頚椎ヘルニアでお悩みの方は必見!!頚椎ヘルニアの人が普段避けるべき日常動作について!!

2024年10月18日

まつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

頚椎ヘルニアの人が普段の生活で避けるべき動作について

頚椎ヘルニアは、頚椎の骨と骨の間にある椎間板が突出し、神経を圧迫することで痛みや痺れを引き起こす疾患です。

この症状は、首や肩、腕、場合によっては指先にまで痛みや痺れが広がることがあります。さらに、頭痛やめまい、筋力低下といった症状も現れることがあり、日常生活に大きな影響を及ぼします。

頚椎ヘルニアの首の痛みの管理はとても重要ですが、適切な日常動作を心がけることが症状悪化の予防にもなります。

この記事では、頚椎ヘルニアの患者が避けるべき日常動作について詳しく解説します。

 

1. 長時間のデスクワークやスマホ操作

問題点

長時間にわたるデスクワークやスマホの使用は、首を前に傾けた状態を維持しやすく、頚椎への負担が大きくなります。

特に、頭の重さはおよそ6kgあり、前傾姿勢を続けると、首や肩の筋肉に過度な緊張が生まれ、神経を圧迫しやすくなります。

避ける理由

スマホやパソコンを見続けることで、いわゆる「ストレートネック」が引き起こされ、頚椎ヘルニアの症状を悪化させるリスクが高まります。

対策

スマホやパソコンを使う際は、画面の高さを目線と同じくらいに調整し、首を前に傾ける時間をできるだけ短くすることが重要です。また、30分ごとに休憩を取り、首を軽く回すストレッチを行うことを推奨します。

2. 重い荷物を持ち上げる

問題点

重い物を持ち上げる動作では、特に腰や背中に負担がかかりやすいですが、意外にも首にも大きな負担がかかることがあります。特に、無理な体勢で物を持ち上げようとすると、頚椎が強く引っ張られ、神経の圧迫を悪化させる原因になります。

避ける理由

重い物を持ち上げたり、肩にかけたりすることで、頚椎の負担が増し、ヘルニアの症状を悪化させる可能性があります。また、片側にばかり荷重をかけると、姿勢のバランスが崩れ、頚椎にも負担が偏ります。

対策

重い荷物を持ち上げる際には、腰を落として膝を使い、背中や首に無理な力がかからないようにすることが大切です。また、できるだけ背負うタイプのバッグを使うことで、負担を両肩に均等に分散させることができます。

 

3. 無理な姿勢での睡眠

問題点

睡眠時の姿勢も、頚椎ヘルニアに大きく影響を与える要素の一つです。特に、うつ伏せ寝や高さが合っていない枕を使用していると、首に不自然な角度がつき、ヘルニア部分に負担がかかります。

避ける理由

うつ伏せで寝ると、首が一方向に回転したまま長時間固定されるため、神経の圧迫が生じやすく、朝起きたときに痛みや痺れが増す原因となります。また、高すぎる枕は、首に過度な屈曲を引き起こし、症状を悪化させるリスクがあります。

対策

頚椎にかかる負担を軽減するためには、横向きや仰向けでの睡眠が推奨されます。また、枕の高さは、首と背骨が自然なラインを保てるようなものを選び、首にかかる負担を最小限に抑えることが重要です。

最近では、頚椎ヘルニア専用の枕も販売されているので、こういった商品を活用するのも良いでしょう。

 

4. 激しいスポーツや運動

問題点

激しいスポーツや運動は、頚椎ヘルニアにとって大きなリスク要因です。特に、首や肩に衝撃が加わる運動(ラグビー柔道などのコンタクトスポーツ)や、急激な動きが求められる運動は、ヘルニア部分に過剰な負担をかける可能性があります。

避ける理由

衝撃や急激な動作は、既に弱っている頚椎にさらなる負担をかけ、症状の悪化や新たな神経圧迫を引き起こすリスクが高まります。

対策

頚椎ヘルニアの患者は、特に首や肩に負担がかかる運動を控えるべきです。適度なウォーキングやストレッチといった低衝撃の運動は、筋力を維持しながら頚椎への負担を軽減するのに役立ちます。

 

5. 首を頻繁に回す動作

問題点

「首をほぐすため」として、首を大きく回す動作を行う人も多いですが、これは頚椎ヘルニアには逆効果となる場合があります。首を急激に回したり、無理に大きな可動域を取ろうとすると、痛みが出やすくなります。

避ける理由

首を大きく回す動作は、椎間板にさらなる圧力をかけ、症状を悪化させる可能性があります。特に、ヘルニアによって既に神経が圧迫されている場合、このような動作はさらなる炎症や痛みを引き起こすことがあります。

対策

首の柔軟性を保つためのストレッチは重要ですが、無理な動作は避け、ゆっくりとした軽いストレッチを心がけましょう。

 

6. 急激な方向転換や振り向き

問題点

急激に振り向いたり、体全体をひねる動作は、頚椎に急な負担をかけることがあります。特に、運転中や急いでいるときに急に振り向く動作は、首に強いストレスを与え、ヘルニア症状を悪化させる可能性があります。

避ける理由

こうした動作によって、頚椎の椎間板がさらに押し出されるリスクが高まります。神経の圧迫が増し、痛みや痺れが強くなる原因となるため、日常的に注意が必要です。

対策

振り向く際には、首だけでなく体全体を回して動くように心がけましょう。また、急な動作を避けるために、普段からゆとりを持った動きを心がけることが重要です。

まとめ

頚椎ヘルニアによる首の痛みやシビレは非常に辛いものです。普段避けるべき日常動作は、症状の悪化を防ぐために非常に重要です。無理な姿勢や激しい動きは首への負担を増大させ、痛みや神経圧迫を助長することがあります。

普段の生活で注意を払い、適切な姿勢や動作を心がけることで、ヘルニアの症状を軽減することもできます。

頚椎ヘルニアは早期の施術がとても効果的です。頚椎ヘルニアでお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献