【茨木市の30代・女性・首の痛みの症例】朝起き上がれない程の首の痛みが良くなった例

2024年09月22日

 

まつお鍼灸整骨院では、首の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は朝起き上がれない程の首の痛みが良くなった症例をご紹介します。

 

【主訴】

茨木市の30代・女性。数か月前から朝起き上がれないほどの首の痛みを訴えて来院

 

【初回来院時】

以前から肩こりや首の痛みはあったもののここ半年程、だんだんと首の痛みが強くなってきて、最近は朝起きるのが辛いほど首が痛くなってきたとのこと。首の痛みで日常生活や仕事にも影響が出ている状態でした。

仕事中もデスクワークや長時間の座位によって首の痛みが悪化し、集中力が続かない状態でした。

肩や背中にもコリや張りを感じていて、首だけでなく上半身全体に広がる疲労感があり姿勢も悪くなっているのが気になっていました。

過去に他の整骨院やマッサージを受けたものの、痛みが一時的に緩和されるだけで、根本的な改善には至っていないということで、当院に来院されました。

 

【検査結果】

・アトラスアングル3度

・頚椎後弯

・C6P

・腰椎カーブ減少

・骨盤WPI

 

レントゲン・姿勢の検査結果では、頚椎の後弯がみられ伸展時に痛みが出る状態でした。首の前傾が強く、この状態が原因で、首から肩にかけての筋肉が過度に緊張している状態でした。

頚椎が後弯していると頭をしっかりと支えることができなくなるので筋肉の緊張だけではなくて椎間板や関節にも大きな負担がかかってきます。

施術は頚椎の後弯を戻すことを中心に腰椎や骨盤など全体的なバランスを整えていく必要があると判断しました。

 

【施術内容】

週1回の施術で頚椎の後弯を改善することを重点に置いて施術を行っていきました。C6頚椎の矯正を行い、同時に頚椎周辺の筋肉のスリリースを行い筋肉の緊張を軽減させていきました。

首の前傾が強く、この姿勢が首や肩の不調の根本原因の一つであるため、胸椎や肩甲骨周りのバランスを整えることで、姿勢を改善して、骨盤や腰椎の歪みを調整して全身のバランスを整え、頚椎への負担を軽減することも行っていきました。

また、施術効果を持続させるために、セルフケアとして首や肩のストレッチや姿勢を改善するエクササイズを指導し、日常生活での姿勢改善と再発予防を行いました。

 

【患者さんのコメント】

朝起きあがれない程の首の痛みで悩んでいました。施術前にきちんと症状の説明をしてくれて、レントゲンを撮って方針を決めてくれるので安心して施術を受けることができました。

施術を何回か受けていくうちに朝起きる辛さがなくなり姿勢もよくなったのがわかりました。

半年たって首はもちろん肩や背中などの痛みがなくなりました。

仕事の都合でキャンセルや時間の変更などをお願いするときも快く対応いただき通院する負担が軽くなりました。

現在の状態を分かりやすく説明していただき自分でも状態が良くなっているのを実感できました。

 

【院長コメント】

今回のケースは、慢性的な首の痛みがり、負担がだんだんと積み重なっていくうちに首の痛みが強くなってきました。

レントゲン検査では、頚椎の自然なカーブが失われており後湾していたので首から肩にかけての筋肉の緊張が強く、これが首の痛みの原因であることがわかりました。

頚椎が後弯すると腰椎で補正するので骨盤もゆがみ姿勢も悪くなっていきます。

今回は数回の施術で朝の痛みが軽減し、その後も定期的なメンテナンスを行うことで、肩や背中の痛みも解消され、施術も計画通りに行っていくことができたので早く良くなっていったと思います。

今後もセルフケアを続けていただき、良い状態を維持していきましょう。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会