うつ病と首のゆがみの意外な関係について詳しく解説!!

2025年10月12日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、うつ病でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

うつ病と聞くと、多くの人は「心の問題」「ストレスの蓄積」といった精神的な要因を思い浮かべるでしょう。しかし近年、身体の構造的な問題――特に「首の歪み」が、自律神経や血流を介して心の不調に深く関与している可能性が注目されています。

単なる肩こりや首こりにとどまらず、首の歪みが脳の働きや感情の安定に影響を及ぼしているという研究や臨床報告が増えているのです。

首の歪みが自律神経に与える影響

首は、脳と体をつなぐ神経や血管の通り道です。歪みが起こると、頚椎周囲の筋肉が過緊張し、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。

自律神経が乱れることで、睡眠障害、倦怠感、動悸、消化不良などが現れやすくなり、これらはうつ病の症状と非常によく似ています。

つまり、首の不調は「心の病」と誤解されやすい体のサインでもあるのです。

血流障害と脳機能の低下

頚椎には脳へ血液を送る椎骨動脈が通っています。首が歪むことでこの血流が滞ると、脳への酸素供給が不足し、集中力の低下や気分の落ち込みが生じやすくなります。

また、脳の感情を司る部位の働きが低下することで、うつ病に似た症状が悪化するリスクも指摘されています。

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首の歪みとホルモンバランスの関係

首の自律神経の乱れは、ホルモン分泌にも影響します。特に「セロトニン」や「ドーパミン」といった神経伝達物質の分泌が乱れると、気分の安定が難しくなり、抑うつ感や不安が強まります。

首由来の緊張がこれらのホルモンバランスを崩すことで、うつ病と似た症状が現れるケースは少なくありません。

首の歪みを疑うべきサイン

身体症状のサイン

・慢性的な首や肩のこり ・頭痛やめまいが続く ・手や腕にしびれがある ・朝起きたときに首がこわばっている

精神面のサイン

・気分の落ち込みが続く ・集中力が続かない ・夜眠れない、眠りが浅い ・理由のない不安感が強い

これらが重なる場合、単なる精神的ストレスではなく「首の歪み」による影響も疑う必要があります。

FAQ|うつ病と首の歪みに関するよくある質問

Q1. 首の歪みが本当にうつ病の原因になるのですか?

首の歪み自体が直接うつ病を引き起こすわけではありません。しかし、歪みによって自律神経が乱れたり、脳への血流が低下することで「抑うつ症状」が出やすくなることがあります。

つまり、首の状態はうつ病の背景要因の一つになっていることもあります。

Q2. 首の歪みを治せばうつ病も良くなりますか?

首の調整によって血流や神経の働きが整い、症状が軽くなる方は多くいます。ただし、うつ病には複数の要因が絡むため、首の改善はあくまで「回復を助ける一因」と考えるのが適切です。医療機関での治療と並行することが大切です。

Q3. 自分で首の歪みをチェックする方法はありますか?

横から写真を撮り、耳の位置が肩より前に出ていれば要注意です。また、首の動きに制限がある、左右で肩の高さが違うといったサインも歪みの可能性を示します。

Q4. 首の歪みを改善するセルフケアはありますか?

長時間同じ姿勢を避け、こまめに首や肩を回すストレッチが効果的です。スマホやPCを使うときは画面の高さを目の位置に合わせ、首が前に出ないように意識しましょう。枕の高さを見直すことも重要です。

Q5. どんなときに専門機関へ相談すべきですか?

頭痛やめまい、倦怠感などが長く続き、日常生活に支障をきたしている場合は専門機関への相談をおすすめします。「異常なし」と言われても改善しない場合、首の歪みが背景にあるケースも多いからです。

まとめ

首の歪みは、脳へ送られる血流や神経伝達に深く関わっています。特に自律神経が集中する頚椎のバランスが崩れると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、心身が常に緊張状態になります。

その結果、睡眠障害・倦怠感・気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が現れることがあります。

また、首まわりの筋肉のこわばりは、脳への酸素供給を減らし、セロトニンやドーパミンといった「ホルモン」の分泌にも悪影響を与えます。

つまり、首の歪みを整えることは、脳と自律神経の働きを正常化し、心の安定を取り戻すための第一歩と言えるのです。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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