朝起きても疲れが取れない人に共通する首の特徴について
2025年11月9日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、首の症状でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
朝起きても疲れが取れない…その原因は「首」にあるかもしれません
「しっかり寝たはずなのに朝から体がだるい」
「睡眠時間は足りているのに疲れが抜けない」
このような悩みを訴える方の多くに共通しているのが、“首の不調”です。 一見、睡眠や自律神経の問題に見えるこの症状。実は首のゆがみや筋肉の緊張が、身体全体の回復力を妨げているケースが非常に多いのです。
本記事では、朝の疲労感が取れない人に共通する「首の特徴」と、その根本的な改善方法を詳しく解説します。
疲れが取れない人に共通する首の特徴
① 首が前に出ている(ストレートネック)
デスクワークやスマホ使用の増加により、首が前に突き出た姿勢が定着している人が多く見られます。 本来、首の骨はゆるやかなカーブを描くことで頭の重さを分散していますが、ストレートネックになるとそのバランスが崩れ、筋肉が常に緊張した状態になります。 結果として、血流や神経伝達が滞り、睡眠中でも筋肉が休まらず、朝起きても疲労が残るのです。
② 首や肩の筋肉が硬く、血流が悪い
首まわりには脳へ血液を送る重要な動脈が走っています。筋肉のこりや緊張が強いと、この血流が妨げられ、酸素や栄養が十分に供給されません。 脳の血流が低下すると睡眠の質が下がり、深い眠り(ノンレム睡眠)に入りにくくなります。 「寝てもスッキリしない」「朝から頭が重い」といった状態は、この血行不良が背景にあることが多いです。
③ 自律神経のバランスが乱れている
首には自律神経が集まっています。首の筋肉が緊張して神経を圧迫すると、交感神経が優位になり、睡眠中も体が“緊張状態”から抜け出せません。 結果として、夜間でも心拍数や体温が高いままになり、体がしっかり休息できなくなります。 朝起きた瞬間から疲労感を感じる人は、この自律神経の乱れが隠れていることが非常に多いです。
④ 首の可動域が狭くなっている
首を左右に回したり後ろに倒したりしたときに「動かしづらい」「つまる感じがする」という人は要注意。 筋肉や関節の柔軟性が低下すると、リンパや静脈の流れも滞り、老廃物が排出されにくくなります。 この状態では、寝ている間も疲労物質が体に残り、朝のだるさやむくみを引き起こします。
なぜ首の不調が睡眠の質を下げるのか?
血流と酸素の不足
首の筋肉が硬くなると、脳へ送られる酸素が不足します。脳が酸欠状態になると、深い眠りに入るためのホルモン「メラトニン」の分泌も乱れ、眠りが浅くなります。 また、睡眠中に脳内の老廃物を排出する「グリンパティックシステム」も正常に働かなくなり、朝の頭重感や倦怠感が残る原因になります。
神経の圧迫と自律神経の乱れ
首の骨の配列が崩れると、そこを通る神経にストレスがかかります。特に第1~第3頚椎の歪みは、自律神経やホルモン分泌のバランスに深く関与しています。 その結果、「眠っても疲れが抜けない」「夜中に目が覚める」「寝汗が多い」など、睡眠の質を低下させる症状が現れます。
朝起きても疲れが取れない人に共通する生活習慣
- 寝る直前までスマホやパソコンを見ている
- 枕の高さが合っていない
- 猫背やストレートネック姿勢で長時間デスクワークをしている
- 湯船に入らずシャワーだけで済ませている
- リラックスの習慣がない
これらの習慣は首や肩の筋緊張を高め、自律神経のバランスを崩します。 特に「枕の高さ」は非常に重要で、高すぎると首が前に曲がり、低すぎると頭が落ち込んで首の後ろが詰まります。自然なカーブを保てる枕選びが、快眠への第一歩です。
改善のためのアプローチ
1. 首まわりの筋肉を緩める
湯船で首を温めたり、肩甲骨を大きく動かすストレッチを取り入れると、血流が改善されます。 また、寝る前の軽い首まわしや深呼吸は、副交感神経を優位にし、入眠をスムーズにしてくれます。
2. 姿勢の改善
スマホやパソコン作業では、画面を目の高さに合わせ、背筋を伸ばすことがポイントです。 姿勢が整うことで頚椎への負担が軽減し、筋肉の緊張や神経圧迫が解消されていきます。
3. 骨格バランスの調整
首の歪みは単独ではなく、骨盤や背骨のバランスとも深く関係しています。 全身の骨格を整えることで、神経や血流の流れが正常に戻ります。
4. 睡眠環境の見直し
就寝前はスマホのブルーライトを避け、室温を22〜24℃に保つことで深い眠りを促します。 また、仰向けで寝る際は膝の下にタオルを入れると、腰と首の負担を同時に軽減できます。
まとめ:朝の疲れは「首のサイン」かもしれません
朝起きても疲れが取れない、体が重い。 そんなときは睡眠の質だけでなく、「首の状態」に問題があるかもしれません。 首の歪みや筋緊張は、自律神経や血流、ホルモンの働きにまで影響を与え、全身の回復力を低下させます。 逆に、首のバランスを整えれば、深い睡眠とスッキリした目覚めが戻ってくるはずです。
「寝ても疲れが取れない」「朝がつらい」と感じる方は、まず首の歪みをチェックしてみましょう。頚椎専門の施術で神経の通りを整えることが、根本改善への近道です。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
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