片足だけダルい・重い…あなたの骨盤、傾いていませんか?

2025年06月30日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、足の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「右足だけいつもだるい…」

「片方の脚だけが重くて、バランスが悪い気がする」

こうした違和感でお悩みではありませんか?

片足だけに起こる“だるさ・重さ”の原因は、実は「骨盤の傾き」が関係している可能性があります。

この記事では、骨盤の傾きがもたらす身体への影響と、なぜ片足だけに不調が出るのか、その理由と対策を詳しく解説します。

片足だけだるい・重いのはなぜ起こる?

「片足だけがだるい・重い」と感じる症状は、全身疲労や単なる足の使いすぎとは異なり、“体のゆがみ”が根本原因となっていることが非常に多いです。

特に注目すべきは 骨盤の傾きやねじれ。骨盤は身体の土台となる部分で、ここが傾くとその上の背骨や下半身バランスが崩れ、片方の足だけに体重がかかりやすくなるのです。

また、長年の姿勢のクセや生活動作(カバンを持つ手がいつも同じ、足を組む習慣など)により、体の重心が無意識に左右どちらかに偏っているケースも多く見られます。この結果、片側の筋肉にばかり負担がかかり、だるさ・重さ・むくみなどの不快感が出やすくなります。

さらに悪化すると、股関節や膝、足首などにも負担がかかり、痛みや歩行時の違和感、しびれを伴うようになることもあります。

骨盤が傾くと身体はどうなる?

1. 足の長さに左右差が生じる

骨盤が後ろに傾いたり、片側が下がることで、見た目にも足の長さが変わったように見えることがあります。実際には骨の長さが変わっているわけではありませんが、股関節の角度が変わり、立った時や歩いた時のバランスが偏るのです。

2. 片足にだけ体重がかかりやすくなる

たとえば左に骨盤が傾けば、左脚側に重心が乗りやすくなり、その脚ばかりに疲労が溜まったり筋肉痛になったりすることが増えてきます。逆にもう一方の脚は筋力のアンバランスや姿勢の崩れを助長します。

3. 筋肉の張り方がアンバランスになる

骨盤の傾きにより、太ももやふくらはぎ、お尻の筋肉が左右非対称に張るようになります。張っている側は疲れやすく、逆側は衰えやすい。この差が大きくなると、見た目にも足の形や姿勢の歪みが目立つようになってきます。

4. 神経や血管の圧迫による血流障害

骨盤周辺には太い神経や血管が多く走っています。骨盤が歪むと、特定の神経や血管が圧迫されて血流が悪化し、冷え・むくみ・しびれといった症状が片側に出るケースが増えます。

5. 代償動作による“連鎖的不調”

骨盤の傾きをカバーするために、無意識のうちに肩を傾けたり、首を前に突き出したり、背中を丸めたりと、身体全体がバランスを取ろうと歪みます。これが「代償動作」で、結果的に肩こり・頭痛・背中の張り・腰痛など全身症状へとつながるのです。

その結果、片足だけに「だるさ・重さ・しびれ・むくみ」などの不快感が現れることがよくあります。

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片足だけ不調が出やすい人の特徴

以下のような習慣がある方は、骨盤が傾いている可能性大です:

✔いつも同じ足を組むクセがある

✔片足重心で立つ(お姉さん立ち)

✔カバンをいつも同じ肩にかける

✔スニーカーのすり減り方に左右差がある

✔スカートやパンツが片側だけ回る

これらの積み重ねが、骨盤〜下半身のアンバランスを生み、片脚に偏った負担をかけてしまうのです。

❖ 骨盤の傾きを放っておくとどうなる?

最初は片足だけの「だるさ」「重さ」「しびれ」といった軽い違和感かもしれません。しかし、長期的には…

✔股関節や膝の変形

✔坐骨神経痛のような神経症状

✔ギックリ腰や椎間板ヘルニアのリスク増加

✔下半身太りや足のラインの崩れ

といった形で、美容面・健康面ともに大きな問題に発展することがあります。

骨盤の傾きチェック方法(セルフ)

鏡の前で次の点を確認してみましょう:

✔肩の高さに左右差がある

✔ウエストラインや骨盤の位置が左右でズレている

✔足の開き具合に差がある(仰向けで寝た状態)

✔靴の裏が片方だけ極端にすり減っている

1つでも当てはまる場合は、骨盤のゆがみが原因で脚に左右差が出ている可能性があります。

だるさ・重さの改善に必要な3つのアプローチ

① 骨盤のバランスを整える

骨盤矯正・骨格調整によって、左右の筋肉や関節の使い方をリセット

特に左右の腸腰筋・中臀筋など深層筋の調整がカギ

 

② 正しい立ち方・歩き方を身につける

片足重心にならないよう、両足に均等に体重をかける習慣を意識

歩行時に左右対称に足が出ているか意識する

 

③ 筋肉の柔軟性と神経の流れを回復させる

硬くなっている側の筋肉を中心にストレッチ・筋膜リリース

血流や神経圧迫がある場合は専門的なアプローチが有効

 

まとめ|“片足だけだるい”のは体の歪みのサインかも?

ふくらはぎや太ももが片方だけ重い・疲れやすい。 それは体のゆがみ=骨盤の傾きが原因かもしれません。

✔姿勢や歩き方に左右差がある

✔足の筋肉の使い方がアンバランス

✔片足ばかりに体重をかけている

そんな方は、まずは骨盤や姿勢のチェックを受けてみてください。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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