【高槻市の40代・男性・頚椎ヘルニアの症例】左肩甲骨~腕の痛みとしびれが良くなった例

2024年09月16日

 

まつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は頚椎ヘルニアによるシビレと痛みが良くなった症例をご紹介します。

 

【主訴】

高槻市の40代男性、左肩甲骨から二の腕にかけての痛みとしびれ。病院で頚椎ヘルニアと言われる

 

【初回来院時】

数か月前から左肩甲骨から二の腕にかけて痛みとしびれが続いており、首の動きも制限されていました。

病院でMRIを撮った結果、頚椎ヘルニアと診断され、薬物療法を行っていたものの、症状の改善が見られなかったため当院を訪れました。

過去に腰椎ヘルニアの既往もあり、根本的な改善を望んでの来院でした。日常生活では、特にデスクワーク中の姿勢や睡眠時の首の痛みが顕著で、長時間の座位が難しく、肩甲骨周りの痛みが原因で睡眠もなかなか取ることもできない状態でした。

 

【検査結果】

・頚椎後弯

・C5・C6椎間板狭小・骨棘変性

・頚椎傾き右8度

・腰椎カーブ減少

・骨盤WPI

 

検査時、首の可動域が制限されており、屈曲や伸展の際に強い痛みを感じ、ほとんど動かすことができない状態でした。回旋・側屈時でも、痛みが生じ、日常生活の中で首を動かすことに対して不安を抱いている様子が見受けられました。

整形外科的検査を行い、神経圧迫の疑いが確認されました。痛みの発生する箇所やしびれの分布からも、頚椎周辺に何らかの異常があることが考えられました。

後日頚椎の歪みをみるためにレントゲン撮影を行いました。その結果、頚椎が通常の自然な前弯カーブを失い、後弯している状態であることが確認されました。

正常な頚椎は、首の動きをスムーズに保つために前方に湾曲していますが、この患者様の場合、長年にわたる不良姿勢が原因で後方に弯曲してしまい、周囲の神経や筋肉に負担がかかっていました。

さらに、姿勢分析を行ったところ、デスクワークなどでの前屈姿勢が長期間続いたことにより、首から肩、背中にかけての筋肉が異常に緊張していることがわかりました。この筋肉の緊張は、特に首の周囲で神経を圧迫しており、これが原因で患者様の痛みとしびれが発生していると考えられました。

 

【施術内容】

最初は痛みが強かったので週2回のペースで施術を行っていきました。まず頚椎ヘルニアによって引き起こされた神経圧迫と、それに伴う痛みやしびれを軽減すること、頚椎の後弯を前弯へ戻していくことを中心に行っていきました。

まず、施術の初期段階では、頚椎周辺の硬直した筋肉を緩めていきました。筋肉の緊張を緩めることで頚椎も動きやすくなり施術効果も高まりやすくなります。

今回のケースの場合、レントゲン検査により頚椎が後弯していることが判明していたため、施術ではまず、頚椎を徐々に正常な前弯(前方に湾曲する自然なカーブ)に戻すことを目指しました。

慎重に首を調整し、圧迫されている神経を解放することで、痛みやしびれを改善し、首の動きがよりスムーズになるように施術を進めました。

肩甲骨周りの筋肉は、首や頚椎の状態と密接に関係しており、ここに緊張や不均衡があると、頚椎の動きを阻害し、さらに神経への負担を増やす可能性があります。肩甲骨周辺の筋肉調整を行い、筋肉の柔軟性を高めるとともに、筋バランスを整えることで、痛みの軽減と首の可動域の改善を図りました。

肩甲骨を柔らかく保つことは、首と肩の動きをスムーズにするために非常に重要です。

さらに、施術後の再発防止や、症状のさらなる改善を目的として、患者様には日常生活における姿勢の指導も行いました。デスクワーク中の正しい座り方や、首や肩に負担をかけない立ち方、歩き方についても具体的なアドバイスを行いました。

自宅で簡単に行えるストレッチも行ってもらい、再発防止にも気を付けてもらうようにしました。

 

【患者さんのコメント】

最初は肩甲骨の痛みが寝違えかと思い、様子を見ていましたが、なかなか改善しませんでした。病院でMRIを撮ってもらい、頚椎ヘルニアと診断されました。腰椎にもヘルニアがあるため、根本的に改善したいと思い、ネットで調べたところ、こちらの整骨院を見つけました。

レントゲン撮影をしてくれることや、病院での診断を踏まえてセカンドオピニオンとして施術をお願いしました。治療を重ねるごとに、肩甲骨や二の腕の痛みが徐々に軽くなり、日常生活もかなり楽になりました。今では首の動きも改善し、快適に過ごせています。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

頚椎ヘルニアは、神経圧迫による痛みやしびれが非常に強く、特に肩甲骨や腕にかけて症状が現れることが多いです。今回のケースの場合、頚椎の後弯もみられ頚椎への負担と神経圧迫が痛みの主な原因となっていました。

施術を通じて、頚椎の歪みを調整し、自然なカーブを取り戻すことに焦点を当てました。また、筋肉の緊張を緩和しながら、姿勢の改善にも取り組んだ結果、症状の大幅な軽減が見られました。

日常生活での姿勢管理も重要なポイントなので、引き続きご自身でのケアをお願いし、定期的にメンテナンスも行いながら再発防止に努めていただきたいと思います。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献