交通事故のむち打ち症は整骨院で治療できる?首の痛みの原因と通院方法を解説
2024年01月15日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、交通事故によるむち打ちでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
交通事故のあとに「首が痛い」「動かすと違和感がある」といった症状が出るケースは非常に多く見られます。しかし事故直後は興奮状態にあるため、痛みに気づかないことも少なくありません。数時間後や翌日、場合によっては数日経ってから症状が出てくることもあります。
このような首の痛みの多くは、いわゆる「むち打ち症」と呼ばれる状態です。ただし、初めて交通事故に遭った方の中には「むち打ちは整骨院で治療できるの?」「病院に行かないといけないのでは?」と疑問を持つ方も多いと思います。
実際には、交通事故によるケガは整骨院でも施術を受けることが可能です。ただし、正しい知識がないまま放置してしまうと、痛みが長引いたり後遺症につながるケースもあります。
この記事では、交通事故によるむち打ち症とはどのようなものなのか、なぜ起こるのか、そして整骨院でどのような施術を受けることができるのかについてわかりやすく解説していきます。
むち打ち症とは

むち打ち症とは、交通事故などの強い衝撃によって首に負担がかかり、筋肉や靭帯、関節などが損傷することで起こるケガのことを指します。特に追突事故では首が急激に前後に振られるため、むちのようにしなる動きが起こり、それが原因で首の筋肉や関節にダメージが生じます。
一般的には「むち打ち症」と呼ばれていますが、医学的には頚椎捻挫や外傷性頚部症候群などと診断されることが多いです。つまり、骨折のようにレントゲンで明確に映るケガではなく、筋肉や靭帯などの軟部組織の損傷が中心となるため、見た目ではわかりにくい特徴があります。
また、むち打ち症の特徴として、事故直後には症状が出ないことがある点も挙げられます。事故の衝撃によって体が緊張しているため痛みを感じにくく、時間が経ってから徐々に症状が出てくるケースが多いです。そのため、「事故のときは大丈夫だったから」と安心してしまい、そのまま放置してしまう方も少なくありません。
しかし、むち打ち症は早めに対応することが重要です。適切なケアを受けずに放置してしまうと、痛みが長引いたり慢性的な不調につながる可能性があります。
むち打ち症の主な症状
むち打ち症で最も多く見られる症状は、首の痛みです。首を動かすと痛みが出たり、振り向きにくくなったりすることがあります。事故の衝撃によって首の筋肉や靭帯が傷ついているため、少しの動きでも違和感を感じることがあります。
また、首だけでなく肩や背中の痛みとして現れるケースもあります。これは、首まわりの筋肉が緊張することで周囲の筋肉にも影響が広がるためです。肩こりのような重だるさや背中の張りを感じる方も多く見られます。
さらに、頭痛やめまいといった症状が出ることもあります。首の筋肉が緊張することで血流が悪くなり、緊張型の頭痛が起こることがあります。また、自律神経が影響を受けることでめまいや吐き気などの症状が出る場合もあります。
重症の場合には、腕や手にしびれが出るケースもあります。これは神経が圧迫されることで起こる症状で、首の状態が悪化している可能性があります。このような症状がある場合は、早めに専門的なケアを受けることが重要です。
なぜ交通事故でむち打ちが起こるのか
交通事故によるむち打ち症が起こる理由は、衝撃によって首が急激に動かされることにあります。特に追突事故では、体はシートベルトやシートに固定されていますが、頭は自由に動くため、首が大きく前後に振られてしまいます。
この急激な動きによって、首の筋肉や靭帯、関節に大きな負担がかかります。本来であればゆっくり動く範囲を超えて一瞬で動くため、組織にダメージが生じてしまうのです。
また、むち打ち症は外から見てもわかりにくいケガである点も特徴です。骨折のように明確な異常が見えるわけではないため、「大したことはない」と軽く考えられてしまうこともあります。しかし実際には、筋肉や靭帯の損傷によって強い痛みや不調が続くケースもあります。
さらに、事故の衝撃によって神経に負担がかかることもあります。神経が刺激されることで、しびれや違和感などの症状が現れる場合があります。このように、むち打ち症は単なる首の痛みではなく、さまざまな症状が複雑に関係している状態なのです。
整骨院でむち打ち症は治療できる?
