肩こりにマッサージガンは効果的?やってよいケースとダメなケースについて

2025年11月9日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、肩こりでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

肩こりにマッサージガンは本当に効く?

近年、筋膜リリースやセルフケアの流行により「マッサージガン」を使用する人が急増しています。ボタンひとつで手軽に振動刺激を与えられるため、肩こりや首こり、筋肉疲労のケアとして人気を集めています。

しかし、正しい使い方を理解せずに使うと、逆に筋肉や神経を痛めるリスクがあることをご存じでしょうか。本記事では、肩こりにマッサージガンが効果的なケースと、やってはいけない注意点を専門的に解説します。

マッサージガンの仕組み

マッサージガンは高速振動により筋肉や筋膜を刺激し、血流を促進することで筋緊張を和らげる電動マッサージ機です。筋膜とは筋肉を包む膜状の組織で、ストレスや姿勢不良で硬くなると痛みや可動域の制限を引き起こします。

マッサージガンはこの筋膜に微細な振動を与えることで、「こわばった筋肉を緩め、血流を改善する」効果が期待できます。

また、深部まで届く振動によって乳酸などの疲労物質を流しやすくする働きもあり、運動後のケアにも利用されています。

ただし、すべての肩こりに有効とは限らず、原因を見極めて使うことが重要です。

肩こりにマッサージガンが効果的なケース

1. 筋肉性の肩こり

長時間のデスクワークやスマホ操作で肩周囲の筋肉が硬くなっている場合、マッサージガンは効果的です。特に僧帽筋・肩甲挙筋・大円筋などをやさしく刺激することで、血流が改善し、肩の重だるさや緊張が軽減します。

2. 運動後の筋肉疲労

トレーニング後やスポーツ後に肩の筋肉が張っているときは、マッサージガンでのケアが疲労回復を助けます。筋肉に溜まった乳酸を流し、柔軟性を取り戻す効果が期待できます。ただし、使用は運動後2〜3時間以降、体が落ち着いた状態で行いましょう。

3. 血行不良が原因の肩こり

冷えや姿勢不良などで血流が滞っている場合も、マッサージガンは有効です。振動による温熱効果で筋肉が温まり、末梢循環が改善されます。冷え性の方や、肩が「じんわり重い」と感じるタイプには向いています。

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マッサージガンを使ってはいけないケース

1. 神経痛やヘルニアが原因の肩こり

頚椎ヘルニアや神経の圧迫がある場合、マッサージガンの振動が神経に刺激を与え、痛みを悪化させることがあります。特に首の後ろ(後頭下筋群)や鎖骨付近の使用は注意が必要です。強く押し当てると神経損傷やしびれを引き起こすリスクがあります。

2. 炎症や外傷がある場合

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)や筋肉の炎症があるときにマッサージガンを使用すると、炎症が拡大して痛みが増します。「熱感」「腫れ」「ズキズキとした痛み」がある場合は絶対に避け、安静やアイシングを優先してください。

3. 骨格の歪みが強い場合

骨格の歪みや姿勢の崩れが原因の肩こりでは、マッサージガンだけでは改善できません。筋肉を一時的に緩めても、骨格のバランスが崩れていればすぐに再発します。このタイプの方は、整体やカイロプラクティックで骨格矯正を併用することが効果的です。

4. 首や肩に強いしびれがある場合

首から肩、腕にかけて「ビリビリ」「ズーン」とした神経症状があるときは、頚椎由来の神経圧迫の可能性があります。マッサージガンの使用は控え、整形外科や専門施術院で原因を明確にすることが大切です。

正しいマッサージガンの使い方

1. 弱い圧で短時間

1箇所につき10〜20秒ほど、軽く当てる程度で十分です。強い圧で長時間使用すると、筋肉や毛細血管を傷つけることがあります。

2. 骨の上は避ける

肩甲骨や鎖骨、背骨の上は直接当てないようにします。筋肉が厚い部位(肩の外側・背中上部)を中心に使用するのがポイントです。

3. 入浴後やストレッチ後に行う

筋肉が温まっている状態で使うと、血流促進効果が高まります。冷えた状態で使用すると逆効果になることがあるため注意しましょう。

マッサージガンと整体の併用

慢性的な肩こりの多くは、首の歪みや姿勢の崩れが根本原因です。マッサージガンで筋肉を緩めるだけでは一時的な効果にとどまりますが、整体院などで頚椎や背骨のバランスを整えることで、筋肉への負担を根本から減らすことが可能です。

特にデスクワークが多い方は、定期的に姿勢や骨格の状態をチェックすることをおすすめします。

まとめ:正しく使えばマッサージガンは効果的

マッサージガンは、使い方を誤らなければ肩こりに効果的です。しかし、痛みの原因が「筋肉」ではなく「神経・骨格」にある場合は逆効果となることもあるので注意が必要です。

正しい知識と適切な使い方を身につけ、自分の体の状態を見極めながら取り入れることが大切です。症状が長引く場合は、自己判断せず専門家に相談し、根本的な原因にアプローチすることをおすすめします。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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