産後の育児でストレートネックにならないために!!抱っこの時に気を付けることは?

2024年04月10日

まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

産後の育児でストレートネックにならないために!!抱っこの時に気を付けることは?

産後の育児は女性にとって非常に負担が大きく、特に抱っこの動作は首に大きな負担をかけ、ストレートネックの症状を引き起こしてしまうことがあります。

そこで、このページでは産後の育児や抱っこの際にストレートネックの方々が注意すべき動作などについて詳しく説明させていただきます。

 

ストレートネックについて

ストレートネックとは、本来あるべき首の自然なカーブが失われてしまい、首が真っ直ぐになってしまう状態を指します。正常な首は、正面から見た場合には真っ直ぐですが、横から見た場合には前方に軽くカーブしているのが理想です。

このカーブがあることで、頭の重さを支えることができて、衝撃を吸収する役割を果たしています。

 

産後のママは抱っこで首に負担がかかりやすい

産後のママにとって、赤ちゃんを抱っこすることはても大切な時間だと思います。ですが、長時間抱っこし続けることで知らず知らずのうちにママ自身の体に負担をかけることがあります。

特に、抱っこするときは下を向く時間が長くなるので「ストレートネック」にならないために注意が必要です。

 

今回は、産後のママが抱っこでストレートネックにならないために気を付けるべきポイントをご紹介します。

 

正しい抱っこの姿勢を心がける

赤ちゃんを抱っこする際は、まず自分の姿勢を正すことから始めましょう。背筋を伸ばし、両足は肩幅程度に開いて立つことが基本です。赤ちゃんを抱くときは、赤ちゃんの重さを腕だけで支えるのではなく、体全体でバランス良く支えるようにしましょう。

また、長時間同じ姿勢で抱っこすることは避け、時々姿勢を変えることも大切です。

 

できるだけ身体に近づけて抱っこする

赤ちゃんを抱っこする際には、できるだけママの身体に近づけて抱くことが大切です。これにより、赤ちゃんの重心がママの体の中心に近くなり、腕や肩への負担が軽減されます。

抱っこする際は、赤ちゃんの背中を手でしっかりと支え、お尻をもう一方の手で支えることで、安定感を増すことができます。

 

こまめに姿勢を変える

長時間同じ姿勢で赤ちゃんを抱き続けると、特定の筋肉に過度の負担がかかります。これを防ぐためには、こまめに姿勢を変えることが重要です。たとえば、抱っこの手を定期的に交代したり、座って抱っこする際にはクッションを使用して腕の高さを調整したりすることで、負担を分散させることができます。

 

腕や肩のストレッチを行う

抱っこは特に腕や肩に負担がかかりやすいため、普段からストレッチをすることでできるだけ負担をためないようにすることが大事です。

簡単なストレッチを続けるだけでも筋肉の緊張を和らげ、ストレートネックを予防する効果が期待できます。

 

適度な休息を取る

特に産後の体は回復の途中でもあるので、無理は禁物です。可能な限り、抱っこ以外の時間はしっかりと休息を取り、体を休めるようにしましょう。

 

抱っこひもの活用

長時間の抱っこには、抱っこひもの使用を検討しましょう。正しく使用することで、ママの体への負担を軽減し、赤ちゃんも安定した姿勢でいられます。

抱っこひもを選ぶ際は、自分の体型に合ったものを選び、正しい装着方法を学ぶことが重要です。

 

定期的なチェックとケア

もし首や肩に違和感を感じたら、それはストレートネックのサインかもしれません。早めの対応も大事になってきます。整体など定期的なご自身の身体もケアしてあげることもよいと思います。

 

産後のママが抱っこでストレートネックにならないためには、日々のちょっとした心がけが重要です。

 

産後の育児において、首への負担が最も大きいのは、おそらく抱っこです。 授乳時やお子さんが泣いている時、場合によっては一日中抱っこしているときもあると思います。 首には腕や手で重たい物を持つと大きな負担がかかります。

 

当然ですが、首への荷重が重ければ重いほど、首や肩周辺の疲労がたまり、血行も悪くなり筋肉も緊張してしまいます。 短期間ならば単なる筋肉痛で済むかもしれませんが、産後のお母さんの場合は抱っこの負担が長期間続くことになります。

 

このような首への負担が長期間続くと、ストレートネックの方の症状が悪化し、首の骨の変形がさらに重症化する可能性もあります。

 

その結果、頚椎症や頚椎ヘルニアなど神経圧迫の原因になる可能性もあるため、できれば抱っこを過度にすることは控えることも必要だと思います。

 

まとめ

産後の育児で首に負担がかかるのは避けることはできないですが、少しでも工夫することで負担は軽減することはできます。

自分で予防できるところは気を付けながら、定期的にご自身の身体もケアしてあげることも必要だと思います。

 

産後の育児で首の不調が気になる方はお気軽にご相談くださいね。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会