【茨木市】肩こりがひどい人必見!放置すると危険な理由!!

2025年06月9日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、肩こりでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

近年、肩こりに悩む人が急増しています。特にオフィスワーカーや主婦、学生まで、年代や性別を問わず「肩の張り」「重だるさ」「痛み」などを訴えるケースが目立つようになってきました。

その背景にあるのは、ライフスタイルの変化です。パソコンやスマートフォンの使用時間が長くなることで、首や肩に過剰な負担がかかる姿勢が日常的に続いています。

実際に、長時間のデスクワークやスマホの操作中には、無意識のうちに首を前に突き出した「ストレートネック」や猫背になり、肩こりを引き起こしやすい体勢になっています。

「肩こりがつらくて仕事に集中できない」

「夜になると肩が重くて眠れない」

といった声を患者さまから多くいただきます。一時的な疲れと思って放置してしまう方も多いのですが、慢性化すると頭痛・めまい・腕のしびれなどの不調につながるケースもあるため、注意が必要です。

また、肩こりは単なる筋肉の疲労だけでなく、骨格の歪みや自律神経の乱れ、精神的ストレスが原因となっているケースもあり、根本からの改善を目指すには、身体全体のバランスを見直すことが大事になってきます。

この記事では、そんな肩こりの本当の原因から、悪化するリスク、効果的な施術方法についてまで、詳しく解説していきます。

「マッサージをしてもすぐに戻ってしまう」

「薬や湿布では改善しない」

そんな悩みをお持ちの方にこそ読んでいただきたい内容ですので最後まで読んでいただけると幸いです。

 肩こりとは?|単なる「筋肉疲労」だけではない

肩まわりが重だるい、首筋が張って頭痛がする、肩甲骨のあたりが突っ張る……こうした不快感は、一時的なものではなく慢性的に続くケースも少なくありません。

「肩こり=筋肉疲労」と思われがちですが、実はそれだけが原因ではなく、さまざまな要因が複雑に関係していることが多いのです。ここでは、肩こりの本質的なメカニズムと、その背後に隠れた意外な原因について詳しく解説します。

肩こりのメカニズム|血行不良と筋肉の緊張が主な要因

肩こりの直接的な原因として最も多いのが、筋肉の緊張による血流の悪化です。長時間のデスクワークやスマホの操作など、同じ姿勢を取り続けることによって、首・肩・背中まわりの筋肉が硬くなります。

これにより、筋肉内の血管が圧迫され、酸素や栄養が届きにくくなります。その結果、筋肉の疲労物質が排出されず、肩の重だるさや痛みとして現れるのです。

自宅での悪い姿勢での作業や運動不足が原因で肩こりを訴える患者様が増えています。特に、ノートパソコンを長時間使用している人は、目線が下がり、首や肩に常に負担がかかりやすくなります。

姿勢の悪化と骨格のゆがみ|ストレートネックに注意

特に問題視されているのが、スマホやパソコンの使用により引き起こされる「ストレートネック」です。正常な首の骨は前方に緩やかなカーブを描いていますが、長時間下を向くことでこのカーブが失われ、まっすぐになってしまうのがストレートネックです。

ストレートネックになると、頭の重さ(約5~6kg)が首や肩にダイレクトにかかるため、筋肉の緊張が強まり、慢性的な肩こりが起こりやすくなります。

また、骨格の歪みが生じると、神経の圧迫や関節の可動域の低下を引き起こし、症状がさらに悪化します。

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自律神経の乱れが肩こりを悪化させる?

実は、肩こりと密接な関係にあるのが「自律神経」の働きです。自律神経とは、心臓の動きや呼吸、血圧、体温など、生命活動を無意識に調整する神経です。

ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経が乱れると、血流が悪化したり、筋肉の緊張が取れにくくなったりします。

特に、緊張型の肩こりと呼ばれるタイプは、自律神経の交感神経が過剰に働くことで、首や肩周辺の筋肉が常に緊張状態になります。そのため、睡眠を取っても肩の疲れが取れず、慢性的な痛みに発展するケースもあります。

肩こりに悩む女性の多くが、「疲れが取れない」「肩がずっと張っている」と感じている背景には、この自律神経の乱れが潜んでいる可能性もあるのです。

ストレス・眼精疲労・運動不足も肩こりの一因に

肩こりの原因は「姿勢」や「血行不良」だけではありません。現代人はストレスを多く抱え、精神的な緊張が筋肉のこわばりを引き起こすこともあります。さらに、目の酷使による眼精疲労も肩こりを悪化させる要因です。

