太ももの内側の痛みが片側だけに出る理由について解説!!

2025年08月24日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、太ももの痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

太ももの内側の痛みが片側だけに出る場合、その原因は筋肉の損傷、骨盤や股関節のゆがみ、神経の圧迫など、その部位への負担が集中しているケースが多いです。

両足に均等に痛みが出るのとは違い、姿勢や動作のクセ、スポーツでの片足酷使、筋力や柔軟性の左右差が原因になっていることが多いため、まずはそこを見極めることが改善の第一歩です。

太ももの内側の痛みが片側だけに出る主な原因

1. 内転筋群の損傷・炎症

内ももには大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋といった内転筋群があり、片足に負荷が集中すると筋繊維が損傷し炎症が起こります。

特にサッカー、バスケットボール、ラグビーのように片足で踏み込む・蹴る動作が多い競技では片側に痛みが出やすいです。

2. 恥骨結合炎

骨盤前面の恥骨結合に炎症が起きる状態です。片側の内転筋や腹直筋に過度な牽引ストレスがかかると、恥骨結合部分に炎症が起こります。

サッカーのキック動作や、ランニングで片足ばかり使うフォームで発症しやすく、安静時よりも動作時に鋭い痛みが出ます。

3. 股関節の可動域制限

股関節が硬くなっていると、内転筋に無理な力がかかります。例えば、右股関節が硬いと左脚の内転筋に負担が集中しやすくなり、結果として片側だけの痛みが発生しやすくなります。

デスクワークでの姿勢や片足重心の立ち方も、可動域の左右差を生みます。

4. 閉鎖神経障害

内ももには閉鎖神経が通っており、腰椎や骨盤の歪み、股関節周囲の筋肉(特に内転筋や梨状筋)の硬直によって圧迫されると、片側の内ももに痛みやしびれが出ます。

腰痛や骨盤の違和感を伴う場合は、神経性の痛みの可能性があります。

5. 骨盤のゆがみ・体の左右差

いつも同じ側でカバンを持つ、足を組むクセがある、立ち方が片足重心になるなどの習慣は骨盤の左右バランスを崩し、一方の内転筋に慢性的なストレスをかけます。

長期化すると筋肉の硬直や微細損傷が繰り返され、痛みが慢性化することがあります。

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悪化させる日常習慣

1. 足を組む

足を組む習慣は、一見リラックスしているように見えて、実際には骨盤の傾きやねじれを固定してしまいます。

骨盤が傾くと内ももの筋肉(内転筋群)にアンバランスな負担がかかり、片側は縮み、もう片側は伸ばされ続ける状態になります。

その結果、筋肉の緊張や炎症が起きやすく、太ももの内側の痛みを悪化させる原因となります。

さらに長時間続けると背骨全体の歪みにもつながるため、足を組む癖は意識的に避け、両足を床につけて座ることが大切です。

2. 片足重心で立つ

買い物中や信号待ちなどで片足に体重をかけて立つと、骨盤が傾き、内転筋に偏ったストレスが加わります。

片足に荷重する癖が続くと、常に同じ側の筋肉ばかりが酷使され、反対側は弱くなるというアンバランスが固定化します。

これが太ももの内側の張りや痛みを悪化させる大きな要因になります。また骨盤の傾きは膝や股関節のラインにも影響し、痛みが下肢全体に広がるリスクがあります。

立つときは左右均等に体重をかける習慣が重要です。

3. スポーツ後のストレッチ不足

運動後にストレッチを怠ると、収縮した筋肉が硬いまま残り、血流が悪化して疲労物質が溜まります。

特にサッカーやランニング、バスケットなど、太ももの内側(内転筋)を酷使する競技では、柔軟性を失った筋肉が恥骨付近を強く引っ張り、炎症や慢性的な痛みにつながります。

クールダウンのストレッチを取り入れることで筋肉の緊張が和らぎ、翌日の回復もスムーズになります。

4. 柔軟性が不足して筋トレだけ行う

筋トレで筋力を高めること自体は有効ですが、柔軟性を無視して負荷ばかりかけると、筋肉が硬く短縮してしまい、骨盤や股関節に不自然な力がかかります。

特に内転筋が硬くなると、恥骨や膝の内側を強く引っ張り、痛みが悪化します。柔軟性が低下したまま強度の高いトレーニングを続ければ、肉離れや腱の炎症を引き起こすリスクも増大します。

筋トレと同じくらいストレッチもしっかりと行い、筋肉の柔軟性を保つ意識が大切です。

5. 痛みを我慢して運動を続ける

太ももの内側に痛みを感じながら無理に運動を続けると、軽い炎症が腱障害や肉離れへと進行する危険があります。

初期は単なる張りや軽い違和感でも、繰り返しの負荷で筋肉や腱に小さな損傷が積み重なり、慢性化して治りにくい状態になります。

さらに痛みをかばってフォームが崩れると、膝や腰といった他の部位に二次的な不調を招くことも少なくありません。

痛みを感じたら一時的に練習量を減らし、回復を優先させることが何より大切です。

まとめ

太ももの内側の片側痛は、局所的な筋肉損傷や骨盤・股関節のバランス不良が原因となることが多いです。痛みを繰り返さないためには、ストレッチや日常動作のクセを見直すことも大事になってきます。

症状が長引く場合や強くなる場合は、早期に適切な施術を受けましょう。

さらに、片側にだけ痛みが出る背景には「無意識の片足重心」や「足を組む癖」など、日常の姿勢や動作の偏りが関与しているケースも多く見られます。

そのため、施術と並行して生活習慣を見直すことが再発予防には不可欠です。

特にスポーツを行う方は、運動後のストレッチ不足や筋肉の柔軟性低下が痛みを悪化させやすいため、セルフケアを継続的に行うことが重要です。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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