「片頭痛」と「偏頭痛」の違いとは?原因と正しい呼び方について解説

2025年08月11日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、頭痛でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

『片頭痛』『偏頭痛』の違いについて

「片頭痛」と「偏頭痛」ってどっちが正しいの?と思っている人もいると思います。ですが、実は『片頭痛』と『偏頭痛』は同じものです。正しい医学用語は「片頭痛」ですが、日本では長年「偏頭痛」と呼ばれてきたため、一般的な会話やネット検索でも混在しています。

呼び方は違っても、片頭痛は脳の血管や神経の一時的な異常によって起こる特有の頭痛であり、ズキズキとした痛みや吐き気、光・音への過敏などが特徴です。

この記事では、両者の呼び方の違い、症状、原因、そして悪化要因や予防方法までを詳しく解説します。

「片頭痛」と「偏頭痛」—呼び方の違い

・片頭痛(正しい医学用語)

日本頭痛学会や国際頭痛分類で用いられる正式名称。「片側に起こりやすい頭痛」を意味します。

・偏頭痛(俗称)

「片」を「偏」と誤って使った言葉。誤用ではありますが、意味は片頭痛と同じです。

「片頭痛」と「偏頭痛」の違い

正しい呼び方は「片頭痛」

医学的な名前や医療機関で使われる名称は「片頭痛」です。「片」は「左右どちらか」という意味を持ち、片頭痛の多くが頭の片側だけに強い痛みが出ることからこの漢字が使われています。

「偏頭痛」はなぜ広まった?

「偏」も「かたよる」という意味を持つため、「片」と似たニュアンスで使われます。日常会話では「偏頭痛」と表記されることも多く、特にSNSやブログではこの表現を目にすることが少なくありません。

ですが、学会や医療書籍で「偏頭痛」という言葉は使われず、あくまで俗称的な位置づけです。

読み方はどちらも「へんずつう」

片頭痛も偏頭痛も読み方は同じ「へんずつう」です。漢字の違いで意味合いが変わるだけで違いはありません。

 

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片頭痛の主な症状

片頭痛はズキズキと拍動する痛みは片側に現れることが多いですが、両側に及ぶ場合もあります。

強い光や音、匂いに敏感になり、動くことで痛みが増すため、発作中は日常生活や仕事が著しく制限されます。

さらに、吐き気や嘔吐を伴うこともあり、前兆として視界に「閃輝暗点」が出る人もいます。これらの症状は数時間から数日にわたり続くことがあります。

発症のメカニズム

片頭痛の発症メカニズムはまだ完全には解明されていませんが、近年の研究で複数の要因が関与していることが分かってきました。

脳血管の拡張と周囲の炎症が神経を刺激し、痛み信号を増幅させます。また、顔や頭部の感覚を司る三叉神経が過敏化し、通常では痛みを感じない刺激にも反応してしまいます。

さらに、神経伝達物質であるセロトニンの急激な変動が血管の収縮と拡張を繰り返し、拍動性の激しい痛みを引き起こします。

悪化させる主な要因

・睡眠不足や寝すぎ

・精神的ストレスやその解放時

・気圧や天候の急変

・アルコール(特に赤ワイン)、チョコレート、チーズなど

・ホルモンバランスの変化(特に生理周期)

・長時間のパソコン・スマホ作業

片頭痛と緊張型頭痛の違い

片頭痛は血管や神経の異常反応によって起こり、ズキズキと脈打つような痛みが特徴で、吐き気や光・音への過敏反応を伴うことが多く、体を動かすと悪化します。

一方、緊張型頭痛は首や肩の筋緊張が原因で、頭全体や両側が締め付けられるように痛み、吐き気は少なく比較的軽度です。

しかし中には、両方の症状が混在する「混合型頭痛」も存在し、自己判断では見分けが難しいです。

改善・予防のポイント

片頭痛の改善・予防には、日常生活での細かな習慣づくりが大切です。特に睡眠は毎日ほぼ同じ時間に就寝・起床し、生活リズムを崩さないことが基本です。

水分不足は血流や神経の働きに影響するため、こまめな水分補給も欠かせません。さらに、深呼吸や軽いストレッチなどでストレスを和らげ、自分の発作トリガーとなる食材を把握し避けることも重要です。

姿勢を正して首肩の緊張を減らし、気圧変化の予測を活用して事前対策を行うと発作の軽減にもつながります。

まとめ

「片頭痛」と「偏頭痛」は呼び方こそ異なりますが、実際には同じ頭痛を指しています。誤用である「偏頭痛」も日常的には広く使われていますが、医療的には「片頭痛」が正式な表記です。

片頭痛は拍動性の強い痛みが特徴で、光や音に敏感になり、吐き気を伴うこともあります。発症メカニズムや原因を理解し、自分の生活の中で頭痛を引き起こすトリガーを把握しておくことが、予防の第一歩です。

睡眠や食事のリズム、ストレス管理、適度な運動などの生活習慣改善を意識することで、発作の頻度や強さを抑えることが可能になります。

頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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