朝起きると股関節が痛い原因とは?寝起きに起こる股関節痛の原因と対処法

2025年10月24日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、股関節の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

朝ベッドから起き上がろうとしたとき、股関節に痛みを感じたことはありませんか。立ち上がった瞬間に「ズキッ」と痛んだり、歩き始めの数歩がつらかったりすると、「寝方が悪かったのかな」「年齢のせいかもしれない」と不安になる方も多いでしょう。実際、寝起きに股関節が痛くなる原因はさまざまで、単なる筋肉のこわばりから関節のトラブルまで幅広い可能性があります。

特に「朝だけ痛い」「少し動くと楽になる」というケースでは、寝ている間に関節や筋肉が固まりやすくなっていることが関係していることがあります。一方で、変形性股関節症や炎症などが背景にある場合もあり、原因によって対処法は変わります。

この記事では、朝起きたときに股関節が痛くなる主な原因や、症状の特徴、日常生活でできる対処法について詳しく解説していきます。

朝起きると股関節が痛いのはなぜ?

寝起きの股関節痛の多くは「関節や筋肉のこわばり」によって起こります。人は睡眠中に長時間同じ姿勢を続けるため、股関節周囲の筋肉や関節が動かない状態になります。その結果、朝起きて最初に動かしたときに痛みや違和感が出やすくなります。

特に次のような条件が重なると、朝の股関節痛が起こりやすくなります。

  • 長時間同じ姿勢で寝ている
  • 股関節周囲の筋肉が硬くなっている
  • 寝具が体に合っていない
  • 股関節に炎症や関節の変化がある

このような要因によって、寝起きの一歩目で痛みを感じることがあります。多くの場合は少し動くことで痛みが軽くなりますが、症状が長く続く場合は注意が必要です。

寝起きの股関節痛で考えられる主な原因

朝の股関節痛にはいくつかの原因があります。ここでは代表的なものを紹介します。

変形性股関節症

股関節痛の原因としてよく知られているのが変形性股関節症です。これは股関節の軟骨がすり減ることで痛みが出る病気です。初期段階では、朝の動き始めや長時間座った後の立ち上がりで痛みを感じることがあります。

症状が進むと、歩くときの痛みや股関節の動かしにくさが出てきます。特に40代以降の女性に多く見られる傾向があります。

筋肉や筋膜のこわばり

もっとも多い原因は、股関節周囲の筋肉のこわばりです。股関節の周囲にはお尻の筋肉や太ももの筋肉など大きな筋肉が集まっています。これらの筋肉が硬くなると、股関節の動きが悪くなり、朝の動き始めで痛みが出やすくなります。

運動不足や長時間のデスクワーク、姿勢の悪さなどが筋肉の硬さにつながることがあります。

滑液包炎

股関節の周囲には滑液包というクッションの役割をする組織があります。この部分に炎症が起こると、横向きで寝たときに股関節の外側が痛くなることがあります。

特に横向き寝をする人では、下になった側の股関節に負担がかかりやすく、朝起きたときに痛みを感じることがあります。

寝方や寝具による負担

寝方も股関節痛に影響することがあります。例えば、横向きで膝を伸ばしたまま寝ていると、股関節の外側に負担がかかることがあります。また、柔らかすぎるマットレスや体に合っていない寝具は、股関節の位置が不自然になり、朝の痛みにつながることがあります。

特に長時間同じ姿勢で寝る人は、関節や筋肉に偏った負担がかかりやすくなります。

 

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痛みの出方で原因を見分けるポイント

股関節の痛みは、どのタイミングで痛むかによって原因をある程度推測することができます。

起き上がる瞬間に痛い

ベッドから起き上がる瞬間に痛む場合は、筋肉や関節のこわばりが関係していることが多いです。少し動くと痛みが軽くなる場合は、このタイプの可能性が高いでしょう。

最初の数歩が痛い

立ち上がって最初の数歩だけ痛む場合は、関節の動き始めの負担が関係していることがあります。関節が動き始めると痛みが軽くなるケースが多いです。

横向きで寝た側が痛い

横向きで寝たときに下になった側の股関節が痛む場合は、滑液包炎や筋肉への圧迫が原因になっていることがあります。

朝のこわばりが長く続く

朝のこわばりが30分以上続く場合は、炎症性の疾患が関係している可能性があります。この場合は医療機関での検査が必要になることもあります。

朝の股関節痛を和らげる対処法

寝起きの股関節痛は、生活習慣を見直すことで改善することがあります。

起き上がり方を工夫する

いきなり立ち上がると股関節に負担がかかります。まずはベッドの上で軽く足を動かし、関節を慣らしてからゆっくり立ち上がるようにしましょう。

例えば、膝を曲げ伸ばししたり、股関節を軽く動かすだけでもこわばりが和らぐことがあります。

寝方を見直す

横向きで寝る場合は、膝の間にクッションを挟むと股関節の負担が減ります。仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションを入れることで腰や股関節の緊張を和らげることができます。

寝具を見直す

マットレスが柔らかすぎると体が沈み込み、股関節の位置が不自然になることがあります。体圧分散ができる寝具を使うことで、股関節への負担を減らすことができます。

体を温める

朝は体温が低く、筋肉が硬くなりやすい状態です。軽く体を温めたり、シャワーを浴びたりすることで筋肉が緩み、痛みが軽くなることがあります。

早めに受診したほうがよい症状

次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

  • 股関節の痛みが長期間続く
  • 歩くと強い痛みが出る
  • 股関節の動きが制限されている
  • 足を動かすと引っかかる感じがある
  • 痛みが徐々に強くなっている

このような症状がある場合、関節の変化や炎症が進んでいる可能性があります。特に、朝だけでなく日中の歩行時にも痛みが出る場合や、股関節を曲げたり開いたりする動きがしにくい場合は注意が必要です。

また、股関節の奥の方に強い痛みを感じる場合や、足を引きずるようになってきた場合は、関節のトラブルが進行している可能性も考えられます。こうした症状を我慢して放置してしまうと、関節への負担が増え、症状が悪化することもあります。

再発を防ぐ生活習慣

股関節痛を予防するためには、日常生活でのケアが重要です。特に股関節周囲の筋肉を柔らかく保つことが大切です。

  • 長時間同じ姿勢を続けない
  • 股関節周囲のストレッチを行う
  • 適度な運動を習慣にする
  • 体重管理を行う

これらの習慣を取り入れることで、股関節への負担を減らすことができます。例えば、長時間座りっぱなしの状態が続くと股関節周囲の筋肉が硬くなり、関節の動きが悪くなりやすくなります。

そのため、デスクワークなどで同じ姿勢が続く場合は、1時間に一度は立ち上がって体を動かすことを意識しましょう。また、股関節の柔軟性を保つために、太ももやお尻の筋肉を軽く伸ばすストレッチを習慣にすることも効果的です。

さらに、ウォーキングなどの軽い運動を続けることで、股関節周囲の筋肉が強化され、関節への負担を減らすことにつながります。

まとめ

朝起きたときに股関節が痛い場合、多くは筋肉や関節のこわばりが原因です。しかし、変形性股関節症や炎症などが背景にある場合もあります。

寝起きの股関節痛は、寝方や寝具、日常生活の習慣を見直すことで改善することがあります。痛みが軽いうちはセルフケアで様子を見ることもできますが、症状が長く続く場合は専門家に相談することが大切です。

股関節の健康を守るためには、日頃から体を動かし、筋肉の柔軟性を保つことが重要です。毎日の生活習慣を少し見直すだけでも、朝の痛みを軽減できる可能性があります。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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