歩きはじめに膝の内側が痛むのは変形性膝関節症?痛みの原因や症状・施術方法について!!
2024年04月16日
まつお鍼灸整骨院では、膝の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
今回は膝の痛みで最も多い、変形性膝関節症について痛みの原因や症状・日常生活での注意点などの記事を書きました。
変形性膝関節症による膝の痛みでお悩みのかたは参考にしてください。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症は一般的に加齢に伴って発生し、60歳以上の人に多く見られます。
膝の関節軟骨が徐々に損傷し、炎症や痛みを引き起こす疾患です。関節軟骨は、骨同士が滑らかに動くためのクッションの役割を果たしていますが、この軟骨が摩耗することで、骨同士が直接触れ合い、痛みや関節の変形を引き起こします。
変形性膝関節症の症状について
変形性膝関節症の主な症状には、以下のようなものがあります:
①関節の痛み
膝の内側や前面、後面で痛みを感じることがあります。痛みは活動時に増すことが一般的で、長時間の歩行や運動後にも悪化することがあります。
②関節のこわばり
膝関節が固く感じられることがあり、朝起きたり長時間の静止後に特に顕著です。
③関節の腫れ
膝周辺に腫れや炎症が生じることがあります。
④関節の変形
進行した変形性膝関節症では、関節の変形が見られることがあります。例えば、膝のO脚変形が現れることがあります。
重症な場合には、関節置換手術(人工関節置換術)が必要となることもあります。
変形性膝関節症は温めるそれとも冷やす?
変形性膝関節症は状態によって温めたほうが良いとき時、冷やした方が良い時があります。
①温める(温熱療法)
温めることにより、筋肉の緊張をほぐし、血液循環を促進することができます。温めることによって、筋肉のこわばりや関節のこわばりを和らげ、痛みを軽減する効果があります。特に朝起きた時や長時間の静止後に関節がこわばっている場合に有効です。
慢性的な膝の痛みには温めたほうが良いです。
②冷やす(冷却療法)
冷やすことにより、炎症を抑え、腫れや痛みを軽減することができます。急性の炎症や怪我に対して効果的であり、関節の腫れや痛みを和らげる効果があります。特に動かした後や腫れがある場合は冷やした方が良いです。
一般的には、急性の炎症や腫れがある場合には冷却療法を、筋肉のこわばりや関節のこわばりがある場合には温熱療法を行うとよいです。
変形性膝関節症の日常生活の注意点について
①適切な体重維持
過体重や肥満は膝関節への負担を増加させるため、関節の痛みや炎症を悪化させる可能性があります。適切な体重を維持することで、関節にかかる負荷を軽減できます。
②適度な運動
適度な運動は関節の可動域や筋力を維持するために重要です。ただし、関節への負荷を考慮して適切な運動を選びましょう。低負荷な運動や水中運動、自転車乗りなど、関節に負担の少ない運動を取り入れるとよいでしょう。
③適切な姿勢と体の使い方
正しい姿勢や体の使い方を意識することも重要です。正しい姿勢を保つことで、膝関節にかかる負荷を適切に分散させることができます。また、膝を過度に負荷するような動作やポジションは避けるようにしましょう。
④適切な靴の使用
足や膝に適した靴を選ぶことも重要です。クッション性のある靴や膝への負荷を軽減するための特殊なインソールを使用することがあります。
変形性股関節症へのアプローチ方法
①正しい姿勢
背骨の矯正によって、正しい姿勢を維持することが大事です。正しい姿勢は、体重や負荷の適切な分散を助け、関節への負担を軽減します。特に、膝は体重を支える主要な関節の一つであり、正しい姿勢を保つことで膝への負担を均等に分散させることができます。
②骨盤の調整
背骨の矯正は、骨盤の位置やバランスを調整する効果もあります。骨盤の傾きや歪みがあると、脚の長さや歩行パターンにも影響を与えることがあります。正しい骨盤の位置を取り戻すことで、脚の負担や歩行時のバランスを改善し、膝への負担を軽減することができます。
③筋肉の調整
変形性膝関節症は膝周囲の筋肉にも影響を与えます。体の歪みは、膝を支える筋肉にも影響を及ぼし、膝の負担を増大させます。背骨の矯正によって筋肉のバランスが改善されると、膝への負担が軽減されます。
変形性膝関節症の施術は膝だけではなくて身体全体的なバランスを整えていくことが大事になってきます。変形が強くなってくると歩く、立ち上がるなどの日常生活動作が辛くなってきて日常生活にも支障をきたしてきますので早めに予防を行っていくことが大事になってきます。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校
茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
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