頚椎ヘルニアを軽く見てはダメ!放置して悪化する人の共通点!!
2025年06月1日
茨木市のまつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
「首が痛いけど、まぁそのうち治るだろう」
「しびれはあるけど、我慢できるし大丈夫」
そうやって頚椎ヘルニアの症状を放置してしまっていませんか?
頚椎ヘルニアは、放っておくと後々症状が悪化することがあります。初期の段階では軽い肩こりや手のしびれから始まり、やがて強い痛みや筋力低下、最悪の場合は手術や日常生活に支障をきたすケースもあります。
この記事では、頚椎ヘルニアを放置して悪化させてしまう人に共通すること、そして悪化を防ぐために今日からできる具体的な対策を、解説していきます。
頚椎ヘルニアとは?
頚椎ヘルニアとは、首の骨と骨の間にある椎間板の中にある髄核が外に飛び出し、神経を圧迫することで、首の痛み・肩こり・腕や手のしびれ・筋力低下などを引き起こす疾患です。
原因は以下のようなものがあります:
✔長時間のデスクワーク
✔姿勢不良(ストレートネック・猫背)
✔加齢による椎間板の変性
✔スマホの使いすぎ
頚椎ヘルニアを放置するとどうなる?
症状を放置すると、以下のように悪化するケースがあります。
● 痛みやしびれが慢性化
首や肩だけでなく、腕・指先までしびれや痛みが広がり、慢性神経痛となって日常動作に支障をきたします。
● 筋力の低下・握力の低下
物をつかみにくくなったり、ペンや箸がうまく使えなくなったりするほどの機能障害が出ることもあります。
● 自律神経への影響
首の神経は自律神経とも深く関係しています。ヘルニアによる圧迫が進むと、めまい・耳鳴り・不眠・動悸・吐き気など全身症状が現れることも。
● 最終的には手術のリスクも
保存療法で改善しない場合は、手術が必要になるケースもあります。
頚椎ヘルニアを放置して悪化させる人の共通点とは?
1. 「そのうち良くなるだろう」と軽視している
首や肩の痛み・しびれを「疲労が溜まっただけ」「寝違えかな」と思い込み、様子見のまま数週間~数ヶ月も放置してしまう方が非常に多いです。
しかし、ヘルニアによる神経の圧迫は、自然に完全に元に戻ることは少なく、神経にかかるストレスが続くほど回復しにくくなると言われています。
特に注意したいのは、
✔朝起きたときに痛みやしびれが強い
✔デスクワークやスマホ操作で悪化する
✔一定の姿勢を取ると症状が強くなる
といった場合は、早期の評価・処置が必要です。
2. 痛みを「市販薬・湿布」で済ませようとする
市販のロキソニンや湿布で一時的に痛みをごまかしながら生活している方も多くいらっしゃいます。
しかし、薬や湿布は**「炎症を抑える・痛みを感じにくくする」だけで、神経圧迫そのものは解決しません**。
そのため、
✔痛みが引いたと思って無理をする
✔しびれが残ったまま放置してしまう
✔動かさなくなり、筋力や柔軟性が低下して悪化する
という悪循環に陥りやすくなります。
3. 姿勢や生活習慣を変えようとしない
ヘルニアの根本原因のひとつが「姿勢の崩れ」です。特に現代人に多いのが、以下のような姿勢です:
✔ストレートネック(首の自然なカーブが失われ、真っ直ぐになる)
✔猫背(胸が閉じて肩が前に出る)
✔頭が前に突き出る姿勢(スマホ首)
このような姿勢は、首の椎間板に常に負荷がかかる状態をつくります。正しい姿勢に戻さない限り、症状の根本的な改善は見込めません。
また、仕事や生活の中で長時間同じ姿勢をとる習慣がある場合、意識して小まめな休憩やストレッチを取り入れることが非常に重要です。
4. 我慢強く、忙しすぎる人
とくに男性・働き盛りの40〜60代に多いのが、
「痛くても仕事を休めない」
「通院する時間がない」
「病院が嫌い」
「多少の痛みなら我慢できる」
といったパターンです。
痛みやしびれを感じながら無理を重ねることが、結果的に神経症状を長引かせ、慢性化させてしまう最大の要因です。
また、ストレスや睡眠不足も、首まわりの筋肉を緊張させ、改善を妨げる要素となります。
今日からできる!頚椎ヘルニア悪化を防ぐ対策
1. 姿勢の見直し
- デスクワーク中はモニターの高さを目線に合わせる
- 背もたれを使って骨盤を立て、頭が前に出ないように意識する
2. 枕の高さを調整
- 高すぎる枕は首を圧迫します。低反発で首を支える形状の枕を選びましょう。
3. 首・肩まわりのストレッチ
- 1日3分の簡単な首・肩・肩甲骨体操で筋肉の緊張をほぐすだけでも効果あり
4. スマホ・PC時間の制限
- 1時間に1回は休憩を入れ、身体を動かすようにしましょう
まとめ|「たかが首の痛み」と放置しないこと
頚椎ヘルニアは、放置すればするほど悪化しやすく、最終的には手術や生活にも支障がでてくる疾患です。
「手がしびれる」「首を反らすと痛い」「肩こりが治らない」といった症状があれば、早く改善していくことが大切です。
症状が軽いうちに正しい施術を行えば、手術を避け、症状を改善できる可能性も十分にあります。
頚椎ヘルニアを甘く見ずに、できるだけ早く施術を行っていくことが大切です。