交通事故によるむち打ち症は、整骨院でも施術を受けることができます。整骨院では、事故によって緊張している筋肉や関節の状態を整えることを目的とした施術が行われます。
むち打ち症の場合、筋肉が強く緊張していることが多いため、手技による施術で筋肉の状態を整えていきます。無理に動かすのではなく、炎症の状態や症状に合わせながら、徐々に可動域を改善していくことが重要です。
また、首の状態だけでなく、背中や肩、骨盤など全身のバランスを見ながら施術を行うこともあります。交通事故の衝撃は首だけでなく体全体に影響している場合があるため、全体のバランスを整えることが回復につながることもあります。
整骨院に通院するメリット
整骨院に通院するメリットの一つは、手技による施術を受けられる点です。むち打ち症では筋肉や関節の状態が悪くなっているケースが多いので、手技によって体の状態を整えることで回復をサポートすることができます。
また、症状に合わせたケアを受けられる点もメリットです。痛みの強さや症状の変化に応じて施術内容を調整することで、無理なく回復を目指すことができます。
交通事故によるむち打ち症は、数回の施術で完全に改善するものではなく、一定期間のケアが必要になることが多いため、通いやすいという点では重要なポイントになります。
通院方法と治療費について
交通事故によるむち打ち症で整骨院に通院する場合、多くのケースで自賠責保険が適用されます。自賠責保険とは、交通事故の被害者を救済するための保険制度で、事故によるケガの治療費や通院費などを補償するものです。事故の状況や過失割合などによって細かい条件は異なりますが、基本的には交通事故によるケガであれば整骨院での施術にも適用される場合が多くあります。
自賠責保険が適用される場合、窓口での自己負担は発生しません。つまり、施術費用を直接支払うことなく通院できることが多いのです。ただし、事故の状況や保険会社との手続きによって対応が変わることもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
通院の流れとしては、まず交通事故に遭った場合は警察に連絡し、事故の届け出を行います。その後、医療機関で検査や診断を受けることが一般的です。検査を受けて体の状態を確認したうえで、整骨院に通院するケースも多くあります。保険会社へ整骨院に通院することを伝えることで、施術を受けられるようになります。
整骨院では、事故の状況や現在の症状を確認したうえで、体の状態に合わせた施術が行われます。むち打ち症は一度の施術で完全に改善するものではなく、状態を見ながら継続的にケアしていくことが重要になります。
よくある疑問

交通事故によるむち打ち症については、多くの方が疑問を抱えています。その中でも特によくあるのが、「事故直後に痛みがなくても通院できるのか」という質問です。
実際には、事故直後は痛みが出ていなくても、数時間後や数日後に症状が出てくることがあります。これは事故の衝撃によって体が緊張しているため、痛みを感じにくくなっているからです。そのため、事故のあとに少しでも違和感がある場合は、早めに検査や施術を受けることが大切です。
次に多い疑問が、「病院と整骨院は併用できるのか」という点です。多くの場合、病院と整骨院を併用して通院することが可能です。病院ではレントゲンやMRIなどの検査を受けることができ、整骨院では筋肉や関節の状態を整える施術を受けることができます。それぞれの役割を理解しながら通院することで、より安心して治療を進めることができます。
また、「どのくらい通院する必要があるのか」という質問もよくあります。むち打ち症の回復期間は人によって異なりますが、数週間から数か月ほどかかるケースもあります。症状の強さや体の状態によって通院期間は変わるため、無理をせず状態を見ながら通院することが重要です。
放置するとどうなる?
むち打ち症は、見た目ではわかりにくいケガであるため、「そのうち良くなるだろう」と考えて放置してしまう方も少なくありません。しかし、適切なケアを受けずに放置してしまうと、症状が慢性化する可能性があります。
最初は軽い違和感や痛みだったものが、時間が経つにつれて首や肩の不調として残ってしまうことがあります。特に首まわりの筋肉が緊張した状態が続くと、慢性的な肩こりや頭痛につながることもあります。
さらに、神経への負担が続くことで、腕や手のしびれといった症状が出るケースもあります。このような状態になると、日常生活にも影響が出やすくなります。
また、むち打ち症を放置することで後遺症につながる可能性もあります。首の痛みや頭痛、めまいなどが長期間続く場合は、体の状態が回復しきっていない可能性があります。そのため、事故後に違和感がある場合は早めに対応することが大切です。
日常生活で気をつけること
むち打ち症の回復を早めるためには、日常生活での過ごし方も重要です。まず気をつけたいのは、無理に首を動かさないことです。痛みがある状態で無理に動かしてしまうと、筋肉や靭帯への負担が増え、症状が悪化する可能性があります。
また、長時間同じ姿勢を続けることも避けるようにしましょう。デスクワークやスマートフォンの使用が長時間続くと、首や肩に負担がかかりやすくなります。適度に休憩を取り、体を動かすことで筋肉の緊張を和らげることができます。
さらに、事故後はできるだけ早めに検査や施術を受けることも大切です。早い段階で体の状態を確認し、適切なケアを行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。
まとめ
交通事故後に首の痛みが出た場合、それはむち打ち症の可能性があります。事故直後は痛みがなくても、時間が経ってから症状が現れることもあるため注意が必要です。
むち打ち症は整骨院でも施術を受けることができ、自賠責保険が適用されるケースでは窓口負担が発生しない場合もあります。病院と整骨院を併用しながら通院することで、体の状態を確認しつつ施術を受けることができます。
大切なのは、痛みや違和感をそのままにせず、早めに対応することです。適切なケアを受けることで、症状の悪化を防ぎ、回復につなげることができます。事故後に少しでも首の違和感を感じた場合は、無理をせず体の状態を確認することをおすすめします。
茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
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