また、運動不足により筋肉の柔軟性や血流が低下することも、肩こりの慢性化につながります。

「運動する時間がない」「通勤時間が長い」などの理由で、身体を動かす習慣がない方が増えており、それが肩こりを引き起こす大きな要因となっています。

3. 放置すると危険な肩こりのサイン

「ただの肩こりだからそのうち治るだろう」と、つい軽く見てしまいがちですが、肩こりを放置することは非常に危険です。

なぜなら、肩こりは単なる筋肉疲労だけでなく、神経・血管・自律神経系に関係する深刻な症状の前兆である可能性があるからです。

ここでは、肩こりが発する「危険なサイン」について詳しく解説していきます。

■ 頭痛・めまい・吐き気などの自律神経症状

慢性的な肩こりを訴える方の中には、「頭痛が頻繁に起こる」「立ちくらみやめまいを感じる」「胃の調子が悪く、吐き気がする」といった症状を併発することがあります。これらの症状の多くは、自律神経の乱れによるものです。

肩や首の筋肉が慢性的に緊張すると、首の周囲を走る交感神経や副交感神経が圧迫されることがあります。これにより、自律神経機能が乱れ、頭痛やめまい、吐き気といった症状を引き起こします。

特に、「緊張型頭痛」や「後頭神経痛」は肩こりと関連が深く、肩や首の筋肉の緊張によって後頭部がズキズキ痛んだり、締めつけられるような不快感が生じます。これらの症状が長く続くと、睡眠障害や疲労感、集中力の低下などにもつながり、日常生活の質が大きく損なわれてしまいます。

■ 手のしびれ、握力低下などの神経圧迫症状

肩こりと同時に「手がしびれる」「物を落としやすい」「細かい作業がやりにくくなった」と感じたことはありませんか? こうした症状は、頚椎で神経が圧迫されているサインかもしれません。

首から肩、腕にかけては「腕神経叢」と呼ばれる重要な神経の束が通っています。肩こりによって周囲の筋肉が硬くなり、この神経の束が圧迫されると、しびれ・感覚異常・筋力低下などが起こるのです。

特に注意したいのが「胸郭出口症候群」や「頚椎症性神経根症」といった神経症状を伴う疾患です。これらは放置すると症状が進行し、最悪の場合は日常生活に大きな支障をきたすこともあるため、早期の対応が不可欠です。

■ 頚椎症・胸郭出口症候群など重大な疾患の前兆も

慢性的な肩こりの裏には、整形外科的な疾患が隠れていることもあります。

例えば、「頚椎症」は、加齢や姿勢不良によって首の椎間板や骨が変形し、神経を圧迫する疾患です。初期段階では肩こりや首の張りといった軽い症状から始まりますが、進行すると腕のしびれなどの症状を引き起こすこともあります。

また、「胸郭出口症候群」では、鎖骨と肋骨の間の神経や血管が圧迫されることで、肩から腕にかけてのしびれやだるさ、冷感などが現れます。いずれも肩こりの延長で発生する可能性がある疾患であり、軽視は禁物です。

■ 肩こりから「うつ症状」へと発展することも

意外に思われるかもしれませんが、慢性的な肩こりは、精神的にも影響を及ぼすことがあります

肩や首の緊張が長引くことで自律神経が乱れ、交感神経が優位な状態が続きます。これにより、イライラ・不安感・抑うつ気分などのメンタル不調が現れやすくなります。

さらに、筋肉の緊張によって血流やホルモンバランスも崩れ、睡眠の質の低下や倦怠感などが重なり、うつ症状に進行することもあるのです。

「気分が落ち込みやすい」「常に疲れている」「何もやる気が起きない」などの症状が肩こりと共に現れた場合は、注意が必要です。

■ 危険なサインを見逃さないことが大切

肩こりは決して「軽い不調」ではありません。むしろ、身体からの重要な警告サインであることを認識する必要があります。肩こりを放置することで、知らぬ間に全身に不調が広がり、回復までに時間がかかるケースも少なくありません。

「マッサージをしても改善しない」「痛みやしびれが悪化している」といった場合は、骨格の歪みや神経への影響を疑うべき段階です。

まとめ|茨木市で肩こりに悩む方へ

肩こりは単なる「疲れ」ではなく、姿勢や生活習慣、自律神経、骨格のゆがみなど、複数の要因が絡み合って起こる不調です。放置すればするほど悪化し、他の症状を引き起こすリスクも高まります。

肩こりを甘くみずに症状が悪化する前に改善していくことが大切です。

 

 

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参考文献
日本整形外科学会

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