捻挫してないのに足首に痛みがでる理由について詳しく解説
2025年11月9日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、足首の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
捻挫していないのに足首が痛い…その違和感の正体とは?
「特にひねった覚えはないのに足首が痛い」
「朝起きたときや歩き始めにズキッとする」
そんな経験はありませんか? 足首の痛みといえば“捻挫”を思い浮かべがちですが、実際には捻挫以外にも多くの原因が存在します。
放置しておくと慢性化し、歩行や姿勢のバランスにまで悪影響を及ぼすこともあります。 この記事では、捻挫していないのに足首が痛む理由と、その背景にある身体のメカニズムを詳しく解説します。
足首の痛みの主な原因とは?
捻挫をしていなくても、足首の痛みが出るケースには以下のような原因が考えられます。
① 足首周囲の腱や靭帯の炎症
特に多いのが「炎症」による痛みです。足首の外側や内側には複数の靭帯が走っており、繰り返しの動作や立ち仕事、歩行姿勢の乱れによって炎症を起こすことがあります。
代表的なものに「後脛骨筋腱炎」「腓骨筋腱炎」「前距腓靭帯炎」などがあり、痛みが出る位置やタイミングによって原因が異なります。
② 足底筋膜炎
足の裏の筋膜(足底筋膜)が硬くなったり炎症を起こしたりすることで、歩行時に足首周囲にも痛みが広がることがあります。特に朝の一歩目で強く痛み、歩くうちに少し和らぐのが特徴です。
③ アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎
ふくらはぎの筋肉の緊張や運動不足、靴の影響によってアキレス腱に炎症が起きると、足首の後方に痛みが出ます。特にランニングやジャンプ動作が多い方に起こりやすく、軽度でも放置すると慢性化します。
④ 距骨下関節の不安定性
捻挫をしていなくても、過去の軽いケガや姿勢の癖で距骨の位置がずれると、足首の動きが不安定になります。
骨のわずかなズレが神経や靭帯にストレスを与え、痛みや違和感の原因になるのです。
⑤ 骨盤や膝のゆがみによる連鎖
実は足首の痛みは、足首そのものではなく「骨盤」や「膝」のバランスが崩れている結果として現れることがあります。
例えば、片足重心の姿勢が続くと骨盤が傾き、膝や足首に負担が集中します。このような全身の歪みが原因で、足首の慢性的な炎症や違和感が生じることがあります。
靭帯損傷による慢性不安定症とは?
過去に軽い捻挫を経験している場合、靭帯が完全に回復せず“ゆるみ”が残っていることがあります。これを「足関節不安定症」と呼び、明らかな捻挫をしていなくても、立ち姿勢や歩行時に違和感・痛みを感じるようになります。
特に、外くるぶしの周囲に痛みやぐらつきを感じる場合は、靭帯の微細損傷が慢性化している可能性があります。
また、靭帯のゆるみは筋肉の過緊張を招き、血流を悪化させるため「足首が硬い」「冷える」「重い」といった症状を伴うことも多いです。放置すれば、膝・股関節・腰のトラブルへと波及するリスクもあります。
痛みを悪化させる生活習慣
- 長時間の立ち仕事や歩行を続ける
- ヒールや底の硬い靴を履く習慣がある
- 片足重心や内股姿勢がクセになっている
- ストレッチ不足でふくらはぎ・足裏が硬い
- 運動不足または過剰なトレーニング
これらの習慣は、足首に過度なストレスをかけ続ける原因になります。足首の痛みを改善するには、まず「日常の姿勢と使い方」を見直すことが欠かせません。
自分でできるセルフチェック
- 片足立ちをしたときにグラつかないか
- 足首を回したときに引っかかる感じがないか
- 足の甲やかかとを押すと痛みが出るか
- 階段の上り下りで違和感があるか
これらのチェックで痛みや不安定さがある場合、筋肉や靭帯の機能低下、あるいは関節のズレが起きている可能性があります。
改善・予防のためにできること
1. 足首周囲のストレッチ
ふくらはぎやアキレス腱、足底筋膜をゆっくり伸ばすことで血流が改善され、痛みの軽減につながります。毎日お風呂上がりに行うのが効果的です。
2. 筋力バランスの回復
足首を支えるためには「前脛骨筋」「腓骨筋」「ふくらはぎ」「大臀筋」など下半身全体の筋肉バランスが重要です。足首だけでなく、股関節や体幹の安定性を高める運動を取り入れましょう。
3. 靴の見直し
靴底のすり減りがある場合やサイズが合っていない靴を履くと、足首にねじれが生じます。クッション性のあるスニーカーやインソールを使用し、足のアーチをサポートすることが大切です。
4. 正しい姿勢の意識
立つときは両足均等に体重をかけ、膝とつま先を正面に向けます。片足重心や猫背姿勢は、足首だけでなく全身の歪みを悪化させる原因になります。
まとめ:足首の痛みは「全身のバランス」から見直すことが重要
捻挫していないのに足首が痛む場合、その原因は関節・筋肉・神経・姿勢など、体全体のバランスの乱れにあることが多いです。 湿布や安静だけでは一時的に症状が和らぐだけで、根本改善にはつながりません。
足首の動きを支えるのは、膝・股関節・骨盤といった全身の連動です。これらを総合的に整えることで、再発を防ぎ、健康な足首を維持できます。
「原因不明の足首の痛みが続いている」「捻挫ではないのに違和感が取れない」――そんな方は、一度専門家による正しい検査と施術を受けてみてください。早めの対応が、長引く痛みを防ぐ第一歩です。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







