こむら返りと肉離れの違いについて!!わかりやすく解説

2025年12月6日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、こむら返りでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

「足が急に痛くなった」

「ふくらはぎがズキッとした後、歩くのもつらい」

このような症状が出ると、多くの人が「これってこむら返り?肉離れ?」とわからないケースがあります。

ですが、この2つは原因も症状も、必要な対応もまったく異なります。こむら返りと肉離れを混同すると、間違った対処法で症状が悪化してしまうケースも少なくありません。

この記事では、整体・スポーツ障害に詳しい専門家の視点から「こむら返りと肉離れの違い」を、初めての人でも理解できるように徹底的にわかりやすく解説します。

こむら返りとは?

筋肉の“けいれん”で起こる痛み

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が突然ギュッと過剰に縮まり、自分の意思とは関係なくけいれんを起こすことで発生します。数秒〜数分で強い痛みを伴い、筋肉が硬く盛り上がったように感じるのが特徴です。

こむら返りが起こりやすい状況

  • 寝ている時(明け方)
  • 運動後や脱水時
  • 立ち仕事の後
  • 冷えたとき
  • 妊娠中や更年期

特に明け方に多い理由は、体温低下・水分不足・自律神経の切り替わりなど、筋肉が過緊張しやすい条件がそろうからです。

主な原因

  • 筋肉疲労
  • 水分
  • ミネラル不足
  • 冷えによる血行不良
  • 脱水
  • 下肢の循環不足
  • 足首・骨盤の歪み

等が原因で起こります。

肉離れとは?

筋線維が“損傷”

肉離れは、急激な動作・ストップ動作・ジャンプ動作などで筋肉の線維が部分的に損傷するケガです。スポーツ選手に多く、「ブチッ」「バチン」といった感覚とともに突然強い痛みが走ります。

肉離れが起こりやすい場面

  • ダッシュした瞬間
  • ジャンプの着地
  • 急にターンした時
  • サッカー
  • 陸上・バスケなどの競技中

主な原因

  • 柔軟性不足
  • 筋力不足
  • ウォームアップ不足
  • 疲労蓄積
  • 体幹の弱さ
  • 左右の筋力バランスのずれ

肉離れは筋肉が“伸ばされながら強く収縮”する時に発生し、筋肉の線維が切れるため、正しい治療をしないと再発を繰り返すケースがあります。

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こむら返りと肉離れの違い

症状の現れ方

こむら返り → 数秒〜数分で治まり、筋肉に強い硬直が出る

肉離れ → 動いた時に痛みが走り、歩行・ストレッチで痛みが持続する

痛みの場所と性質

こむら返り → 筋肉全体がつるような痛み

肉離れ → 一点に強い痛み+内出血が出る場合も

患部の状態

こむら返り → 筋肉が硬く張るだけ

肉離れ → 腫れ・内出血・陥凹が出ることも

治るスピード

こむら返り → 当日〜数日で回復

肉離れ → 数週間〜数ヶ月かかる

原因の性質

こむら返り → 神経系・血流・水分不足などが要因

肉離れ → 筋繊維の損傷によるケガ

簡単な見分け方

・歩ける → こむら返りを疑う

・歩くと痛い、着地すると痛い → 肉離れの可能性あり

・押すと“一点だけ”痛い → 肉離れの可能性

・筋肉全体がピクピクする → こむら返りに多い

こむら返りの対処法(その場でできる応急処置)

1. ゆっくりストレッチする

痛みが落ち着くまでふくらはぎをゆっくり伸ばす。急に伸ばすと悪化するため注意。

2. 温める

温めることで血流が改善し、筋肉の緊張が緩和されます。

3. 水分を少量ずつ補給

特に運動後や寝る前の軽い水分補給は効果的です。

4. マッサージで軽く緩める

強く押すと逆効果なので、軽くさする程度でOK。

肉離れの対処法(間違えてはいけないポイント)

1. 絶対に伸ばさない

肉離れ初期は筋繊維が切れている状態。ストレッチは悪化の原因になります。

2. RICE処置が基本

・Rest(安静) ・Ice(冷却) ・Compression(圧迫) ・Elevation(挙上)

3. 歩行は最小限に

痛みをガマンして歩くと、損傷が広がり治癒が遅れるため要注意。

4. 内出血が出ている時期は温め禁止

炎症が強い時期に温めると腫れが悪化します。

放置するとどうなる?

こむら返り

  • 睡眠の質が低下
  • 慢性的に足がつりやすくなる
  • むくみ・冷えの悪化
  • 足首や骨盤の歪み

特に週に数回起こる場合は、明確な体の不調(姿勢・血行・ミネラル不足)が隠れています。

肉離れ

  • 筋肉が硬くなり再発しやすくなる
  • スポーツパフォーマンスの低下
  • 損傷部分が瘢痕化し柔軟性が戻らない
  • 歩行や立ち仕事に影響が出る

肉離れを放置するのが最も危険で、治療期間が長引くケースも見られます。

再発を防ぐには?

骨盤・足首の歪みを整える

こむら返り・肉離れどちらにも共通して言えるのが「下肢のアライメント」が重要ということ。足首が硬い・骨盤が傾いているなどの歪みがあると、ふくらはぎに過剰な負担がかかり、再発リスクが高まります。

柔軟性と筋力のバランスを整える

太もも裏(ハムストリングス)、ふくらはぎ、臀部の柔軟性は必須。特に肉離れ経験者は筋膜が硬くなりやすいため、定期的にケアが必要です。

ふくらはぎの血流改善

むくみ・冷え・循環不良はこむら返りを誘発します。ふくらはぎポンプ機能を高めるケアが効果的です。

まとめ

こむら返りと肉離れは“症状が似ていてもまったく別物”です。

  • こむら返り → 一時的な筋肉のけいれん
  • 肉離れ → 筋繊維の損傷というケガ

症状の出かた・応急処置・必要な治療がすべて異なるため、正しく判断することがとても重要です。もし、

  • 痛みが数日続く
  • 歩くと痛みが増す
  • 内出血がある
  • 押すと一点だけ痛い

このような場合は肉離れの可能性が高く、早期の専門的ケアが必要です。

逆に、

  • 夜寝ている時だけつる
  • すぐ治るが頻繁に起こる

こういった場合は、血行・姿勢・ミネラル不足が関係しています。

いずれの場合でも、「足の痛み」を軽視すると慢性化し、日常生活に影響することもあります。気になる症状があれば早めのケアをおすすめします。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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