手根管症候群の原因や症状、予防方法について詳しく解説

2025年11月9日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、手根管症候群でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

パソコン作業や家事の最中に「手がしびれる」「指先が思うように動かない」と感じたことはありませんか?

その症状、もしかすると「手根管症候群」かもしれません。手首の中を通る神経が圧迫されることで、親指から薬指までのしびれや痛み、細かい動作のしづらさなどが現れます。

初期のうちは一時的な違和感に思えても、放置すると感覚麻痺や筋力低下が進行することもあります。

この記事では、手根管症候群の原因・症状・予防方法を詳しく解説し、日常生活でできるケアのポイントを紹介します。

手根管症候群とは?

手根管症候群は、手首の中を通る「正中神経」が圧迫されることで、手のしびれや痛みを引き起こす疾患です。特に40〜60代の女性に多く、パソコン作業や家事、スマートフォン操作など手をよく使う人に発症しやすい傾向があります。

手のひらの親指、人差し指、中指、薬指の一部にしびれや痛みが出るのが特徴で、進行すると手の力が入りづらくなり、ボタンがかけにくい、物を落としやすいなど日常生活にも支障をきたすことがあります。

手根管症候群の原因

1. 手の使いすぎによる腱や靭帯の肥厚

パソコンやスマホ操作、家事や細かい作業で手首を長時間使い続けると、腱や靭帯に負担がかかり、腫れや炎症が起こります。この炎症が「手根管」と呼ばれる狭い通路を圧迫し、内部を通る正中神経を締め付けてしまいます。

2. ホルモンバランスの変化

妊娠・更年期など、女性ホルモンの変化により体内の水分バランスが乱れると、手首の組織がむくみやすくなります。その結果、神経の通り道が狭くなり、しびれや痛みを感じやすくなります。

3. 関節リウマチや糖尿病などの基礎疾患

リウマチや糖尿病など、炎症や代謝異常を伴う病気が背景にあると、神経の炎症や浮腫が起こりやすくなります。これも手根管症候群の発症リスクを高める要因です。

4. 手首の骨格や姿勢の問題

猫背や巻き肩など姿勢の乱れは、手首だけでなく肩や首にも負担をかけます。その結果、腕全体の筋肉バランスが崩れ、正中神経への圧迫を助長します。 また、手首の骨の配列の歪みがある場合、神経の通り道そのものが狭くなるケースもあります。

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手根管症候群の主な症状

  • 親指、人差し指、中指、薬指(内側半分)のしびれ
  • 手のひらの感覚が鈍い、ピリピリする
  • 夜間や早朝に痛みやしびれで目が覚める
  • 親指の付け根(母指球)の筋肉が痩せる
  • 物をつまむ・握る動作がしづらい

初期では「手がむくんでいる」「手袋をしているような感覚」と訴える方も多く、特に夜間や朝起きたときに症状が強く出るのが特徴です。進行すると感覚麻痺が強まり、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

放置するとどうなる?

手根管症候群を放置すると、正中神経への圧迫が進行し、感覚麻痺や筋力低下が慢性化します。特に親指の付け根の筋肉(母指球筋)が萎縮すると、つまむ・握るといった動作が困難になります。 また、症状が進むと神経の回復が難しくなり、治療してもしびれが残ることがあります。そのため、早期の対応が非常に重要です。

日常でできる予防方法

1. 手首の使いすぎを防ぐ

長時間のパソコン・スマホ作業では、こまめに休憩を入れることが大切です。特にキーボード操作中は手首を反らせすぎないよう、リストレスト(手首のクッション)を活用すると良いでしょう。

2. ストレッチと温め

手首や指をやさしく回すストレッチを日常的に行いましょう。 また、夜間にしびれが強い場合は、温めて血流を促すことで神経圧迫が軽減します。蒸しタオルを当てるのも効果的です。

3. 手首の角度を意識する

寝るときに手首を曲げた姿勢のまま眠ると、手根管内の圧力が上昇します。 夜間に症状が出やすい方は、軽く手首を伸ばした状態で固定できるサポーターを使用するのもおすすめです。

4. 姿勢を整える

猫背姿勢は肩や首、腕に余計な負担をかけ、神経の流れを悪くします。背骨や骨盤を整え、上半身の姿勢を改善することで、手首への負担を減らすことができます。

5. 体の冷えを防ぐ

冷えは血流を悪化させ、神経の回復を妨げます。特に冬場やエアコンの効いた環境では、手首を冷やさないよう注意しましょう。

整体・整骨院でのアプローチ

手根管症候群の改善には、単に手首だけを治療するのではなく、「姿勢」「筋肉の緊張」「神経の通り道」をトータルで整えることが大切です。 首や肩、肩甲骨、肘などのバランスを調整することで、神経への圧迫を根本的に減らすことができます。

特に、頚椎や肩の筋緊張を和らげる施術を組み合わせると、腕全体の血流が改善し、手首の回復をサポートできます。手のしびれや夜間痛が続く場合は、早めに専門家の施術を受けましょう。

まとめ

手根管症候群は、放置すればするほど神経へ負担がかかり、回復に時間がかかる病気です。 しかし、早期に正しいケアを行えば、徐々に改善できるケースも多くあります。 「手がしびれる」「朝方に痛みが強い」「細かい作業がしづらい」――こうしたサインを感じたら、まずは首から手首までのバランスを見直すことも大切です。

もしかしたら、あなたの手のしびれや痛みは「手根管症候群」かもしれません。早期に原因を突き止め、根本的な改善を目指しましょう。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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