頚椎ヘルニアとめまい・耳鳴りの意外な関係について解説
2025年09月4日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
首の痛みや手のしびれなどの症状がでてくる「頚椎ヘルニア」ですが、実は首だけでなく めまい・耳鳴り といった一見関係なさそうな症状を引き起こすことがあります。
病院で検査しても「特に異常はない」と言われたのに、なぜか症状が続く…。その背景には「頚椎の歪み」が関係しているケースが多いのです。
今回は、頚椎ヘルニアとめまい・耳鳴りの関係について詳しく解説します。
頚椎ヘルニアとは?
まず頚椎ヘルニアについて簡単に整理しましょう。頚椎は7つの椎骨から構成され、その間にはクッションの役割を持つ椎間板があります。この椎間板の中にある髄核が後方に飛び出して神経を圧迫すると、頚椎椎間板ヘルニアが起こります。
典型的な症状は以下の通りです。
✔首の痛み、可動域の制限
✔肩から腕、手のしびれや感覚異常
✔握力低下や細かい動作のしづらさ
✔肩こりや背中の張り
そして一部の患者さんに「めまい」や「耳鳴り」といった症状が同時に現れるのです。
なぜ頚椎ヘルニアでめまいや耳鳴りが起こるのか?
1. 神経圧迫による自律神経の乱れ
頚椎の歪みや筋肉の過緊張があると、首を通る交感神経幹や血管が圧迫されます。これにより、脳への血流や神経伝達がスムーズに働かなくなり、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
交感神経が過剰に優位になると血管が収縮し、頭痛・動悸・冷えなどを引き起こす一方、副交感神経の働きが低下すると消化不良や睡眠障害につながることもあります。
さらに、首周囲の圧迫は内耳の血流にも影響し、めまいや耳鳴りといった症状が現れるケースもあります。
2. 血流障害
首の骨の間を走る椎骨動脈は、脳に血液を供給する重要な血管です。頚椎が歪んだり、周囲の筋肉が硬くなるとこの血管が圧迫され、脳への血流が滞ることがあります。
血液の流れが乱れると脳幹や内耳の働きが不安定になり、酸素不足や代謝物の滞留を招きます。
その結果、めまいや耳鳴り、ふらつきといった症状が出やすくなるのです。
3. 筋緊張による影響
頚椎ヘルニアや慢性的な首の負担により、首や肩まわりの筋肉は緊張しやすくなります。
この筋肉の緊張が続くと、頭部に向かう血流やリンパの循環が妨げられ、耳の奥に圧迫感が生じたり、耳鳴りを感じる原因となります。
また、筋肉の緊張は神経を刺激する要因にもなり、痛みやしびれといった症状と合わせて「耳の不快感」として現れるケースも少なくありません。
4. 姿勢の乱れ
ストレートネックや猫背といった不良姿勢は、首の骨に本来以上の負担をかけます。特に頭が前方に突き出る姿勢は、首のカーブを失わせ、頚椎と周囲の組織に慢性的なストレスを与えます。
この状態では頭部の位置異常が起こり、平衡感覚をつかさどる前庭にまで影響が及びます。
そのため、姿勢の崩れからめまいやふらつきが出ることがあり、長期的には慢性的な自律神経症状へとつながることもあります。
病院で「異常なし」と言われる理由
めまいや耳鳴りで耳鼻科を受診しても「耳には異常なし」、脳神経外科を受診しても「脳には問題なし」と診断されることは少なくありません。
それでも症状が続く場合、原因が「首」からきている可能性が高いのです。
実際に、耳や脳には異常が見つからず、頚椎の歪みやヘルニアが関与しているケースも多く見られます。
頚椎ヘルニアによるめまい・耳鳴りの特徴
・天候や気圧の変化で悪化しやすい
・長時間のデスクワークで首が固まると強くなる
・マッサージや温めで一時的に軽減するが再発する
・首の動きに連動して症状が変化する
これらの特徴が当てはまる場合は、首のトラブルが原因となっている可能性があります。
改善のためのアプローチ
1. 姿勢の改善
スマホやPCの使用で前傾になりがちな首を正しい位置に戻すことは、頚椎への負担を大きく減らします。特に「耳の位置が肩より前に出ない」姿勢を意識し、椅子やデスクの高さを調整することが重要です。
2. 骨格の調整
頚椎の歪みは触っただけでは判断が難しいため、レントゲンで歪みを分析し、正しい位置に矯正していくことが大切です。骨格のバランスを整えることで、神経や血管への圧迫が軽減し、根本的な改善につながります。
3. 筋肉の緊張緩和
首や肩、胸郭まわりの筋肉はストレスや姿勢不良でこわばりやすく、血流障害を招きます。軽い運動やストレッチ・筋膜リリースで筋肉を柔軟に保つことで、頭部への血流とリンパの循環が改善されます。
4. 自律神経の調整
睡眠・食事・生活リズムを整えることで、自律神経の乱れを落ち着かせることが可能です。特に腹式呼吸や軽い有酸素運動は、副交感神経を優位にし、めまいや耳鳴りの軽減に効果的です。
まとめ
頚椎ヘルニアは首の痛みやしびれだけでなく、 めまい・耳鳴り といった不快な症状を引き起こすことがあります。
耳鼻科や脳神経外科で「異常なし」と言われても安心できない場合、その原因は「首」に隠れているかもしれません。
首の骨格や神経、血流のバランスを整えることで、症状が改善するケースは少なくありません。
頚椎ヘルニアによるめまいや耳鳴りで悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







