ストレートネックでふらつきは起こる?原因と改善方法を解説

2026年03月7日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、ふらつきでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

最近、歩いていると少しフワフワする感じがする、立ち上がったときにバランスが取りにくい、頭が軽く揺れているような感覚があるといった「ふらつき」を感じていませんか。病院で検査を受けても特に異常が見つからず、「様子を見ましょう」と言われたものの、症状が続いて不安を感じている方もいるかもしれません。

このようなふらつきの原因の一つとして、ストレートネックが関係しているケースがあります。ストレートネックとは、本来カーブしているはずの首の骨がまっすぐに近い状態になっている状態です。スマートフォンやパソコンを使う時間が増えた現代では、この状態の人が非常に増えています。

ストレートネックになると首の筋肉や神経に負担がかかり、首こりや肩こりだけでなく、頭痛やめまい、そしてふらつきといった症状が出ることがあります。この記事では、ストレートネックとふらつきの関係、なぜふらつきが起こるのか、そして改善するための方法について詳しく解説します。

ストレートネックとは

まずはストレートネックがどのような状態なのかを理解しておきましょう。

人間の首の骨は「頚椎」と呼ばれ、7つの骨が積み重なってできています。正常な状態では、この頚椎は前側にゆるやかなカーブを描いています。このカーブは「生理的前弯」と呼ばれ、頭の重さを分散させるクッションのような役割を持っています。

頭の重さはおよそ5〜6kgあると言われています。この重さを支えるために、首のカーブは非常に重要な役割を果たしています。しかし、長時間のスマートフォン操作やパソコン作業などで頭が前に出た姿勢が続くと、このカーブが失われ、首がまっすぐな状態になります。これがストレートネックです。

ストレートネックになると、頭の重さを首の筋肉で支えなければならなくなり、首や肩の筋肉に大きな負担がかかります。その結果、首こりや肩こりが慢性化しやすくなります。

さらに、この状態が長く続くと、筋肉の緊張や血流の低下、神経への刺激などが起こり、さまざまな不調が現れることがあります。その中の一つが「ふらつき」です。

ストレートネックでふらつきが起こる理由

ストレートネックによってふらつきが起こる背景には、いくつかの要因があります。

まず一つ目は、首の筋肉の緊張です。ストレートネックでは頭が前に出た姿勢になるため、首の後ろや肩の筋肉が常に引っ張られた状態になります。筋肉が緊張した状態が続くと、首周囲の血流が悪くなり、頭が重く感じたり、フワフワするような感覚が出ることがあります。

二つ目は、神経への影響です。首には多くの神経が集中しています。首の筋肉が硬くなったり、姿勢のバランスが崩れたりすると、神経への刺激が強くなり、頭痛やめまい、ふらつきなどの症状が出ることがあります。

三つ目は、自律神経の乱れです。首の上部には自律神経と関係の深い神経が集まっています。首の緊張が強くなると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、めまい感やふらつき、倦怠感などの症状が出ることがあります。

さらに、首の深い筋肉は頭の位置やバランスを脳へ伝える役割を持っています。ストレートネックによってこの筋肉の働きが乱れると、平衡感覚がうまく働かなくなり、体のバランスが取りにくくなることもあります。

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ふらつき以外に出やすい症状

ストレートネックでは、ふらつき以外にもさまざまな症状が現れることがあります。

代表的なのは首こりや肩こりです。頭の重さを筋肉で支える状態が続くため、首や肩の筋肉が慢性的に緊張しやすくなります。

また、頭痛もよく見られる症状の一つです。特に後頭部から首にかけて痛みを感じることが多く、長時間のスマートフォン操作やパソコン作業の後に強くなることがあります。

さらに、目の疲れや集中力の低下、倦怠感などの症状を感じる方もいます。首周囲の筋肉の緊張が続くと、血流や神経の働きに影響が出るためです。

このように、ストレートネックは単なる姿勢の問題ではなく、全身の不調につながる可能性がある状態といえます。

こんなふらつきはストレートネックが関係している可能性がある

ふらつきの原因はさまざまですが、次のような特徴がある場合はストレートネックが関係している可能性があります。

長時間スマートフォンを見た後にふらつく
デスクワークの後に頭がフワフワする
首こりや肩こりと一緒に症状が出る
首を動かすと症状が変わる

例えば、長時間のパソコン作業の後に立ち上がると少しバランスが取りにくい、スマートフォンを長く見た後に頭が重くなるといった症状です。

また、首や肩のこりが強い日にふらつきを感じやすいという方もいます。これは首の筋肉の緊張が関係している可能性があります。

ただし、ふらつきの原因は耳や脳の病気など別の要因である場合もあります。症状が強い場合や長く続く場合は、体の状態を確認することが大切です。

ストレートネックによるふらつきを改善する方法

ストレートネックによるふらつきを改善するためには、首への負担を減らす生活習慣が重要です。

まず見直したいのがスマートフォンやパソコンの姿勢です。スマートフォンを見るときに頭を大きく下げてしまうと、首への負担が大きくなります。できるだけ目の高さに近い位置で画面を見るようにしましょう。

パソコン作業では、画面の高さや椅子の高さを調整し、頭が前に出すぎない姿勢を意識することが大切です。

また、長時間同じ姿勢を続けないことも重要です。デスクワークが続く場合は、1時間に一度は立ち上がったり、軽く体を動かしたりすることで首や肩の緊張を和らげることができます。

適度な運動も効果的です。ウォーキングなどの軽い運動を続けることで血流が改善し、筋肉の緊張を和らげることができます。

さらに、首や背骨のバランスを整えることも大切です。姿勢のバランスが崩れている状態が続くと、首への負担が大きくなりやすくなります。

受診を考えた方がよい症状

ふらつきがある場合でも、次のような症状があるときは注意が必要です。例えば、以前よりもふらつきが強くなってきている、歩いているときにバランスが取りにくくまっすぐ歩けない、手や足にしびれを感じるといった症状がある場合です。

また、強い頭痛や吐き気を伴う場合も注意が必要です。これらの症状が同時に現れているときは、単なる疲れや首のこりだけが原因とは限りません。

ふらつきは首の筋肉の緊張や姿勢の乱れによって起こることもありますが、場合によっては内耳のトラブルや神経の問題、脳の異常などが関係していることもあります。

特に、急に症状が強くなったり、日常生活に支障が出るほどバランスが取りにくい場合は注意が必要です。そのまま我慢してしまうと、症状が悪化する可能性もあります。

体の不調は早めに原因を確認することが大切です。気になる症状が続く場合や、普段と違うふらつきを感じる場合は、無理をして我慢するのではなく、一度体の状態をしっかり確認することをおすすめします。

早い段階で原因がわかれば、適切な対処につながり、安心して日常生活を送ることができるようになります。

まとめ

ストレートネックは首のカーブが失われた状態で、首や肩の筋肉に大きな負担がかかります。この状態が続くと、首こりや肩こりだけでなく、頭痛やめまい、ふらつきなどの症状が出ることがあります。

特にスマートフォンやパソコンの使用時間が長い方は、首への負担が大きくなりやすいため注意が必要です。

ふらつきの原因はさまざまですが、首こりや肩こりと同時に症状が出る場合は、ストレートネックが関係している可能性もあります。

日常生活の姿勢を見直し、首への負担を減らすことが症状の改善につながることがあります。もしふらつきが続く場合は、体の状態を確認し、無理をせず適切な対策を取ることが大切です。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

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参考文献
日本整形外科学会

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