【高槻市の40代・女性】首の痛みと耳鳴り・頭痛(大後頭神経痛)が良くなった例

2025年01月26日

まつお鍼灸整骨院では、首の痛みや頭痛でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は首の痛みと頭痛(大後頭神経痛)・耳鳴りが良くなった例をご紹介します

 

【主訴】

高槻市の40代・女性。左後頭部から首、肩、背中まで広がる痛みや違和感、耳鳴りを伴う慢性的な症状で来院

 

【初回来院時】

患者さんは左後頭部から首の付け根に常に違和感を感じており、症状が悪化すると頭痛が左後頭部全体に広がるとのことでした。さらに、耳鳴りも頻繁に発生し、首の付け根から肩、背中(特に左肩甲骨の内側)まで痛みや不快感が続いていると訴えられていました。

姿勢を確認したところ、軽度の側弯があり、首と肩の間(下部頚椎)および上部胸椎にかけての歪みが顕著でした。

また、頚椎の歪みが、後頭部を支配する大後頭神経を刺激している可能性がありました。この神経の圧迫や炎症が頭痛や耳鳴りの原因となっていると考えられました。

患者さんは仕事でデスクワークが多く、姿勢の癖や日常のストレスが症状を悪化させる要因になっている可能性もありました。

 

【検査結果】

・頚椎カーブ減少(ストレートネック)

・C5P

・右側弯

・L4PRS

・L-PIEX

頚椎のカーブがなくなり軽度の側弯により首から肩にかけての左右バランスが崩れ、上部胸椎にかけての歪みによって肩甲骨間の筋肉が緊張していました。

左第1頚椎のズレが大後頭神経を刺激して頭痛や耳鳴りを誘発している可能性が高く、さらに首の可動域が後屈や側屈で特に制限され痛みを伴う一方、頭を支える後頭下筋群が過緊張状態で神経を圧迫し、左肩甲骨内側の筋肉(菱形筋や僧帽筋上部)にも過緊張が見られました。

主に左第1頚椎の歪みによる神経刺激と姿勢の歪みが症状の主因と判断しました。

 

【施術内容】

第1頚椎の歪みに対してピンポイントで調整を行い、大後頭神経への刺激を軽減することで頭痛や耳鳴りの症状を緩和していきました。

さらに上部胸椎の歪みを矯正して肩甲骨周囲の筋肉の負担を軽減しながら巻き肩や左右のバランスを整える調整を行い、後頭下筋群や僧帽筋の過緊張を筋膜リリースで和らげ血流改善を促進しました。

施術後は首や肩が軽くなったのを実感、耳鳴りは少しずつですが音が小さくなってきている状態でした。

調子が良くなってきてからも付き1回程度の施術を継続しています。

 

【患者さんのコメント】

左後頭部から首にかけての違和感がずっと続いていて、ひどい時には頭痛もでていました。耳鳴りも日常的にあり、仕事中に集中力が続かないこともありました。また、肩や背中にも痛みが広がり、全身がだるく感じていました。

こちらの整体院に通い始めてからは、自分の体がどうしてこうなっているのかをしっかり説明していただき、安心して施術を受けることができました。

首の調整をしていただいた後は、体全体が軽くなり頭痛が軽減し、肩の痛みも良くなってきました。

今では仕事中も姿勢を意識するようになり、頭痛や耳鳴りが出る頻度も減っています。これからも定期的に通いたいと思います。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

今回のケースは、左第1頚椎の歪みとそれに伴う大後頭神経の圧迫が主な原因でした。これに加えて、姿勢の崩れや日常のストレスによる筋肉の過緊張が症状を悪化させていました。

大後頭神経痛や耳鳴り、首痛は、神経と筋肉の関係性を正しく整えることで大きな変化が期待できます。

今回は数回の施術で症状がほぼ解消しましたが、再発予防のためには、定期的なメンテナンスと日常生活での姿勢を気をつけることも重要です。

デスクワークが多い方やストレスが多い生活を送っている方で肩こりや頭痛でお悩みの方は、早めにご相談ください。