ストレートネックと頚椎ヘルニアの関係は?ストレートネックと頚椎ヘルニアの違いについて解説

2024年01月4日

まつお鍼灸整骨院にはストレートネックや頚椎ヘルニアの方が多く来院されます。ですので、できるだけわかりやすくストレートネックや頚椎ヘルニアについての説明を模型や実際のレントゲンを見てもらいながら行っています。

ストレートネックと頚椎ヘルニアは違うのでしょうか? この記事では、ストレートネックと頚椎ヘルニアについて、 ストレートネックと頚椎ヘルニアの違いや関係について解説していきます。

ストレートネックとは?

・ストレートネックとは?

正常な首の骨は前方にカーブしています。ですがストレートネックは首の骨がまっすぐになってしまう状態のことを言います。

ストレートネックは、スマホやパソコンの長時間使用などで悪い姿勢が続くことが主な原因で起こります。

ストレートネックになると、首や肩の筋肉に負担がかかり、痛みやこりなどの症状を引き起こします。 また、ストレートネックが進行すると、頚椎ヘルニアなどの重症な疾患になるリスクが高まります。

・ストレートネックの症状は?

ストレートネックになると、首や肩に負担がかかり、さまざまな症状を引き起こします。主なな症状は以下のとおりです。

✅頭痛

✅肩こり

✅首の痛み

✅手や指のしびれ

✅目の疲れ

✅自律神経失調症

✅うつ症状

これらの症状は、ストレートネックが進行すると慢性化し、日常生活に支障をきたすこともあります。

頚椎ヘルニアとは?

頚椎ヘルニアとは?

頚椎の骨と骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が変形し、椎間板の中にある髄核という部分が飛び出して神経を圧迫する状態のことをいいます。

頚椎ヘルニアは、加齢や外傷、ストレートネックなどが原因で起こります。

頚椎ヘルニアの症状は?

✅首や肩の痛み

頚椎ヘルニアの初期症状として、首や肩に違和感や鈍痛を感じることがあります。安静にしていれば消えることもありますが、無理をすると激しい痛みに変わることもあります。

✅腕の痛みやしびれ

頚椎ヘルニアの中期症状として、腕に痛みやしびれが生じることがあります。痛みは肩から手の指先まで放散することもあります。しびれは手のひらや指の一部に感じることが多く、冷たさや熱さを感じにくくなることもあります。

✅手の動きの障害

頚椎ヘルニアの後期症状として、手の動きに障害が起こることがあります。細かい作業ができなくなったり、物を持つ力が弱くなったり、手の筋肉が萎縮したりすることがあります。

頸椎ヘルニアになると、神経痛による首や肩、腕の痛みやしびれ、手に力が入りにくいなどの症状が出ます。

ストレートネックと頚椎ヘルニアの違いについて

ストレートネックは首の弯曲がなくなり真っすぐになっている状態のことを言います。

一方、頚椎ヘルニアはストレートネックなど慢性的に首に負担がかかることで椎間板に負担がかかり椎間板の中にある髄核という部分が外に飛び出すことで神経を圧迫して手に痺れがでてくることを言います。

ヘルニアは『飛び出す』という意味です。

ストレートネックはレントゲンを撮ると真っすぐになっていることがわかりますが、頚椎ヘルニアはMRIで椎間板の状態をみることでわかります。

 

ストレートネックの状態が続くと頚椎ヘルニアになるリスクが高くなる

ストレートネックは、頚椎ヘルニアの原因の一つとされています。 ストレートネックの状態が続くと、首の骨や椎間板にかかる負担が増えます。

その結果、椎間板が少しずつ狭くなってきての椎間板の中の髄核という部分が飛び出して神経を圧迫すると頚椎ヘルニアになり腕や手にしびれや痛みがでてきます。

 

ストレートネックと頚椎ヘルニアは違うものですが、ストレートネックをそのまま放置していると頚椎ヘルニアになるリスクが高くなります。

頚椎ヘルニアになると首の痛みも強くでてくることが多く日常生活にも支障をきたすことがありますので、頚椎ヘルニアにならないためにはストレートネックを改善することも大事になってきます。

 

ストレートネックと頚椎ヘルニアは良くならないのか?

ストレートネックも頚椎ヘルニアも頚椎の弯曲を戻して、神経の圧迫を取り除くことで、痛みや痺れを改善していくことは可能です。

ですが痛みや痺れの程度や、頚椎の変性や長年の負担が大きいと改善にも時間がかかることもありますのでできるだけ早い段階で施術を行っていくことが大事です。

 

ストレートネックと頚椎ヘルニアの違いは?まとめ

ストレートネックは首の弯曲がなくなり真っすぐになっている状態のこと、頚椎ヘルニアはストレートネックなど慢性的に首に負担がかかることで椎間板に負担がかかり椎間板の中にある髄核という部分が外に飛び出すことで神経を圧迫することを言います。

 

ストレートネックの状態が続くと、頚椎ヘルニアになるリスクが高まります。 ストレートネックと頚椎ヘルニアを予防・改善するためには、正しい姿勢を保つことや、首のストレッチを行うことなどが有効です。

ストレートネックや頚椎ヘルニアでお悩みの方はまずはご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会