足の裏が痛い原因は?代表的な考えられる疾患について解説

2025年08月22日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、足の裏の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「朝起きて一歩踏み出した瞬間にかかとがズキッと痛む」

「歩いていると前足部がジンジンする」

「立ち仕事をしていると土踏まずがつらい」

足の裏の痛みは、単なる疲れではなく特定の疾患が隠れているケースも多くあります。ここでは、代表的な原因疾患をわかりやすく解説します。

足底腱膜炎

足底腱膜炎は、かかとから土踏まずにかけて伸びる強靭な腱膜が繰り返しの衝撃で炎症を起こす疾患です。

特に朝起きて最初の一歩を踏み出したときに強い痛みが出るのが典型的なサイン。歩いていくうちに徐々に和らぐものの、ランニングや長時間の立ち仕事で再び悪化します。

硬い床での作業や靴の不適合、足のアーチ機能低下も誘因となります。放置すると慢性化して治りにくくなるため、早期の対応が大切です。

モートン病

モートン病は、足の指の間を走る神経が圧迫されて炎症を起こす疾患で、特に第3・4趾の間に多く発生します。

ヒールやきつい靴を履くことで神経が繰り返し刺激され、焼けるような痛みやしびれを伴います。進行すると歩行時に常に灼熱感や異物感を感じるようになり、日常生活にも影響します。

中年女性に多く、足の横アーチの崩れ(開帳足)との関連も深い疾患です。靴の見直しやインソール使用が有効な場合もあります。

扁平足

扁平足症は、足裏のアーチ(土踏まず)が低下または消失した状態で、着地時の衝撃が吸収できずに足裏全体に負担がかかります。

そのため歩行や運動時に疲れやすく、足裏やふくらはぎに痛みが出やすいのが特徴です。先天的に生じるケースのほか、加齢や筋力低下、肥満、長時間の立ち仕事によって後天的に起こる場合もあります。

進行すると膝・腰への負担や姿勢の崩れにもつながり、全身に不調を及ぼす可能性があります。

 

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外反母趾

外反母趾は、親指の付け根の関節が外側に突き出し、指先が小指側へ曲がってしまう変形です。

母趾球に強い圧迫がかかり、炎症や腫れ、靴に当たることで慢性的な痛みが生じます。ヒールや先の細い靴を履く女性に多く、遺伝的な要因や扁平足も関与します。進行すると変形が強まり、歩行のバランスが崩れて足裏や膝、腰にも影響が出ることがあります。

初期では靴の選び方やインソールの活用で進行を防げますが、重度では手術が検討されます。

開帳足

開帳足は、足の横アーチが崩れて足指の付け根が広がる状態で、中足骨頭部に強い負担がかかります。これにより足裏の前方に痛みが出やすく、タコやウオノメも形成されやすくなります。

長時間の立ち仕事や加齢による靭帯の緩み、体重増加などが原因となります。特に女性に多く、外反母趾やモートン病のリスク因子にもなります。

靴の見直しや足底パッドの使用、足指の運動で症状を和らげることが可能ですが、放置すると慢性化します。

踵骨棘

踵骨棘は、かかとの骨にトゲ状の突起(骨棘)が形成される疾患で、歩行や立位で強い刺すような痛みを感じます。特に足底腱膜炎と合併するケースが多く、長期的な腱膜への牽引や負荷の蓄積が原因です。

X線検査で骨棘が確認されることがありますが、骨棘の大きさと痛みの強さは必ずしも一致しません。

歩行に大きな支障をきたす場合もあり、インソールやストレッチ、体重管理など保存療法が中心です。

種子骨障害

種子骨障害は、母趾の付け根にある小さな骨(種子骨)に炎症やストレスが加わることで起こります。

ランニングやジャンプ動作、長時間の歩行で母趾の付け根に鋭い痛みを生じるのが特徴です。特に前足部に過度な負担がかかるスポーツ選手やダンサーに多くみられます。症状が進むと種子骨の疲労骨折を伴うこともあります。

適切な靴の使用や足底パッド、安静が治療の基本ですが、慢性化すると治療が長期化する場合があります。

足根管症候群

足根管症候群は、足首の内側にある「足根管」と呼ばれるトンネル状の空間で神経が圧迫される疾患です。

足裏全体にしびれや灼熱感、ジンジンするような痛みが出るのが特徴です。長時間の立ち仕事、外傷、靭帯の肥厚などが原因で発症します。夜間や安静時にも症状が出るため、睡眠の質にも影響を及ぼすことがあります。

まとめ

足の裏が痛い原因は、単なる「疲れ」ではなく、

✔足底腱膜炎

✔モートン病

✔扁平足症

✔外反母趾

✔開帳足

✔踵骨棘

✔種子骨障害

✔足根管症候群

といった疾患が隠れているケースが多いです。痛む部位や症状の出方(朝、歩行時、安静時など)を観察することで、原因の手がかりが見えてきます。

もし痛みが長引いたり、歩行に支障が出てきた場合は、早めに専門機関を受診して原因を特定することが大切です。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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