片方だけ肩がこるのはなぜ?左右差が起こる原因について解説!

2025年05月20日

まつお鍼灸整骨院では、首の痛みや肩こりでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

✅なぜかいつも右肩だけがこる…

✅左肩の張りがひどい…

と感じたことはありませんか?

一般的に肩こりは両肩に現れるものですが、「片方だけが異常にこる」というケースは意外と多いものです。

この左右差が生まれる原因には、日常の動作や体のバランス、生活習慣が大きく関わっています。本記事では、片方だけ肩がこる原因を詳しく解説していきます。

片方の肩こりが起こる主な原因

肩こりに左右差が生まれる理由は、いくつかのパターンに分けられます。知らないうちに体へ負担をかけていることもあるため、普段の生活習慣を確認してみましょう。

1.体の使い方の偏り

私たちは日常の動作の中で、無意識に利き手や利き足を多く使っています。そのため、片側の筋肉ばかりが緊張し、結果として肩こりの左右差が生まれることがあります。

日常生活での影響

バッグを片方の肩にばかりかける

スマホをいつも同じ手で持つ

マウスを使う側の腕を常に動かしている

横座りや脚を組むクセがある

例えば、仕事で長時間マウスを使う人は、利き手側の肩や腕の筋肉が常に緊張している状態になります。これが続くと、左右の筋肉のバランスが崩れ、片方の肩だけに負担がかかりやすくなります。

2.姿勢の歪み

肩こりにおいて、姿勢の乱れは大きな影響を与えます。特に、以下のような姿勢を長時間続けていると、片側の筋肉に負担がかかりやすくなります。

よくある姿勢のクセ

片方の肩が下がっている(骨盤の歪み)

首が片側に傾いている(スマホ首)

デスクワーク時に片側へ重心をかけて座る

例えば、骨盤が左右どちらかに歪んでいると、体のバランスを取るために肩の高さも変わります。結果として、片方の肩にだけ負担がかかり、筋肉が緊張しやすくなるのです。

また、スマホを見る際に首を傾けるクセがある人も要注意です。長時間の使用で、片側の肩や首の筋肉が硬くなり、肩こりの左右差を引き起こします。

3.内臓の影響

肩こりは、筋肉だけでなく内臓の状態とも深く関わっています。特に、内臓に負担がかかると、その影響が神経を通じて特定の筋肉に現れることがあります。

内臓と肩こりの関係

右肩のこり → 肝臓・胆のうの負担

左肩のこり → 胃・膵臓の不調

例えば、アルコールや脂っこい食事を多く摂ると、肝臓が疲労しやすくなります。すると、神経を介して右肩や右首周辺の筋肉が緊張し、右肩だけがこるようになります。

また、暴飲暴食やストレスで胃が弱っていると、左側の肩や背中に影響が出ることがあります。肩こりと内臓の不調は一見関係なさそうに思えますが、密接なつながりがあるのです。

4.精神的ストレス

ストレスが原因で肩こりが悪化するケースも珍しくありません。特に、無意識のうちに肩に力が入りやすい人は、片側だけ筋肉が緊張しやすくなります。

ストレスが関係する肩こりの特徴

✅仕事中や考え事をしているときに片方の肩が上がる

寝ても疲れが取れず、特定の肩が張る

精神的に緊張すると肩こりが悪化する

デスクワークなどで集中しているときに、知らず知らずのうちに片方の肩をすくめるクセがついていることがあります。これが続くと、片側の肩だけがこりやすくなるのです。

5.事故やケガの影響

過去に肩や首、背中をケガしたことがある場合、その影響が肩こりに残ることがあります。例えば、交通事故によるむち打ちや、スポーツでの肩の負傷などが原因となることがあります。

事故・ケガによる肩こりの特徴

以前ケガした側の肩だけがこる

特定の動きをすると痛みを感じる

筋肉の柔軟性が低下している

このような場合、筋肉や関節の動きが制限されているため、無理に動かそうとすると余計に負担がかかり、肩こりの左右差が生まれることがあります。

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片方だけ肩がこる場合の注意点

体の使い方のクセを見直す

日常の動作や仕事環境を振り返り、片側だけに負担をかけるクセがないか確認しましょう。

姿勢を整える

デスクワークやスマホの操作時に、首や肩が傾いていないか意識することが重要です。

ストレスを溜め込まない

ストレスによる筋肉の緊張を防ぐため、リラックスする時間を意識的に作ることが大切です。

過去のケガの影響をチェックする

以前のケガが原因で肩こりが悪化していないか、専門家に相談するのも一つの方法です。

まとめ

片方だけ肩がこる原因には、体の使い方や姿勢のゆがみ、内臓の不調、ストレスの偏り、過去のケガの影響など、実にさまざまな要素が関係しています。

たとえば、

✅カバンをいつも同じ肩にかけている

✅デスクワークで利き手側ばかり使っている

✅スマホを見る姿勢が偏っている

こうした日常のちょっとしたクセが、左右どちらかの筋肉にだけ負担をかけ、片側だけの肩こりを引き起こすことがあります。

また、内臓の不調(肝臓・心臓など)や、ストレスが特定の側に筋緊張を生みやすいというケースもあります。

「いつも同じ側ばかりこる」「特定の動作で肩がつらい」と感じる場合は、まず日常の動作や姿勢を意識して見直してみることが大切です。

原因に気づければ、ストレッチや生活習慣の改善など、より効果的な対策が見えてくるはずです。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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