太ももの内側の痛みとスポーツ時のフォームの関係について解説

2025年09月2日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、太ももの内側の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

太ももの内側に痛みを感じるスポーツ選手は少なくありません。特にランニングやサッカー、バスケットボール、テニスなど、走る・止まる・方向転換を繰り返す競技では、この部位のトラブルが頻発します。

単なる筋肉痛と思って放置すると、慢性化して競技生活に大きな支障をきたすこともあります。

実は「フォームの乱れ」が痛みの背景に潜んでいるケースが多いのです。ここでは、太ももの内側の痛みとスポーツフォームの関係を詳しく解説し、改善のヒントをお伝えします。

太ももの内側に痛みが出やすいスポーツとは?

太ももの内側には「内転筋群」と呼ばれる筋肉があり、脚を閉じたり方向転換したりする動作で大きく働きます。以下のスポーツでは特に負担がかかりやすいとされています。

・サッカー:キック動作、方向転換、スライディングで強く内転筋を使う。

・バスケットボール:素早い切り返しやディフェンス姿勢で持続的に負荷がかかる。

・テニス:横の動き、ストップ&ゴーで繰り返し刺激が入る。

・陸上(短距離・長距離):ストライドの大きさや着地の角度で偏った負担が発生。

・ラグビー・格闘技:コンタクトや踏ん張りで内転筋に強い張力がかかる。

これらの競技で内ももの痛みを訴える選手の多くに「フォームの崩れ」が見られるのです。

フォームの乱れが内ももに痛みを生むメカニズム

1. 着地のブレによる過負荷

走る際、着地の際に膝や足首が内側に倒れると、太ももの内側に余計な引っ張り力がかかります。これが繰り返されると、内転筋が慢性的に疲労し、痛みへとつながります。

2. 骨盤の安定性不足

骨盤を支える体幹が弱いと、脚を動かすたびに骨盤がぐらつきます。このぐらつきを抑え込むために内転筋が過剰に働き、筋疲労や炎症を起こします。

3. 蹴り出し時のフォームエラー

サッカーや陸上競技でボールを蹴る、地面を蹴る動作の際に、股関節が内側に入る癖があると内ももの筋肉に強いストレスがかかります。

4. 柔軟性不足

ハムストリングスや股関節周囲の柔軟性が乏しいと、代償的に内転筋へ負荷が集中します。フォームを整えても柔軟性不足があると結局痛みは繰り返されます。

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症状別に見たフォームとの関連性

● 短距離走での痛み

スタートや加速局面で地面を強く蹴る際、膝が内側に入るフォームの選手は内転筋を痛めやすい。

● 長距離走での痛み

着地のたびに骨盤が左右にブレることで内ももが常に引っ張られる。疲労が蓄積して痛みが出る。

● サッカーでの痛み

インサイドキックを繰り返すフォームや、体幹の安定が弱い状態での方向転換が痛みの原因になりやすい。

● バスケットボール・テニスでの痛み

横方向へのステップ時に膝が内側へ倒れるフォームの選手に多い。

改善のために見直すべきポイント

1. 正しい着地フォーム

膝とつま先の方向を一致させる。

足の内側ではなく母趾球~小趾球全体で着地する。

2. 骨盤と体幹の安定性強化

プランク、ヒップリフトなど体幹トレーニングで骨盤を安定させる。

体幹が安定すれば内転筋の負担は減少。

3. 柔軟性の確保

股関節周囲(ハムストリングス、大腿四頭筋、殿筋)のストレッチ。

内転筋自体の柔軟性も回復させる。

4. 動作修正ドリル

スクワットやランジで膝の向きをコントロールする練習。

自分のフォームを客観的に確認することが重要。

痛みを放置するとどうなる?

✔慢性化してスポーツ復帰に時間がかかる

✔股関節・腰へ負担が波及する

✔恥骨結合炎や鼠径部痛症候群に進行することもある

早期にフォームを見直し、必要に応じて専門家の施術を受けることが大切です。

まとめ

太ももの内側の痛みは、単なるオーバーユースではなく「フォームの乱れ」が大きく関与しています。着地や蹴り出しの癖、骨盤の安定性、柔軟性不足などを見直すことで、再発を防ぎ競技パフォーマンスを高めることができます。

「内ももが痛いけど練習を続けたい」「原因が分からず不安」という方は、早めに専門家に相談することをおすすめします。

正しいフォームと身体の使い方を取り戻せば、痛みを繰り返さず競技に打ち込むことが可能になります。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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