手のしびれ・指の感覚異常は頚椎ヘルニアの可能性あり！？注意すべき症状とは？

2025年06月23日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、手のしびれでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「最近、手がしびれる…」

「指先の感覚が鈍い気がする」

「ペンを持つのがつらい」

そんな症状が続いている方は、頚椎ヘルニアを疑う必要があります。特に原因がよくわからないまま手の違和感が続いている場合、それは首から来ている神経圧迫のサインかもしれません。

本記事では、頚椎ヘルニアによるしびれや感覚異常の特徴、病院では教えてくれない見逃しがちな症状、そして悪化させないための対処法まで解説します。

頚椎ヘルニアとは？

頚椎ヘルニアとは、首の骨と骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板の中の髄核が飛び出し、近くを通る神経を圧迫する状態をいいます。

特に**首から腕、手指へと伸びる神経**を圧迫すると、しびれ・感覚異常・筋力低下など、さまざまな症状が出てきます。

症状は首だけでなく、肩や腕、手のひらや指先にまで広がることがあり、日常生活や仕事に支障をきたすケースも少なくありません。

また、放置すると慢性的な痛みや筋力の低下が進み、回復に時間がかかる場合もあります。早期の対応がとても重要です。

手や指のしびれが出る理由

頚椎から出た神経は、肩・腕・肘・手首・指先へと枝分かれしながら伸びており、どの神経根が圧迫されるかで症状の出る部位が異なります。

例えば：

第5頚神経（C5）：肩〜上腕外側のしびれや筋力低下

第6頚神経（C6）：親指や前腕の外側にしびれ、手首の力が入りにくい

第7頚神経（C7）：中指周辺のしびれや手を握る力の低下

第8頚神経（C8）：小指・薬指〜前腕内側にかけてのしびれや動かしにくさ

これらの神経が圧迫されると、指先の感覚異常や細かい作業のしにくさとして現れることがあります。

注意すべき症状｜こんな方は要チェック

以下のような症状がある方は、単なる疲労や血行不良ではなく、頚椎ヘルニアの可能性を疑い、早目に検査等を受けましょう。

✅手や腕がじんじんとしびれ、感覚が鈍い

✅ペットボトルの蓋が開けづらい、箸をうまく使えないなど、細かい動作が困難になる

✅首を後ろに反らしたり、横に倒したりすると、痛みやしびれが強くなる

✅朝起きたときに手がこわばる、しびれていることがある

✅肩や首のこりが慢性化し、マッサージなどでは一時的な改善しか感じられない

これらの症状は、首の神経根が圧迫されているサインかもしれません。

特に、「しびれ＋力が入りにくい＋痛み」が同時にある場合は、早期施術が重要です。

「ただの肩こりだと思っていたら、実はヘルニアだった…」というケースも少なくありません。

放置するとどうなる？

頚椎ヘルニアを放置すると、最初は一時的なしびれや違和感程度だった症状が、徐々に悪化・慢性化していきます。たとえば、しびれが常に続くようになったり、指先の感覚が鈍くなって細かな作業や日常動作が困難になることがあります。

さらに進行すると、筋力低下により手指や腕の筋肉が萎縮し、ペンが持てない・ボタンが留められないといった問題が生じることも。

また、神経の圧迫が長期間続きしびれや痛みがなどの症状が改善しないと、手術でしか改善が見込めないケースに陥ることもあります。

さらに、首から出る神経は自律神経系とも深く関わっているため、神経の炎症が長引くと、めまい・吐き気・睡眠障害・全身のだるさなどの症状に波及する可能性も。放置せず、早めの専門的対応が重要です。

まとめ｜「指のしびれ」は“首”から来ているかもしれません

「手のしびれ＝手の問題」と思ってしまいがちですが、実際には首の神経根が圧迫されていることが原因で起こるしびれ（頚椎ヘルニアや神経根症など）のケースが非常に多く見られます。

特に、手指の感覚異常・握力の低下・ピリピリするような痛みがある場合、局所的な手や腕の問題ではなく、首の神経の通り道に問題がある可能性が高くなります。

放置してしまうと、しびれが慢性化したり、筋肉の萎縮、運動障害につながるリスクも高まります。

「少しおかしいな」

「手の感覚がいつもと違う」

と感じたら違和感を見過ごさず、早目に検査等を行いましょう。早期に発見・施術を開始すれば、保存療法で回復できるケースが多いです。

 

 

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