ストレートネックは美容にも影響する!?顔のたるみやむくみの原因と改善策について解説
2024年10月5日
まつお鍼灸整骨院では、ストレートネックでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
ストレートネックと顔のたるみやむくみの関係について
スマートフォンやパソコンの長時間使用によってストレートネック(スマホ首)になる人が増えています。
ストレートネックは首や肩の痛みだけでなく、美容にも悪影響を及ぼすことがあるということをご存知でしょうか?
特に顔のたるみやむくみは、ストレートネックが原因で悪化することがあります。
この記事では、ストレートネックが引き起こす美容面の問題や、その改善方法について詳しく解説していきます。
ストレートネックとは?
ストレートネックは、首のカーブがなくなり、真っ直ぐになっている状態のことを言います。
通常、頚椎は生理的な前弯カーブがありますが、このカーブがクッションの役割を果たして、頭を支えています。
ですが、スマートフォンを長時間使用する際に、下を向く姿勢が続くと、首のカーブが少しずつ失われ、ストレートネックになります。
ストレートネックは、単なる首の問題ではなく、全身に影響を与えることもあります。首や肩のコリ、頭痛、疲れやすさなどの症状に加えて、自律神経の乱れや美容面にも悪影響を及ぼすことがあります。
ストレートネックが美容に与える影響
1. 顔のたるみ
ストレートネックになると、首周りの筋肉が過度に緊張し、その結果としてリンパや血液の流れが滞りやすくなります。
これにより、顔に必要な栄養素や酸素が十分に供給されなくなるため、顔のハリが失われ、たるみが発生しやすくなります。
さらに、ストレートネックの姿勢自体が、顔のたるみを悪化させる原因にもなります。首が前に突き出た状態が続くと、下顎や首の筋肉が緊張し、顔の輪郭が崩れやすくなります。
特に、ほうれい線やフェイスラインのたるみが目立ちやすくなります。
2. 顔のむくみ
ストレートネックが引き起こすもう一つの美容問題が、顔のむくみです。
首の筋肉が緊張していると、首周りのリンパの流れが悪くなり、体内に余分な水分がたまりやすくなります。
これにより、特に朝起きた時に顔がむくみやすくなるという症状が現れます。
顔がむくむと、フェイスラインがぼやけて見え、全体的に顔が大きく見える原因となります。
また、むくみは長期間続くと、皮膚が弛んでさらにたるみを引き起こすこともあります。
3. 肩こり・首のコリが顔色に影響する
ストレートネックによって首や肩の筋肉が硬直すると、血液やリンパの循環が悪くなり、顔全体に影響が及びます。
顔色が悪くなったり、肌のトーンがくすんで見えることが多く、若々しい印象から遠ざかってしまいます。
くすみやたるみの原因は、直接的には肌の問題ではなく、首や肩の状態が大きく関わっていることもあります。
ストレートネックを改善することで美容効果を得る方法
ストレートネックを放置しておくと、上記のような美容面での影響がでる可能性があります。
ですが、日常生活で少しの工夫を取り入れることで、ストレートネックを改善し、顔のたるみやむくみの解消に繋がることがあります。
以下に、その具体的な改善策を紹介します。
1. 正しい姿勢を意識する
ストレートネックを予防・改善するために、正しい姿勢を意識することが何より重要です。
特に長時間座るデスクワークや、スマートフォンを使う際には、次のポイントを押さえておきましょう。
デスクワーク時の姿勢
椅子に深く腰掛け、背筋をまっすぐに伸ばしましょう。モニターの高さは目線と同じ高さに設定し、首を前に傾けることなく作業ができるようにします。定期的に席を立ち、軽く首や肩を動かすことも効果的です。
スマートフォンの使い方
スマホを見るときは、できるだけ顔の前に持ち上げ、首を前に突き出さないようにします。また、長時間同じ姿勢を続けないよう、こまめに休憩を取ることも大切です。
2. 首と肩のストレッチを行う
ストレートネック改善には、首と肩のストレッチが効果的です。緊張した筋肉をほぐし、リンパの流れを促進することで、むくみやたるみの解消にも繋がります。
以下は、自宅やオフィスでも簡単にできるストレッチの一例です。
首の前後ストレッチ
座った状態で、頭を前にゆっくりと倒し、首の後ろの筋肉を伸ばします。次に頭を後ろに反らし、首の前側をストレッチします。それぞれ10秒程度保持し、無理のない範囲で行いましょう。
肩甲骨回し
両手を肩に置き、肩甲骨を意識して大きく円を描くように回します。前回しと後ろ回しをそれぞれ5回ずつ行うことで、肩周りの緊張を和らげます。
3. 適度な運動
ウォーキングやストレッチ: 日常的に適度な運動を取り入れることで、首や肩の筋肉がリラックスしやすくなり、むくみやたるみの改善にも効果が期待できます。
4. 枕や寝具の見直し
就寝時の姿勢も、ストレートネックの改善には重要です。枕や寝具を見直すことで、首のカーブをサポートし、寝ている間に首に負担をかけないようにしましょう。
低めの枕を使用する: 高すぎる枕は首に負担をかけ、ストレートネックを悪化させる原因となります。適度な高さの枕を選び、首が自然なカーブを保てるように調整しましょう。
まとめ
ストレートネックは放っておくと首や肩の問題だけではなくて美容面でも大きな影響を与える可能性があります。顔のたるみやむくみを引き起こす原因にもなるため、早めに対策を行ってくことが大切です。
日常生活の中で正しい姿勢を心がけ、ストレッチなどを取り入れることで予防することも大切です。
ストレートネックや顔のむくみ・たるみなどでお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校
茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
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