群発頭痛は首の問題が関係する?その理由と整体での群発頭痛へのアプローチ法について解説

2024年09月8日

まつお鍼灸整骨院では、頭痛で悩む方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は群発頭痛について 群発頭痛は非常に強い痛みの頭痛でなった人にしかわからない辛さだと思います。

発作時には

・トリプタン契約剤の皮下注射

・高濃度酸素吸入

予防のための内服薬がありますが、別の視点から見ると首の問題も関係していることがあります。群発頭痛でお悩みの方は参考にしていただけると幸いです。  

 

群発頭痛とは何か

群発頭痛は、非常に激しい痛みを伴う頭痛の一種で、一定の期間に集中して発症することから「群発」と呼ばれています。通常、1日に数回、数週間から数ヶ月にわたり発作が起こり、その後数ヶ月から数年の間、症状が全く現れない「休止期間」に入ります。

群発頭痛は、片側の目の周囲やこめかみ、額などに痛みを感じることが多く、その痛みは非常に強烈で「自殺頭痛」とも呼ばれるほどです。  

 

群発頭痛の原因

群発頭痛の原因は完全には解明されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。群発頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛とは異なる特有の発症メカニズムを持っています。

 

群発頭痛の医学的な原因

脳の血管の拡張

群発頭痛の発症において、脳の血管の拡張が大きな役割を果たしているとされています。特に、脳内の視床下部と呼ばれる部分が関与している可能性が高いと考えられています。

視床下部は、体内の生理的なリズムを管理する役割を持っており、群発頭痛の発作が一定の時期に集中するのは、この部分の異常な活動によるものとされています。

血管の拡張によって周囲の神経が圧迫され、激しい痛みが引き起こされるのです。

 

神経の異常

群発頭痛では、三叉神経という顔の感覚を司る神経が異常に興奮しやすくなることが示唆されています。この神経の異常な興奮が、目の周りやこめかみ、額に激しい痛みをもたらす原因となっています。

また、三叉神経と脳の血管が相互作用し合い、炎症反応を引き起こすことで、痛みの増強が促されると考えられています。  

 

群発頭痛の症状について

群発頭痛の主な症状は、片側の眼の周囲に突き刺すような激しい痛みが突然現れ、その痛みが15分から3時間程度続くことです。痛みの発作中には、以下のような症状が現れることがあります。

・目の充血や涙目

・目のまぶたの垂れ下がり(眼瞼下垂)

・鼻づまりや鼻水

・顔の発汗

・落ち着きのない動作(痛みのために動き回ることが多い)

群発頭痛の痛みは突然発生し、短時間でピークに達するため、患者さんにとっては大変です。発作が起こる時間帯も多くの患者で一定しており、特に夜間に発症しやすいといわれています。  

 

群発頭痛が起こりやすくなる要因

群発頭痛には、特定のトリガー(誘因)が発作を引き起こすことがあります。

季節の変わり目

群発頭痛は季節の変わり目に発症しやすいことが多く、特に春と秋に発作が集中する傾向があります。これは、気温や気圧の変化が血管の収縮・拡張を引き起こしやすいためと考えられています。 視床下部の働きが季節によって変動することも、発作の頻度に影響を与えている可能性があります。  

 

アルコール

アルコールは群発頭痛の強力なトリガーとして知られています。特に発作期間中は、少量のアルコールであっても即座に発作を引き起こすことがあります。 アルコールが血管を拡張させる作用を持つため、頭痛の発症を助長するのです。  

 

ストレス

ストレスは、群発頭痛の発症に影響を与える要因の一つです。心理的なストレスが蓄積すると、体内で炎症反応が高まり、神経が過敏になることがあります。 これにより、群発頭痛の発作が引き起こされやすくなります。  

 

群発頭痛と首の関係について

首の筋肉の緊張が神経を圧迫する

首には多くの神経が通っており、その中には頭部に向かう神経も含まれます。首の筋肉が緊張すると、これらの神経が圧迫され、頭痛が引き起こされる可能性があります。

特に群発頭痛の発作が起こる際には、首の筋肉が異常に緊張していることが多いです。この緊張が神経を刺激し、頭痛を誘発している可能性があります。  

 

不良姿勢が首に負担をかける

現代社会では、パソコンやスマートフォンの長時間使用により、前かがみの姿勢や首を前に突き出す姿勢を取りがちです。 このような不良姿勢が長期間続くと、首に負担がかかり、筋肉が硬直します。

この硬直が慢性的になると、群発頭痛のリスクが高まると考えられています。  

 

頚椎の歪みが血流を悪化させる

首の骨(頸椎)の歪みやズレがあると、血流が悪化し、頭部への血液供給が不十分になることがあります。

血流の障害は、群発頭痛の原因の一つとされる血管の拡張や炎症を引き起こす可能性があります。整体で頚椎の歪みを正すことで、血流を改善し、頭痛の緩和が期待できます。

 

整体による群発頭痛へのアプローチ

まつお鍼灸整骨院では、群発頭痛の改善を目的に、首の調整を中心としたアプローチを行います。具体的な施術方法は以下の通りです。

頚椎の調整

頚椎の矯正を行うことで、神経の圧迫を解消し、血流を改善します。これにより、頭部への血流が正常化し、痛みの発作を減少させる効果が期待できます。

 

筋肉の緊張緩和

緊張した首の筋肉を緩めるために筋膜リリースを行います。これにより、筋肉の柔軟性が向上し、神経の圧迫が軽減されます。結果として、群発頭痛の発作が軽減されることが期待できます。

 

姿勢の指導と調整

姿勢の評価を行い、正しい姿勢を保つためのアドバイスを行います。日常生活での不良姿勢が群発頭痛の原因となっている場合、姿勢の改善を通じて症状の予防が可能です。  

 

群発頭痛が良くなった患者さまの声をご紹介

群発頭痛で日常生活にも支障がでるほどでした長年、群発頭痛に悩まされていました。痛みがひどい時は何も手につかず、日常生活に支障が出るほどでした。色々な治療を試しても改善せず、諦めかけていた時にこちらに来院しました。 施術後、頭痛が軽減し、その後の定期的な施術で群発頭痛の頻度も減少しました。

今では、痛みに怯えることなく生活できています。自分の体にこんなに変化が起こるとは思っていなかったので、本当に感謝しています。
群発頭痛で日々ストレスが溜まっていました群発頭痛のせいで、仕事や家事が思うように進まず、日々ストレスが溜まっていました。特に朝方や季節の変わり目に発作が起きることが多く、生活のリズムが崩れるのが悩みでした。こちらで施術を受け始めてからは、発作が起こる頻度が明らかに減り、痛みの強さも軽くなりました。

今では頭痛に悩む日が少なくなり、以前のように元気に過ごせるようになりました。本当に救われた気分です。

 

 
初めは半信半疑でした群発頭痛のために病院で薬を処方されていましたが、根本的な解決にはならず、副作用にも悩まされていました。ここでの施術は薬に頼らずに自然な方法で改善を目指すという点が魅力で、試してみることにしました。

最初は半信半疑でしたが、施術を重ねるたびに頭痛の発作が軽くなり、今ではほとんど症状が出なくなりました。薬から解放され、生活の質が向上したことに感謝しています
 

まつお鍼灸整骨院では群発頭痛の施術も行っています。群発頭痛でお悩みの方は一度ご相談くださいね。  

 

投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校 茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会