座ると仙骨が痛い…考えられる原因と今すぐできる改善法について
2025年08月21日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、仙骨の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
長時間座っているとお尻の奥、腰の下あたりに鋭い痛みや鈍い違和感を感じたことはありませんか?
その痛みが「仙骨」に集中している場合、単なる座り疲れではなく、骨や関節、神経、筋肉などの問題が隠れていることがあります。
この記事では、仙骨の場所や役割から痛みの原因、そして自宅でできる改善法・予防法まで詳しく解説します。
仙骨とは?その役割と特徴
仙骨は背骨の一番下に位置し、骨盤の中央にある逆三角形の骨です。上には腰椎、左右には腸骨、下には尾骨が連なっています。
役割としては以下のようなものがあります。
✔体重を支える重要な土台
上半身の重さを骨盤と脚に分散させる役割を持ちます。
✔脊椎と骨盤をつなぐ要所
腰椎からの衝撃を吸収し、骨盤全体の安定を保ちます。
✔神経や血管の通り道
仙骨孔という穴を通じて、多くの神経が下肢や骨盤内の臓器へ走行します。
この仙骨に痛みが生じると、座る・立つ・歩くといった日常動作に大きな影響を与えます。
座ると仙骨が痛くなる主な原因
仙骨の痛みは、骨そのものの異常だけでなく、周囲の関節や筋肉、神経に由来することもあります。座ると痛む場合に考えられる主な原因は次の通りです。
1. 長時間の座位による圧迫
椅子や硬い床に長時間座っていると、仙骨や尾骨周辺に過剰な圧力がかかり、血流や神経の働きが低下します。特に猫背や骨盤後傾の姿勢は仙骨への負担を増やします。
2. 骨盤のゆがみ
日常の姿勢の癖や、片足重心、足を組む習慣などにより骨盤が傾くと、仙骨が正しい位置からずれ、座ったときの圧力が一点に集中して痛みを引き起こします。
3. 仙腸関節障害
仙骨と腸骨をつなぐ「仙腸関節」が炎症や機能不全を起こすと、座位で仙骨付近に鋭い痛みが出ることがあります。出産後の女性や、重い荷物を頻繁に持つ方に多い症状です。
4. 尾骨の損傷や炎症
過去に転倒して尾骨を打った経験がある場合、その影響が仙骨にまで波及し、座ると痛みを感じやすくなることがあります。
5. 筋肉や靭帯の緊張
臀部や骨盤底筋群の過緊張により、仙骨周囲の神経や血管が圧迫され、痛みを感じるケースもあります。
今すぐできる仙骨痛改善法
1. 座り方を見直す
仙骨にかかる負担の多くは「悪い座り姿勢」から始まります。背中を丸めたり浅く腰掛けると、体重が仙骨や尾骨に集中しやすくなります。
骨盤を立てる:椅子に深く座り、お尻全体を座面に密着させる。
背筋を伸ばす:腰を反らしすぎず、自然なS字カーブを意識。
クッションを活用:尾骨部分に穴のあるクッションやドーナツ型クッションを使うと、仙骨への直接圧迫を防げます。
2. こまめに立ち上がる
同じ姿勢を長時間続けることが仙骨の血流を悪化させ、痛みを慢性化させます。
30〜60分ごとに立ち上がる:定期的に身体を動かすことのがおすすめ
軽いストレッチを取り入れる:立ち上がったら背伸びや肩回しを行い、骨盤や背骨の周囲の筋肉をリフレッシュ。
歩く習慣をプラス:少しでも歩くことで血流改善に繋がります。
3. 骨盤周囲のストレッチ
硬くなった筋肉が骨盤を引っ張り、仙骨の歪みや圧迫を強めることがあります。無理のないストレッチで柔軟性を保ちましょう。
ハムストリングス(太ももの裏):椅子に座って片足を前に伸ばし、軽く前屈。
梨状筋(お尻の深層):仰向けで片足をもう一方の膝にかけ、膝を胸に引き寄せる。
腰回り(腰方形筋など):立ったまま体を横に倒し、側腹部〜腰を伸ばす。
無理に強く伸ばすのではなく、心地よい程度に10〜20秒キープすることが大切です。
予防のポイント
まず大切なのは正しい姿勢です。骨盤を立てて座る習慣を身につけることで、仙骨への過度な圧迫を防ぐことができます。特に長時間のデスクワークや運転では、背もたれに深く腰をかけ、骨盤を立てる意識を持つことが重要です。
さらに、クッションや座布団を使う工夫も効果的で、体圧を分散し、仙骨への局所的な負担を軽減できます。
適度な運動やストレッチを取り入れることもポイントです。股関節や腰周りの柔軟性を高めることで、骨盤の傾きや歪みを予防し、仙骨にかかる負担を和らげます。ウォーキングや軽い体幹トレーニングは特におすすめです。
このように、姿勢・座り方・運動習慣・早期対応の4つを意識することで、仙骨の痛みを繰り返さない体づくりが可能になります。
まとめ
仙骨は身体の土台であるため、痛みが出ると座る・立つ・歩くといった基本動作すべてに影響します。
長時間の仕事や家事にも支障をきたし、慢性的な疲労感や姿勢の崩れを招くことも少なくありません。
そのため、違和感を軽視せず、早めに原因を把握して対策を始めることが重要です。特に生活習慣の改善や骨格バランスの調整を継続することで、再発を防ぎ快適な日常を取り戻すことができます。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







