まつお鍼灸整骨院では、頭痛でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
今回は5年間にわたり片頭痛に悩まされていた方の症例をご紹介します。
【初回来院時】
茨木市の40代・女性。この患者さんは、片頭痛の発作が頻繁に発生し、特に長時間の外出やパソコン作業の後に激しい痛みを感じていました。
週に2~3回、ひどい場合は続けて片頭痛が起こり、一日中寝込んでしまうこともありました。これまでに市販の頭痛薬を服用していましたが、次第に効果が薄れてきたため、薬に頼らず根本から良くしたいという希望を持って当院を訪れました。
患者さん自身も、自分の体の歪みが片頭痛の一因になっているのではと感じており、背骨や首の問題を確認するため、初回のカウンセリングと検査を受けました。
【検査結果】
・頚椎カーブ減少
・頚椎捻れ右4度
・C5P
・アトラスアングル4度
・骨盤WPI
検査では、レントゲンと視診、触診を行いました。その結果、首と背骨の大きな歪みが確認され、特に頚椎のカーブが正常な状態よりも減少していることがわかりました。
これがストレートネックと呼ばれる状態で、頭の重さを支える首に過剰な負荷がかかり、片頭痛の原因となっていました。
また、背中の筋肉も左右でアンバランスがあり、肩こりや首こりを引き起こしていることも判明。脊椎全体の柔軟性が低下し、神経伝達が妨げられている状態でした。
これらの歪みが神経系に影響を与え、片頭痛の引き金になっている可能性があるではないかと判断しました。
【施術内容】
施術では、頚椎カーブと背骨の歪みを矯正することを行い、後頭部の筋膜リリースを行っていきました。骨格の歪みを整えるために軽いストレッチや姿勢調整を行い、緊張した筋肉をほぐしていきました。
特に、首と背骨にかかる負荷を軽減させるため、背骨全体のバランスを調整し、頚椎の自然なカーブを取り戻すことを目指しました。
また、生活習慣に関するアドバイスも提供し、姿勢の改善、適度な運動を行うようにしてもらいました。
施術のたびに痛みが和らぎ、首や肩の可動域も広がり、片頭痛の頻度が減少していく経過が見られました。
頭痛の場合は後頭下筋群がガチガチになっているケースが多くここに対してアプローチしてくことも大事になってきます。
【患者さんのコメント】
5年間もの間、片頭痛に苦しんできましたが、こちらで施術を受けるようになってから、頭痛の頻度が大きく減りました。
今までは外出すると必ず頭痛が起きてしまい、仕事でもパソコンを使うとその後は寝込むしかありませんでした。
でも、通院し始めて4ヶ月半が経つ頃には、片頭痛の頻度が大幅に減り、首や肩の凝りもほとんど感じなくなりました。
片頭痛を引き起こしやすい食べ物に気をつけたり、運動不足を解消するためにヨガや散歩を取り入れるようになり、生活の質が格段に上がりました。おかげで、毎日が楽しくなりました。
今では、頭痛に悩まされる日が月に数回程度になり、以前のような頭痛で辛い日から解放されました。
※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。
【院長コメント】
今回のように、片頭痛が長期間続くケースは少なくありません。
特にストレートネックや背骨の歪みがある場合、首や肩にかかる負担が増え、神経を圧迫して頭痛を引き起こすことがよく見られます。
今回の施術では、頚椎や背骨の矯正を通じて神経伝達を改善し、頭痛の根本原因にアプローチしました。
また、日常生活での姿勢改善や適度な運動が施術効果を高めるため、患者さんにはその点もサポートさせていただきました。
今後も定期的なケアを通じて、片頭痛の再発を防ぎ、さらに健康的な生活を送れるようサポートしてまいります。