【箕面市の30代・女性】身体の歪みと肩こり・頭痛が良くなった例
2025年01月26日
まつお鍼灸整骨院では、肩こりや頭痛でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
今回は肩こりと頭痛・身体の歪みが良くなった例をご紹介します
【主訴】
箕面市の30代・女性。慢性的な肩こりと体の歪みが気になり、疲労感による頭痛が1か月以上良くならない
【初回来院時】
学生時代から肩こりに悩まされ、特に疲労時には頭痛を伴う状況が続いているとのこと。月に1~2回、整体に通院していたが、最近1か月は良くならず、日々の疲れも取れない状態。
来院時の姿勢を確認すると、特に座位姿勢で頭が肩より前に突き出し、首を反らす動きが制限されていることが明らかでした。
さらに背中上部が突出し、左右両肩が巻き肩になっている(左側がより顕著)。
肩甲骨の内旋・挙上も確認され、首から胸椎にかけての背骨には可動制限が見られた。
また、頚部の筋肉の一部に弱化があり、筋力のバランスが崩れている様子が見受けられた。
これらの状況から、肩こりの根本原因として体の歪みと筋力バランスの乱れが大きく関与していると考えられました。
【検査結果】
・頚椎カーブ減少
・頚椎3D-L7°
・C5ロック
・右骨盤+
・L5-S1狭小
レントゲン分析の結果
頭部が前方へ突出し、頚椎カーブが減少して背骨のS字カーブが崩れていました。
胸椎上部の過剰な後弯が確認され、猫背が顕著。
後頚部の筋肉に過緊張が見られ、肩甲骨を支える筋肉が弱化。胸部前面の筋肉(大胸筋、鎖骨下筋)が収縮し、巻き肩を助長。
可動域検査
頚椎の前屈および側屈には問題がないものの、後屈と回旋が著しく制限されていた。
これらの結果から、「上位交差症候群」による筋肉のアンバランスが肩こりと頭痛の原因と特定。加えて、長時間のデスクワークや不良姿勢がこれらの症状を悪化させていると判断しました。
【施術内容】
まずC5と胸椎、右骨盤の歪みを矯正していきまし。また、過緊張が見られた筋肉の柔軟性を高めるため、筋膜リリースで血流改善を促しました。
次に、首を支える筋肉(前鋸筋、菱形筋)や肩甲骨を安定させる筋肉(僧帽筋中部線維)の再活性化を行いました。
施術後は、姿勢改善のためのエクササイズを提案し、自宅でのセルフケアも併用するようアドバイス。
3回目の施術後から肩こりが軽減し、頭痛の頻度も低下。さらに、姿勢の意識が変わり、デスクワーク中の体勢にも気をつけるようになったとのことです。
3ヶ月程施術続けていくうちに肩こりが軽減し頭痛の頻度も減ってきました。
以前よりも良い姿勢を維持できるようになってきました。
【患者さんのコメント】
学生時代から肩こりがひどく、疲れると頭痛もしていました。これまでいろいろな整体に通いましたが、1か月ほど前から特に肩こりが悪化し、何をしても良くなりませんでした。
首や背中のコリがひどく、頭が重たい感じがずっと続いていて、仕事の集中力も下がっていました。
初めてこちらで施術を受けたときは、背骨の歪みをしっかり説明していただき、自分の体の状態を初めて理解できた気がします。施術後は肩や首の動きがスムーズになり、頭痛も軽くなりました。
今ではデスクワーク中に姿勢を意識するようになり、肩こりの頻度も減りました。今後も定期的に通いたいと思います。
※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。
【院長コメント】
今回のケースは、長年の不良姿勢と筋肉のアンバランスが引き起こした「上位交差症候群」によるものでした。
この状態では、首や肩、背中の筋肉に過剰な負担がかかり、肩こりや頭痛が慢性化しやすくなります。また、長時間のデスクワークやスマホの使用も症状を悪化させる原因でした。
施術では、主に頚椎の歪み・背骨の歪みを整えることに加え、弱化していた筋肉を再活性化させることで、筋力バランスを回復させることに重点を置きました。
また、姿勢改善のためのセルフケアを取り入れることで、日常生活の中でも症状の悪化を防ぐようサポートしています。
このような症状は、放置すると悪化して他の部位に影響を及ぼすこともあります。肩こりや頭痛がなかなか良くならない場合は、早めの施術と正しいケアが重要です。