【茨木市の50代・女性・五十肩の症例】整形外科でよくならず肩の痛みで夜も眠れなかった例

2024年09月15日

 

まつお鍼灸整骨院では、五十肩でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は五十肩が良くなった症例をご紹介します。

 

【主訴】

茨木市の50代・女性。左肩が痛み、日常生活や仕事に支障をきたすほど五十肩の症状が悪化

 

【初回来院時】

半年ほど前から左肩に痛みを感じ始め、次第に症状が悪化してきました。肩を上げる動作が困難になり、服を着替える際に痛みがでる状態でした。

特に夜になると疼きが増し、十分に眠れない日々が続いていたため、整形外科を受診されました。

整形外科でレントゲン検査を受けましたが、異常はなく、「五十肩」と言われました。リハビリを勧められ、湿布と鎮痛薬を処方され、週に一回の注射や電気治療、マッサージを受けたものの、3ヶ月が過ぎても改善が見られなかったとのことです。

 

【検査結果】

・屈曲・外転90度・伸展20度

・結髪・結帯動作時痛

・三角筋・大胸筋・棘下筋に圧痛

・左肩関節拘縮

・夜間痛・左腕にかけてシビレ

 

初診時に、肩の可動域検査を行いました。拘縮があり全方向の可動域が制限されていました。また、肩関節周囲の筋肉の拘縮や炎症によって、夜間の痛みがでていることがわかりました。

触診では大胸筋・三角筋・棘下筋・肩甲骨周囲の筋緊張が顕著であり、左肩を支える筋肉が硬くなっているため、動作時に痛みが増している状態でした。また、長期の痛みと施術効果が見られないことにより、全身のバランスも崩れていることが見られました。

 

【施術内容】

まず、肩の可動域を広げるために、肩関節の周囲の筋肉の緊張を取り除くことを重点的に行いました。痛みを和らげるために患部の血流を促進し、肩の深層筋を緩める施術を行いました。

さらに就寝時の姿勢のアドバイスも行いました。

可動域が回復してくるのと夜間痛がなくなってきたタイミングで肩周辺の筋力を鍛えるために、ゴムチューブを使ったトレーニング法も指導しました。

週に1回のペースでの施術を行い、症状に合わせて施術を進めました。最初は痛みの軽減を目指し、徐々に可動域の拡大に向けたアプローチを行い、3ヶ月ほどで日常生活に支障がないレベルまで改善しました。

 

【患者さんのコメント】

半年ほど前から左肩が痛くなり、だんだん酷くなって、服を着替えるのも苦痛になりました。夜も痛みで眠れないことが多く、整形外科でみてもらったのですが、なかなか良くならず、3ヶ月が過ぎてしまいました。

初めて来院したときは、丁寧に施術してくださり、今後の施術プランもわかりやすく説明していただけたので安心できました。

施術が進むごとに肩の痛みが和らぎ、痺れや夜の疼きもなくなり、今では日常生活も仕事も全く問題なく過ごせるようになりました。

ゴムチューブを使ったトレーニング法も教えていただき、筋力を鍛えることの大切さも実感しました。同じように五十肩で困っている方にはぜひおすすめしたいです。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

五十肩の施術は、痛みの軽減だけでなく、肩の可動域を回復させ、再発防止に向けたケアも非常に重要です。

今回のケースは、症状が長期間続いており、肩の可動域が著しく制限されていましたが、患者さんの頑張りもあって3ヶ月で日常生活に支障がないほどに回復されました。

また、肩周辺の筋肉を鍛えるための自宅でできるトレーニングも行ってもらい、今後も再発を防ぐために継続的に取り組んでいただければと思います。

五十肩は、適切な施術と運動の組み合わせでしっかりと改善しますので、整形外科や他のリハビリなどでなかなか良くならなかった方や同じ症状で悩んでいる方もぜひご相談ください。

 

 

投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校 茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

五十肩でお悩みの方はこちら

 

参考文献