【茨木市の50代・女性・メニエルの症例】2年前からの耳鳴りと回転性のめまいが良くなった例

2024年12月22日

まつお鍼灸整骨院では、めまいでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回はメニエルの症例についてご紹介します

【主訴】

2年前から始まった右耳の耳鳴りと回転性めまい。繰り返される症状に苦しみ、耳鼻科へ行き薬を続けるも効果が薄いため、違う方法でのアプローチをしたいということで来院されました。

 

【初回来院時】

患者様は、2年前からメニエール病と診断され、右耳の耳鳴りや回転性めまいといった症状を繰り返していました。

特に2か月前から症状が悪化し、耳に水が詰まったような感覚と共に回転性のめまいが頻発。症状は週に1~2回起こり、日常生活にも支障をきたしていました。

病院での検査の結果、内リンパ液の異常が原因であることが示唆され、薬の服用をしていましたが大きな変化は見られず不安が募る日々だったとのことです。

今回、症状の軽減を目的に来院されました。

患者様の身体状態としては、右肩が前上方に巻き込んでおり、右頚肩部の筋肉が顕著に緊張しているのが確認されました。

また、目の動き検査では軽い気持ち悪さがあり、三半規管に負担がかかりやすい状態が見受けられました。

【検査結果】

・上部頚椎後弯

・アトラスアングル3°

・C5骨棘変性

・L5PRS

・R-PI

レントゲンの結果、上部頚椎の後弯が見られました。

患者様の姿勢には、右肩の巻き込みと頭部の前方傾斜が見られ、この歪みが首や肩周辺の筋肉の緊張を増加させ、自律神経のバランスを崩している可能性が考えられました。

また、上部頚椎に可動制限が確認され、この部位は自律神経やリンパ液の循環、耳の機能にも影響を及ぼす可能性があります。

さらに、目を動かすと軽いめまいが見られ、内耳の三半規管や平衡感覚への負担がめまいの引き金となっていることが示唆されました。

加えて、右側の頚肩部の筋肉が緊張しており、左側とのバランスが崩れ、血流やリンパ液の流れを妨げている可能性が考えられました。

【施術内容】

施術では、特に問題のあった上部頚椎の調整を中心に行いました。また、胸椎や右肩甲骨の動きを改善することで、全体的なバランスを整えました。

最初の2週間は週2回のペースで施術を行い、2回目の施術後にはめまいが起きても吐き気のような気持ち悪さはなくなりました。

4回目の施術終了時には、耳鼻科で「右耳の聴力が回復しつつある」と言われたそうです。

その後は週1回のペースで施術を継続。天候など気圧の影響か一時的にめまいが出たものの、吐き気や耳のつまり感は減少。

3か月が経過した時点で、耳のつまり感があってもめまいは起こらなくなり、症状は安定しました。以降は月1回のメンテナンス施術に移行し、現在は日常生活に支障がなく過ごされています。

 

【患者さんのコメント】

2年前からのメニエール病で日常生活がままならず、耳鼻科で薬を飲み続けても効果がなく、途方に暮れていました。

カイロプラクティックの施術を受けるのは初めてで、半信半疑でしたが、施術を受けるたびに体が軽くなるのを感じました。特に施術後は耳のつまり感が減り、めまいが出る頻度も徐々に少なくなりました。

施術を始めて2か月ほどで、耳鼻科の先生にも『聴力が良くなっている』と言われ、とても驚きました。

今ではめまいを気にせず旅行や仕事を楽しめるようになり、本当に感謝しています。これからもメンテナンスを続けて健康を維持していきたいです。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

 

【院長コメント】

メニエール病は内耳のリンパ液の問題が原因と言われていますが、自律神経や姿勢の影響も見逃せません。

この患者様の場合、上部頚椎の問題が大きく、自律神経のバランスを乱していたことも原因の一つでした。

症状を繰り返す場合、身体全体のバランスを整えることも重要です。今回のケースでは上部頚椎を中心に調整した結果、症状を軽減することができました。

同じようにメニエール病でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

当院の施術があなたの健康回復のお手伝いをできるかもしれません。