き起こすことがあります。また、腰椎の疾患や損傷が股関節痛を引き起こす場合もあります。

 

腰痛と股関節痛は症状が似ていることがあります。ですので股関節の痛みが腰痛とみられたり反対に腰痛が股関節の痛みとみられたりすることがあるために注意が必要です。

 

症状に合わせた適切な施術を受けることが大事になってきます。

 

見出しタイトル

・腰痛と股関節痛はそれぞれ異なった原因や症状がある

・股関節の構造について

・股関節が痛む場合、以下のようなサインが現れることがある

・腰椎の構造について

・腰椎が痛みの原因であることを示すサインは、以下のようなものがある

・腰痛と股関節痛の違いまとめ

腰痛と股関節痛はそれぞれ異なった原因や症状がある

腰痛は、腰部や仙骨部に痛みを感じる症状で、腰椎の問題や外傷、筋肉の緊張やストレス、椎間板ヘルニアなどが原因となることが多いです。

 

腰痛の症状は、腰部やお尻、太ももの後ろに痛みが現れることが多いです。また、腰部の可動域が制限されたり、しびれや痺れなどの神経症状がある場合もあります。

 

一方、股関節痛は、股関節周辺に痛みを感じる症状で、股関節の疾患や骨盤の歪み、筋肉の緊張などが原因となることが多いです。

 

股関節痛の症状は鼠径部あたりに痛みがでて大腿前面にも痛みがでてくることがあります。

 

また、股関節の可動域が制限されたり、歩くのが困難になるなどの症状がでる場合もあります。腰痛と股関節の痛みは症状が似ていることもありどちらも影響し合います。

 

股関節の構造について

股関節は、大腿骨頭と寛骨臼との間にある球関節です。股関節は人体の最も強靭な関節の1つです。

 

股関節には、多くの筋肉や靭帯が付着しており、これらが関節を固定し、動きを制御しています。股関節は、前屈、屈曲、内旋、外旋など、多くの方向に可動域を持っています。

 

股関節が痛む場合、以下のようなサインが現れることがある

①歩行時の痛み

股関節が痛いと、歩く際に痛みを感じることがあります。特に、長時間歩いた後や階段を上る際に痛みが増すことが多いです。

 

②腰や太ももの痛み

股関節の痛みが原因で、腰や太ももにも痛みが現れることがあります。腰痛と混同されることもあるので注意が必要です。

 

③関節のこわばり

股関節の痛みが長引くと、関節がこわばって動かしにくくなることがあります。特に、朝起きたときや長時間座った後に動かすときに感じることが多いです。

 

④歩行の制限

股関節の痛みがひどくなると、歩行に制限が生じることがあります。歩幅が狭くなったり、歩く速度が遅くなったりすることがあります。

 

腰椎の構造について

腰椎は背骨の下部に位置する5つの骨からなる構造です。腰椎は体重を支える主要な部位であり、上半身と下半身をつなぐ役割を果たしています。

腰椎は背骨の中でも最も動きやすい部分であり、前後左右に曲げることができます。

 

各腰椎は、椎間板と呼ばれるクッションで区切られており、隣接する腰椎同士が摩擦を起こさずに滑らかな動きをすることができます。

 

また、腰椎の周りには筋肉や靭帯、神経が密集しており、これらの組織が腰椎の安定性を保つことで、適切な姿勢を維持することができます。

 

腰椎の病気や損傷は、痛みやしびれなどの症状を引き起こすことがあります。一般的な腰痛の原因の多くは、腰椎の変形や損傷に起因するものです。

 

腰椎が痛みの原因であることを示すサインは、以下のようなものがある

①腰部痛

腰椎の異常が原因で腰部に痛みを感じることがあります。痛みは突然始まることがあるし、徐々に強くなっていくこともあります。

腰痛は、腰の上、下、左右、または中心部に感じることができます。

 

②足のしびれや痛み

腰椎の神経が圧迫されると、足のしびれや痛みが起こることがあります。特に、坐骨神経が圧迫されると、臀部から足先にかけての痛みやしびれが生じることがあります。

 

③腰や脚の筋肉の弱り

腰椎の神経が圧迫されると、腰や脚の筋肉が弱くなることがあります。この症状は、腰椎症や脊柱管狭窄症などの病気で起こることがあります。

 

④歩行困難

腰椎の異常が原因で、足の筋肉が弱くなったり、坐骨神経が圧迫されると、歩行が困難になることがあります。

 

腰痛と股関節痛の違いまとめ

股関節痛のある人は鼠径部に症状が現れます。腰や大腿の前面に痛みが出ることもありますが、下肢に症状が出ることはめったにありません。

 

また、腰痛の原因は腰椎にあると思われていますが、実際には股関節が原因の場合も多いです。股関節痛や腰痛で病院を受診する場合、レントゲンやMRIなどの画像診断が行われますが、検査だけで痛みの根本改善とはならないことがほとんどです。

 

痛みや症状が良くならないケースは腰や股関節など痛みのでる部分だけではなく、全体的な姿勢のバランスや骨盤のゆがみを整えることも大事になってきます。