大人になって発症する“変性側弯症”についてわかりやすく解説!!
2025年11月10日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、側弯症でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
大人になって発症する“変性側弯症”について
「最近、背中や腰が傾いてきた気がする」「長時間立つと腰が痛い」「鏡を見ると体がねじれて見える」
こうした症状がある方は、加齢に伴って起こる変性側弯症の可能性があります。
側弯症というと子どもの成長期に発症するイメージが強いですが、大人になってから背骨が歪んでいくケースも少なくありません。
本記事では、変性側弯症の原因・症状・放置のリスク、そして整体的なアプローチについて詳しく解説します。
1. 変性側弯症とは?
変性側弯症とは、加齢により背骨や椎間板、筋肉・靭帯が変性し、背骨が左右に傾いたりねじれたりする状態をいいます。 思春期に発症する「特発性側弯症」とは異なり、大人になってから発症・進行するのが特徴です。
中高年以降に多く見られ、男女ともに発症しますが、骨粗しょう症の影響を受けやすい女性に多く見られます。
特に閉経後の女性はホルモンバランスの変化により骨量が低下し、背骨の変形リスクが高まります。
2. 主な原因について
変性側弯症は「加齢による構造変化」と「姿勢・生活習慣」が重なることで起こります。以下が代表的な要因です。
椎間板の変性
椎間板が潰れてクッション性が失われると、背骨のバランスが崩れ片側に傾きやすくなります。
椎体や関節の変形
骨の変形(骨棘)や関節のすべり(すべり症)により、脊柱全体がねじれます。
筋力低下
体幹筋が弱くなることで背骨を支えられなくなり、重力に負けて傾きが進行します。
骨粗しょう症
骨密度が低下すると、背骨が潰れて「くの字」に曲がる変形が起こりやすくなります。
姿勢習慣
猫背や反り腰、長時間のデスクワーク姿勢も背骨の変形を助長します。
3. 代表的な症状
変性側弯症は、最初のうちは「少し姿勢が傾いている」程度に感じることが多いですが、進行とともに以下のような症状が現れます。
- 腰や背中の慢性的な痛み
- 左右どちらかの腰・お尻に張り感がある
- 片足にしびれや痛み(坐骨神経痛)
- 体の傾きにより長時間立っていられない
- 歩行中のふらつきやバランス不良
- 見た目で肩や骨盤の高さが違う
痛みの主な原因は、背骨の歪みにより神経が圧迫されることや、片側の筋肉に過剰な負担がかかることにあります。
4. 放置するとどうなる?
変性側弯症を放置すると、背骨の変形がさらに進行し、次第に以下のような問題が起こります。
- 神経圧迫によるしびれ・歩行障害
- 脊柱管狭窄症やすべり症の併発
- 呼吸が浅くなり、疲れやすくなる
- 腰痛や肩こりが慢性化
- バランスの悪化による転倒リスク増加
一度変形した骨は自然には戻らないため、「少し歪んでいるかも」と感じた時点で早めに対処することが大切です。
5. 整体的アプローチ
変性側弯症は加齢による変化が関与しているため、完全に「元に戻す」ことは難しい場合もあります。しかし、適切な整体アプローチにより痛みの軽減や進行の抑制、生活の質の向上が期待できます。
- 骨格バランスの調整: 骨盤・背骨の歪みを整え、筋肉の左右差を減らします。
- 筋膜リリース: 硬くなった背部・腰部の筋膜を緩め、可動域を改善します。
- 体幹トレーニング: 腹横筋・多裂筋などのインナーマッスルを鍛え、背骨を支える力を高めます。
- 姿勢指導: 日常生活での立ち方・座り方・寝方を見直すことで再発を防ぎます。
6. 自宅でできる予防・改善のポイント
- 姿勢を意識する: 背筋を伸ばし、骨盤を立てた座り方を習慣化。
- 歩行を増やす: 軽いウォーキングは背筋や骨盤周囲の筋肉を刺激し、血流改善にも効果的です。
- ストレッチ: 背中・太もも・お尻のストレッチで柔軟性を維持。
- 筋力維持: お腹・お尻・太ももを中心に筋トレを行い、姿勢保持力を高めます。
- 睡眠環境の見直し: 硬すぎず柔らかすぎないマットレスで背骨を支えることも重要です。
7. 変性側弯症の治療の選択肢
病院では、症状の程度に応じて以下の治療法が検討されます。
- 保存療法: 薬物療法(痛み止めや筋弛緩薬)、理学療法(リハビリ)、装具療法など。
- 手術療法: 重度の神経圧迫や日常生活が困難な場合、脊椎固定術などが行われることもあります。
しかし、症状によっては整体や運動療法によって十分に改善が見込めます。重要なのは「悪化を防ぐための継続的ケア」です。
8. まとめ
大人になってから発症する変性側弯症は、加齢とともに進行するため「姿勢の衰え」と勘違いされやすい疾患です。 しかし、早期に対策を取ることで進行を抑え、痛みや不調を大幅に軽減できます。
背中や腰の傾き、左右の肩の高さの違い、慢性的な腰痛がある方は、ぜひ一度専門家にご相談ください。 骨格の歪みを整え、体幹の安定を取り戻すことが、健康な背骨を保つ第一歩です。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







