【高槻市 右肩の痛み】乳がん術後の右肩の痛みが良くなった症例

2025年10月27日

【高槻市で乳がん術後の肩の痛みでお悩みの方へ】

今回は、【高槻市にお住まいの40代の女性】が乳がん術後の肩の痛みでお困りになり、当院の施術を受けて症状が良くなった実際の症例をご紹介します。

同じような症状で悩んでいる方は、ぜひご参考になさってください。

主訴

乳がん手術後から続く右肩の痛みと可動域制限で、日常生活に強い支障が出ていた。

初回来院時

高槻市にお住まいの40代女性、乳がん手術後から右肩の痛みと可動域制限が生じ、腕を上げる、後ろに回すといった動作時に痛みがでる状態でした。

術後はリハビリにも通われていましたが、なかなか改善が見られず、痛み止めを服用しても根本的には変化せず、不安を抱えておられました。

日常生活では洗濯物を干す・髪を結ぶ・衣服を着替えるといった動作が難しく、痛みで眠りが妨げられる日も続いていました。

検査結果

・右肩屈曲・外転100度

・結髪・結帯動作時の痛み

・三角筋・大胸筋の筋緊張

・ストレートネック

・上腕骨頭前方変位

 

検査では、右肩関節の屈曲・外転ともに90度を超えると強い痛みがあり、肩甲骨の可動も著しく制限されていました。

さらに、胸筋の緊張が強く、肩甲骨が前方へ引き込まれる「巻き肩姿勢」が顕著に確認されました。

またレントゲン検査では、頚椎から胸椎にかけての歪みがあり、肩周囲の筋肉に過度な負担を与えていることがわかりました。

加えて、患側の三角筋・棘上筋に筋力低下があり、肩関節を支える安定性が損なわれていました。

術後の影響により、肩だけでなく体全体のバランスが崩れている状態であることが明らかになりました。

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施術内容

施術はまず、肩関節そのものに強い負荷をかけず、胸郭や肩甲骨周囲の柔軟性を回復させることから始めました。

術後の部位に対しては、直接刺激を避けながら筋膜リリースを行い、胸筋の過緊張を緩和。併せて、肩甲骨の可動を引き出すために胸椎・頚椎の矯正を行い、肩を後方へ引ける状態へ整えました。

その上で、肩関節を安定させるインナーマッスルへの軽いエクササイズを指導し、日常的に負担がかからない動きを意識できるようサポートしました。

施術を重ねることで徐々に可動域が拡大し、3か月を経過した頃にはスムーズに上げられるようになりました。

夜間痛もほとんど消失し、日常生活での支障も大幅に軽減しました。

患者さんのコメント

手術後からずっと右肩の痛みに悩まされ、リハビリでもなかなか良くならなかったので不安な日が続いていました。

服を着替える時も、髪を後ろで結ぶ時も、常に痛みと不自由さを感じていて、気分も落ち込んでいました。

最初はこちらに来るのも「本当に良くなるのかな?」と半信半疑でしたが、先生が丁寧にレントゲンを見ながら説明してくださり、施術もとても安心できるものでした。

数回通った頃から少しずつ肩が動かせるようになり、今では洗濯物を干したり、買い物袋を持ったりする動作もほとんど痛みなくできるようになりました。

夜にしっかり眠れるようになったことも大きく、日常生活が本当に楽になりました。諦めずに来て良かったと心から思っています。

※個人の感想であり、効果には個人差があります。

院長コメント

今回の症例は、乳がん術後に生じた右肩の痛みと可動域制限でした。乳がん手術後は、瘢痕や胸筋の緊張、肩甲骨の動きの制限によって「肩が上がらない」「常に痛む」といった症状が長く続くケースが多く見られます。

今回のケースも、肩の拘縮を改善していきながら全身のバランスを整えるアプローチを同時に行っていきました。

施術を通じて、肩甲骨の動きと頚椎・胸椎の連動が改善された結果、肩関節の動作がスムーズになり、痛みも軽減していきました。

手術後の痛みや制限で「仕方ない」と諦めている方も多いですが、骨格と筋肉の連動を整えることで大きな改善が見込めるケースは少なくありません。

もし同じようなお悩みを抱えている方は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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