腱鞘炎を繰り返す人の共通点|再発を防ぐ3つのポイントについて
2025年12月11日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、腱鞘炎でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
腱鞘炎を繰り返す人の共通点|再発を防ぐ3つのポイントについて
「もう治ったと思ったのに、また痛くなった…」 そんなふうに腱鞘炎を繰り返してしまう人は少なくありません。特にスマホやパソコンを使う時間が長い人は、手首や指の負担が日常的に積み重なり、炎症が慢性化するケースが増えています。
なぜ腱鞘炎は何度も再発するのでしょうか?その共通点と、根本から改善するためのポイントを詳しく解説します。
1. なぜ腱鞘炎は繰り返すのか?
腱鞘炎は、筋肉と骨をつなぐ「腱」が通るトンネル(腱鞘)が炎症を起こす疾患です。本来は一時的な炎症で回復しますが、再発を繰り返す人にはいくつかの共通点があります。それは、単なる“使いすぎ”ではなく、「治る前に再び負担をかけてしまう生活習慣」にあります。
特に次の3つの要因が、再発を引き起こす主な原因です。
- 炎症が残ったまま手を使い続ける
- 姿勢や使い方のクセが改善されていない
- 血流不良や姿勢不良による慢性負担
これらが積み重なると、治りかけの腱に再び摩擦が加わり、再び炎症が起こります。いわば「完治しないまま再発を繰り返す悪循環」に陥っているのです。
2. 腱鞘炎を繰り返す人の共通点
① 同じ動作を繰り返す仕事や趣味がある
デスクワーク、ピアノ演奏、スマホなど、「手首や指を何度も動かす」習慣のある人は腱鞘炎を再発しやすい傾向にあります。
特に、休憩を取らず長時間使い続けることで、腱が休む暇なく摩擦を受けてしまいます。 また、軽い痛みを感じながらも「大丈夫だろう」と使い続けることで、炎症が慢性化し、回復が遅れるケースも少なくありません。
② 姿勢の乱れ・猫背・巻き肩
肩が前に入った姿勢(巻き肩)や猫背の状態では、腕から手首にかけての筋肉が常に引っ張られた状態になります。
すると、血流が悪化し、腱や腱鞘の修復が遅れる原因に。 「肩こり持ち」「デスクワークで前のめりになりやすい」という人ほど、腱鞘炎の再発率が高い傾向があります。
③ 手首を反らせる・握る動作が多い
タイピングやスマホ操作のように「手首を反らせる」姿勢や、「強く握る」動作は、腱に強い摩擦を与えます。 特にマウス操作やスマホの片手持ちは要注意。利き手ばかり酷使していると、左右のバランスが崩れ、片側だけ腱鞘炎を繰り返すこともあります。
④ 手や腕の冷え・血行不良
冷えによって血流が悪くなると、腱が修復しにくくなります。特に冬場や冷房の効いた職場では、手首周辺の血流が滞り、慢性的な痛みを起こしやすくなります。温めることで症状が軽減する人は、このタイプの可能性が高いです。
⑤ ストレスや自律神経の乱れ
腱鞘炎にはストレスも関係します。自律神経が乱れると筋肉が過緊張し、血流が悪化。結果として、炎症が治りにくくなるのです。 「寝ても疲れが取れない」「常に肩や腕が張っている」という人は、体のリラックス機能がうまく働いていないかもしれません。
再発を防ぐ3つのポイント
1. 手を“休ませる時間”を作る
「休めば治る」と分かっていても、実際に手を休めるのは難しいものです。しかし、炎症がある状態で使い続けると、腱の線維が硬化し、再発を繰り返す「慢性腱鞘炎」に移行します。
痛みを感じた時点でしっかり休み、可能であれば固定や冷却を行いましょう。特に痛みが強いときはマッサージを避け、安静を優先します。
2. 姿勢と環境を整える
デスクワーク中は、椅子と机の高さを調整して「肘と手首が水平」になるようにします。背筋を伸ばし、肩の力を抜いた状態を意識するだけでも、手首の負担は大きく軽減されます。
また、スマホの長時間使用は手首を不自然に曲げた姿勢を固定してしまうため、10〜15分に1回はストレッチを入れましょう。
3. 血流と柔軟性を保つ
温める・動かす・伸ばすの3ステップが再発予防の基本です。手首を温めて血流を促し、ストレッチを毎日行いましょう。 また、肩・腕・背中の筋肉も一緒に動かすと、全体のバランスが整い、再発を防ぎやすくなります。
まとめ
腱鞘炎を繰り返す人には、「使いすぎ」「姿勢の乱れ」「休息不足」という共通点があります。手首だけでなく、全身のバランスを見直すことが根本的な改善につながります。
一時的な痛み止めやマッサージで誤魔化すのではなく、使い方や姿勢を変えることで“再発しない身体”を目指しましょう。 慢性的な痛みがある場合は、手首だけでなく肩・背骨・姿勢全体をチェックしてもらうことをおすすめします。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







